2017年01月13日
【栗原類さん】幼少期から訓練して14年経ってもできないものはできない。発達障害のむずかしい問題。
僕の場合は、手先が不器用である、注意力散漫、集中力が低い、記憶力に問題があるなどですが、それらの弱点に関して、小学校低学年の時点で問題点を分析してもらえたので、何かを忘れたり、できないことがあっても、覚える訓練を始めることができました。
しかし、訓練をしたからといってすぐにできるようになるとは限りません。実際、今でも克服できていないものがたくさんあります。8歳から発達障害と向き合ってきていますが、14年頑張ってもできないことはいまだに多いです。物事に長期的に集中することは簡単にはできないですし、同じミスを何度も繰り返します。だけど14年前、5年前、2年前、それぞれを振り返ってみると、その当時できなかったことで、今できていることはたくさんありますし、この先もきっと少しずつ変わっていくだろうと思うのです。
引用元:東洋経済オンライン
現代は昔では放置、放任されがちだった発達障害が幼少期から診断できる
お医者さんも増えてきています。
がん治療のように単に早期発見がすべて予後がよいということではありません。
ただ早い段階で相手の特性の外枠を理解できるということは育てる側からすると
大きなヒントにもなることは確かですね。さらに本人にとってもムダに自尊心や
自己肯定感をさげずに生活できるということは生きると言うことに前向きになれます。
幼少期に虐待まがいに虐げられ、自己肯定感をさげられ、2次障害が発症しながら
大人になったような発達障害の人は毎日が地獄の様だと感じる人もいるでしょう。
芸能人で発達障害であることをカミングアウトした栗原類さんも幼いころから
自分のうまくできないことを理解して訓練を始めることができた点はよかったですよね。
私のような完璧主義が服を着て歩いているようなタイプだったタイプが親だったら、
あらゆる芽を摘んでしまったであろうと思います。
「ある程度教えれば、人間は成長するし向上する」
という選択肢しかなかったからです。
私の1番上の子どもはこのせいでかなり厳しく私の理想通りの概念を
押しつけられてしまったと思います。一番上の子は発達障害ではないですが、
かなりの確率でアダルトチルドレン要素が強い子どもになりました。
子どもは発達障害をもっていればなおさらですが、そうでなくても親の思ったような
スピードで成長するとは限らないのです。
親の間違った先入観はときには子どもを傷つけ成長を阻害するだけでなく、
支配や不安を助長して自立心さえ奪ってしまうことでもある危険な発想です。
発達障害の人の訓練はそういう意味では私たちが思っているような
1度身につけたらどんどん応用までできるようなものとは異なります。
どうしてもこれを覚えたのだからコレもできるだろうという発想になりがちでしょうから、
このあたりのニュアンスは理解しておきたいところだと思います。
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