2014年04月17日
タイヤ溝のチェック!残り溝の使用限度の目安!
タイヤは、自動車にとって、走る、曲がる、止まる、というもっとも大事な基本性能を発揮するための、最重要部分といっても過言ではないほど、大事なものです。
いくら性能の良い車でも、タイヤをおろそかにしては、いい走りはできませんし、タイヤの状態次第では、安全上の危険も考えられます。
タイヤ溝のチェックは、いつでも簡単にできますし、タイヤ空気圧と合わせて、タイヤの状態を知る大事なポイントです。
タイヤの溝を簡易的に点検する方法として、タイヤ溝の中にあるスリップラインというラインがどんな状態かを見ることで、どこまでタイヤが消耗しているかが、分かります。
スリップラインまで消耗したタイヤ
このタイヤは、限界まですり減ってスリップラインが出ているのですが、タイヤ溝の中に、横一列に平らになっている線(画像的には縦の線)が見られますが、それがスリップラインです。
スリップラインがタイヤ表面まで出ていたら、そのタイヤはもう限界です。
タイヤ溝の減ったタイヤで走行していると、タイヤがスリップしやすくなったり、雨の日には、ハイドロプレーニング現象といって、タイヤが雨水を排水しきれず、水の上を滑ってしまう事が起こったり、危険な事が考えられます。
新品のタイヤ溝は、8mmほどです。
新品タイヤの溝の状態
一方、スリップラインが出る状態は、法令の安全基準で決められた、タイヤの使用限度の1.6mmです。
これ以上溝が少ないと、安全に走行できません、という限界値で、このスリップラインまで減ったタイヤでは、車検も通りません。
あくまでも安全基準ですが、思わぬところでのスリップなどにつながりますので、溝の少なくなったタイヤは、早めに交換するようにしましょう。
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