2010年01月24日
建築確認の審査手続きを簡素化し、着工増を狙う国土交通省
昨日の、朝日新聞の1面トップに記載されていました。この件について少しコメントしてみようと思います。
国土交通省は22日にマンションやビルの建物の着工前に必要な建築確認の審査手続きを、6月から大幅に簡素化すると発表した。
今まで、平均で70日程度かかっている現行の審査期間の半減を目指すとの事。
→ 構造計算書が偽造された耐震強度が不足したマンションやホテルが問題になった2005年の耐震偽装事件の件で、翌2006年に建築基準法が改正され審査手続きが厳しくなり、審査機関が長くなった。
→ 2006年の夏以降、建築確認の認可を得るまでの所要期間が大幅に増えた影響で、着工戸数が減るなど建設業界的には大きな影響があり、官製不況などとも当時は言われていて、マンション業界も少なからず影響を受けていました。
→ 着工後の設計変更や計画変更などは、それまで有る程度許容されていたものなどが、簡単な手続きだけでは認められなくなり、計画変更の手続き(図面など作成のうえ)が必要になるケースも増えました。
→ 2009年の住宅着工戸数は100万戸を割り込む見通しのようで、2006年は129万戸もありましたので、大幅に減少してきています。(不況の影響なのか?)
※政府(=国土交通省?)は、建築確認の審査などの簡素化で、住宅市場の活性化を狙っているのではないかと朝日新聞では分析してました。
経済状況がなかなか好転せず、最近では政治も不安定な要素もあり、有効な政策が迅速に打ち出せていない感もありますが、建設・不動産業界はここのところ暫く厳しい状況下にありましたので、少しは明るいニュースであったかもしれません。
今後の景気回復の為にも、金融機関(特にメガバンクなど)が、建物を建てようようとする不動産会社などに事業資金を融資する姿勢に舵を切れば、もう少し着工戸数も実質的には増加してくるのではないでしょうか?
但し、政策に頼るだけでは不十分なので、建設会社や不動産会社においては、自助努力も必要不可欠ですが。
マンション購入を検討されている方にとっては、選択肢が多い方がよいですからね。
以上
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国土交通省は22日にマンションやビルの建物の着工前に必要な建築確認の審査手続きを、6月から大幅に簡素化すると発表した。
今まで、平均で70日程度かかっている現行の審査期間の半減を目指すとの事。
→ 構造計算書が偽造された耐震強度が不足したマンションやホテルが問題になった2005年の耐震偽装事件の件で、翌2006年に建築基準法が改正され審査手続きが厳しくなり、審査機関が長くなった。
→ 2006年の夏以降、建築確認の認可を得るまでの所要期間が大幅に増えた影響で、着工戸数が減るなど建設業界的には大きな影響があり、官製不況などとも当時は言われていて、マンション業界も少なからず影響を受けていました。
→ 着工後の設計変更や計画変更などは、それまで有る程度許容されていたものなどが、簡単な手続きだけでは認められなくなり、計画変更の手続き(図面など作成のうえ)が必要になるケースも増えました。
→ 2009年の住宅着工戸数は100万戸を割り込む見通しのようで、2006年は129万戸もありましたので、大幅に減少してきています。(不況の影響なのか?)
※政府(=国土交通省?)は、建築確認の審査などの簡素化で、住宅市場の活性化を狙っているのではないかと朝日新聞では分析してました。
経済状況がなかなか好転せず、最近では政治も不安定な要素もあり、有効な政策が迅速に打ち出せていない感もありますが、建設・不動産業界はここのところ暫く厳しい状況下にありましたので、少しは明るいニュースであったかもしれません。
今後の景気回復の為にも、金融機関(特にメガバンクなど)が、建物を建てようようとする不動産会社などに事業資金を融資する姿勢に舵を切れば、もう少し着工戸数も実質的には増加してくるのではないでしょうか?
但し、政策に頼るだけでは不十分なので、建設会社や不動産会社においては、自助努力も必要不可欠ですが。
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