2014年04月30日
車の異音!エンジンの方よりキュルキュル音がする!
エンジンをかけると、キュルキュル音がする、
ハンドルを切ると、キュルキュル、キーキー音がする、
などは、エンジンのベルトなきと思われます。
エンジンには、エンジンの回転と共に発電機などの補機類が一緒に回るようにベルトが付いていて、そのベルトが伸びて緩んできたり、材質の劣化で亀裂が発生したりすると、エンジン回転時にベルトからキュルキュルとスリップ音が発生することがあります。
特に、エンジンかけ始めや、ハンドルを操作した時や、加速時などに音が大きくなる事があります。
このような状態で、車を走らせ続けると、音が大きく耳障りなだけでなく、ベルト切れを起こしてしまう危険性があります。
ベルト切れを起こすと、切れたベルトのかかっていた補機類の働きがなくなるため、車に何かしらの異常をきたします。
何のベルトかにもよりますが、例えばパワステベルトが切れた場合には、パワステが効かなくなりますので、一応ハンドル操作はできるものの、ハンドルがかなり重くなります。
(パワステは、ベルトで回されたポンプの油圧で、本来、力のいるハンドル操作を軽くしています。最近の車は電動式が増えてきていて、電動パワステなら、ベルトはありません。)
発電機のオルタネーターのベルトが切れた場合は、発電しなくなるため、バッテリー上がりを起こしてしまいます。
バッテリーの電気の蓄えがあるうちは、それを使ってエンジンが回っていますが、バッテリーへの充電ができないため、バッテリーを使い果たしてしまうと、走行不能になってしまいます。
車によっては、オルタネーターベルトが切れて、充電がしなくなると、メーター内に充電の警告灯を点灯させる機能もありますので、それに気が付けば、走行不能になる前に、整備や移動の対応ができると思います。
もし走行不能になってしまったら、整備工場に連絡するかJAFに来てもらうかして、車の移動と整備をしてもらわなければなりません。
それと、夏場にはよく使う、エアコンの駆動にも、ベルトを使用しています。
エアコンベルトも、切れてしまえば、もちろんエアコンが効かなくなりますので、走行には問題ありませんが、夏の炎天下でも冷たい風はまったく出てこなくなり、外気の送風だけしかできない状態になってしまいます。
ですので、エンジンのキュルキュル音がして、このようなベルトなきがしているようなら、早めに車を整備工場に見てもらい、安心して車に乗れるようにしましょう。
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