タイムトラベル

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ビニール傘と言えば、急な降雨の際に、コンビニなどで購入した経験がある人は少なくないはずです。ワンコインで購入できて、雨をしのげる便利グッズですね。実は現在、そのほとんどが外国製であることをご存知でしょうか。

一方で、お札が数枚ないと買えない高級な国産ビニール傘というものもあり、しかも人気を集めています。こちらの製造に取り組んでいるのは、江戸時代から続く老舗メーカー『ホワイトローズ』の１０代目。注目を集める老舗の裏側に迫ります。


食器や調理器具などの問屋が並ぶ東京・西浅草の合羽橋商店街から近い下町の一角に、傘の花が咲いている店があります。それが老舗「ホワイトローズ」。須藤宰さん（６０）はビニール傘の開閉を繰り返し、骨組みのチェックに余念がありません。

須藤さんは、ビニール傘について、「使い捨ての象徴のように捉えられているのは残念。ただ、価格では勝負にならない。中身で勝負だよ」と語ります。

先述の通り、ビニール傘市場は、安い外国製がほぼ独占。そんな中、須藤作は最も安くて１本５４００円もします。一般的なビニール傘の約１０倍ですね。最高値になると、１万２９６０円で、有名ブランド並みとなっています。

これらの高級傘は、「本当に必要な人に使ってもらいたいから」との理由で、この店舗でしか販売していません。１カ月で１０００本作り、ほとんど売れてしまうそうです。入荷を待つ顧客も多いとのかと。安い牛丼店が人気の一方で、高級レストランも予約が取れないという現代日本の“二極化”は、実は、ビニール傘業界にも起きていたんですね。

現在普及しているビニール傘は実は須藤さんの父、三男さんが１９５０年代に開発したもの。６４年の東京五輪で来日した米国人バイヤーの目に留まり、まずニューヨークで大ヒット。その勢いで国内でも売れに売れました。しなかしながら、８０年代に入ると安価な中国製が登場し、中小企業が多い国内メーカーのほとんどは姿を消してしまいました。

そんな中、家業を継いだ須藤さん。売り上げは半年ごとに半減。「あしたは何を売って食いつなごうか」と考える毎日だったそうです。シャワーカーテンや洗濯機カバーなどのビニール製品を作ってしのぎました。

転機は８０年、都議会議員からの依頼でした。「庶民的なイメージで、顔が見えることにプラスして頑丈なものを」という要望に応えたビニール傘が、各地の選挙の立候補者たちの間でも評判になりました。やがて、宮内庁からも「園遊会で皇族のお顔が見えて壊れないものを」と注文が寄せられました。須藤さんはこうした経験から、安い外国製品が出回っても、「ニーズに合ったものだったら、欲しい人は高くても買ってくれることを学んだ」と話しています。

ホワイトローズは、ただ売るだけでなく環境対策にも取り組んでいます。従来製の素材は塩化ビニールで、低温で焼却すると有害なダイオキシンが発生します。このため、ホワイトローズでは、害の少ないポリオレフィン系樹脂に素材を替えました。骨は折れにくいグラスファイバー製。大雨の翌日、骨だけになって道端に捨てられるビニール傘を、１本でも少なくしようと考案したものです。

実は、ホワイトローズは、江戸時代中期の享保６年（１７２１年）にタバコ店「武田長五郎商店」として創業された歴史を持っています。その後、雨がっぱの製造に乗り出し、１９０年間にわたって、雨具製造を行なってきました。１０代目の須藤さんは今、２０２０年の東京五輪・パラリンピックに、新たな商機を見いだそうとしています。

具体的には、「雨の日に来日したＶＩＰが飛行機のタラップを下りる際、出迎えた人がうちの傘を差し出してくれるようにＰＲしていく」とのこと。

折しも、東京五輪・パラリンピックが開催される７月２４日〜８月９日は、都心でゲリラ豪雨が多い時季。透明なビニールの下に顔が見える特長をアピールする狙いです。

安ければ売れるだろうということではなく、品質を限りなく追求することによって付加価値を生み出すという逆転の発想が、成功の秘訣になった訳ですね。

この傘を買って、周りを眺めてみれば、何か違う風景が見えるかもしれませんね。

芸能界を見渡してもトップ級の大きさを誇る顔を持つピエール瀧さん（４８）が注目を集めています。


テクノバンド「電気グルーヴ」の一員として２０年以上音楽シーンで活躍する一方、最近では、俳優としてドラマや映画に出演が続いています。最近では、話題の映画「進撃の巨人」でも存在感を発揮するなど、多彩な顔を見せているピエール瀧さん。彼のルーツや、意外なあの人との繋がりとは？

ピエール瀧さんは高校まで野球部に所属し、高３の時にはプロ野球阪神の入団テストを受けたそうです。

「会場が甲子園球場だったので、県大会を勝ち抜かなくても甲子園のグラウンドに立てる。プロ野球選手になれるとはこれっぽっちも思ってなかったけど、合法的に甲子園のグラウンドに立つために受けに行った。いい思い出です」と笑います。

電気グルーヴを組む石野卓球さん（４７）とも、高校時代に友人のつながりで出会いました。部活が終わると、石野さんの自宅で音楽やサブカルに熱中。卒業後、上京して臨床検査技師の専門学校に通いながら、インディーズのバンド活動を経て、８９年に電気グルーヴを結成します。

ピエール瀧さんと言えば、ステージ上でろくろを回して陶芸作品を作ったり、鶏を会場に放すなど、破天荒なパフォーマンスで知られています。

こうしたことから分かるように、面白いことへの感度が高く、実はタレントの武井壮さん（４２）も“発掘”したのもピエール瀧さんだったそう。

遡る事、2006年、東京・西麻布のバーで、トレーニングのために犬用のガムをかみ牛乳を飲んでいた武井さんに声を掛け、当時、司会を務めていたＣＳ放送の番組に出演させ、ブレークのきっかけを作ったのがピエール瀧さん。

そんな自身の行動を振り返って、「面白いことを探すぞって家を出るわけじゃないけど“あれ面白くない？”っていうことがいろんなところにあるんです」と語ります。

そんなピエール瀧さんですが、現在でも野球熱は冷めておらず、友人らと草野球の試合を月に２、３回やるのだそう。

ピエール瀧さんによれば、「平日の午前中に集まれるような社会不適合者たちが楽しくやってますよ。本業は無職。無職が一番よくないですか」

無職と言って、好きなことをやっていられるのは、羨ましい限りですが、そんな力みのない様子が、人々を引きつけ、人気を維持する理由なのかもしれませんね。

スイス南部の保養地ロカルノで５日から開催されていた第６８回ロカルノ国際映画祭で、最終日の１５日、浜口竜介監督の作品「ハッピーアワー」に出演した４人の日本人女性が最優秀女優賞に選ばれ、驚きのニュースとして伝えられています。

受賞した田中幸恵さん（４１）は「本当に信じられない」と驚いた様子で話しました。ほかの受賞者は菊池葉月さん（３７）、三原麻衣子さん（４１）、川村りらさん（３９）のアラフォー４人。いずれも演技経験がなく、映画出演も、なんと今回が初めてという中での快挙。

最優秀女優賞を受賞した4人

ロカルノ国際映画祭は、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭に次ぐ映画祭として知られています。若手監督の登竜門とも言われる映画祭ですが、2007年には小林政広監督の「愛の予感」が金ヒョウ賞を受賞し、話題になりました。

ちなみに、今回、演技経験がない4人が、この映画に出演した経緯ですが、実はこの４人は、濱口監督が２０１３年９月から５カ月間にわたって開催した「濱口竜介 即興演技ワークショップ in Kobe」の即興演技ワークショップの受講生だったことがきっかけとなり、映画「ハッピーアワー」に出演することになったとのこと。

この「ハッピーアワー」の製作方法ですが、普通の映画と異なり、今流行りのクラウドファンディング（インターネット上で作品の魅力を紹介し、その制作資金を募る手法）で、約４６０万円の支援を受けて製作された映画となっています。

気になる映画のあらすじは、３０代後半の女性４人を軸にしたヒューマンドラマで、離婚協議中の女性と、彼女を見守る友人たちの心の機微を描き出しています。

「ハッピーアワー」は、濱口監督が生活拠点を移した神戸市内を主なロケ地として、２０１４年５月から１２月までの約８ヶ月間にわたって撮影されました。

なんと当初想定していた撮影期間では撮りきることができず、撮影を延長するためにクラウドファンディングによって支援を受けたということで、そんな理由でも大きな注目を集めた作品だそうです。

受賞した４人以外にも、濱口監督のワークショップの参加者を中心に、演技未経験者も出演しているということで、どんな映画なのか気になりますね。

総尺５時間１７分もの大長編となっていて、２０１５年冬に劇場公開が予定されています。

受賞した本人たちが1番驚いているハッピーアワー。現実も受賞で、ハッピーアワーとなって、おめでたいですね。今後の活躍も楽しみですね。

俳優の高嶋政伸さん（４８）が、年下の一般女性と交際していることが１４日、明らかになり、大きな話題を集めています。例の泥沼の離婚裁判を経て、２０１２年１１月に元妻の美元さん（みをん、３６）と協議離婚が成立した後、初めてのロマンスになります。

関係者によれば、交際がスタートして、まだ間もないそうですが、高嶋さんにとっては、久しぶりにできた彼女ということで、喜びのあまり周囲に早くも交際を報告しているようです。

高嶋さんの所属事務所によれば、「お付き合いをしている女性がいるという報告は受けています」と交際を認めた上で、「婚約、結婚は何も決まっていません。お相手は一般の方なので静かに見守っていただければ」とコメントしています。

高嶋政伸さんですが、2013年２月に関西の某テレビ番組に出演した際、結婚について「したいです」と即答するなど、今も結婚願望が強いことで知られています。

「一番に考えるのは子供。高嶋家の血筋が絶えちゃうので。新しい出会いがあったら即、子供」と発言するなど、両親の俳優・高島忠夫（８５）、女優・寿美花代（８３）を早く安心させたい気持ちも大きいようです。

兄で、俳優の高嶋政宏さん（４９）は０５年に女優のシルビア・グラブさん（４１）と結婚していますが、子供はいないということからも、自分がなんとかしなければという気持ちもあるのでしょう。自身も48歳と若くはないですしね。

ただ、元妻の美元さんとは、交際開始から１週間後にプロポーズし、知り合って半年後に入籍するというスピード婚で失敗した過去があります。

そのため、この反省を踏まえて、今回は慎重に愛を育んでいくつもりだということです。

ちなみに、美元さんは、年下の投資家男性と再婚し、すでに第１子を出産し、現在はシンガポールで、新しい家族と悠々自適な生活を送っているそうです。

元妻の美元さん

やはり、前回の離婚騒動では、高嶋さんが大きなイメージダウンをしたのは否めないところでしょう。ネット上でも、今回は慎重にという意見が多数ですし、その通りでしょうね。

慎重にお付き合いして、良い伴侶を見つけることができるように応援したいですね。

北条司氏の人気漫画「シティーハンター」の続編「エンジェル・ハート」が、１０月から日テレ系で連続ドラマ放送され、俳優の上川隆也さん（５０）が主人公の冴羽リョウ（さえば・りょう）を演じることが分かり、話題となっています。


累計５０００万部を超える人気コミックが、連載３０周年を迎えて、初めてドラマ化されます。

少しエッチで、お調子者だが、すご腕のスイーパー（始末屋）のリョウを演じる上川隆也さんは「恐れ多い気持ちは、いまだに拭いきれませんが、やるからには、やれるだけのことをやろうと思っています」と気を引き締めています。

「エンジェルハート」は、「シティーハンター」のヒロイン・香（かおり）が命を落とし、香の心臓が移植された美少女・香瑩（シャンイン）を新相棒に迎えたストーリーとなっています。

上川隆也さんは「今は、冴羽リョウのイメージになるべく近づけるよう、２日に１回の頻度でトレーニングを続けています」と役作りに奮闘中。

現在、上川隆也さんは同局系「花咲舞が黙ってない」で、杏（２９）演じる主人公の相棒を演じていますが、この秋からはまったく違う役柄で新たな魅力を見せてくれそうです。

このニュースを受けて、ネット上の反応は、アニメ実写に珍しく、違和感が少ないとか、意外といいんじゃないかという意見がよくみられるようです。

筆者も、意外とありかもと思いました。上川隆也さんなら、中年男の格好良さや魅力がありますし、花咲舞で見せているようなコミカルさも演じられるし、冴羽リョウのイメージに比較的近いかもしれませんね。

10月からの放送が楽しみですね。

エンジェル・ハート 1stシーズン １巻