アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

アスペ配偶者の苦しくなる私の1番の要素は、話がかみ合わなかったり、
共感を得られなかったり、であるわけですが、

全開お話ししたように、部分的にしか内容を聞いていないから、
冷静に考えれば、かみ合わなくて当然だろうなと思います。

しかも、面倒なことに、自分が興味がある単語や言葉のみ部分的に、
頭に入ってくる傾向にあります。

それ以外の言葉がインプットされていたとしても、単に、
オウムのような感じで、他人の言っていたことを内容を吟味せず、
そっくりそのまま伝える傾向も強いです。

これらを一生懸命アスペ嫁にわかってもらおうと何年も、
同じ事を何万回言ったかわかりませんが、結果は全くだめ。
関係が近いほど、こみ上げてくる感情も大きく、その感情が
乗っかったまま、助言をしても、

むしろ、文句を言われているとしかとらわれないようで、逆効果でした。

本当頭をかきむしる思いで生活してきました。。。
生き地獄というのは言い過ぎでしょうが、
本当にそんな感じです。

結果的には、アスペ嫁には「やってもらいたいことをストレートに言う」
ということが、一番効果的なんだと思いました。

頭ではわかっていてもつい感情的になってしまうのは、
やはり私の心のどこかに相手に対して理想の
奥さんを期待したり、イメージしているからなの
だろうと思います。

基本的に不注意の塊のような人ですから、
この話の内容の場合は、
「油で料理するときは子供に気をつけてね」

と抽象的な助言をしても、結果が伴うかは個人差があります。

細かくは、どう注意すればよいかまで、想像できないので、
「油を使っているときは、絶対子供を近寄らせない」
とか具体的に言っておかないといけないわけです。

しかし、どんなにアスペの配偶者が努力をしても、
こちらが思っているようには相手は変わってくれません。

むしろアスペの配偶者が頑張りすぎると、家庭内は
ボロボロになっていくことの方が多いのではないかと思います。

最終的には、離婚することも１つの選択肢です。
きれい事だけ言って上手くいくなら、とっくに改善しますしね。

どこかの本に書いてあった内容ですと、
アスペ＋定型の夫婦の改善できる可能性があるとすれば、
定型側は、アスペの特性や対処方法等を学習に余念が無く、
感情的にならないように対応できること、
アスペ側は自分が発達障害であるとかを認知して、
他人と共鳴するには努力が必要であることを理解していること、
だそうです。

一緒に生活を続けていこうとするなら、少し距離をとって生活する
とか、夫婦ではあるけど、私は私、相手は相手と、
自分とは別の生き物で、相手が不注意で
トラブったり、失敗しても自分のことではないから、「あら、大変だね」
ぐらいに流せるようになる受け止め方ができると生活が向上する
のではないかと思います。

私の場合、アスペ嫁が不注意や、自分の発言や行動でトラブったり、
失敗したりしたときは、自分がやってしまったかのような嫌悪感を覚えました。

そして必ず、
「だから、前からそうやってたら失敗するっていったじゃん？」
「何度も、言ったのに聞いてなかったの？」
「何考えてるの？」

と相手が返答にフリーズするような問いかけをしてました。

相手のために尽くして自分の身も心もボロボロになる前に、
自分自身との向き合い方も見直した方がいいのでしょうね。