2016年02月21日
約束を守れないアスペ嫁。家族が受け止めるヒント。(その3)
約束を守れないアスペ嫁。家族が受け止めるヒント。(その1)
約束を守れないアスペ嫁。家族が受け止めるヒント。(その2)
からの続きです。
約束を守れない?そんな奴は社会から排除しろ!という人もいるでしょう。
ただ現実的にはあなたが知らないだけで結構いるんですよ。アスペ嫁からすれば、
特に反社会的な行動をして世の中の人を困らせようとかはないんです。
反社会性パーソナリティー障害というものがあります。彼らはその名の通り、
反社会的なことを何のためらいもなく出来てしまうサイコパスなんて呼ばれ方もします。
約束をも守れないというか、反社会性の場合は、好んで約束を破るのかもしれません。
こういったものと、アスペ受動型の嫁は似てはいるものの全く別の話になるのです。
アスペ嫁に関しては、約束を破ってやろう!とか困らせようと言うより、その瞬間に
自分の脳が約束を忘れていたり、違うことに気が行ってしまっていたりということで
結果的に約束が守れなくなるということなんです。
とはいっても、結果的に約束やルールを破られる側からすれば、落胆、落胆、落胆の連続ですから、
本当にカサンドラ愛情剥奪症候群になってしまうと言うのも仕方が無いことなのではと思います。
約束は守って当たり前、ルールは守るのが当然という発想は、社会が生み出したものです。
しかし、万人がそれを理解して行動に移せるかというとそういうわけでもないことは認知が
必要なのかもしれませんね。なんだかそう考えると世の中怖いですわ^^
B【︎本人の行動や発言には、基本的に悪意はない。】
人間は失敗をすると、自然に学習して同じ失敗をしないような行動を取ろうとします。
この行動に移るには、まず自分が悪い選択をしたとか、
良くなかったという自覚が必要です。自分で受け止めた上で、原因を追求し、
改善行動へと思考をステップアップしていくわけです。
これが社会一般的な大人のマナーみたいに思っている人の割合が圧倒的に多いので、
アスペの空気が読めない発言や行動は、自分勝手で失礼とう印象を与えてしまい、
馬鹿じゃないの?なに考えてんたか。などと人間性を疑われる結果となります。
じゃあ改善行動すればよいじゃん?となるわけですが、アスペ嫁の場合おおいのは、
自分はそういうつもりでいったんじゃない。悪口のつもりで、傷つけるつもりでいったんじゃない!
という根底的な自負があります。
私は悪いと思っていないのにどうして謝るの?という論理。
だから、仮にその場で謝させられたとしても、むしろ不本意で
自分の行動を改めるなんてことにはなりません。
さらにいえば、仮に本当に悪いと思って反省してくれたとしても、
瞬間的に理解しただけで、また同じことをするということもあります。
こう見ると、どちらでも結果がみられないため、周りから非難されたり
注意も多く発達障害の人は自己肯定感を低下させていくと言われています。
もともとできないのに、うつなどの二次障害になると余計にできなくなる悪循環ループです。
こういう人を支えているパートナーも疲弊と困憊で
カサンドラ愛情剥奪症候群気味になり、抑うつ状態になることも珍しいことではありません。
ここまでなってしまうと、いくら自分の力でなんとかしようとしてもどうにもなるものでもありません。
夫婦揃って心療内科や精神科へ通院するのは気がひけるかもしれませんが、
周りの力も借りると言う選択肢も持っていたいです。
約束を守れない人との生活は、落胆と憎悪の繰り返しです。
世間一般の約束を守るということもできないのか。
というなんとも言えない心境が積み重なり怒りや憎しみがこみ上げてくるでしょう。
サポートしている側の問題点としては、発達障害だけどそのぐらいわかってくれるだろうと期待をしてしまうことです。
約束をどうやって守らせるか?を考えすぎるより、約束を守らなかったときを考えておいたほうが気持ちが楽です。だって守れないときのほうがおおいのですから。
そして、約束やルールで縛り付けることよりも、別枠で考えるという意識を持った方が
こちらの気が楽なのかも知れません。守れないことをこれからも同じ屋根の下で、
守れない度に血圧を上げてしまうのは、お互いの健康にもよくありません。
守れなくてもいいやぐらいにして、守れなかったら嫌な気持ちになる前に、ペナルティを課しておくとか、
守れなくても大勢に影響ないように心の準備、環境の準備、物理的な準備をしておくといいです。
例えば、時間の約束が守れない発達障害の人なんかは何度怒られて治りません。
遅刻の理由を考えるのには時間を割きますが、反省して遅刻の原因がなんなのかを自問しません。
基本的にこんなパートナーであっても私たちは大いに普通の夫や妻であることを
期待してかなりあてにしているところがあるんです。
自分のパートナーですから多少は期待しても良いじゃない!と思いますが、もちろん思っても良いです。
でも、出来ないことに期待をして落胆して怒ってイライラして子供に当たることを毎日続けることは
これは自分にとっても、周りにとっても良い結果を招かないことは想像できるでしょう。
満たされないのは、自分側にも問題があるのかもしれないという意識を持ち始めたとき、
物事の見る目線というのが今よりも一歩進んでみえてくるかもしれません。
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約束を守れないアスペ嫁。家族が受け止めるヒント。(その2)
からの続きです。
約束を守れない?そんな奴は社会から排除しろ!という人もいるでしょう。
ただ現実的にはあなたが知らないだけで結構いるんですよ。アスペ嫁からすれば、
特に反社会的な行動をして世の中の人を困らせようとかはないんです。
反社会性パーソナリティー障害というものがあります。彼らはその名の通り、
反社会的なことを何のためらいもなく出来てしまうサイコパスなんて呼ばれ方もします。
約束をも守れないというか、反社会性の場合は、好んで約束を破るのかもしれません。
こういったものと、アスペ受動型の嫁は似てはいるものの全く別の話になるのです。
アスペ嫁に関しては、約束を破ってやろう!とか困らせようと言うより、その瞬間に
自分の脳が約束を忘れていたり、違うことに気が行ってしまっていたりということで
結果的に約束が守れなくなるということなんです。
とはいっても、結果的に約束やルールを破られる側からすれば、落胆、落胆、落胆の連続ですから、
本当にカサンドラ愛情剥奪症候群になってしまうと言うのも仕方が無いことなのではと思います。
約束は守って当たり前、ルールは守るのが当然という発想は、社会が生み出したものです。
しかし、万人がそれを理解して行動に移せるかというとそういうわけでもないことは認知が
必要なのかもしれませんね。なんだかそう考えると世の中怖いですわ^^
B【︎本人の行動や発言には、基本的に悪意はない。】
人間は失敗をすると、自然に学習して同じ失敗をしないような行動を取ろうとします。
この行動に移るには、まず自分が悪い選択をしたとか、
良くなかったという自覚が必要です。自分で受け止めた上で、原因を追求し、
改善行動へと思考をステップアップしていくわけです。
これが社会一般的な大人のマナーみたいに思っている人の割合が圧倒的に多いので、
アスペの空気が読めない発言や行動は、自分勝手で失礼とう印象を与えてしまい、
馬鹿じゃないの?なに考えてんたか。などと人間性を疑われる結果となります。
じゃあ改善行動すればよいじゃん?となるわけですが、アスペ嫁の場合おおいのは、
自分はそういうつもりでいったんじゃない。悪口のつもりで、傷つけるつもりでいったんじゃない!
という根底的な自負があります。
私は悪いと思っていないのにどうして謝るの?という論理。
だから、仮にその場で謝させられたとしても、むしろ不本意で
自分の行動を改めるなんてことにはなりません。
さらにいえば、仮に本当に悪いと思って反省してくれたとしても、
瞬間的に理解しただけで、また同じことをするということもあります。
こう見ると、どちらでも結果がみられないため、周りから非難されたり
注意も多く発達障害の人は自己肯定感を低下させていくと言われています。
もともとできないのに、うつなどの二次障害になると余計にできなくなる悪循環ループです。
こういう人を支えているパートナーも疲弊と困憊で
カサンドラ愛情剥奪症候群気味になり、抑うつ状態になることも珍しいことではありません。
ここまでなってしまうと、いくら自分の力でなんとかしようとしてもどうにもなるものでもありません。
夫婦揃って心療内科や精神科へ通院するのは気がひけるかもしれませんが、
周りの力も借りると言う選択肢も持っていたいです。
約束を守れない人との生活は、落胆と憎悪の繰り返しです。
世間一般の約束を守るということもできないのか。
というなんとも言えない心境が積み重なり怒りや憎しみがこみ上げてくるでしょう。
サポートしている側の問題点としては、発達障害だけどそのぐらいわかってくれるだろうと期待をしてしまうことです。
約束をどうやって守らせるか?を考えすぎるより、約束を守らなかったときを考えておいたほうが気持ちが楽です。だって守れないときのほうがおおいのですから。
そして、約束やルールで縛り付けることよりも、別枠で考えるという意識を持った方が
こちらの気が楽なのかも知れません。守れないことをこれからも同じ屋根の下で、
守れない度に血圧を上げてしまうのは、お互いの健康にもよくありません。
守れなくてもいいやぐらいにして、守れなかったら嫌な気持ちになる前に、ペナルティを課しておくとか、
守れなくても大勢に影響ないように心の準備、環境の準備、物理的な準備をしておくといいです。
例えば、時間の約束が守れない発達障害の人なんかは何度怒られて治りません。
遅刻の理由を考えるのには時間を割きますが、反省して遅刻の原因がなんなのかを自問しません。
基本的にこんなパートナーであっても私たちは大いに普通の夫や妻であることを
期待してかなりあてにしているところがあるんです。
自分のパートナーですから多少は期待しても良いじゃない!と思いますが、もちろん思っても良いです。
でも、出来ないことに期待をして落胆して怒ってイライラして子供に当たることを毎日続けることは
これは自分にとっても、周りにとっても良い結果を招かないことは想像できるでしょう。
満たされないのは、自分側にも問題があるのかもしれないという意識を持ち始めたとき、
物事の見る目線というのが今よりも一歩進んでみえてくるかもしれません。
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いつもコメントありがとうございます!
彼女さんとも、引き続きお付き合いできているようですね。
世間には気づかないだけで、発達障害の人はかなりいますよね。
私個人的には、同じ屋根の下で何日も寝食を共にすると言うことが無ければ、
結構割り切って対応できる方でした。しかし、認知度はまだまだ低いですから、
ぴんときて割り切れる人よりも、そうでない人の方がおおいのではないでしょうかね。
最終的には、仕方が無いとするのがストレスフリーなのですが、認知が
無い人は余計に「馬鹿にしてるのか!」「不真面目だ」「何度言ったらわかるんだ!」
という気持ちになってしまうのでしょうね。
特性に合ったルーティンワークをすすめられたのはすばらしいですね!
パートナーにはどうしても期待してしまうことはなくなるということは
容易ではないでしょう。こちらも誰かに甘えたいという気持ちがあるという
のは悪いことではないです。期待を少しずつ少なくしていくと気持ちも
落ち着くのではないでしょうか。
印象深かったのは「いくら言っても響かない」という同僚の一言。
私が彼女に感じていた気持ちそのものです(笑)
「言うだけ無駄ですよ、本人に悪気はなく、ああいう人種etc..」と私は経験をいかして同僚をなだめております。
何も期待をせずにルーティンワークのみやってもらうことにでもします。
しかしながら、自分の彼女にはやはり多少の「期待」をしてしまうんですよね…苦笑