2016年11月21日
子どもの発達障害はどう向き合う?!親も発達障害である場合が…
「できるだけ通常学級で」は子を追い詰める可能性も
二次障害を防ぐ一番のカギは、一番長い時間子どもと関わるお母さんの姿勢だそう。
「子どもの“あるがまま”を認められず、自分の考える理想の子ども像を求め、ほかの子と比べてしまう。でも、背の高い子や低い子、走るのが速い子や遅い子がいるように、頑張ってもできないことはあるのです。親が追い詰めた結果、子どもは誰にも理解されることなく、苦しみ、孤立します」
また、知的に遅れがあるのに「特別支援学級に行かせると、伸びるものも伸びなくなってしまう」と思い込んでいる親、「とりあえず通常学級でできるだけ過ごさせ、無理になったら移動させよう」と考える親も多い。
「でも、特別支援教育なら、個別に手厚いサポートが受けられるところを、親の見栄や知識のなさによって通常学級で頑張らせてしまうことで、子への精神的負担が積み重なり、手に負えない段階になってから特別支援学級に移るケースは多いのです」
引用元:R25
世の中子どもが生まれずに苦しんでいる親もいれば、
生まれてから障害を抱えていることをしり苦しんでいる親もいます。
発達障害という障害のポイントと言えることは、目視ではわかりにくいということ。
五体満足で生まれてきたとしても知的に遅れがない場合は特に見過ごされやすいです。
さらに細分化すると男性か女性かでも特長が異なるのが発達障害です。
問題行動が目立ちがちな積極奇異型の男の子は幼い頃からまわりに気づかれやすいですが、
女の子の場合はこの限りではありません。
おとなしくて、言うことも聞くし、良い子というイメージを持たれていることも多く、
勉強もどちらかというとクラスでも点数が高い方にいるためあまり問題視されないことも。
これらの判断は、親が一番気づきやすいわけですが、
子どもを障害と確定診断することが大切なのではなく、
我が子の特性を良く理解できるか?自分の先入観で視野が狭めていないかという
点の方が重要だったりします。
小学生に上がるとその問題はより現実的になります。
保育園や幼稚園とは異なり、義務教育が始まるからです。
問題を抱える児童の親からすれば、どの学級が我が子にとってよいのだろう?
という葛藤もでてくるのではないでしょうか。
普通学級にするのか特別支援学級にするのか、
特別支援学校の方が良いのか。コレばかりは誰も分かりません。
親のエゴで無理に普通学級に拘りすぎることは
子どもの自己肯定感を下げる要因にもなりかねません。
結果的に二次障害を併発して成長期を苦しみながら過ごすというのは
親が思っている以上に大変なことだろうと思います。
なかには社会に出れば結局荒波にもまれないといけないのだから、
早めに世間の厳しさを教えておいた方が良いという人もいるでしょう。
ただやはり理解が深い人たちの中で生活する方がどう考えても
本人にとっては気持ちが楽なことでしょう。
発達障害の子どもを持つ親とすると悩みは絶えませんが、
自分で細かく判断できないときは病院などで相談して入学先を決めたいものです。
夫婦だけで話をすることはあまりオススメしません。
なぜなら、親も発達障害を何かしら持っている場合が多いからです。
そうでなくても親は育った環境でさまざまな先入観を持ってしまっていますので
客観的で冷静な判断と言うことにはなかなかなりかねないという部分もあります。
子どもを育てるというと、人間を一人前で立派に育てることが親の責務であると
大抵の人は考えてしまうでしょうが、実際は、子育てとは自分自身と向き合うことに
大きく通ずるところがあるように感じます。
発達障害の子どもを育てることは意思疎通がむずかしいですから
かなり疲弊するでしょうが、どんなに親が努力してもなるようにしかならないことも
世の中には結構あります。
あまり根詰めすぎず、自分自身および我が子の特性と向き合っていきたいものです。
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