2010年06月06日
今年もホタルの季節がやってきました。ちゃんと戻ってきたんだねホタル君。蛍を写真に撮る方法はこれ。
毎年この時期になると気になるのがホタル。
綺麗な環境でないと育たないホタル。。。
なんていいますが、どちらかと言うとホタルの方が環境に適応してきた感じもします。
もちろん、昔ながらの綺麗な場所には沢山群れている訳ですが。。。
我が家の近く、開発が進みつつある場所にも、時折姿を見せるようになりました。
今年も昨年同様、数は少ないですが、昨夜姿を見せてくれて。。。
ホタルは写真に撮るの難しいですよぉ。
なんて言っても、あの微小な光りをカメラに収めるのですから。。
私が使うカメラは、一眼レフなんて高性能ではありません。
シャッターや高性能光学素子、高性能なレンズ。。
ハァ〜、溜息が出ます。。
コンパクトデジカメと言うカテゴリ真っ只中。。
ちょっとだけ、写真心をくすぐる汎用コンパクトと名前を付けておきましょう。
メーカーはオリンパス。型番はSP-370という既に廃盤の機種です。
このカメラ、コンパクトデジカメといいいながら、
シャッタースピード優先AE
絞り優先AE
プログラムAE
マニュアル
といった機能を搭載し、昔ミノルタのXDを使っていた私にとって、相性のいいカメラなのです。
ただ、さすがにレンズの色調は、ロッコールレンズのような温かみがありません。。
オリンパスのカメラ。。どの機種もと言うことではないと思いますが、マクロ(接写:近くによって撮影できるモード)と手ブレ補正が、値段の割りにいいんですよね。
オートフォーカスもかなり精度よくて、ねらったところをスポットで合わせこめます。
そんな私愛用のコンパクトデジカメで、ほのかに光るホタルの光りを取って見ましょう。
先ずはこんな一枚です。
真っ暗な中、三脚を立ててカメラを固定して、
カメラのモードはマニュアルモードです。
シャッタースピードは限界の15秒。
絞りは2.8の開放です。
フィルム感度はASA800(このカメラの限界)にセットして、
マクロ設定のオートフォーカスモード。
ホタルにレンズを向けたら、LED式のライトを当てます。
そのまま、シャッターを半押しにしてLEDライトを消して。。
(フォーカシング用に簡易照明が付いていますがLEDライトを使ったほうが確実です)
そっとシャッターを押します。
そんな写真がこれです。
昨日は、お月さんも出ておらず、周囲はほぼ真っ暗でしたので、15秒のスローシャッターでもほとんど背景は映りませんでした。
この明かりの色、なんともいえないでしょ?!
癒されませんか?! これが自然の光りです。 不思議ですよね。
次にもう少し写真らしい写真を。。
先ほどの写真である程度の感触(シャッタースピードと絞りの感じ)を掴んで、微調整していきますよ。
(お遊びで撮ってる写真ですので、データーはうるおぼえです。失礼!)
シャッターを開けっ放しにするので、光とレンズの織り成す効果がイマイチです。
花火の写真を撮るとき、上手く露出あっていないと色が飛んでしまうのと一緒ですよね。
この写真も、光りを受けすぎているので、光りの感じがイマイチなんです。
ということで、
感度を落としますよ。確か。。。 ASA400に設定
絞りは4.5
シャッタースピード3秒
の写真がこれ。。
どうでしょう? 光りの帯が見えるでしょ。
これでもまだ光りを入れすぎですね。
自然相手ですので、突然明るく光ったりするもんで。。
こうやってじっとしていてくれることってあまりないので、色んな設定を素早くしちゃわないといけませんし、何時飛んでいくんだろ?っておもうと焦っちゃいます。
気持ちを落ち着けて、じっくり考えて設定してくださいね。
微妙な光りは、手をかけないと捉えることが出来ません。
で、このままではホタルが見えませんよね。
寂しいです。主役がいないのですから。。。
ということで、今度はこの写真に主役を写しこんで見ますよ。
方法は色々あるとおもいます。
一つは、微小な光りを写しこんだ後、軽くオートストロボを光らせる。
でも、ストロボの光りは強すぎます。
ほんのり明るい感じでも、スローシャッターですからかなり光りを取り入れることができるんです。
撮り方はほぼ前に紹介した感じでちょっと小細工。。
LEDライトを付けて、ピント合わせのためにホタルを照らしたら、シャッター半押しでフォーカスロックです。
そのまま照明を遠くに向け、ホタルが少しだけ見える感じに。。
で、シャッターをパチリ。。
ホタルが映りましたね。いいでしょこれ。。
虫が嫌いな人は嫌かも知れませんが、この綺麗な緑の光りを放つホタル。
こんな姿をしているんですよ。
頭の赤い色が目印です。これ、目に見えますが目じゃありません。
もう少しホタルを明るく取ってみましょう。
この当たりはカット&トライ。何度も状態を確かめながら取ってみてください。
ホタルがはっきり映りました。
クロスフィルターを使って撮ってみたいですねぇ。。
どうなりますかね?!
最後に、ホタルの光りはナシで、成虫の姿を一枚。
ストロボは使っておりません。LEDヘッドライトだけの一枚です。
少しブレ気味ですが。。。
さて、どうでしたか?
コンパクトカメラでも、結構な写真が撮れるでしょ。
残念ながら、マニュアル設定ができることが前提です。
オートではこの写真は難しいかも知れません。
やってみてないので出来るかどうか分かりませんが、
自動露出(シーン設定ではなくてシャッター優先AEや絞り優先AE)
にしておいて、最初にホタルの光りだけを適当な時間写し込みます。
このままでは適正露出とならないので、カメラの性能にもよりますがシャッターは降りないでしょう。
次にLEDライトをゆっくり近づけて露光すると言う方法。
多分、適正露出でシャッターが降りるんじゃないでしょうか?
実験もしないで適当なこといってごめんなさい。試してみてください。
綺麗な環境でないと育たないホタル。。。
なんていいますが、どちらかと言うとホタルの方が環境に適応してきた感じもします。
もちろん、昔ながらの綺麗な場所には沢山群れている訳ですが。。。
我が家の近く、開発が進みつつある場所にも、時折姿を見せるようになりました。
今年も昨年同様、数は少ないですが、昨夜姿を見せてくれて。。。
ホタルは写真に撮るの難しいですよぉ。
なんて言っても、あの微小な光りをカメラに収めるのですから。。
私が使うカメラは、一眼レフなんて高性能ではありません。
シャッターや高性能光学素子、高性能なレンズ。。
ハァ〜、溜息が出ます。。
コンパクトデジカメと言うカテゴリ真っ只中。。
ちょっとだけ、写真心をくすぐる汎用コンパクトと名前を付けておきましょう。
メーカーはオリンパス。型番はSP-370という既に廃盤の機種です。
このカメラ、コンパクトデジカメといいいながら、
シャッタースピード優先AE
絞り優先AE
プログラムAE
マニュアル
といった機能を搭載し、昔ミノルタのXDを使っていた私にとって、相性のいいカメラなのです。
ただ、さすがにレンズの色調は、ロッコールレンズのような温かみがありません。。
オリンパスのカメラ。。どの機種もと言うことではないと思いますが、マクロ(接写:近くによって撮影できるモード)と手ブレ補正が、値段の割りにいいんですよね。
オートフォーカスもかなり精度よくて、ねらったところをスポットで合わせこめます。
そんな私愛用のコンパクトデジカメで、ほのかに光るホタルの光りを取って見ましょう。
先ずはこんな一枚です。
真っ暗な中、三脚を立ててカメラを固定して、
カメラのモードはマニュアルモードです。
シャッタースピードは限界の15秒。
絞りは2.8の開放です。
フィルム感度はASA800(このカメラの限界)にセットして、
マクロ設定のオートフォーカスモード。
ホタルにレンズを向けたら、LED式のライトを当てます。
そのまま、シャッターを半押しにしてLEDライトを消して。。
(フォーカシング用に簡易照明が付いていますがLEDライトを使ったほうが確実です)
そっとシャッターを押します。
そんな写真がこれです。
昨日は、お月さんも出ておらず、周囲はほぼ真っ暗でしたので、15秒のスローシャッターでもほとんど背景は映りませんでした。
この明かりの色、なんともいえないでしょ?!
癒されませんか?! これが自然の光りです。 不思議ですよね。
次にもう少し写真らしい写真を。。
先ほどの写真である程度の感触(シャッタースピードと絞りの感じ)を掴んで、微調整していきますよ。
(お遊びで撮ってる写真ですので、データーはうるおぼえです。失礼!)
シャッターを開けっ放しにするので、光とレンズの織り成す効果がイマイチです。
花火の写真を撮るとき、上手く露出あっていないと色が飛んでしまうのと一緒ですよね。
この写真も、光りを受けすぎているので、光りの感じがイマイチなんです。
ということで、
感度を落としますよ。確か。。。 ASA400に設定
絞りは4.5
シャッタースピード3秒
の写真がこれ。。
どうでしょう? 光りの帯が見えるでしょ。
これでもまだ光りを入れすぎですね。
自然相手ですので、突然明るく光ったりするもんで。。
こうやってじっとしていてくれることってあまりないので、色んな設定を素早くしちゃわないといけませんし、何時飛んでいくんだろ?っておもうと焦っちゃいます。
気持ちを落ち着けて、じっくり考えて設定してくださいね。
微妙な光りは、手をかけないと捉えることが出来ません。
で、このままではホタルが見えませんよね。
寂しいです。主役がいないのですから。。。
ということで、今度はこの写真に主役を写しこんで見ますよ。
方法は色々あるとおもいます。
一つは、微小な光りを写しこんだ後、軽くオートストロボを光らせる。
でも、ストロボの光りは強すぎます。
ほんのり明るい感じでも、スローシャッターですからかなり光りを取り入れることができるんです。
撮り方はほぼ前に紹介した感じでちょっと小細工。。
LEDライトを付けて、ピント合わせのためにホタルを照らしたら、シャッター半押しでフォーカスロックです。
そのまま照明を遠くに向け、ホタルが少しだけ見える感じに。。
で、シャッターをパチリ。。
ホタルが映りましたね。いいでしょこれ。。
虫が嫌いな人は嫌かも知れませんが、この綺麗な緑の光りを放つホタル。
こんな姿をしているんですよ。
頭の赤い色が目印です。これ、目に見えますが目じゃありません。
もう少しホタルを明るく取ってみましょう。
この当たりはカット&トライ。何度も状態を確かめながら取ってみてください。
ホタルがはっきり映りました。
クロスフィルターを使って撮ってみたいですねぇ。。
どうなりますかね?!
最後に、ホタルの光りはナシで、成虫の姿を一枚。
ストロボは使っておりません。LEDヘッドライトだけの一枚です。
少しブレ気味ですが。。。
さて、どうでしたか?
コンパクトカメラでも、結構な写真が撮れるでしょ。
残念ながら、マニュアル設定ができることが前提です。
オートではこの写真は難しいかも知れません。
やってみてないので出来るかどうか分かりませんが、
自動露出(シーン設定ではなくてシャッター優先AEや絞り優先AE)
にしておいて、最初にホタルの光りだけを適当な時間写し込みます。
このままでは適正露出とならないので、カメラの性能にもよりますがシャッターは降りないでしょう。
次にLEDライトをゆっくり近づけて露光すると言う方法。
多分、適正露出でシャッターが降りるんじゃないでしょうか?
実験もしないで適当なこといってごめんなさい。試してみてください。