2015年05月17日
リヤブレーキ鳴き・異音の止め方、修理方法について!
ブレーキ鳴きや、ブレーキの異音でよくあるのが、リヤブレーキ回りからの異音です。
リヤブレーキからの鳴きや異音は、ブレーキをかけた時に、ブレーキのこすれ具合が悪かったり、ブレーキ表面の材質が硬化・変質してしまったりして発生することがあります。
(リヤブレーキのライニングの状態。表面が焼けて光っているように見えます。)
*画像はパーキングブレーキのライニングです。
リヤブレーキ鳴きの場合は、まず、ブレーキドラムとライニングの状態を確認して、ライニングがなくなっていれば当然交換ですが、表面が焼けていないかの確認をします。
ブレーキは過度の使用で表面に熱がかかり過ぎると、表面が光って見える焼けた状態になり、表面がカチカチの状態に硬化して、ブレーキをかけた時にキーキーというブレーキ鳴きが発生しやすくなります。
この場合は、ブレーキライニングの表面を、サンドペーパーなどで一皮削って、新しい面を出してあげると、良くなります。
(ブレーキライニングの表面を削った後の状態)
このようにブレーキの表面を削って新しい面を出す事を、「ブレーキの当り修正」ともいいます。
今までのブレーキのこすれ具合=「ブレーキの当り」をブレーキを削ることでブレーキの当りを付け直す事を言います。
これにより、多くの場合はブレーキ鳴きが改善されます。
また、ブレーキ鳴きの原因が、ブレーキドラム内に溜まったブレーキダスト(ブレーキの削れた粉)がブレーキライニングの表面に付着していただけの場合もありますので、その場合は、ブレーキの清掃・給油の処置をすればよいと思います。
ちなみに、このページに載せてある画像は、リヤのディスクブレーキ内にあるパーキングブレーキですが、おそらくパーキングブレーキをかけたまま走行したのか、ライニングが焼けていて、パーキングブレーキのわずかなこすれ具合からブレーキ鳴きの原因になっていました。
また、通常のドラムブレーキの場合も当然、サイドブレーキをかけたままの走行が、ブレーキが焼ける原因=ブレーキ鳴きの原因にもなります。
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