2015年04月21日
卵は1日何個まで食べて良いのか
昔良く親から、卵は1日1個までにしなさいよ、そうしないとコレステロールが高くなっちゃうよ、って注意された方は多いんじゃないでしょうか?
私も、そのクチで、大人になっても卵を2、3個食べた日には、ちょっとした罪悪感を感じていたものでした。
でも、最近の研究で、卵1日1個まで説は間違っていることが明らかになっています。
というか、実際には、卵をもっと食べた方が良いらしいです。
ある実験で、普通の食事に加えて、卵3個を2週間毎日食べてもらい、コレステロールを計ったそうですが、値にほとんど変化はなかったそうです。
コレステロールというと、何かすべて悪、という感じですが、むしろ生きていくために必須の栄養素の一つなんだそうです。
健康な人であれば、体内のコレステロール値を一定に保つ機能が働くので、毎日食べても問題はありません。
むしろ、毎日食べた方が良い食品と言えます。何と言っても卵は、あらゆる栄養素が含まれた「完全栄養食品」とまで言われているんです。
卵には、良質なアミノ酸やビタミン、ミネラル類が含まれています。アミノ酸は、体の中に貯めておくことができないので、毎日摂取する必要があるんです。
さて、ここまでくると、なぜ今まで卵は1日1個までと言われていたかがふしぎなぐらいですが、これには、大昔のある実験が関係しているらしいです。
その実験とは、今から100年以上前のロシアで、ウサギに卵を食べさせるという実験で、結果は、ウサギの血中コレステロールが上昇し、動脈硬化が見られたというものでした。
この結果から、卵に含まれているコレステロールは、動脈硬化の原因となるという説が広まったようです。
でも、実際には、草食動物のウサギに卵を食べさせれば、コレステロールが上昇するのは当たり前の話で、この説は間違えだったわけですね。
というわけで、現在では、卵を1日2、3個食べても全く問題ないということが明らかになっているわけですね。
もちろん、腎臓病などで、タンパク質を制限する必要性のある人もいますので、そうした人は、注意が必要ですけどね。
ホンマでっかの武田先生による卵に関する話
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