2016年11月14日
「発達障害=天才」という短絡的な見方が当事者や家族を苦しませる。
「発達障害の人達の中には、非常に優れた記憶力や、特殊な才能を持つ人もいます。そのために、わが子が発達障害と言われると、天才児を夢見てしまう親もいます。しかし、本人の資質や意欲があって、うまくいけばいいものの、そうでないケースもあります。親のそうした思いが本人を追い詰めてしまうこともあります」
引用元:R25
発達障害の話題がテレビで紹介される際によくありがちなことは、
エジソンやアインシュタインも実は発達障害だったとか、織田信長も
発達障害だったとか、歴史上の偉人と呼ばれるような人たちが取り上げられます。
こういう取り上げられ方をされていると視聴者の先入観にどうしても
発達障害=天才かもしれない
という発想が植え付けられてしまいます。
発達障害の人は何かしら天才的な能力を秘めている…
そんな考えが尾ひれを付けて世間に流れ出してしまうのです。
でも実際は、そういう能力をもっていない発達障害の人もたくさんいます。
天才という色眼鏡で見られて、勝手に落胆されるという問題は
当事者にとっても、当事者を支える家族にとってもプレッシャーになり得ることも。
なにか特別な能力があるから価値があって、
なにも特別な能力がないなら価値がないという
2極化発想が発達障害の人を苦しめる場合もあるのです。
どこに価値を見いだすかは人によって異なるでしょうが、
人間として共通していることは命があるということです。
人よりも才能があることばかりに価値を求めがちですが、
命があるという価値についても大人が大切さを再認識したいものですね。
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