人は高い目標を設定しがちです。ただ、その目標が高いのか完璧かの違いを認識する必要があります。目標は高い方がいい。でも目標が完璧な理想だと生きているのが辛くなります。こうなりたいと人間はいつも思います。その目標が高いのか完璧なのかが違うだけで感じ方が変わってくるのです。人間に完璧に完成された人は居ないと私は思います。心情で揺れる事もあると思うし、決断を誤る事もあります。でも、それで良いと考えないと生きるのが苦しくなります。
もう少し自分を愛せるなら、時間をかける事が出来るならば。何かを見つける事が出来るのではないでしょうか。私も思います。なにか特別な存在になりたいと。でも実際に特別な存在かどうかを考えると無理なんです。それは、さきほどの完璧な人間になりたいと願っているから。どこかで理想が完璧な人間になっているのです。冷静に考えると無理だと思えるけど、根拠の無い自信が自分なら出来るのではないかと考えてしまいます。そして結果だけを見て気分が落ち込む。そんな繰り返しです。
社会の中で自分の代わりは沢山居るのです。でも、それは社会の中でです。あなたはあなたしか居ないです。だから社会の中で生きる方法を考える訳で、どうやって折り合いをつけるのか探していくのです。今はメディアを見ても不安を煽るような言葉に目がいき心配する事案が増えているのも事実です。沢山のコミュニティに属している中で会社や社会と家族とかの輪の中での役割も変わってきます。まだ今は何も無い存在でも、時間を費やして何かを成す事が出来ると思い、どうやったら出来るかを考えても時間は限られていますが出来るはずです。
生きる為に必要なのは勉強の出来でも仕事の成果でも無いと思います。もちろん出来ないより出来た方が格段に良いと言えます。でも、もっと大事な事があるのです。社会の中では代わりは居ても、あなた自身の代わりは居ないのです。私も同じです。会社の中には代わりは居る。けど私自身の代わりは居ないのです。その考え方の折り合いをつけながら生きています。私自身、悔しい思いもするし、もう生きるのが辛いと思う事もあります。でも何とか踏ん張って生きています。
辛いより楽しい人生の方がいい。でも世の中は厳しいから大人たちは折り合いをつけて生きている。他人から見たら何も無い私も何かを持っている人間に写っているかもしれない。私から見た他人は何かを持っている人間に見えるけど、その他人の人も何かを悩んでるかもしれない。そう思うようにしましょう。人間は悩む生き物です。悩んでる方は慌てずに。ゆっくりと目標を達成出来るように小さな挑戦をしていきましょう。