キスの味

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今朝も陽射しが暑いぐらいだ。
秋は何処かへいってしまったのかなぁ。
昨日は新潟でスズメバチに刺されてお亡くなりになったらしい。
里にもよく熊が出てくるらしい。
これも猛暑の影響かも、とラジオで言っていた。

秋になると、クリーム系のスイーツも欲しくなる。
だがこの暑さでは今一つ欲求が沸いてこない。
そんな中、昨日知人から近所で美味しいと評判のシュークリームを頂いた。

シュークリームも息の長いスイーツの一つだろう。
シュークリームには大きく4種類の好みに分かれるようだ。

まず皮が固いか、柔らかいか、だ。
昔はほとんど柔らかいタイプが多かった。
父の焼くシュークリームの皮も柔らかくて美味しかった。
今は岩シューというぐらい、固いタイプのが多い。

そしてクリーム。
カスタードクリームのみか、生クリームとのツインか、だ。

頂いたシュークリームは固くて、カスタードクリームのみだった。

私の好みは皮は柔らかくて、生クリームも入っているのだ。
父が作っていたシュークリームがまさしくそうだったんだなぁ。
皮とクリームの柔らかさがうまくマッチしていたような気がする。

でも昨日のカスタードたっぷりのシュークリームも美味しかった。
カスタードが多過ぎて、すすってしまったけれど。

スイーツの秋に、心ハッピーなキッスだね。

昨夜の大雨もすっかり上がって、今朝は上天気だ。
まだ暑いぐらいだ。
秋らしい涼しさは来るのだろうか。

昨日、仕事が遅くなったので、簡単に済まそうと思って、
近所のスーパーをのぞいてみた。
そのスーパーの定休日の日だったが、年内営業しますの張り紙で、
営業していた。
いつもは休みなので、客足もちょっと少ないようだった。

子どもが刺身が好きなので、何かいいのがないかなぁと探していた。
見ると、なんと！
「50％引き」とのシールが貼ってある。
鯛やカンパチやヒラメ、上マグロなどの刺身が半額〜だなんて嬉しすぎる。
でもそれにしても、たくさん残っている。
ちょっと不思議だなぁと思いながらも、
マグロ、イカ、タイ、鮭、甘海老の5種類が入った刺身セットを買った。
500円だから、半額で250円！！と思って、他の物も少し買ってレジに並んだ。

レジでチェックを受けて、お会計の金額が自分が計算したより、高かった。
一瞬、え？？と思ったが、袋詰めの時にレシートを見るから、そのまま通り過ぎた。

レシートと刺身のパックを見て、分かった。
「50％引き」ではなく「50円引き」のシールだったのだ。
だから250円ではなく、450円なのだ。

だから、売り場にもたくさん、残っていたのだ。

帰宅して、子どもに話すと、
「まあ、良かったじゃん、普通ならこんな刺身食べられないしね〜
お母さんの目もだんだん老化してきたんだよねぇ。
おかげで美味しいお刺身、ありがとうね」って。

目の老化どころか、脳の老化なのだろう。
だって他の物も、全部「50％引き」って見えていたからね。

家計には悲しく、家族の舌には喜びのキッスだね。

今朝は肌寒いというより、寒いという感じだった。
だけど、動いたり、走ったりするとやはり汗ばむ。
街の装いは秋から冬に向かっている。

出勤途中、英会話AEONのティッシュを配っているお兄ちゃんがいた。
信号で止まろうとしていた私に一瞬、渡そうとしてまた手を引っ込めた。
「おにいちゃん、頂いていい？」と言って手を差し出した。
「自転車の方だったから、渡すのを止めたのです」と言いながら渡してくれた。
「おばちゃんだったからでしょ〜」なんて言うと、
「いえいえ〜」と顔は笑っていた。

信号待ちでまだ時間があったから、
「お兄ちゃん、英語はペラペラなの？？」と聞くと。
「僕、派遣で配っているだけなんで〜」と答えてくれた。
「アッ、そうなんだ〜時給は？」と聞くと
「1000円ぐらいです」って答えてくれた。
信号も変わったので、
「それじゃあ、風邪を引かないで頑張ってね」と言ってまた自転車を走らせた。

20代前半の男の子だった。
街頭のティッシュ配りも結構大変な仕事ときく。

朝から、変なおばちゃんにつかまってしまったなぁって思いながら、
まだ配っているのかな？？

ノルマのティッシュが全部配れるようにファイトのキッスだね。

今朝は重い雲が垂れ込めている。
こんな日は大人しく、家にいた方が良さそうな感じさえする。

昨日、テレビで４１歳で亡くなったジャーナリストの方について報道されていた。
確かに４１歳とは、この時代においては若いだろう。

たまたま、昨日知人と死ぬことについて話を交わした。

その方は今日誕生日を迎え、７５歳になるとの事だった。
ご主人に先立たれたが、孫はいるし、結婚していない子どももいるが、
自分としては精いっぱいやってきたから、いつ死んでも悔いはない、と
おっしゃっていた。
それに、「死ぬ時ってね、誰かが迎えに来るから、心配いらないのよねぇ」って。
私も思わず、
「そうです！！！父も危篤の時、両親たちが迎えに来ていたって言っていました」と答えた。

二人でそうそう〜と大笑いしながら、
「所詮ね、人間と言っても、地球上の一動物なんだからね」って。
また二人で、そうそう〜とまたまた大笑い。

「だから、生きている時は、精一杯やってお役目果たしたら、さようなら〜だわね」

亡くなると、その形はこの目で見えなくなるが、
存在はいつまでもあると思う。
現に、私は毎日、亡き父と心で会話している。
時々、父も参加してくれる時もある。

形は滅びても、命だけはつながっているといつも思っている。

若くして亡くなられた方に鎮魂のキス。

今朝は少し曇りがちだ。
動くとまだまだ汗ばむ。

早朝ジョギングを始めて４０日余り。
朝、下の子どもが登校するのと同時に家を出る。
６時１０分頃だ。

雨戸をガラガラって開ける家。
向こうからタバコを吸いながら歩いてくるサラリーマン。
すれ違いざまに、ちょっと分かるように咳をしたりして…

走って５分ぐらいで神社に着く。
心身を落ち着かせ、参拝。
神社の傍にあった畑が埋め立てられ、住宅地になってしまっている。
畑の所有者のおばあちゃんが病気をしたって聞いていたけどなぁ。

神社を過ぎると、玄関の所で愛猫の毛をすくおじいちゃんがいる。
「おはようございます〜猫ちゃん、可愛いですねぇ」とあいさつをする。

ここらはまだ農家が多い。
立派な家を見ながら、走る。

その立派な農家に住んでいる竹ほうきを逆さにいつも持っているおじいちゃんにも出会う。
「お〜、いつもよぉ、走ってござるな〜」と声をかけていただく。
「おじいちゃんもいつまでも、お元気でね〜」って。

家の方に戻ってくると、
近所の職人のおじちゃんにもいつも出会う。
「いってらっしゃ〜い」
老夫婦揃って仲良くの早朝散歩にも出会う。

朝練の子ども達にも「おはよう！いってらっしゃい〜」って声をかける。

家の手前に「シロ」という名前の犬がいる。
「シロ！ただいま〜」と言っても
シロはちらっとこっちを向いて知らん顔。

２０分ぐらいで家に着く。
寝ぼけまなこの姉が「おはよう〜」って起きてくる。

また今日も１日、元気でいこうね！って思えるこの時間だ。
早朝ジョギングに、エネルギーチャージのキッスだね。

今朝は台風一過の青空。
まぶしいくらいだ。
台風が列島を足早に駆け抜けていった。
昨夜の中秋の名月も流れる雲の向こうに時折姿を見せるだけだった。
いつもなら、この名月の光を頼りに夕食を頂くのだが、
今年は台風の暴風の音を聴きながらの食事になった。

朝、子ども達が起きてきて、
「昨夜の風はすごかったねぇ。家が飛んでいくかと思った〜」と言っていた。
下の子どもは怖さの余りか、夜泣きをしていた。
おかげで私は睡眠不足だ。

でもそんなことを全く知らない様子の子どもは、
朝食の時、シラスの中からイカの赤ちゃんを発見した。
「おっ、イカちゃんが〜」
それを見た姉は
「もうちょっと大きくなりたかったよねぇ〜」としみじみ。
体長わずか２センチ足らず。
姉はイカの刺身、するめが大好物ときてる。
あなたのために？？？

そんなたわいもない朝ごはんを終え、
道路には大量の小枝やら、どこからか飛んできたゴミ箱やらに驚きながらも、
子ども達は元気に登校していった。

今日から１０月。
今年もあと３カ月。
２４年度の下半期。

そんな節目の朝にお目見えしたイカの赤ちゃんに、ご冥福のキッス。

今朝はまた陽射しが強い。
ちょっと動くと汗ばむぐらいだ。

昨日は実家で用事があり、岐阜に出向いた。
最寄りの駅から一番電車に乗り、東京駅へ向かった。

東京駅のホームの電光掲示板では、
静岡〜掛川間でケーブルトラブルで６０分の遅れと表示されていた。
私が行くほうなのに、早朝で頭がぼけているせいか、
私は自分の事と思えず、大変だなぁって他人事のように思っていた。

車内に乗り込むと、やはり電光掲示板に同じ内容が流れていた。
車内放送でも同じことを流していた。

ウーム。
６時１６分発で、岐阜羽島には８時過ぎに着く予定だから、
９時過ぎてしまうのか…と思いながら、実家の母に遅れる旨を伝えた。

新幹線は静岡駅までは順調に走行していたが、そこからは徐行運転になってしまった。
子どもの登校を確認しようと自宅に電話した。
新幹線の走っている場所を聞かれ、「新幹線、自転車になっちゃったよ〜」と言うと、
電話の向こうで大爆笑だった。

結局、岐阜羽島に着いたのは１０時前になってしまった。
９０分遅れだ。
１２０分遅れだと払い戻しなのにねぇ。
それでも、車内の人たちは特に慌てることもなく、落ち着いていたのが
ちょっと不思議だったけど。

帰りの新幹線も、品川に着く前にまた徐行運転が始まった。
何でも東京駅で緊急停止ボタンが押されたとかだった。

私は下車の準備をし、デッキで流れ行く街の夜景を見ていた。
「またまた、徐行かぁ。こういう時もあるもんだねぇ」って
そばにいた赤ちゃんをあやしながら、東京駅に着くのを待っていた。

すると、そばのサラリーマンがスマホ片手に
「何やってるんだよ〜！くそぉ！新幹線、いい加減にしろよ〜！」なんて
怒鳴っている。
アラアラ、きっと急いでいるんだよね。
隣の山の手線の方が速く走っているしさぁ。

新幹線もとっても便利だけど、
一つ狂っちゃうと不便極まりなくなってしまうんだよねぇ。

新幹線クンも色々、お疲れさんのキッスだね。

今朝は空一面にいわし雲が広がっていた。
秋だなぁと思いながら、自転車をこぐ。
風も少し肌寒い感じなのに、まだ長袖を出していないので、
半袖で疾走する、鳥肌を立てながらだけど。

昨夜、夕食を作っているところに一本の電話。
私の友達だった。
「ごめん、助けてくれない？」と暗めの声だった。
「どうした？」と聞くと、
「バッテリーがあがっちゃってさぁ」って。

なんだぁ。
声が暗いからちょっと驚いたよぉと言いながら、
「大丈夫！！今からすぐ行くから待ってて」と言いながら、
子どもたちに事情を話し、残りのおかずを作っておいてと頼み、
急いで現場へ向かった。

車で１０分ぐらいの所だった。

友達はごめんねと言いながら、早速ボンネットを開け、
私の車のバッテリーとをケーブルをつなぎ、事なきを得た。

「運が良かったよ。今の時間、たいてい酔っ払っているからさぁ」なんて言いながら、
また急いで家に帰った。

「おかえり！おかず作っておいたから〜」
食卓を見ると、なんとアジの刺身とポテコロが出来ているではないか。
「うわぁ、お母ちゃんは要らないよねぇ」って言うと、
「いやいや、お母ちゃんはちゃんと要るから〜」なんて笑っていた。

今日からテストなのに、ホントにありがたい子ども達だ。

私のれんこんバーグより絶品なおかずだった。
感謝のキッスだね。

今朝は風が涼しいが、陽射しが少し暑い。
急に寒くなったせいか、風邪気味の人が増えてきた。
冷えを受けやすい人は要注意だろうなぁ。

子どもたちも明日に控えたテストに向けて勉強をしている。
下の子どもに至っては、慣れない事をするせいか、
鼻血を出して、あえなくノックダウン。

私は去年の１０月に始めた歌のレッスンが昨日で丸１年を迎え、
先生に「よく頑張りましたね。これからも歌を楽しんでくださいね」って、
ほめられた。

気分も良かったので、帰宅してから、
先週、仕込んだコーヒー酒をなめてみた。
まだ、完全なお酒だった。

暑くなくなってくると、ビールには手が伸びなくなる。
その代わり、アルコール度数の高いものが欲しくなる。

先日、薬膳酒の作り方の本を知り、
冬に向けてのお酒を仕込むことにした。
なしや新しょうがをリカーに漬けてみた。

大好きなコーヒーも試しに漬けてみた。
やや酸味の強いキリマンジャロの豆を漬けた。
１か月もすれば、美味しいコーヒー酒が出来るかな。

虫の声を聴きながら美味しく醸成します様に。
コーヒー酒にメロウなキス。

彼岸のお中日を境に、冷え込んできた。
暑さ、寒さも彼岸までなのだなぁと改めて実感する。

今日は彼岸明け。
朝早く起きて、送り団子ならぬ、送りおはぎを作った。

父の写真に前にお供えする。
子どもの朝の食卓にも出した。

「なんで、今日もおはぎなの？」
「彼岸明けなんだよ」って言うと
ふーんって分かったような分からないような顔をして
美味しそうに食べていた。

先日は義母の喜寿のお祝いで身内が集まった。

そこで食事の席で、義父が義母に大変感謝していると、
みんなの前で話してくれた。

自分の父親が早く亡くなり、母親と子ども一人の所に、
義母が嫁に来てくれて、息子たちを産み、
またその息子も結婚し、孫が授かり、
あんなに寂しかった家庭がこんなににぎやかになって
本当に僕は嬉しい、と。
これも本当に義母のおかげだと何度も頭を下げていた。

子どもたちも神妙に聞いていた。

今、みんな自分の事だけで精一杯の人も多いだろう。

でもこんな節目、節目に、
お祝い事をしたり、食事を作ってみたりして、
自分はこんな位置で、こんな風にいるのだなぁって
俯瞰的に自分の人生を見れると良いなぁって思った。

亡き父の魂も彼岸の向こうへ帰って行ってしまった。

送りおはぎに、見守っていてねのキッス。