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2018年03月30日
あなたはお酒と上手く付き合っていますか?
皆さんこんにちは。
桃の助です
突然ですが、あなたはお酒は好きですか?
適度な量なら「百薬の長」というくらいだから大丈夫!と自分に言い聞かせて沢山の量を飲んでいませんか?
お酒をよく飲む方には特に読んでほしいと思います。
このページでは、お酒による体への影響をお話ししたいと思います。
「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」は、1日当たりの純アルコール摂取量が男性で40g以上、女性で20g以上となっています。
分かりやすくそれぞれのお酒の種類で言うと、
に相当します。
つまり、ビールを1日500mlの缶を2本飲む方は生活習慣病になるリスクが増しているという訳です。
また、男性の1日当たりの摂取量は毎年さほど変化はないようですが、女性は年々1日当たりの摂取量が増えているらしいです。
お酒の飲み過ぎは、臓器に悪影響を与えます。
体内に入ったお酒の約90%は肝臓で分解されています。
私たちが酔っていい気分になっている時でも、肝臓は黙って働き続けています。
しかし、ガマン強い臓器といわれている肝臓も、絶えずお酒の処理に追われていると、働きが悪くなるのも当然。
アルコール依存症の合併症として、約8割の人に何らかの臓器障害が認められると言われており、その中で肝臓障害が最も多くみられます。
過度の飲酒による肝臓障害には、 以下の症状があり、この順に症状が重くなっていきます。
・脂肪肝
・アルコール性肝炎
・肝硬変
・肝がん
(アルコール以外の要因による場合もあります。)
肝細胞内に中性脂肪が多量にたまり、肝臓全体がはれて大きくなった状態のことをいいます。
アルコールの作用によって、脂肪の分解が抑制され、かつ中性脂肪の原料になる脂肪酸の合成が高まるためにおこります。
一日60g以上をコンスタントに飲んでいるような人がなります。
ビールで考えると、500mlの缶を3本以上飲んでいる人が当てはまります。
脂肪肝の状態が5年以上続き、かつ大量の飲酒を繰り返していると、肝細胞が炎症を起し壊されてしまいます。
これをアルコール性肝炎といいます。
肝臓が腫れて大きくなるとともに、吐き気、発熱、嘔吐、腹痛などの症状が現れます。
アルコール性肝炎の状態で飲酒を続けると、5年〜15年で肝硬変になります。
これは肝細胞が破壊された部分を自己修復しようとするときに生じた繊維(傷)がそのまま増加していってしまうためにおこり、肝臓全体が小さく硬くなっていきます。
肝がんには、肝硬変から症状が進んでなる原発性肝がんと、他の臓器からがんが転移してきてなる転移性肝がんがあります。
原発性肝がんは、B型およびC型肝炎ウイルスによるものが多く、アルコール性のものは少ないです。
お酒は、「依存性」のある物質“アルコール”を含む飲み物です。
「依存性」とは、その物質が人に再び物質体験をしたいという欲求を脳の中に起こさせる性質を言います。
同じ量であっても、物質体験を繰り返すことにより、その欲求は次第に大きくなっていきます。
大きくなった欲求は、お酒では、飲酒を続けるための様々な工夫や努力といった行動に現れます。
この行動を「探索行動」と呼び、この行動が起こることを「精神依存」があると言います。
初期の精神依存に見られるのは、飲酒の言い訳や理由付け(医師の禁酒の指示に対して勝手な理由を付けて飲酒する)などです。
これが繰り返され、探索行動が高度になると、仕事中など、飲んではいけない状況をかいくぐって飲酒する(隠れ酒)とか、飲酒のために嘘をついたり、家族を脅かしたり、暴言・暴行といった粗暴な行為に出たりします。
「止めるからかえって飲みたくなる」などと家族の制止を逆手にとって飲酒の口実にしたり、子供の貯金箱を壊して飲み代にしてしまったりするのも、精神依存が高度になったときの探索行動です。
アルコール依存症の病勢が進むと、本人ばかりか家族をも不幸に巻き込み、職場や地域にも様々な不都合を引き起こします。
場合によっては生命を脅かすことにもなりかねません。
探索行動が軽いうちにアルコール依存症に気付くことが大切です。
人々の飲酒パターンは下図のように四つに分類できます。
「機会飲酒」や適量の「習慣性飲酒」は正常な飲酒状態と言えますが、1回に飲む量が少量であっても、1日に何回も飲むようになると、病的飲酒パターンであり「依存症」とみなされます。
酒量も上がり、のべつ幕なしに飲む、いわゆる「連続飲酒」は、アルコール依存症の終末状態です。
お酒を飲むタイプを自己判定し(あるいは周囲の人が判断し)、C・D型(24時間以上体内にアルコールが滞留する状態)への移行を防ぎ、「正常域」を保つように注意する必要があります。
・脳萎縮
・認知症
・記憶障害
・うつ病
・幻覚、妄想
・口腔がん、食道がん、大腸がん、肝がん
・心不全
・不整脈
・急性、慢性膵炎
などが症状として現れます。
アルコール依存症は、いわゆる「アル中」のイメージが強く、“意志や性格の弱い人”、あるいは“生活のだらしない人”がかかるものと思われがちです。
しかし、こうした誤った認識が治療の機会を遅らせ、症状を進める要因になっています。
アルコール依存症は脳の仕組みに関係する「病気」であり、お酒の飲み方を誤ると誰にでも起こりうるものであることを理解することが、予防や治療の大切な第一歩です。
そして適切な治療を受けることで回復できるのですから、病院や保健所などへ早めに相談することが、家族や職場を巻き込んだ悲劇を防ぐことにつながります。
いかがだったでしょうか?
適度な量であれば百薬の長と言われるお酒ですが、過剰摂取してしまうと様々な病気のリスクファクターとなりえます。
お酒が好きで毎日飲んでいる方は、1日1杯までと決めてお酒と上手く付き合っていきましょうね。
それではまた。
桃の助でした
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桃の助です
突然ですが、あなたはお酒は好きですか?
適度な量なら「百薬の長」というくらいだから大丈夫!と自分に言い聞かせて沢山の量を飲んでいませんか?
お酒をよく飲む方には特に読んでほしいと思います。
このページでは、お酒による体への影響をお話ししたいと思います。
生活習慣病と飲酒量
「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」は、1日当たりの純アルコール摂取量が男性で40g以上、女性で20g以上となっています。
分かりやすくそれぞれのお酒の種類で言うと、
清酒1合(180ml) ビール・発泡酒中瓶1本(約 500ml) 焼酎20度(135ml) 焼酎25度(110ml) 焼酎30度(80ml) チューハイ7度(350ml) ウィスキーダブル1杯(60ml) ワイン2杯(240ml) |
に相当します。
つまり、ビールを1日500mlの缶を2本飲む方は生活習慣病になるリスクが増しているという訳です。
また、男性の1日当たりの摂取量は毎年さほど変化はないようですが、女性は年々1日当たりの摂取量が増えているらしいです。
多量飲酒と生活習慣病
お酒の飲み過ぎは、臓器に悪影響を与えます。
体内に入ったお酒の約90%は肝臓で分解されています。
私たちが酔っていい気分になっている時でも、肝臓は黙って働き続けています。
しかし、ガマン強い臓器といわれている肝臓も、絶えずお酒の処理に追われていると、働きが悪くなるのも当然。
アルコール依存症の合併症として、約8割の人に何らかの臓器障害が認められると言われており、その中で肝臓障害が最も多くみられます。
過度の飲酒による肝臓障害には、 以下の症状があり、この順に症状が重くなっていきます。
・脂肪肝
・アルコール性肝炎
・肝硬変
・肝がん
(アルコール以外の要因による場合もあります。)
脂肪肝
肝細胞内に中性脂肪が多量にたまり、肝臓全体がはれて大きくなった状態のことをいいます。
アルコールの作用によって、脂肪の分解が抑制され、かつ中性脂肪の原料になる脂肪酸の合成が高まるためにおこります。
一日60g以上をコンスタントに飲んでいるような人がなります。
ビールで考えると、500mlの缶を3本以上飲んでいる人が当てはまります。
アルコール性肝炎
脂肪肝の状態が5年以上続き、かつ大量の飲酒を繰り返していると、肝細胞が炎症を起し壊されてしまいます。
これをアルコール性肝炎といいます。
肝臓が腫れて大きくなるとともに、吐き気、発熱、嘔吐、腹痛などの症状が現れます。
肝硬変
アルコール性肝炎の状態で飲酒を続けると、5年〜15年で肝硬変になります。
これは肝細胞が破壊された部分を自己修復しようとするときに生じた繊維(傷)がそのまま増加していってしまうためにおこり、肝臓全体が小さく硬くなっていきます。
肝がん
肝がんには、肝硬変から症状が進んでなる原発性肝がんと、他の臓器からがんが転移してきてなる転移性肝がんがあります。
原発性肝がんは、B型およびC型肝炎ウイルスによるものが多く、アルコール性のものは少ないです。
アルコール依存症の症状
お酒は、「依存性」のある物質“アルコール”を含む飲み物です。
「依存性」とは、その物質が人に再び物質体験をしたいという欲求を脳の中に起こさせる性質を言います。
同じ量であっても、物質体験を繰り返すことにより、その欲求は次第に大きくなっていきます。
大きくなった欲求は、お酒では、飲酒を続けるための様々な工夫や努力といった行動に現れます。
この行動を「探索行動」と呼び、この行動が起こることを「精神依存」があると言います。
初期の精神依存に見られるのは、飲酒の言い訳や理由付け(医師の禁酒の指示に対して勝手な理由を付けて飲酒する)などです。
これが繰り返され、探索行動が高度になると、仕事中など、飲んではいけない状況をかいくぐって飲酒する(隠れ酒)とか、飲酒のために嘘をついたり、家族を脅かしたり、暴言・暴行といった粗暴な行為に出たりします。
「止めるからかえって飲みたくなる」などと家族の制止を逆手にとって飲酒の口実にしたり、子供の貯金箱を壊して飲み代にしてしまったりするのも、精神依存が高度になったときの探索行動です。
アルコール依存症の病勢が進むと、本人ばかりか家族をも不幸に巻き込み、職場や地域にも様々な不都合を引き起こします。
場合によっては生命を脅かすことにもなりかねません。
探索行動が軽いうちにアルコール依存症に気付くことが大切です。
飲酒状態の自己診断法
人々の飲酒パターンは下図のように四つに分類できます。
「機会飲酒」や適量の「習慣性飲酒」は正常な飲酒状態と言えますが、1回に飲む量が少量であっても、1日に何回も飲むようになると、病的飲酒パターンであり「依存症」とみなされます。
酒量も上がり、のべつ幕なしに飲む、いわゆる「連続飲酒」は、アルコール依存症の終末状態です。
お酒を飲むタイプを自己判定し(あるいは周囲の人が判断し)、C・D型(24時間以上体内にアルコールが滞留する状態)への移行を防ぎ、「正常域」を保つように注意する必要があります。
アルコールによるその他の病気
・脳萎縮
・認知症
・記憶障害
・うつ病
・幻覚、妄想
・口腔がん、食道がん、大腸がん、肝がん
・心不全
・不整脈
・急性、慢性膵炎
などが症状として現れます。
早期発見と治療法
アルコール依存症は、いわゆる「アル中」のイメージが強く、“意志や性格の弱い人”、あるいは“生活のだらしない人”がかかるものと思われがちです。
しかし、こうした誤った認識が治療の機会を遅らせ、症状を進める要因になっています。
アルコール依存症は脳の仕組みに関係する「病気」であり、お酒の飲み方を誤ると誰にでも起こりうるものであることを理解することが、予防や治療の大切な第一歩です。
そして適切な治療を受けることで回復できるのですから、病院や保健所などへ早めに相談することが、家族や職場を巻き込んだ悲劇を防ぐことにつながります。
いかがだったでしょうか?
適度な量であれば百薬の長と言われるお酒ですが、過剰摂取してしまうと様々な病気のリスクファクターとなりえます。
お酒が好きで毎日飲んでいる方は、1日1杯までと決めてお酒と上手く付き合っていきましょうね。
それではまた。
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