2015年01月05日
タイヤ付け替えの時に、タイヤが外れない原因は!
タイヤの付け替えの時期になると、「タイヤが外れなくて、タイヤの付け替えができない、困った」、とういような事を、たまに聞くことがあります。
そのような状態の車両のタイヤを外そうとする時、確かに、タイヤのナットを全部外してもタイヤが外れてきません。
そんな場合はほとんどが、ホイールと車両側取り付け部分とのサビ付き・サビの噛みこみによるものです。
(車両側のタイヤ取り付け面=ハブ部分。サビ付いている状態)
このように、タイヤの取り付け部分がさびていて、タイヤのホイールがガッチリくっついてしまって、外れてこなくなることが起こります。
また、何とかタイヤを外せても、サビをこのままにしてタイヤを付け替えてしまうと、このサビを挟み込んでしまうことになり、タイヤのホイールと取り付け面の合わせ部分で、サビがガッチリ挟み込んでしまって、今回よりさらに外れにくくなってしまう事もあります。
タイヤが外れにくくなって、サビがでていたなら、できるだけサビを落としてからタイヤを取り付けした方がいいです。
サビを落とすのには、サンドペーパーを使うといいですよ。
では、なぜこのようにサビるかというと、
冬場は特に、雪の降る地方では雪や氷をとかす融雪剤を大量に道路上に撒いていて、その融雪剤の成分が、金属を(=車を)サビさせています。
融雪剤の成分には、塩分が多く入っていて、よく『塩カル』などと呼ばれるものです。
金属は塩分が付くと、すぐにさびてしまいます。
これらのサビは、『塩害』とも呼ばれています。
そのせいだけではありませんが、雪深い地方ほど、融雪剤を多く使い、車もよくサビています。
ちなみに、海に近い場所に車を置く場合も、海水の塩分により、よくサビています。
一般道よりバイパス、バイパスより高速道路の方が、融雪剤は多くなります。
融雪剤での車のサビが気になる場合は、車のボディーと下回りを洗浄機で洗い流すのが有効ですし、あらかじめ、車の下回りに塩害対策の塗装被膜を施すこともできますので、その場合は、カーディーラーや自動車整備工場に相談するといいでしょう。
このようにして、タイヤが外れなくなる場合がありますが、タイヤがサビ付きなどにより外れてこない場合でも、衝撃を与えれば外す事はできます。
ですが、タイヤがなかなか外れず、外すのに注意が必要な場合もありますので、そのあたりの事を次の掲載に載せようと思います。
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