アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

ハナヤマのキャストパズル。
もの凄い種類が豊富で、オブジェとして部屋に飾っているだけで
ワクワクするようなデザインの物が多い重厚感溢れる知恵の輪です。

家には沢山キャストパズルがあるのですが、
アスペ嫁が一般的な感覚でないと分かってあれやこれやと
私が情報をかき集めながら、一生懸命嫁が改善できるように
訓練しなくちゃ！なんて意気込んでいたときがありました。

アスペ嫁に（アスペ息子に）キャストパズルやらせたら
頭の体操に良いんじゃないかという発想があったのです。

空間認識力が欠如していると言われている発達障害の人々、
欠如の仕方も個人差がかなりあります。

キャストパズルはガチャガチャ動かしていても取れてしまうときは
あるのですが、元に戻すまでできて初めてミッション成功という
のがこのおもちゃのテーマですので、まぐれではなく、少しながら
論理的な思考が要求されます。



難易度というものは人によって感じ方は違いますが、
ハナヤマが6段階で難易度を設定して発売しています。
上記写真は難易度が2の易しめの【ホース】というものです。

私は小学生の時に初めて触ったのが、このホースで
何とも不思議で楽しいイメージを持っていました。

大人になってから、再度購入してアスペ嫁に渡してみることにしました。
解き方を分かっている人なら2秒で取れます。

アスペ嫁にも、
・この楽しみやワクワク感が共有出来るかも。
・また頭の回転が良くなり、何かの拍子にテキパキした人間になるかも。
何て言う自分勝手な期待を元に様子を眺めます。

私「頭の体操になるから知恵の輪やってみてよ」

嫁「えー、私そういうの苦手というか好きじゃないんだよね」

私「そんなことないよ、きっと面白いからやってごらん」

嫁「取れなくてイライラしてくるんだよね。」

私「これは、簡単なやつだから大丈夫だよ」

嫁「わかった・・・。ガチャガチャ・これどうなれば良いの？」

私「真ん中の馬蹄みたいのが取れれば良いんだよ」

嫁「え？どう考えたって取れないじゃん。はまっているよ？」

私「だから知恵の輪なんでしょう。まあやってみてよ」

嫁「見ていると急かされていやだから向こうでやる」

・・・20分後。

嫁「あー、やっと取れたよ！！！」

私「おっ？凄いじゃん、みせてよ」

嫁「はい。」


私「・・・。壊れてますけど。。」

嫁「そうなの。でも取れたよ！ねぇ凄い？」

私「・・・・・。」

勝手な妄想の中で素晴らしい変貌を遂げていくアスペ嫁を
妄想した自分が悪いですわ＾＾

しかし、こんな風になることも予想外。

結構重厚に作られているので、壊れるという発想が私にはなかったです。
それを平気で壊して、平然と取れた！と豪語するアスペ嫁。

それからというものの、アスペ嫁には一切キャストパズルを触らせなくなったのです。

※アスペ息子には結構効果的でした。小さい頃の方が脳が柔らかいのでしょうね。


大声出してストレス発散「叫びの壷」