タイムトラベル

芸能界を見渡してもトップ級の大きさを誇る顔を持つピエール瀧さん（４８）が注目を集めています。


テクノバンド「電気グルーヴ」の一員として２０年以上音楽シーンで活躍する一方、最近では、俳優としてドラマや映画に出演が続いています。最近では、話題の映画「進撃の巨人」でも存在感を発揮するなど、多彩な顔を見せているピエール瀧さん。彼のルーツや、意外なあの人との繋がりとは？

ピエール瀧さんは高校まで野球部に所属し、高３の時にはプロ野球阪神の入団テストを受けたそうです。

「会場が甲子園球場だったので、県大会を勝ち抜かなくても甲子園のグラウンドに立てる。プロ野球選手になれるとはこれっぽっちも思ってなかったけど、合法的に甲子園のグラウンドに立つために受けに行った。いい思い出です」と笑います。

電気グルーヴを組む石野卓球さん（４７）とも、高校時代に友人のつながりで出会いました。部活が終わると、石野さんの自宅で音楽やサブカルに熱中。卒業後、上京して臨床検査技師の専門学校に通いながら、インディーズのバンド活動を経て、８９年に電気グルーヴを結成します。

ピエール瀧さんと言えば、ステージ上でろくろを回して陶芸作品を作ったり、鶏を会場に放すなど、破天荒なパフォーマンスで知られています。

こうしたことから分かるように、面白いことへの感度が高く、実はタレントの武井壮さん（４２）も“発掘”したのもピエール瀧さんだったそう。

遡る事、2006年、東京・西麻布のバーで、トレーニングのために犬用のガムをかみ牛乳を飲んでいた武井さんに声を掛け、当時、司会を務めていたＣＳ放送の番組に出演させ、ブレークのきっかけを作ったのがピエール瀧さん。

そんな自身の行動を振り返って、「面白いことを探すぞって家を出るわけじゃないけど“あれ面白くない？”っていうことがいろんなところにあるんです」と語ります。

そんなピエール瀧さんですが、現在でも野球熱は冷めておらず、友人らと草野球の試合を月に２、３回やるのだそう。

ピエール瀧さんによれば、「平日の午前中に集まれるような社会不適合者たちが楽しくやってますよ。本業は無職。無職が一番よくないですか」

無職と言って、好きなことをやっていられるのは、羨ましい限りですが、そんな力みのない様子が、人々を引きつけ、人気を維持する理由なのかもしれませんね。