2016年09月29日
アスペルガー受動型の嫁とともに向上し合っていくという関係は妄想。
「向上心」という言葉。私は好きな言葉です。
上に向かってコツコツと努力していくようなイメージ。
もしくは、チームで同じ目的を達成させようと協力する様。
そんな感じをイメージします。
私自身、アスペルガー受動型の嫁が発達障害と気がつくまで、
世の中の人間はみんなこの「向上心」があると思っていました。
なにか失敗をしてしまったら次は同じ事をしないように…
なんていうのも反省ですが、向上心があるからこそできる発想なのです。
夫婦にも同じような理想を描いて結婚をしたきがします。
お互いたりないものを補いながら、相手の気持ちを尊重し合い、
お互いが向上心を持って成長していく関係…
そういうことが潜在的なポリシーにもなっていたことから、
なんだかんだと最終的にはアスペルガー受動型の嫁の意向に沿うような
受け止め方をし続けてきたのです。
でもあるとき気がつくんですよね。
なんか自分ばっかり相手を尊重してあわせているけど、
こちらの考えやポリシーって尊重されていないなと^^
どこかでギブアンドテイクを求めていたのでしょうね。
・私がこれだけ頑張っているのだから…
・あなたのことを一番理解してあげているのだから…
・こんなに尽くしてあげているのだから…
だから、自分も同じように扱って欲しいという欲求が肥大化してきます。
しかし、相手がアスペルガー受動型の嫁でなくとも夫婦のギブアンドテイクという
のはなかなかむずかしいものです。
ただでさえむずかしいのに、相手の気持ちを理解することが苦手な
アスペルガー受動型の嫁では、少々荷が重すぎる内容になるわけです。
これをこちらが求め続けると、パートナーとの関係はどんどん悪化していきます。
こちらはいい加減いままでの借りを返してよ!と心では叫んでいるわけですが、
一向にその思いは帰ってきません。
その結果、「こちらは頑張っているのに…相手はなにも考えていない」という
慢性的なイライラに占有される生活になってしまうのです。
相手が発達障害でなければ、しっかり話し合ってお互いのこれからを話すことも
できるでしょうが、コミュニケーションが苦手で意思疎通がうまくできない人と
真剣に話しても、そもそも温度差が異なるわけですから、こちらが思うように話が
着地すると言うこともまずむずかしいです。
つまり、パートナーがこういう状況ですと、お互い向上心を持って!
という考え自体が妄想になるのです。
妄想をいつまで追いかけても、現実にはなりません。
しかし、こちらはその思い描く妄想で心を満たされたいという欲求との
葛藤が始まりますので、連日イライラして面白くない日々が重なってしまうのです。
ある意味、お互いがストレスの種になってきている関係は、
いきなり次の日から「もうきにしない!」と割り切れるほど簡単なものではありません。
それができれば、一番なわけですが、自分の頭や気持ち、
なぜそんなに相手に求めたいのか?など少しずつ整理して
自分を自分でなだめていかないことには、またこの満たされない気持ちは
あふれるように湧き出てきてしまいます。
向上し合っていく夫婦や親子の関係はすばらしいのですが、
相手が発達障害の場合は、それが本当に叶う相手なのかをしっかり見定めなくてはいけないでしょう。
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上に向かってコツコツと努力していくようなイメージ。
もしくは、チームで同じ目的を達成させようと協力する様。
そんな感じをイメージします。
私自身、アスペルガー受動型の嫁が発達障害と気がつくまで、
世の中の人間はみんなこの「向上心」があると思っていました。
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お互いたりないものを補いながら、相手の気持ちを尊重し合い、
お互いが向上心を持って成長していく関係…
そういうことが潜在的なポリシーにもなっていたことから、
なんだかんだと最終的にはアスペルガー受動型の嫁の意向に沿うような
受け止め方をし続けてきたのです。
でもあるとき気がつくんですよね。
なんか自分ばっかり相手を尊重してあわせているけど、
こちらの考えやポリシーって尊重されていないなと^^
どこかでギブアンドテイクを求めていたのでしょうね。
・私がこれだけ頑張っているのだから…
・あなたのことを一番理解してあげているのだから…
・こんなに尽くしてあげているのだから…
だから、自分も同じように扱って欲しいという欲求が肥大化してきます。
しかし、相手がアスペルガー受動型の嫁でなくとも夫婦のギブアンドテイクという
のはなかなかむずかしいものです。
ただでさえむずかしいのに、相手の気持ちを理解することが苦手な
アスペルガー受動型の嫁では、少々荷が重すぎる内容になるわけです。
これをこちらが求め続けると、パートナーとの関係はどんどん悪化していきます。
こちらはいい加減いままでの借りを返してよ!と心では叫んでいるわけですが、
一向にその思いは帰ってきません。
その結果、「こちらは頑張っているのに…相手はなにも考えていない」という
慢性的なイライラに占有される生活になってしまうのです。
相手が発達障害でなければ、しっかり話し合ってお互いのこれからを話すことも
できるでしょうが、コミュニケーションが苦手で意思疎通がうまくできない人と
真剣に話しても、そもそも温度差が異なるわけですから、こちらが思うように話が
着地すると言うこともまずむずかしいです。
つまり、パートナーがこういう状況ですと、お互い向上心を持って!
という考え自体が妄想になるのです。
妄想をいつまで追いかけても、現実にはなりません。
しかし、こちらはその思い描く妄想で心を満たされたいという欲求との
葛藤が始まりますので、連日イライラして面白くない日々が重なってしまうのです。
ある意味、お互いがストレスの種になってきている関係は、
いきなり次の日から「もうきにしない!」と割り切れるほど簡単なものではありません。
それができれば、一番なわけですが、自分の頭や気持ち、
なぜそんなに相手に求めたいのか?など少しずつ整理して
自分を自分でなだめていかないことには、またこの満たされない気持ちは
あふれるように湧き出てきてしまいます。
向上し合っていく夫婦や親子の関係はすばらしいのですが、
相手が発達障害の場合は、それが本当に叶う相手なのかをしっかり見定めなくてはいけないでしょう。
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当事者様のコメントありがとうございます。
別の記事にも書いているのですが、向上心というのは精神論の話ではなく、
脳内から分泌されるドーパミンが出にくい点が問題だったりします。
もちろん同じ間違いをする人すべてがそうだという二極化としていっているのではなく、
あくまで家の嫁から考察される面での話として捉えていただけると幸いです。
777様の性別はわかりませんが、おそらく当事者でも男性で積極奇異型という
ことはありませんか?うちの嫁は受動型ですから、もし同じアスペルガーという
くくりでも全く内容は共感できないことも多いはずです。
書いて頂いたことは特に文句だなんて思っていません。
貴重なご意見ですので参考にさせていただきます。
約束が守れるのであればいいのですが…その約束も紙面に落としても忘れることが多いので大変です。
奥さんとのすれ違い、大変なようですね。
自分は夫婦みたいに長く一緒にいたことが無いアスペルガー症候群当事者なので、どの目線でコメントしたら良いか困る部分もありますが、
向上心があれば、同じ間違いを繰り返さないようにするという考えは正しいとは思いますが。
同じ間違えをする人は、向上心が無いとは違うと思いますよ。
アスペルガーの人が同じ間違えを繰り返さない為には、直感や心構えを変えるのではなく、チェックリストを作るなどの具体的な行動が無ければ駄目だと思います。
それをどこまで実践するかの話です。
全ての向上心と失敗を結びつけるという理屈が正しいとは限りません、。
例えば、「風が吹けば桶屋が儲かる」とありますが、風が吹かなくても儲かる事もあるし、吹いても儲からないことはありますよね。
自分で2つの理屈を組み合わせて新たな理屈を作っていますが、もし間違った理屈であれば、求められた方も非常に困ると思います。
ギブアンドテイクの考え方についてですが
アスペルガーの人は、「何で言ってくれないの?」と思っているかもしれませんね。
また、伝わった所であなたと同じ様に考えているか分かりません。
内容によってはあなたの思い上がりと思われるかもしれませんよ、ギブアンドテイクなんてそんなものです。
アスペルガー症候群じゃなくても、内容によってはスルーされます。
何か文句ばかりになってしまいましたが
抱えてる問題は大変な事で、上手くやりたいと思っているのでしょうね。
僕のアドバイスとしては
何か1つ、お互いが納得できる目標なり約束を二人で決めて、やっていく事が良いと思います。
(だけど、お互いが納得してない話では駄目、1つづつで無いと駄目だと思います。)
まるですばらしい記事のようなコメントをありがとうございます!
当事者であると言うことで本当に参考になります。
かえる様は非常に自分の得手不得手についてよく考察されているのでしょうね。
すごく自分自身のことを客観的に見られている気が致します。
人間はひとりひとり考え方が違う…ということは言葉では誰もが分かっているはず
なのに、少数派は変人扱いされるというのが多い世の中です。
なかなか思うように行かないのはそれぞれの先入観がことなっていたり、
自分のことを分かってもらいたいという承認欲求の大きい人がおおいからなの
かもしれませんね。
当事者の方がかなり自覚しているとお互いの関係性はかなりましになると
個人的には思っています。
私自身は自分がこんなに承認欲求が高いと自分では思っていませんでしたが、
その欲求をいままで自分の近い人へ依存している面がありました。
承認欲求を満たすためにはまず自分で自分を認めて受け止めないといけないのでしょうが、
感情のコントロールは私にとって永遠のテーマでもあります。
かえる様の日常生活でこんな工夫してうまくいっているよ!なんてことがありましたら
ぜひ共有して下さいね!おまちしております。
パートナーの気持ちに寄り添うべく、記事を参考にさせて頂いています。
ありがとうございます。
意思疎通が叶わない。
どんなに伝えても伝わらない。
こんなに訴えていても伝わらないのは、相手が自分を軽く見てるから…馬鹿にしてるからではないのか?
そう思い辛く感じた経験が私にもありました。
同じようなお辛い思いをされてると思うと胸が痛みます。
と、言いつつ私は軽度ADDとアスペルガーを持っているので、当事者側なのですが…。
発達障がい者は世間一般…定型の方と比べると様々な事への認知の仕方にズレがあったり、能力が足りなかったりでパートナーや周りの方々に迷惑を掛けてしまう事が多いです。
私は自分でもその認識はあります。
でもそれは=発達障がい者は愛情や想いやりが無かったり薄い訳ではないんですよね…。
ただ表現の仕方が苦手で愛情を上手く伝えられなかったり、認知がズレていてタイミングがおかしかったり、不適切だったりしてしまいます。
相手を喜ばせたいとか、相手が望む事を叶えてあげたいとか、大切な人への相愛情はあります。
気持ちはあるけれど、それを表現する方法がわからずに伝えられなかったり、ズレていてかえって余計な言動を取ってしまったり…。
定型・当事者に関係なく愛情の深さには個人差があると思います。
その上で発達障がい者も人間ですから、パートナーの事は大切ですし、だから大切にしたいと思うし、愛情を感じるからこそ一緒に居たいと思うし、実際一緒に居る。
そういった気持ちは定型者も発達障がい者も同じだと思います。
世の中には見えにくかったり、わかりずらかったり、解明出来ていなかったりするものでも、確かに存在しているものが沢山あります。
他者の気持ちや愛情ってそういった類いのものなんだろうと私は思いました。
お互いに望んだり求めるものに対して、自分が思い描く通りのものが得られずに悲しかったり腹が立ったり傷ついたり…。
それでも相手の心の根底にある自分への愛情を信じる事…相手の愛情を信じている自分を信じる事。
言うは易しで難しい事ですし、私もなかなか出来ていません。
定型者だからとか発達障がいだからとかいう以前に、人は皆それぞれ違います。
誰もが皆、得意も不得意も共に必ず持っています。
自分の長所も相手の長所も認めてあげられて、自分の短所も相手の短所も許すことが出来たなら、きっとそれが一番心が穏やかで幸せな事だと私は考えました。
だから自分はそうなれたらいいなと思っています。
色々と大変だと思いますが、ご夫婦2人の為に自分に優しくなさって下さい。
穏やかな優しい時間が沢山訪れますように…。