2014年04月08日
タイヤ空気圧が少ないままでは、問題が様々あり!
前回の、タイヤ空気圧は減っていくので必ず調整が必要、と記載した件の関連になりますが、タイヤ空気圧が少ないままではなぜだめで、なぜ調整が必要なのでしょう。
タイヤ空気圧が少ないままの問題点は、いくつもあって、それそれが安全走行に対し、危険を伴うものだったりします。
まず、危険性ですが、タイヤの空気圧が少ないと、タイヤがへこんでつぶれた状態で走行することになります。
すると、タイヤの剛性が下がり、タイヤがしっかり踏ん張れず、車がフラフラします。
この状態で高速走行すると、タイヤがつぶれている分、回転に伴うタイヤの変形量が多くなり、タイヤが発熱し、タイヤのゴムが急速に劣化したり、高速回転したタイヤが波打ち、バースト(タイヤの破裂)につながる『スタンディングウェーブ現象』が起こりかねない、危険があります。
また、雨などで、水たまりにタイヤが入った時に、タイヤが水の膜の上を滑るように浮いてしまい、ブレーキもハンドル操作も効かなくなる、『ハイドロプレーニング現象』が起こる危険もあります。
このハイドロプレーニング現象は、水たまりなどの水の膜を、通常はタイヤの溝で排水しながらタイヤがしっかり路面をとらえて走行するところを、タイヤ溝が減っていたり、スピードを出しすぎていたりすると、起こりやすいのですが、タイヤ空気圧が少ない状態でも、タイヤがつぶれる分、タイヤの接地面が大きくなって、水に浮きやすくなる事でも起こります。
それから、タイヤ空気圧が低いせいで、タイヤが偏摩耗(タイヤの異常な減り方)して、タイヤの寿命が短くなったり、つぶれたタイヤで走行するせいで、燃費が悪くなったりします。
このような、様々な危険や安全運転にかかわってくるタイヤ空気圧ですので、やはり、定期的なチェックと調整は必ずするようにしましょう。
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