2015年03月22日
中学3年 式の展開と因数分解 (新中3数学の最初のハードル)
この時期になると、高校入試がちらつきはじめて来ている。親子ともども現実に向き合わなければならない。のんびりしている家庭でも焦りはじめるのではないでしょうか。数学は積上げ式の教科で、今まで、わかっていない子は挽回するのが難しくなっている。裏を返せば、得意な子にとっては比較的楽にわかってしまうでしょう。その合間に入試用の勉強もできるでしょう。この時期にはそれぞれの生徒の目標に合せて、現実的な勉強を進めなくてはなりません。
この単元になると、今までの積み重ねがものをいいます。例えば、(a+b)(c+d)の計算を説明する時、結合の法則 a(b+c)がしっくりと生徒自身のものになっているか?どうか?生徒によっては、全くわからないっていってきます。結局、この単元の計算の前に教えるべきことが多くなります。時間の制約、生徒のやる気の制約の中、いかにそれなりに教えるか、考えさせられます。
一方、得意な生徒にとってみれば、基本は教えることはありません。ただ、いままで習ったことをちょっと広げただけです。但し、応用問題についてはまだまだで、応用問題の基本パターンからになります。
高校入試内容と生徒毎の目標を考えれば、到達目標が変わるので、教え方というより教える内容そのものが変わってきます。
(難関高を目指す方生徒)
入試問題の中でもやや応用に相当する問題を想定して教えます。
基本問題はさっと説明し、工夫して解く問題パターンから中心に進めます。
(普通の高校を目指す生徒)
基礎の問題を確実に解ける様に教えます。
a(c+d)=ac+ad だよね。 じゃ (a+b)(c+d)は?
ケース1) わかんない、と言われた時
そうだよね。習ってないもんね。
a+b をAに置き換えると (a+b)(c+d) は A(c+d)だよね。そうすると、Ac+Ad
Ac+Ad のAをもとに戻すと (a+b)c+(a+b)d
ケース2) わかってるよ。
そうだよね。ごめんね。じゃ、こんなの簡単だよね。じゃ、(a+b)(a+b)は (a+b)の2乗だよ。そんでもって、こんな様に展開できるよ。
そんでもって、こんな公式になったんだよ。あえて書く程の大げさなもんじゃないんだけど、よく使うことになるんで、書いてあるんだよ。
(とにかく高校に入れれば、を目指す生徒)
基礎の問題なら、解けるんじゃないか、と思う様になる様に教えます。
ケース1) 少しでも危機感のある子
教科書の内容で授業でわからなかったところをわからる様に説明する。ちょっと考えればわかった様な感じを味あわせます。時間が許せば、授業の内容を説明します。少しでも学校の授業でわかる感覚を味わってもらいます。その後、テストの点数につながる問題を解くように促します。
ケース2) 高校に行きたいとは思っているが手をつけ様としない子
この手の生徒はテストは単に高校に行くための手段で、最低限のことで済ませたい、と思っている。まずは子供の立場から始める。どの高校に行こうとしているか、聞く。そのための必要な点数を説明する。そのための数学に必要な点数を提示する。高校入試過去問と配点を説明し今の勉強でどの程度の点数になるか、説明する。目標点数に合せて、解くべき必要な問題を提示する。特に、中学3年の最初の計算は、高校入試の点取り問題として必須である、ことを、さらっと説明する。 私の方針とは違ってしまいますが、勉強する入口に入ってもらう、ということでやっています。
いろいろと模索しながら、生徒の相手をしています。うまくいっているかどうか、明確な指標も欲しいですが、子供の表情もみながら、塾講師をやっています。
この単元になると、今までの積み重ねがものをいいます。例えば、(a+b)(c+d)の計算を説明する時、結合の法則 a(b+c)がしっくりと生徒自身のものになっているか?どうか?生徒によっては、全くわからないっていってきます。結局、この単元の計算の前に教えるべきことが多くなります。時間の制約、生徒のやる気の制約の中、いかにそれなりに教えるか、考えさせられます。
一方、得意な生徒にとってみれば、基本は教えることはありません。ただ、いままで習ったことをちょっと広げただけです。但し、応用問題についてはまだまだで、応用問題の基本パターンからになります。
高校入試内容と生徒毎の目標を考えれば、到達目標が変わるので、教え方というより教える内容そのものが変わってきます。
(難関高を目指す方生徒)
入試問題の中でもやや応用に相当する問題を想定して教えます。
基本問題はさっと説明し、工夫して解く問題パターンから中心に進めます。
(普通の高校を目指す生徒)
基礎の問題を確実に解ける様に教えます。
a(c+d)=ac+ad だよね。 じゃ (a+b)(c+d)は?
ケース1) わかんない、と言われた時
そうだよね。習ってないもんね。
a+b をAに置き換えると (a+b)(c+d) は A(c+d)だよね。そうすると、Ac+Ad
Ac+Ad のAをもとに戻すと (a+b)c+(a+b)d
ケース2) わかってるよ。
そうだよね。ごめんね。じゃ、こんなの簡単だよね。じゃ、(a+b)(a+b)は (a+b)の2乗だよ。そんでもって、こんな様に展開できるよ。
そんでもって、こんな公式になったんだよ。あえて書く程の大げさなもんじゃないんだけど、よく使うことになるんで、書いてあるんだよ。
(とにかく高校に入れれば、を目指す生徒)
基礎の問題なら、解けるんじゃないか、と思う様になる様に教えます。
ケース1) 少しでも危機感のある子
教科書の内容で授業でわからなかったところをわからる様に説明する。ちょっと考えればわかった様な感じを味あわせます。時間が許せば、授業の内容を説明します。少しでも学校の授業でわかる感覚を味わってもらいます。その後、テストの点数につながる問題を解くように促します。
ケース2) 高校に行きたいとは思っているが手をつけ様としない子
この手の生徒はテストは単に高校に行くための手段で、最低限のことで済ませたい、と思っている。まずは子供の立場から始める。どの高校に行こうとしているか、聞く。そのための必要な点数を説明する。そのための数学に必要な点数を提示する。高校入試過去問と配点を説明し今の勉強でどの程度の点数になるか、説明する。目標点数に合せて、解くべき必要な問題を提示する。特に、中学3年の最初の計算は、高校入試の点取り問題として必須である、ことを、さらっと説明する。 私の方針とは違ってしまいますが、勉強する入口に入ってもらう、ということでやっています。
いろいろと模索しながら、生徒の相手をしています。うまくいっているかどうか、明確な指標も欲しいですが、子供の表情もみながら、塾講師をやっています。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3445796
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック