2015年05月25日
「送料無料」の仕組みとは?賢い「送料無料」の利用の仕方
ネット通販などで、良く見かける「送料無料」の文字。ついつい、送料を払わないといけないショップより、お得だと思って、「送料無料」のショップで買ってしまったりということがあるかもしれません。でも、この「送料無料」、不思議に思ったことはありませんか?
本当に、ショップ側は、配送業者に送料を払っていないんでしょうか?
結論から言うと、ショップ側は送料を払わなければなりません。まあ、当たり前ですよね。
実は「送料無料」には、2種類あり、送料が商品価格に含まれているケースと、ショップ側が送料を負担しているケースがあるんです。一つずつ考えてみましょう。
送料が商品価格に含まれているケース
例えば、商品原価が3,000円の商品があったとします。実際には送料が1,000円かかるとして、送料無料3,000円で売り出したら当然赤字です。そこで、商品原価に送料と利益分を上乗せし、例えば、送料無料5,000円で売り出すわけです。そうすれば、1,000円の利益が出るわけですね。
このケースの場合、他店で、送料別で売っていたとしてもトータルでは、そちらの方が安くなるケースがありますので、安易に送料無料のショップを選ばないように、注意が必要です。
ショップ側が送料を負担しているケース
これは、特に単価が安い商品の場合ですが、普通に考えれば、送料無料にしてしまうと、どう考えても採算が合わないはずなのに送料無料になっているという場合です。
実は、これはショップ側が、売り出したい商品を戦略的に送料無料にして、その代わりに、その他の商品の売上で送料を補うという計算をしているケースが多いのです。
「一定金額以上購入すると送料無料」は、お得なのか?
最後のパターンとして、一万円以上とか、ある一定の金額以上の商品を購入すると送料無料になるというものについてです。
これも実は2番目のケースと良く似ていて、ショップ側がこの金額以上買ってもらえれば、送料をショップが負担しても利益が取れると戦略的に計算して設定している金額なんです。
送料を無料にするために必要でもない物を買ってしまうよりは、送料を払った方がお得な場合もありますので、良く計算する必要があります。
このように、送料無料だと言っても必ずお得になるとは限りませんので、良く計算して、賢く購入したいものですね。
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