2009年07月07日
お風呂の水漏れ。。水道の蛇口の水漏れを直す方法はこれ!
毎度のお越しありがとうございます。
本日はお風呂の水漏れの話を一つ聞いてください。
もう結構古い蛇口から、ポタポタといつも水漏れを起こしておりましたが、ここへ来て症状がひどくなり困っておりました。
ひどいときにはずーッと水が出ている始末で、もうそろそ寿命かなぁ。。。なんて諦めムードが漂っておりました。
蛇口を新規で買うと¥15,000円はします。もし交換を業者にお願いすると、恐らく¥5,000〜¥10,000円は工賃として取られ、占めて¥30,000〜¥40,000円はかかるのではないかと思います。
こんな不景気なときに、そんな金なんぞあるものか!といらついた私は、だめもとでの修理へ取り掛かることにしたのでした。。
蛇口はINAX(イナックス)製です。症状は栓の閉まりが悪く、水が完全に止まらないというものです。
とりあえずは分解です。分解。。。
先ずは元栓を止めます。これ止めないで分解したら、大変なことになっちゃいます。
@つまみを外すため、化粧フタを外します。
爪楊枝などとがってて傷の付きにくいものを隙間に差し込むと簡単に外すことが出来ます。
Aネジを解いてツマミを取ります。
Bなにやら重々しいものが見えてきました。
ためらわずに分解〜ぃっ!
モンキーレンチをかけてゆっくり外します。
こういったものにはシール(密閉性を良くするためにパッキンが入ってる)が入ってるので、切ったり傷つけないようにそっと回して外します。
Cさて、中はどうなってるのか。。ってこんな中には何もありません。
問題は、今外した止水栓でしょう。
Dオーリングが見えます。
このリングを外すためには専用工具が出ていますが、買うと高いので、ちょっと苦労しますがピンセットでやっつけちゃいます。先端に見える穴にピンセットを突っ込んで、先端を内側へ曲げこんで引っ張り出します。この時良くやる失敗は、急に外れて反動でどっかへ飛んでいってしまわないようにね。
Eちょっと原因を追究。何でもれるのでしょう?
この蛇口、90度しかつまみは回らないような構造です。ピンが軸に打ってあって、真鍮のケースに当たって回らないようになっています。
この栓がストッパーに当たっも、ガタツキが大きくて栓に隙間が出来ている状態のようです。
この栓は固定栓と可動栓に分かれて、パッキンで止水するものではありませんでした。
ゴム系統は使われておらず、セラミックで出来た固定・可動栓が作る隙間を水が通る仕組みです。軸の磨耗によって可動栓が正規の位置まで戻らないことによる不具合だとわかりました。
ここで、本来ならこの止水栓を全てユニットごと交換という判断が大半の方の結論でしょう。
しかし、この蛇口はかなり前のタイプで部品の在庫があるか。。。あっても費用がかかりすぎるんじゃないか?など、思いが頭をよぎったので、解決方法を検討することに。。。
数十分の検討の結果、ツマミのストッパーになってる真鍮のケースを削って、ツマミを通常より多く回るようにするという大胆な解決方法を取ることにいたしました。
Fは軸に打たれたピンが黄色の矢印部分に当たってとまることがわかると思います。
Gは可動栓を外した後に見える固定栓です。
Hが可動栓です。中央に見えるプラスの切り込み部分に、軸の突起がはまり込んで稼動栓を動かすわけですが、この部分の磨耗によって可動栓が通常の位置まで戻れないために、隙間が出来てもれてしまうというのが原因でした。
Iケースは真鍮です。リューター(回転砥石)で削れそうです。
目の保護のため、安全メガネをかけて失敗しないように削っていきます。
J荒削りは左側のビットで、細かい部分を削る際は右側のビットで削っちゃいました。
Kどうです?真鍮の色になってる部分が削ったところです。
稼動栓をはめながら微調整を繰り返し削りました。
Lあとは隙間がちゃんと閉まっているか確認して。。
M元通り組みつけていきます。
Nつまみの中のアダプターには方向がありました。皆さんがもし同様に分解修理しようとするなら、必ず分解のときにメモを残してくださいね。元に戻らなくなるともともこもありません。
O完了です!
無事直りました。これでまたしばらくは使えます。新手の修理になりましたが。。
でも、業者に来てもらって新たに蛇口を替えるぶん節約できるのでお薦めですよ。
本日はお風呂の水漏れの話を一つ聞いてください。
もう結構古い蛇口から、ポタポタといつも水漏れを起こしておりましたが、ここへ来て症状がひどくなり困っておりました。
ひどいときにはずーッと水が出ている始末で、もうそろそ寿命かなぁ。。。なんて諦めムードが漂っておりました。
蛇口を新規で買うと¥15,000円はします。もし交換を業者にお願いすると、恐らく¥5,000〜¥10,000円は工賃として取られ、占めて¥30,000〜¥40,000円はかかるのではないかと思います。
こんな不景気なときに、そんな金なんぞあるものか!といらついた私は、だめもとでの修理へ取り掛かることにしたのでした。。
蛇口はINAX(イナックス)製です。症状は栓の閉まりが悪く、水が完全に止まらないというものです。
とりあえずは分解です。分解。。。
先ずは元栓を止めます。これ止めないで分解したら、大変なことになっちゃいます。
@つまみを外すため、化粧フタを外します。
爪楊枝などとがってて傷の付きにくいものを隙間に差し込むと簡単に外すことが出来ます。
Aネジを解いてツマミを取ります。
Bなにやら重々しいものが見えてきました。
ためらわずに分解〜ぃっ!
モンキーレンチをかけてゆっくり外します。
こういったものにはシール(密閉性を良くするためにパッキンが入ってる)が入ってるので、切ったり傷つけないようにそっと回して外します。
Cさて、中はどうなってるのか。。ってこんな中には何もありません。
問題は、今外した止水栓でしょう。
Dオーリングが見えます。
このリングを外すためには専用工具が出ていますが、買うと高いので、ちょっと苦労しますがピンセットでやっつけちゃいます。先端に見える穴にピンセットを突っ込んで、先端を内側へ曲げこんで引っ張り出します。この時良くやる失敗は、急に外れて反動でどっかへ飛んでいってしまわないようにね。
Eちょっと原因を追究。何でもれるのでしょう?
この蛇口、90度しかつまみは回らないような構造です。ピンが軸に打ってあって、真鍮のケースに当たって回らないようになっています。
この栓がストッパーに当たっも、ガタツキが大きくて栓に隙間が出来ている状態のようです。
この栓は固定栓と可動栓に分かれて、パッキンで止水するものではありませんでした。
ゴム系統は使われておらず、セラミックで出来た固定・可動栓が作る隙間を水が通る仕組みです。軸の磨耗によって可動栓が正規の位置まで戻らないことによる不具合だとわかりました。
ここで、本来ならこの止水栓を全てユニットごと交換という判断が大半の方の結論でしょう。
しかし、この蛇口はかなり前のタイプで部品の在庫があるか。。。あっても費用がかかりすぎるんじゃないか?など、思いが頭をよぎったので、解決方法を検討することに。。。
数十分の検討の結果、ツマミのストッパーになってる真鍮のケースを削って、ツマミを通常より多く回るようにするという大胆な解決方法を取ることにいたしました。
Fは軸に打たれたピンが黄色の矢印部分に当たってとまることがわかると思います。
Gは可動栓を外した後に見える固定栓です。
Hが可動栓です。中央に見えるプラスの切り込み部分に、軸の突起がはまり込んで稼動栓を動かすわけですが、この部分の磨耗によって可動栓が通常の位置まで戻れないために、隙間が出来てもれてしまうというのが原因でした。
Iケースは真鍮です。リューター(回転砥石)で削れそうです。
目の保護のため、安全メガネをかけて失敗しないように削っていきます。
J荒削りは左側のビットで、細かい部分を削る際は右側のビットで削っちゃいました。
Kどうです?真鍮の色になってる部分が削ったところです。
稼動栓をはめながら微調整を繰り返し削りました。
Lあとは隙間がちゃんと閉まっているか確認して。。
M元通り組みつけていきます。
Nつまみの中のアダプターには方向がありました。皆さんがもし同様に分解修理しようとするなら、必ず分解のときにメモを残してくださいね。元に戻らなくなるともともこもありません。
O完了です!
無事直りました。これでまたしばらくは使えます。新手の修理になりましたが。。
でも、業者に来てもらって新たに蛇口を替えるぶん節約できるのでお薦めですよ。
ご自分で修理するならこれがひつようです。
オーリングを外すために必要です。
物を削るためにはこれが必要!全てセットのお薦め品です。
パワーはありませんが。。。
細かい作業にはこれ
バイブルです。
オーリングを外すために必要です。
物を削るためにはこれが必要!全てセットのお薦め品です。
パワーはありませんが。。。
細かい作業にはこれ
バイブルです。