2011年10月15日
土曜の夜のショータイム
今回は、Huey P. Meaux制作のTommy McLainのCrazy Cajun盤をご紹介します。
78年にリリースされたもので、ジャケ写だけでは分かりづらいですが、実はライヴ盤です。
だからアルバム・タイトルが「ショータイム」なのでしょう。
そして、A1の曲名が"Intro"なわけです。
Side One
1. Intro
2. Take It Easy (Eagles)(77-40)
3. Red Red Wine (77-41)
4. Jackie Wilson, Said (77-63)
5. The Last Thing On My Mind (Gordon Lightfoot) (77-42)
6. Rockin Robin (77-43)
Side Two
1. Let It Be Me (Lennon, McCartney)
2. Suger Pie Honey Bunch (Jubette)(77-44)
3. The Long & Winding Road (Lennon, McCartney)(77-44)
4. Rose Garden (Joe South)
5. The Sea of Love (C. Khoury)(77-46)
6. Roll Over Beethoven (Chuck Berry)
7. The Commercials (77-44)
それにしても、毎度のことながら、いい加減なクレジットには呆れますね。
米国は、訴訟社会と言われていますが、この頃はまだギスギスしていなかったのでしょうか?
とりあえず、各曲名のあとのカッコ書きは原文のままです。
ここから、クレジットの誤りを一緒に笑っていきましょう。
"Take It Easy"の作者がEaglesなのは可愛いものですね。
まあ、正確ではないですが、他にもっとひどいのがあるので…。
しかし、いくらなんでも、"Let It Be Me"で、Lennon, McCartneyはないです。
妖しい謎の番号も不気味です。
テキサスの大らかさは、プロデューサー経由でルイジアナへも伝染している感じです。
さて、"Take It Easy"も、Van Morisonの"Jackie Wilson Said"も、まあTommyのファンとしては嬉しいサプライズ・チョイスです。
流れ的に"Rockin Robin"が唐突ですが、Tommyのレパートリーとしては、トップ40のカバーよりずっと自然なチョイスですね。
ただ、出来はいまいちで、意外にもメジャーもののほうがうまくいっています。
B面1曲目の"Let It Be Me"ですが、見事にビートルズ・ナンバーではなく、曲名どおりの内容でした。
この曲は、多くの人がやっていると思いますが、私の記憶が間違ってなければ、エヴァリー兄弟のレパートリーだったような気がします。
"Suger Pie Honey Bunch"は、なんだか分かりますよね?
このフレーズが出てくる歌詞を思い起こしてください。
有名なモータウン・ナンバーです。
そうです、フォー・トップスの"I Can't Help Myself"が正解です。
それにしても、これって、ホーランド、ドジャー、ホーランドじゃなかったのかな?
もう何でもありですね。
続く"The Long & Winding Road"は、流石にビートルズのあの曲でした。
間違ってなくて、むしろ拍子抜けしました。
ほっとしたところで、何の紹介もなく、女性ボーカルが出てきて"Rose Garden"を歌い始めます。
この曲は、ジョー・サウスの代表曲のひとつで、リン・アンダーソンほかのヒットで知られている名作です。
さらに、何と続けて女性ボーカルが"Sea of Love"をアンニュイな雰囲気で歌い始めます。
一体この女性は誰なんでしょう?
実は、かなり魅力的な声の持ち主で、いいシンガーのように思えます。
そんなことを考える間もなく、一転してTommyのボーカルで"Roll Over Beethoven"がスタートします。
アレンジが、オルガン・メインの伴奏になっていて、これはこれで面白いです。
ジャケ写では、Tommyがベースを構えていますが、もともと彼のメインはキーボードのはずです。
彼自身が伴奏を付けている可能性は高いですね。
さらに、謎の女性ボーカルがそのまま居残り、コーラスを付け始め、最終的にはデュエットに近い感じになります。
うーむ、実を言いますと、観客の歓声が若干わざとらしいタイミングで入っていて、本当にライヴなのかも疑わしい面もあります。
そして、一切のMCもないまま、ドラムのエンドもフェイド・アウトの編集さえなく、曲の終了とともに唐突にレコードは終わります。
ここまで聴き手を突き放したレコードも珍しいでしょう。
いっそ、いさぎよいと言ってしまいましょうか。
このレコードをお持ちの方で、女性シンガーが誰かご存じの方がいらしたら、ご教示ください。
追記
本盤収録曲は、どうやら99年にEdselからリリースされたCD、"Cajun Rod Stewart"に全て収録されているようです。
私は未入手なのですが、そちらには女性シンガー名が明らかにされているのでしょうか。
関連記事はこちら
バイユー超えて
ジャック・ダニエルズの夜
トミーのお気に入り
スワンプ・ポップ・ア・ラ・カルト
78年にリリースされたもので、ジャケ写だけでは分かりづらいですが、実はライヴ盤です。
だからアルバム・タイトルが「ショータイム」なのでしょう。
そして、A1の曲名が"Intro"なわけです。
Show Time
Tommy McLain
Tommy McLain
Side One
1. Intro
2. Take It Easy (Eagles)(77-40)
3. Red Red Wine (77-41)
4. Jackie Wilson, Said (77-63)
5. The Last Thing On My Mind (Gordon Lightfoot) (77-42)
6. Rockin Robin (77-43)
Side Two
1. Let It Be Me (Lennon, McCartney)
2. Suger Pie Honey Bunch (Jubette)(77-44)
3. The Long & Winding Road (Lennon, McCartney)(77-44)
4. Rose Garden (Joe South)
5. The Sea of Love (C. Khoury)(77-46)
6. Roll Over Beethoven (Chuck Berry)
7. The Commercials (77-44)
それにしても、毎度のことながら、いい加減なクレジットには呆れますね。
米国は、訴訟社会と言われていますが、この頃はまだギスギスしていなかったのでしょうか?
とりあえず、各曲名のあとのカッコ書きは原文のままです。
ここから、クレジットの誤りを一緒に笑っていきましょう。
"Take It Easy"の作者がEaglesなのは可愛いものですね。
まあ、正確ではないですが、他にもっとひどいのがあるので…。
しかし、いくらなんでも、"Let It Be Me"で、Lennon, McCartneyはないです。
妖しい謎の番号も不気味です。
テキサスの大らかさは、プロデューサー経由でルイジアナへも伝染している感じです。
さて、"Take It Easy"も、Van Morisonの"Jackie Wilson Said"も、まあTommyのファンとしては嬉しいサプライズ・チョイスです。
流れ的に"Rockin Robin"が唐突ですが、Tommyのレパートリーとしては、トップ40のカバーよりずっと自然なチョイスですね。
ただ、出来はいまいちで、意外にもメジャーもののほうがうまくいっています。
B面1曲目の"Let It Be Me"ですが、見事にビートルズ・ナンバーではなく、曲名どおりの内容でした。
この曲は、多くの人がやっていると思いますが、私の記憶が間違ってなければ、エヴァリー兄弟のレパートリーだったような気がします。
"Suger Pie Honey Bunch"は、なんだか分かりますよね?
このフレーズが出てくる歌詞を思い起こしてください。
有名なモータウン・ナンバーです。
そうです、フォー・トップスの"I Can't Help Myself"が正解です。
それにしても、これって、ホーランド、ドジャー、ホーランドじゃなかったのかな?
もう何でもありですね。
続く"The Long & Winding Road"は、流石にビートルズのあの曲でした。
間違ってなくて、むしろ拍子抜けしました。
ほっとしたところで、何の紹介もなく、女性ボーカルが出てきて"Rose Garden"を歌い始めます。
この曲は、ジョー・サウスの代表曲のひとつで、リン・アンダーソンほかのヒットで知られている名作です。
さらに、何と続けて女性ボーカルが"Sea of Love"をアンニュイな雰囲気で歌い始めます。
一体この女性は誰なんでしょう?
実は、かなり魅力的な声の持ち主で、いいシンガーのように思えます。
そんなことを考える間もなく、一転してTommyのボーカルで"Roll Over Beethoven"がスタートします。
アレンジが、オルガン・メインの伴奏になっていて、これはこれで面白いです。
ジャケ写では、Tommyがベースを構えていますが、もともと彼のメインはキーボードのはずです。
彼自身が伴奏を付けている可能性は高いですね。
さらに、謎の女性ボーカルがそのまま居残り、コーラスを付け始め、最終的にはデュエットに近い感じになります。
うーむ、実を言いますと、観客の歓声が若干わざとらしいタイミングで入っていて、本当にライヴなのかも疑わしい面もあります。
そして、一切のMCもないまま、ドラムのエンドもフェイド・アウトの編集さえなく、曲の終了とともに唐突にレコードは終わります。
ここまで聴き手を突き放したレコードも珍しいでしょう。
いっそ、いさぎよいと言ってしまいましょうか。
このレコードをお持ちの方で、女性シンガーが誰かご存じの方がいらしたら、ご教示ください。
Before I Grow Too Old by Tommy McLain
追記
本盤収録曲は、どうやら99年にEdselからリリースされたCD、"Cajun Rod Stewart"に全て収録されているようです。
私は未入手なのですが、そちらには女性シンガー名が明らかにされているのでしょうか。
関連記事はこちら
バイユー超えて
ジャック・ダニエルズの夜
トミーのお気に入り
スワンプ・ポップ・ア・ラ・カルト
【スワンプ・ポップの最新記事】
この記事へのコメント