2015年06月04日
熱中症対策に有効な『経口補水液』とは?
今年も熱中症の季節になってきました。
熱中症対策には、まず熱中症のメカニズムを理解しなければなりません。
熱中症は、体内に水分がなくなると発汗できなくなるために、体温が上昇し、水分・塩分を補給しないと、どんどん体温が上昇して重症化するものです。
実は熱中症・脱水症になると、水だけを飲んでも、体調は改善されません。塩分(ナトリウム)がないと、体内に水分補給ができないためです。
そこでオススメなのが、「経口補水液」と呼ばれる飲料です。
経口補水液とは、水に塩と砂糖(ブドウ糖)を加えた飲み物で、体内の水に近い成分でできています。点滴などとも成分が似ているので、飲む点滴と呼ばれることもあります。
経口補水液の水分吸収力は、スポーツドリンクの10倍、水の25倍というすごさです。
スポーツドリンクは、アミノ酸が入ってるため、体内への吸収が遅いんですね。
また、スポーツドリンクは、糖分が非常に多いのも問題です。
という訳で、経口補水液が熱中症には、最適ですが、実は経口補水液は、自宅で簡単に作ることができます。必要な材料は、
水 1リットル
食塩 3g(小さじ1/2杯)
砂糖 40g(大さじ4と1/2杯)
まず、1リットルの水を沸騰させ冷まします。それに上記の量の食塩と砂糖を入れればできあがりです。そのままだと少し飲みにくいので、100%の果汁ジュースや梅干やレモン汁などを少し混ぜても大丈夫です。
ちなみに、経口補水液を飲むときには、一気にゴクゴク飲んではいけません。
経口補水液は、水分の吸収率が高いので、一気にゴクゴクと飲んでしまうと、急激に水分を吸収し、血液が一時的に薄まるため、体がいつもの血液の濃さに戻そうとします。
この時、尿を出して水分を出すことになり、補給した水分が出てしまうので、脱水症状が改善しなくなってしまいます。
経口補水液は点滴と同等の水分と電解質ですので、点滴と同じように、少量ずつ、こまめに飲むようにしなければなりません。
後は、コンビニやドラッグストアなど市販の経口補水液を購入する方法もあります。実は、自作の物より、こちらの方が水分吸収率が高いですし、緊急の場合や、出かける時に携帯できるので便利ですね。
通販などでも、送料無料で購入できるショップもあるので、ストックがあると安心ですね。
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最後にですが、経口補水液が役に立つのは軽度から中等度の熱中症なので、重度の場合は、すぐに病院へ連れて行くようにしましょう。
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