2014年05月28日
走行中ゴーゴー音、ハブベアリングの異音の判定方法!
走行中に各タイヤの辺りからゴーゴー音が発生する、ハブベアリングの異音が出ている場合には、異音が発生している箇所のハブベアリングの交換が必要です。
この場合、ハブベアリングの異音かどうか、と、どのタイヤの所で異音が発生しているか、の確認が必要になります。
ハブベアリングの異音というのは、
・音の種類は、ゴーゴーや、ゴロゴロという感じの音。
・スピードを上げていくと、それにともなって音が大きくなっていく。
・タイヤ回りからの異音。
・走行中にハンドルを少し切って蛇行運転すると、音のうなりが変化する。
などで、ハブベアリングから発生の異音だと、判定をします。
それと同時に、前後左右、どこの位置から発生しているかは、
・走行時に前後の音の出かた、大きさをよく聞く。
・必要に応じて、後部座席に乗ってみて前後の音の違いを確認。
・走行中に左右にハンドルを少し切って蛇行した時に、荷重移動によって音が左右でどう変化するかの確認。
・リフトアップしてタイヤを浮かせた状態で、車を走らせて、各車輪のハブベアリングの音を聴き比べる。
・浮かせたタイヤを手で空回りさせて、各車輪のハブベアリングの音をサウンドスコープで聞いて確認。
などの方法により、どこのハブベアリングの異音かを、判定します。
*サウンドスコープとは、整備士が異音判定に使う聴診器のような器具です。
両耳にしっかり聞こえる聴診器型 メカニックサウンドスコープ
左右の音の判定の簡単な方法は、
走行中に、左右に荷重移動をさせることで、ハブベアリングにかかる荷重の重さが変わり、異音の出かたに変化が起こります。
直進から少しハンドルを切っていくと、右に切れば逆の左方向に遠心力が働く関係で左に車が傾き、結果、左に荷重がグ〜ッとかかります。それを左右交互にグ〜ッグ〜ッ、という感じに車を揺らしてあげると、音の変化がわかり易いです。
異音が出ているダメな方に荷重がグ〜ッとかかった時に異音が大きくなります。
異音が出ていない方に荷重をかけても、異音はしないので、音の変化もないです。
例。
右にハンドルを切って、左に荷重をかけた時にゴーっと音がうるさくなり、左にハンドルを切って右に荷重がかかった時には音がしなければ、ダメなのは左側。
左右で同じようにゴーっとうるさくなるようなら、左右どちらもダメという事になります。
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