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2014年05月09日

ドライブシャフトの異音にはいろいろあり!


ドライブシャフトの異音で、よくあるのが、ハンドルをいっぱいに切って走行した時にコトコト・カラカラ音が出るものがありますが、それ以外にも異音がすることもあります。

これもハンドルをめいっぱいに切った時によく出る異音ですが、車を動かして前の方からキチキチキチっと音がしたら、フロントドライブシャフトのブーツからの異音が考えられます。


これは、フロントドライブシャフトの、ハンドルを切った時や段差でのタイヤの動きに合わせて、自在に角度が変わるようにできているジョイント部のブーツ(ゴムなどで出来ているカバー)のきしみの音です。

ドライブシャフトのブーツは、ドライブシャフト内のベアリングなどを覆って保護していて、砂などの異物や雨などが、ベアリング内に侵入しないように作られています。


そのブーツは、角度が変わってもしなやかに動けるようにジャバラ状に作られていますが、ハンドルをめいっぱい切った時に、ブーツのジャバラ部分がよじれてこすれあい、キチキチときしむような音を立てるものと思われます。


この、ドライブシャフトのキチキチ音がする場合は、ドライブシャフトのブーツ部に、スプレーグリスなどを吹きかけるときしみが和らいで、キチキチ音がしなくなります。

この時、吹きかけるグリスなどの種類で気をつけないといけない事は、よくある金属性部分に使う潤滑剤などはゴム類を変質してしまう恐れがあるので使わない、という事です。


ですので、ブーツにグリスを直接塗るか、
リフトアップしないでハンドルを切ったタイヤの脇からなら、スプレーグリス
が便利ですし、
いろんな素材に対応していてゴム類の潤滑に最適なものなら、フッソオイル
などを吹きかけるのがいいと思います。

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ブーツのゴムが固くなって劣化しているようなら、ブーツの交換や、ドライブシャフト自体の交換なども必要になってきます。








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Mr.自動車検査員
私は、自動車検査員という国家資格をもって、日々、自動車の整備や検査に携わっています。 自動車検査員というのは、車検などで車が国の定める厳しい検査基準をクリアしているかを判断する役目の人の事です。車の構造はもちろん、法律の知識も熟知していなければなりません。 常に車には厳しい目で接していますが、そうだからこそ、自動車に対する愛情は人一倍持っています!皆さんに少しでも、自動車のいろいろな事を紹介できたらと思います。
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