現役・自動車検査員が教える！お手軽カーメンテナンス

ブレーキ異常の現象で、走行中のブレーキ時や、信号、一時停止でのブレーキ時などに、ブレーキが「ガッガッガッガッ」と異常に振動するように作動するものがあります。 特に低速時、止まる寸前に現象が起こりやすい場合は、ＡＢＳが誤作動しているケースが考えられます。 ＡＢＳとはアンチロックブレーキングシステムの略で、滑りやすい路面でもブレーキがロックしないように制御しているブレーキ制御の事です。 この現象のケースの場合、各車輪についている車速センサー（スピード..

ファンベルトというと、エンジンのオルタネーター（発電機）やエアコンのコンプレッサーなどをエンジンの力で回すためのベルトです。 エンジンには、他にもパワーステアリング用のパワステベルトも油圧式の場合には備わっています。 よく、ファンベルトからのキーキー音などの異音がする、などの不具合で、ベルトを点検すると、ベルトの亀裂や裂け、緩みなどが見られ、ベルトが傷んでいる場合には、交換が必要になります。 （↑ファンベルトが傷んで、裂けてきている状態）..

車の発進時や少しスピードを上げた時に、タイヤの辺りから、ギシギシや、ゴトゴトと、異音がする場合は、タイヤの締め付け不足が考えられます。 タイヤのナットがしっかり締まっていないと、タイヤとタイヤの取り付け面との密着が悪く、タイヤがきしむ『ギシギシ』という異音が発生します。 また、それをそのまま気づかずにいると、タイヤのナットのゆるみが進み、タイヤが外れかけてくる『ゴトゴト』という音に変わってきます。 そうなると、高速走行なんかは当然危険ですし、..

エンジンをかけると、キュルキュル音がする、 ハンドルを切ると、キュルキュル、キーキー音がする、 などは、エンジンのベルトなきと思われます。 エンジンには、エンジンの回転と共に発電機などの補機類が一緒に回るようにベルトが付いていて、そのベルトが伸びて緩んできたり、材質の劣化で亀裂が発生したりすると、エンジン回転時にベルトからキュルキュルとスリップ音が発生することがあります。 特に、エンジンかけ始めや、ハンドルを操作した時や、加速時などに音が大きく..