Matzocoatl「毒蛇だって知ってただろ？」

自分が通っていた芸大の当時のキャッチコピーが、

「アートは勇気だ！」だった。



最初は全く気にした事も無かったのだけど、

何かの講義で「アートは勇気だ！」について触れていて、

確かに芸術について考えた時に

アートと勇気はイコールとも言える様な気がしてきた。


本当に好きなものややりたいことなどの内側から溢れるものを

外に出すと言うか誰かに伝えるのは勇気がいる事だ。


ニーチェの本を読んだ時に、

芸術がいかに人生に大切かという事を考えて、

なるほど「勇気」か…と。


勇気って言うとなんか凄そうな気がするけど、

単純に自分の好きな事を好きって言ったり、

やりたいことをやるって事なんだけど。


この歳になってやりたい事ってなんだろう、

なんてそんな悩みは無いんだけど、

やっぱりその中でもやる事は限られてきたなあ。

時間もお金も限られてきた中から優先順位を決めてる事があると、

もっと若い時にやっておけばなと思う事も無くはない。


いつからでも始められるし出来るのだけど、

やりたいこととか楽しい事なんて溢れすぎてるからなあ。


やることを決めるってのは同時にやらない事も決める訳で、

映画を観ながら画を描くわけにもいかない。

そういう意味でも選択するには勇気がいるのかも。

なぜ脳はアートがわかるのか ―現代美術史から学ぶ脳科学入門―