2011年06月08日
バイユー越えて
少し前から探していたLPが出てきました。
しかし、こんなにポロかったかなあ?
いつ、どこで買ったのかは完全に忘れています。
おそらくは、大阪の中古レコード祭りとかで買ったのだと思います。
私は関西圏なので、昔はよく大阪のレコ祭りへ足を運んだものでした。
Side 1
1. Lose The Blues (Moody Man Mac) (Tommy McLain)
2. Singing To Beat The Band (Tommy McLain)
3. My Ol' Lady Left Me (Tommy McLain)
4. It's Not Fun Anymore (Tommy McLain)
5. Another Town Another Train (B. Anderson, B.Ulvaeus)
Side 2
1. (I Don't Love You) Since You Walked Out On Me (Tommy McLain)
2. Come Back To Me Babe (It's Raining In Natchez) (Tommy McLain)
3. New York City Dream (Tommy McLain)
4. That's Good Enough For Me (Tommy McLain)
5. Warrior (Tommy McLain)
久しぶりに聴きましたが、ほとんど初めて聴くような新鮮な気持ちで聴くことができました。
どうやら、DJプロモ盤のようです。
表ジャケには、曲目リストのプリントが添付されています。
また、ラベルには、マジックで落書きがしてあったりします。
どうも79年ころにリリースされたもののようで、録音はヒューストンのシュガーヒル・スタジオ、Huey Meauxによって制作されました。
以下は参加ミュージシャンです。
Keyboads : Peter Schless, Leo O'Neil
Bass : Rick Robertson
Drums : Rudy Blake
Guitars : Eddie Nation, Andre Mathews, Scott Hardy, Mickey Moody
Steel Guitar : Larry White
Back Ground Vocals : Pat Strazza & Gaylan Latimer
Produced by Huey P. Meaux
Tommy McLainは、"Sweet Dreams"ほかのヒット曲を持つ、スワンプ・ポップ・シンガーです。
多分、同じ時期のFreddy Fenderのバックと似たメンツだと思いますが、とても洗練された聴きやすいサウンドに仕上がっています。
全体的には、ロック寄りの音になっていて、きっとスタジオに勢いがあった時期なのでしょう。
伴奏に自信が感じられるような気がします。
特に、Mickey Moodyだと思われる、スライド風のギターが冴えまくってます。
アーシーでありながら、ソフィスティケイトされたおしゃれな雰囲気もあり、それが聴きやすく感じさせているのでしょう。
ジャケのイラストから連想させる、じめじめした湿地帯のイメージはないです。
曲によっては、コースト・カントリー風の爽やかささえ漂わせています。
そこへ、痰が絡んだようなTommy McLainのしゃがれたボーカルが乗ってきて、何とも面白いです。
時折り、絞り出すようなシャウトが必要な曲もあって、トミー先生が精一杯頑張ってます。
まあ、ほぼ自作ですから、自己責任ですね。
私は、最後まで、絡んだ痰が切れないような、苦しそうなボーカルを聴かされるうち、次第にくせになっていったものでした。
聴き終えるころには、すっかり、その世界にはまっていたのでした。
私は、TommyとFreddy Fenderとのデュエットがかなり好きです。
このうがい声が、Freddyの声と絡むさまに、はまらずにはいられません。
Freddy Fenderには、Tommy Mclainが書いた"If You Don't Love Me"という曲を表題にしたアルバムがありました。
個別には、一聴してスワンプな曲はもちろん、ブルージーな曲もあるなか、実は私は、"New York City Dream"なんて曲が好きだったりします。
この曲など、洗練されたシンガー、ソング・ライター風の曲展開でありながら、何気に見え隠れするイナタさに愛おしさを感じて、自然と惹きこまれて好きになってしまうのでした。
ヴィンテージ期の、青い炎がちろちろと燃えるような、線の細いボーカルも儚げで良いですが、70年代以降のつぶれた声が、男っぽくて私は好きです。
関連記事はこちら
ジャック・ダニエルズの夜
愛してないなら、なぜそっとしておいてくれない
しかし、こんなにポロかったかなあ?
いつ、どこで買ったのかは完全に忘れています。
おそらくは、大阪の中古レコード祭りとかで買ったのだと思います。
私は関西圏なので、昔はよく大阪のレコ祭りへ足を運んだものでした。
Backwoods Bayou Adventure
Tommy McLain
Tommy McLain
Side 1
1. Lose The Blues (Moody Man Mac) (Tommy McLain)
2. Singing To Beat The Band (Tommy McLain)
3. My Ol' Lady Left Me (Tommy McLain)
4. It's Not Fun Anymore (Tommy McLain)
5. Another Town Another Train (B. Anderson, B.Ulvaeus)
Side 2
1. (I Don't Love You) Since You Walked Out On Me (Tommy McLain)
2. Come Back To Me Babe (It's Raining In Natchez) (Tommy McLain)
3. New York City Dream (Tommy McLain)
4. That's Good Enough For Me (Tommy McLain)
5. Warrior (Tommy McLain)
久しぶりに聴きましたが、ほとんど初めて聴くような新鮮な気持ちで聴くことができました。
どうやら、DJプロモ盤のようです。
表ジャケには、曲目リストのプリントが添付されています。
また、ラベルには、マジックで落書きがしてあったりします。
どうも79年ころにリリースされたもののようで、録音はヒューストンのシュガーヒル・スタジオ、Huey Meauxによって制作されました。
以下は参加ミュージシャンです。
Keyboads : Peter Schless, Leo O'Neil
Bass : Rick Robertson
Drums : Rudy Blake
Guitars : Eddie Nation, Andre Mathews, Scott Hardy, Mickey Moody
Steel Guitar : Larry White
Back Ground Vocals : Pat Strazza & Gaylan Latimer
Produced by Huey P. Meaux
Tommy McLainは、"Sweet Dreams"ほかのヒット曲を持つ、スワンプ・ポップ・シンガーです。
多分、同じ時期のFreddy Fenderのバックと似たメンツだと思いますが、とても洗練された聴きやすいサウンドに仕上がっています。
全体的には、ロック寄りの音になっていて、きっとスタジオに勢いがあった時期なのでしょう。
伴奏に自信が感じられるような気がします。
特に、Mickey Moodyだと思われる、スライド風のギターが冴えまくってます。
アーシーでありながら、ソフィスティケイトされたおしゃれな雰囲気もあり、それが聴きやすく感じさせているのでしょう。
ジャケのイラストから連想させる、じめじめした湿地帯のイメージはないです。
曲によっては、コースト・カントリー風の爽やかささえ漂わせています。
そこへ、痰が絡んだようなTommy McLainのしゃがれたボーカルが乗ってきて、何とも面白いです。
時折り、絞り出すようなシャウトが必要な曲もあって、トミー先生が精一杯頑張ってます。
まあ、ほぼ自作ですから、自己責任ですね。
私は、最後まで、絡んだ痰が切れないような、苦しそうなボーカルを聴かされるうち、次第にくせになっていったものでした。
聴き終えるころには、すっかり、その世界にはまっていたのでした。
私は、TommyとFreddy Fenderとのデュエットがかなり好きです。
このうがい声が、Freddyの声と絡むさまに、はまらずにはいられません。
Freddy Fenderには、Tommy Mclainが書いた"If You Don't Love Me"という曲を表題にしたアルバムがありました。
個別には、一聴してスワンプな曲はもちろん、ブルージーな曲もあるなか、実は私は、"New York City Dream"なんて曲が好きだったりします。
この曲など、洗練されたシンガー、ソング・ライター風の曲展開でありながら、何気に見え隠れするイナタさに愛おしさを感じて、自然と惹きこまれて好きになってしまうのでした。
ヴィンテージ期の、青い炎がちろちろと燃えるような、線の細いボーカルも儚げで良いですが、70年代以降のつぶれた声が、男っぽくて私は好きです。
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