2016年11月13日
ブラック企業を擁護するバカ
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おはようございます。
テレビを付ければ相変わらずトランプ・ショックのニュースばかりですが、
当面は致し方ないでしょう。
さて。
電通のブラックぶりが明るみに出た後、
様々な情報を調べていますが、
中には電通のようなブラック企業を擁護する意見もあります。
中には「貴方だって、パワハラしないと言い切れるか?」
と、政治家のディベートのような無意味な論調もあります。
日頃から世の中や身の回りの人間を観ても何とも思考を働かせず、我が身を顧みることができない人間こそが、
平気でパワハラ・セクハラをするのでしょう。
確かに、環境や社風というのは恐ろしいものがあります。
電通で、女性社員を自殺に追い込んだ上司も、その社風に毒されたのかもしれません。
しかし。
今の世の中、パワハラやセクハラが問題視されていることは明白です。
電通という会社では、パワハラやセクハラを「悪」として認識しない社風だったことは、
今までの事件や証言で明らかになっています。
しかし、社風だからと言って、自分の行動・発言を擁護できるのでしょうか?
相手の人権を損なうような発言をしたという自覚もない
人としての道徳さえ、社風というものに奪われるのであれば、
尚更そんな組織は抹殺されるべきでしょう。
電通に限らず、ブラックのパイオニア・ワタミだって経営者の独裁的な暴論により、
人を人とも思わないような社内風土が形成されたことは明らか。
ブラック企業は確かに社風や環境が悪質です。
しかし、それを創り上げるのは一部の人間なのです。
ワタミも電通も、片手程度の経営陣で成り立っていますか?
多くの人が経営に関わり、その中にはまともな人もいるかもしれません。
本当に悪人ばかりが集っているのなら話は別かもしれませんが、
自社の社風、経営者の人格に疑問を持ちながら働いている人も多いでしょう。
ただ、どんな社風であろうと、人権が疎かにされ、
社風の前に人権さえ侵害されるような組織は擁護される必要は一切ない。
社内での上下関係を、人としての上下関係だと勘違いする人間ほど真正のバカなのです。
また、ネットで自分と反対意見の人、そこらにある論調を掬いあげてスグに否定したがる人も、短絡的なバカなのでしょう。
電通では、社歴が浅い人員が会議で発言するのを認めず、
飲み会での暴力行為も日常的にあったといいます。
この話が本当であれば、電通という組織は人道的な部分以外にも
組織や仕事そのものを勘違いしていると言えます。
ブラック企業の体制・体質を深く考察する議論はあって良い、
むしろ無くてはならないものですが、
そこに無暗に「○○を批判するやつはバカ」とか「自分はどうなんだ」という
議論のすり替えに持って行きたがる人間ほど無責任なものはありません。
ブラックはブラック。
その体質を批判し、犯罪の実行者こそ処罰されて然るべきなのです。
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