2018年05月04日
タイヤの適切な締め付け!ゆるみ・しめすぎに注意!
タイヤ交換の際、タイヤのナットの締め具合、適切に行っていますか?
タイヤのナットの締め付けをおろそかにしてしまうと、タイヤが緩む・外れるなどして、思わぬ故障や事故につながることもありますので、注意が必要です。
とにかくしっかり締め付けさえすればいい、と思ったら、それは間違いです。
手でナットを締め付けて終わる・次の交換の時に緩められないと困るから、と緩めに締める、これも間違いです。
タイヤのナットの締め付けすぎは、ボルトが折れてしまう事もありますし、その時は大丈夫でもボルトが伸びて弱くなり、いずれ折れてしまったりする事もあり、これらはタイヤが外れてしまう原因になりますので、危険な事です。
反対に締め付けが緩いと、ナットが外れてしまったり、ナットが緩んだ状態で走行していると、ボルトに曲がる力が加わり続けて、いずれ折れてしまう事もあり、そうなるとタイヤが外れる原因になりますので、これも危険な事です。
ですので、タイヤのナットの締め付け具合は適切に行わなければいけません。
では適切なタイヤのナットの締め付け具合は、というと、
決められた「締め付けトルク」というものがあります。
締め付けトルクというものは、ボルトやナットの締め付ける力・締め付け具合の事で、N・mやkgf・cmなどの単位で決められています。
ほとんどの自家用乗用車では、100〜110N・m、軽自動車では90〜100N・mほどです。
車の取扱書などには103N・mなどと記載されています。
私の知る限りでは、乗用車はほとんど103N・m、軽自動車で98N・m、ランクルなんかの大型の乗用車で110N・mなどです。
この締め付けトルク通りに締めるには、トルクレンチを使います。
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トルクレンチは、締め付けの際、決められた締め付けトルクに達すると、「カチッ」と音を立てて締め付けトルクに達したことがわかる、便利な工具です。
グ〜っと締めていって、カチッと音がしたら締め付け終わりです。
トルクレンチは握りの部分が太めに作られていて、締め付ける際に手が痛くなることもなく、非常に使い勝手の良い工具になっています。
次回は、トルクレンチがなくてもできる適切な締め付け方を紹介します。
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