2016年08月10日
先入観を取っ払え!満たされない心がある人は、我が子のいい面を褒めるのが下手くそ。
森山さんの双子の娘は未熟児だった。「この子たちのためなら何でも受け入れられる」。新生児集中治療室(NICU)にいたわが子を抱いたとき、覚悟ができた。1歳2カ月のときから療育を始めた。
発達障害は、自分勝手▽集団行動が苦手▽片付けができない−など、マイナスのイメージが先行しがちだが、素直▽純粋▽好きなことは継続する力がある▽規則やルールを守る−など、プラスの特性もある。「バランスよく理解してほしい」と強調した。
引用元:神戸新聞NEXT
発達障害の子どもは一般的な大人の常識では理解できない面が
多いため、普通に育てようとすればするほど子育ては、苦しいものとなります。
はじめは、自分の教育方針や伝え方に問題があるのでは?と自問自答するわけですが、
どんな方法を用いてもなかなか成長や改善そして向上心がみられない我が子を見ると、
イライラが最高潮になることもあるのではないでしょうか。
東奔西走して気がついたら、なんらかの発達障害だったなんて家族も多いかもしれません。
気がついて、ましになる家庭、どうしても受け入れきれず、子どもを被害者へと追い詰めて
しまう家庭さまざまです。
冒頭の引用のように、発達障害の子ども、もしくはパートナーを生活をしている
当事者にとって心苦しいと感じるのは、周囲の理解度合いによって扱いが
かなりかわってしまうということです。
発達障害のひとをなんでも優遇しようとか、そういうものではなく、
理解しているひとはある程度流すということをしてくれるから助かるのです。
しかし、世間の大半はニュースやマスメディアから入ってくる情報が先入観
となっていることが多いのです。
先日の神奈川県の知的障害者惨殺事件の報道のさいも、加害者は
アスペルガー症候群であるという報道が流れました。先入観というのは怖いもので、
もしそれが間違った先入観でもその人が本当だと思えば、本物になるのです。
そんな先入観を持っている人からすれば、発達障害の人たちは危ない人間という
自己防衛本能が発動するでしょう。その結果悪い面だけをピックアップされてしまい、
「やっぱり発達障害は怖い。駄目な人、関わりたくない」などネガティブ要素ばかり
拡散されてしまうのです。
「蓼食う虫も好き好き」というように定型の人、発達障害の人どちらであっても
好みや得手不得手はそれぞれ異なります。
私たちはどうしても自分に都合の良い先入観で物事を見ようと
してしまいがちですが、できるだけ井の中の蛙にならないように、
幅広い視野でうけとめていけると争いごとも減ってくるのではないかと思います。
発達障害のひとが犯罪を犯すというニュースを見るたび
親である私でさえ、「我が子が将来犯罪を犯したらどうしよう」なんて考える
ときはあります。
しかし、その不安を毎日抱えて育ててもなにもいいことなんてありませんね。
むしろ、自分に対して我が子は犯罪者になると暗示を掛けているようなもの。
そのときはそのとき、今この瞬間を少しでも幸せに感じて生活できるよう、
笑顔やハグを忘れない家庭にしていきたいと思います。
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