2017年04月02日
自閉症子どものけがによる死亡リスクは40倍?!
CNN) 自閉症の人のけがによる死亡リスクは一般の人々の3倍にのぼり、子どもに限ってみればリスクは40倍にまで跳ね上がるとの調査結果がこのほど公衆衛生関連の米医学誌に掲載された。
自閉症スペクトラム障害と診断された人々は社交術や他社とのコミュニケーションに困難なことが多いが、調査によれば、死亡時の平均年齢は36歳。一般の人々の平均余命は72歳だ。
同調査の執筆者でコロンビア大学で自閉症とけがの関係について研究しているグオフア・リー博士によれば、研究には2つの動機があったという。1つ目は、自閉症の人の数が増えていること。米国には自閉症の人が推定350万人生活しており、その中の約50万人が15歳未満の子どもだという。2つ目の動機は、自閉症の人にとってけがの危険性は高いという事例証拠があることだった。
引用元:CNN
なんとなく自閉症スペクトラムの人が近くにいないと
海外のとあるニュース的な印象に見えてしまいがちです。
うちの子や嫁を見ていると本当にそういうリスクは高い気がします。
子どもは意味不明な骨折が多いです。多動の人は特に多くなるでしょうね。
落ち着きがないチャカチャカした子どもは動こうという意志のもと
動いているというより、条件反射ぐらいの感かくで意志よりもはやく
行動が出てしまうような感じです。
本人がどんなに注意をしても体が先に動いてしまうため
悪気なく予想外の行動をしてケガをするということや、
まわりを不本意にケガさせてしまうなんてこともあるでしょう。
どんなに親が注意をしていてもちょっと目をそらした隙に
事故になる可能性もありますから、親からすると本当に気が気でないです。
ただ脳の機能障害がある当事者の子どもの立場であったら
複雑な気持ちでしょうね。幼い頃から自分は悪いことをしていないのに
ダメだダメだと怒られることが多いため、性格はいろいろな形に
歪んでいくことも容易に想像ができます。
だからこそ、なるべく幼い内から親が発見してあげるということは
大切なのかもしれません。実際に発達障害とわかったとしても
親だけですべてをカバーしようと思うとパンクします。
思わぬ虐待をしてしまうような人もいるかもしれません。
親だけでなく、信頼できるカウンセラーや同じ悩みを持つ親など
複数でのサポートができる体制を構築できるかどうかでかなり子どもの
影響というのは異なると思います。
世の中全体に自閉症スペクトラムの人が増えているのであれば、
人ごとのようにはいっていられないかもしれませんね。
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コメントありがとうございます!
治療禁止と祈るという方法はかなり驚きですね。
いまひとつなぜ治療禁止なのかがわかりませんが、
現代の考え方であれば虐待そのものになりそうですね。
保険はいつ加入したかによっても異なりそうですね。
昔の保険であれば極論自殺でも保険金が下りるものもありましたが、
うつ病が社会問題化されてからは保険会社も免責事項を記載するように
なりましたからこまったものです。
保護責任者という観点からも治療禁止というのは問題でしょうが、
世間体を気にするお母様ならそういったことがわかっているのであれば
見殺しにするなんて事は許されないような気がしますが、
なんとも大変な状況ですね…
経緯は以前にも書きましたが、母が世間体を過剰なまでに気にしてまして、家族に障害者がいることを恥ずかしいとの理由で、私の障害者手帳を返納し、現在の私は障害者認定を受けていません。(私自身も要らないと思ってます)
しかし保険会社はそういう背景もちゃんと調べていて生命保険に入れませんでした。
生命保険はダメでしたが、年金保険に入ってます。ただちゃんと受け取れるかは不明です。理由はこの記事の通り、長生き出来ない人が多いことです。受け取れる年齢まで生きられるか難しいのです。
実際、この数年はすぐに体調を崩すようになりました。後述しますが、我が家は私だけ治療禁止なので健康状態を把握できてません。
実は私、少し前ですが体調を崩して倒れてしまいました。母は救急車を呼ぶとサイレンがうるさいから近所に迷惑だと救急車を呼びませんでした。
私が他にも方法はあるだろうと指摘すると母がとった行動は「祈る」でした。当然、好転はしませんが本人は本気です。
「治療禁止」と「祈る」の理不尽セットは母の常套手段です。
それから4日経ってから父が異変に気付き、私は死にかけてましたが、なんとか助かりました。でも治療は受けさせてもらえません。
昔からなので慣れてしまいましたが、また見殺しにされそうになったこともあり、どれくらい生きられるか分かりませんが、それまで当事者の声をあげていくつもりです。
管理人さんは風邪ですか。どうかお大事に。
コメントありがとうございます!
ご配慮頂きありがとうございます!
風邪気味ですがなんとか元気でやっています^^
保険の話はうちにはピンポイントです。
私の中で確定診断をしない理由のひとつが発達障害だと生命保険に
入れないことがあるという事実を知ってから葛藤してしまったのです。
さすがにぼしさんは当事者ですね。指摘が鋭いです^^
なにも保険などなくても生活している人はたくさんいるので
あまり気にしなければ良いのですが、私の中では少しでもリスクを
減らそうとがんばっていた時期があったきがします。
最低限個人賠償責任保険は欠かせないと思います。
本題に入りますが、私も当事者として心当たりあります。子供の頃からケガは絶えなかったです。幸いにも脱臼はあっても、骨折の様な大ケガは無いです。
(脱臼は私が小学生の時に、テーブル席から席を立ち上がる際に両肩を同時に外したので両親から自己責任ということで治療を受けさせてもらえませんでした。今までの人生で一番痛かったですね。脱臼は大ケガじゃないのか?というツッコミは無しでお願いします。)
経験則から、私はまだ年齢30代ですが長生きは出来ないと自覚しているので、残りの人生は余生みたいなものだと思ってます。
私の生き方はみっともない人生そのものですが、周りに当事者として思考や経験を語ることは出来ますので無駄な人生では無いと思ってます。
管理人さんもご存知でしょうが、発達障害関連で怖いのは、当事者がケガをしても平気だったりすると危険認識のハードルがさらに下がっていく悪循環や一般論に疎く、浅慮なことから簡単に自らの命を絶つことです。私も例外ではありません。
私は死ぬまで「簡単に自殺を結論づける思考」と向き合わなければいけません。
それと、私もそうですが、余りにもケガが多いと生命保険に入れない当事者は多いかと思います。