胆振でトラウトフィッシング (3): ホラー好きのフライマン
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2016年09月28日

敷生川上流走行も途中で断念



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 ウヨロ川支流は見かけ倒し、毛敷生川は予想外


 前回の白老河川の釣行では、ホロホロ山麓で敷生川上流を目指したが、幾重にも交差する林道を迷走して、迷子の一歩手前までいった。詳しい内容は9月14日付けの「敷生川上流はワイルド!!」で。
 そして今回は、そのリベンジのために再び同じルートで敷生川上流を目指した。念のために、私のブログは釣りとホラーが対象。林道走行のブログではない。

  前回の迷走の原因は、毛敷生川の支流に沿って延びている萩野林道のゲートが閉じられていたことにある。当初の計画は、このゲートを潜り、突き当たったウヨロ川上流の二股を左折、道なりに10キロメートル近く走行すると目的の敷生川上流に辿り着くというもの。
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 それを、林道ゲートが閉じられていたことで、カーナビ頼りで別ルートからの走行を図った。そして、林道ゲートの横に立てられていた「このあたりは、毎年山菜とりによる行方不明者が多発、死亡者もでている」という、白老営林署や警察による警告看板がダテではなかったことが後で分かった。(写真

 今回はこの萩野林道のゲートが、営林関係者や山菜とりの人たちによって、開けられるまで待つことに決めた。ところが、すでに鍵は開けられていて、恐る恐る走行。これが後で大慌ての原因となるのだが・・・・。

 林道ゲートから、ウヨロ川上流に流れ込む支流の橋までは、時間にして5分程度か。敷生川上流に向かう前に、ウヨロ川の様子を見るめに、橋を越えてウヨロ川本流を目指した。ところが、途中の崖下はRV車でも走行が厳しそう。
  再び、二股に戻り敷生川上流に向かう。この二股に立てられていた看板には、いつも見る「熊の出没に注意」ではなく、「熊出没地帯」と、当たり前に熊が出没しているかのような内容。いつ出てもおかしくない場所なのだ。
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 ちなみに、ウヨロ川上流に流れ込む橋の下の支流は、後で入渓したところ一度もアタリはこなかった。その支流の下流を流れる2本目の支流も、渓相は見事だが、いくら手を尽くしてもアタリはなく、魚の気配はしなかった。ウヨロ川上流に釣行するのならば、本流しかないのだろうか。

 二股から敷生川に向かう林道は、大雨による亀裂と段差、道路脇からの倒木、崖から転がり落ちた石などが散乱して、とても普通車では走行できそうもない。時折鹿が道を駆け抜けるが、注意は足元に集中。
 二股から20分近く経過して橋が現れた。毛敷生川に架かる最上流の橋で、流れは大岩がゴロゴロしている山岳渓流。岩魚の棲息していそうな釜や落ち込みが数多くみられる。

 この橋を越えて間もなく、倒木が林道を塞いでいた。台風によって倒されたらしく、根っこから引き抜かれていた。ということは、台風以後にこの道を通った車がないということ。倒木の向こうの道は荒れた様子もなく、ノコギリで倒木を切れば通行出来そうだが。仕方なく、今来た道を戻ることに。
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 事のついでに、直ぐ前を流れる敷生川上流でフライをすることにした。ところが、見かけとは大違いで岩魚は一匹も出てこなかった。代わりにヒットしたのは虹鱒。こんな上流の、しかも大岩の連続する段差の大きな山岳渓流なのに。
 この毛敷生川上流の釣行記事は長くなるので、次回に更新する予定。

 毛敷生川の釣行を終えて再び悪路を走行中、突然対向車が現れた。ジムニーで敷生川上流に向かうらしい。この先の林道の様子を伝えて、なんとか萩野林道のゲートに辿り着くと、ダイアル式の鍵が閉められていた。先ほどの車か、それともウヨロ川支流で見かけた釣人の車なのか。
2016y09m27d_221220503.jpg


 ゲートの看板に記載された担当営林署に電話するが、電波が弱くて話が途切れ途切れになる。ようやく通じた方に事情を説明してお詫びをすると、「これからは、入林許可書を取ってから入るように」との指導を受けて、鍵の番号を教えていただいた。
 朝早くにも関わらず、ご迷惑をお掛けしました営林署の担当者にお礼を申し上げます。これからは、入林許可書を取ってから入ります。

写真は上から、萩野林道のゲート横に立っていた看板、ウヨロ川支流の橋の下から見た川の流れ、毛敷生川の上流に架かる橋から見た毛敷生川の流れ、毛敷生川上流でヒットした虹鱒
 


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2016年09月14日

敷生川上流域はワイルドだ!!



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ホロホロ山麓を流れるヤマメ河川


 昨年からの懸案だった、敷生川上流への釣行を果たすため、13日の朝早くに白老に向かった。毛敷生川を含めて、敷生川には何度か釣行したことがあるが、砂防ダムから上流には入ったことがない。
 昨年も、上流を目指して林道経由で上流を目指したことがあった。ところが、前年9月の大雨で道路が寸断、林道のゲートも閉じられて、結局は行き着くことができなかった。
1.jpg
 何故こんなに、敷生川上流に拘るのかというと、これまで中流域ではろくな釣果がなかったことから。その点、上流では望むような釣果が得られるだろうという、不甲斐ない釣果を払しょくしたいがため。それと、根っからの源流探訪癖が大きいかもしれない。

 敷生川上流に向かう林道は、昨年同様荒れたままで、途中のゲートも閉められているだろう、との予測から、今回は別のルートで目指すことにした。途中まで毛敷生川に沿って走る萩野林道を経由。
 その先でぶつかるウヨロ川上流を左折して、ホロホロ山の山麓を横断するという、まるで登山の縦走を思わせるような計画を立てた。
2.jpg
 ところが、この萩野から敷生川に向かう林道は幾重にも枝分かれして、ダウンロードして持って行った地図はまったく役に立たない。そして、頼みのカーナビも道路のない場所を表示している。
 それでも、途中の森の奥深くを流れる渓流が何という名前なのか分からずに竿を出した。道に迷い、最後に行き着いた先は硫化水素臭が漂う、酸化で水も川底も赤茶けた川。この上流には温泉が湧いているのかもしれない。
 また、そこに至るまでにも、林道の真中や道路脇に熊の糞の塊が頻繁に見られた。

 敷生川の上流に行くことを諦め、今走ってきた道を記憶を頼りになんとか戻ることができた。枝分かれした、途中のゲートが閉じられた林道の看板には「山菜取りの方が何人も迷子になっている場所なので、入る時には要注意」と書かれていた。迷子になるのも当然の場所のようだ

 このまま帰るのも悔しいので、途中の林道に沿って流れる渓流に入ることにした。川の大きさは、小樽内川を小型にしたような本格的な渓流。はたしてどんな魚がいるのか。
 上下流ともに見通しが利くのは、前回の台風による氾濫で河原が広がったせいだろう。流木や流れ出た土砂の積み重なった跡がしっかりと残っていた。

 流れ出しから平瀬に代わる場所に、カディスを流すと小さなアタリが。針がかりはしないが、魚は棲息していることがわかり気を取り直す。
それからすぐに小さな淵でヒットしたのは、ピンコサイズのヤマメ。その後も、ヤマメ河川のようで10センチを頭にヤマメばかりヒットする。
3.jpg 
 この場所から500メートルほど釣り上がったが、次第に藪が深くなりここから釣り下がって脱渓。考えてみれば、林道の起点に近い場所とはいえ、ここも奥深い森の中。熊が徘徊していてもおかしくはないわけで、再度警戒心を強める。


 ようやくカーナビが正常に戻った。それによると、この名無しの川は毛敷生川に流れ出るようだ。その流れ出し付近まで車を走らせる。ダンプカーの行きかう砂利採取場の横を流れている。
 暗渠で上流と下流が分けられていて、先ほどの山岳渓流から穏やかな里川の流れに代わっていた。例えると千歳のママチ川か。そして、棲息する魚はヤマメだけ。ただ、型は大きくなり、20センチほどのヤマメもヒットする。

 川から上がると、釣りの好きそうなダンプカーの運転手さんが話しかけてきた。「ここはヤマメしかいないが、秋になると嫌になるほどアカハラが遡上してくる」という。
4.jpg
 目的の敷生川で釣行できなかったが、その分新しい発見があった。何よりも、林道の奥深い場所に流れる硫化水素臭の漂う川は驚きだった。
 その上流には、間違いなく温泉が湧き出ているだろう。後で地図を調べると、毛敷生川支流のフジ川に流れ込む支流のひとつのようだ。また再び訪れることがあるだろうか。

写真は、ホロホロ山の麓を流れる名無しの川の上流の様相と下流の流れ。そこでヒットしたヤマメ。下は温泉臭が強く漂う赤茶けた川。多分、毛敷生川支流フジ川の枝川だろう
 


 
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2016年09月09日

「飛生川上流へ釣行」を動画化



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またも天気が大荒れで厳しい釣行

 今日も台風崩れの低気圧の影響で、北海道全域で雨模様。9月に入って、まともに釣行できたのは数えるほど。当然海岸も、シーズンを迎えたアキアジ釣りは時化が続いて竿を出せた日は多くはない。
 河川は、1級河川のほどんどが濁流となり竿の出せる状況ではない。特に、旭川を中心とした道北河川は厳しい状況が続いている。
2016y09m09d_125904799.jpg
 8月下旬から9月初旬に相次いで上陸した台風の合間を縫って、白老・飛生川上流に釣行した。飛生川の上流に架かる橋から300メートルほど釣り上がると、この川のランドマークともいえる滝が現れる。
 釣果は、小さなヤマメが数えるほどだったが、この川の特徴である澄み切った清冽な流れは心を癒す。
 この飛生川上流を、15年ぶりに訪ねたアングラーから「川の清冽な流れは変わっていなくても、釣果や釣れるサイズは当時と比べて大きく異なる。下流の堰堤の影響では」というコメントをいただいた。
 今回初めて入った飛生川上流は、思いのほか心やすまる流れだった。これに釣果が伴えば申し分なかったが、人気河川だけに休み明けの入渓はさすがに厳しいと感じた。
 次回は、滝の上流に棲息する岩魚を目的に釣行する計画を立てている。

 今回、再び天気が崩れて釣行できないところから、9月3日に更新した飛生川上流の滝までの遡行を映したビデオを編集、動画をyoutubeに投稿した。釣果は少ないですが、澄み切った流れに心癒されます。もし良かったらご覧ください。

写真は飛生川上流にある滝の様子。下は、今回youtubeに投稿した動画



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2016年08月23日

胆振、日高でアキアジ本番



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9月1日の河口規制前に主要ポイントで熱気

 ようやく迎えた休日なのに、台風の直撃でどこにも行けない。なので、ブログ更新は止まったまま。今週1週間は台風の後遺症で、河川の釣りは濁りや増水が残り、厳しい状況。まともに釣りができるのは、週明けからとなりそうだ。湖も、上昇した水温の影響で夏枯れ状態にあり、朝・夕のまず目時でなければ釣果は厳しそうだ。
 
 では、自らの釣行に替わる更新のネタはないものか、と昨年のこの時期のブログに求めていくと、やけにアキアジの記事が目に付いた。特に、白老のアヨロ海岸や苫小牧沿岸、それに道東での釣果情報など。海岸はいつの間にかアキアジシーズンを迎えていたようだ。
8月24日写真1

8月24日写真2












 今季のアキアジの漁獲量は、回遊数の減少で昨年を下回るとの報道がされている。そうした見通しはともかく、胆振海岸の主要ポイントでは、アキアジフィーバーが勃発、ぶっこみ釣り師の竿が白老から苫小牧の主要な海岸で立ち並んでおり、一級ポイントへのルアー釣行は難しいというのが現状。

 今回、台風の直撃した日高や噴火湾一円から、アキアジ情報がポツポツと上がってきている。台風一過の今週末あたりから本格化するものと見られる。
 現在、台風により大時化状態にあるが、胆振・日高の海岸の回復は早く、二日後には時化も解消される見通しにある。ただ、次の台風情報があり、天気に影響される日が多くなりそう。
 それでもアキアジを狙いたいというアングラーは、「苫小牧近郊運送屋の釣り」さんのブログhttp://ameblo.jp/akabousunrise/entry-10986551980.htmlを参考に。胆振や日高では、9月1日から河口規制がスタートする河川が多く、河口規制対象河川は残り1週間が勝負だ。
 
 新聞の釣り情報では、8月16日に十勝港で港全体で20〜30本、楽古の浜でもあがり始めたとのこと。豊頃の大津漁港でも中型のアキアジが一人5〜7匹。大津、十勝、厚内、旭浜の各港は、台風が通過すれば回復する見込み。

 写真は昨年の8月末のアヨロ海岸でのアキアジ釣りの模様。9月1日からの河口規制前に、大挙して釣人が訪れる。


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2016年05月27日

海と川のWヘッダー、いずれも完敗!



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別々川河口海岸とウヨロ川へ釣行

 前回とは異なり、ある程度時間の余裕のある休日となった。疲れ気味の体を休めたかったのだが、晩春から初夏に代わるこの時期を逃すと、ショアトラウトの釣果が得られなくなるとの思いから釣行することに。

 日本海は夏の海に代わり、サクラマス狙いの釣行は朝夕のまずめ時でも難しい状況に。ならば、まだ本番中の太平洋の方が確率は高い、と白老海岸へ。
2016y05m27d_164629902.jpg
 胆振や日高方面のショアトラウトポイントは、実に幅広い。苫小牧近辺に限定しても、苫東のフェンス前や一本防波堤、元町海岸や糸井海岸ほか目白押しだ。そして、それ以上に人気があるのが敷生川や白老川、樽前山を水脈とする別々川、社台川の河口海岸。
 
 今回の釣行先は、河口規制のない別々川、社台川で、いずれも初めて入る場所。ポイントは分からないが、行ったら何とかなるだろう、と早朝に出発。高速を経由して5時過ぎに別々川の河口に着いた。

 国道から海岸に抜ける道を行くと、道の突端に導流堤が見えてきた。左側の導流堤には、アングラーが1人ルアーロッドを振っていた。なので、川を跨いだ右側の導流堤に場所を据える。
 波はそれほどではないが、うねりがひどく、堤防の先端にはテトラポットにぶつかった波が飛沫となって降り注ぐ。その飛沫を避けらがら、沖を目がけてジグミノーを遠投。根がかりもなく、気持ちよくリトリーブできるが、一向にアタリはこない。対岸のアングラーに聞こうとしても声が届かない。
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 そして、2時間ほど経過しても反応がないので、隣の社台川河口に移動。
 河口自体は見つからなかったが、海岸からテトラポットが切れたあたりから続く砂浜に、3人のアングラーが集まっていた。
 「多分この場所がポイントだろう」と、テトラポットの端から遠投。時折アングラーたちをうかがうが、アタリはないようだ。そして、いつの間にかその場所に5〜6人が並んで竿を出していた。

 竿を出してから1時間ほど経過、誰にもアタリがないのに先着のアングラーは1人も帰ろうとしない。そして、急に気温が低くなり、波も高くなって時化模様に。おまけに霧まで立ちこめて、アングラー達の姿も見えなくなってきた。
 
 このため、第3の選択肢としてフライでの渓流釣りに移行することに。名だたる河川の揃う白老だからこそ考えた計画で、行先はウヨロ川と決めていた。
 ウヨロ川で大釣りをした経験はないが、昨年秋に見た景色が忘れられなくて、この川に入ることにした。それは、大量の鮭が遡上する実に壮観な景色で、この模様は、昨年9月26日にブログで更新したので、覚えておられる方もいると思う。
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 あれだけの鮭が自然産卵して、春に孵化した稚魚が川を下る。それを狙った大型のトラウトが棲息しているのではないか、という考えから。入川地点は、敷生川と毛敷生川の合流する場所からほど近い、中流域の林道に架かる橋の下から。

 淵の底を見ると、30p余りの大量の魚が蠢いている。嫌な予感がしたものの、カディスを第1投。するとすぐに、小さな魚がフライにアタックするが、針がかりしない。底に集まっている魚はフライには見向きもしない。ビデオカメラを水中に沈めて確認すると、その正体はウグイだった。
 ウグイの産卵期にぶつかって、通常淵の底にいる大型トラウトは追いやられたのか、姿は見えない。

 また、川岸には多くの足跡が残されている。そのせいなのか、フライに反応する魚のスレ具合は最悪。フライに食いつくのではなく、身体ごとぶつかって沈めてから捕食しょうとする。なので、ヒットした岩魚やちび虹鱒はスレ掛かりばかり。
 そうでなくても、魚影が薄くて型も小さいのにと、この先が思いやられた。
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 川はもう夏の気配が一杯。ウグイに占領された淵からではなく、流心から飛び出る。いずれも10センチ前後だが、ドライへの反応が心地よい。
 全く大物の姿を見ないで2キロほどを遡行。これ以上遡っても釣果はあがらないだろう、と入川した場所に戻る。

 せっかくの釣行なのに今回も無残な結果に。ダブルヘッダーのいずれも完敗した気分となった。これも日頃の行いのせいか。クヨクヨしてはいけない。しかし、アマちゃんさんやkojiさんが羨ましい。
 さて、次の休みはどこにいこうか。

写真は上から別々川河口の導流堤から見た海岸、社台川の流れ出す海岸線、ウヨロ川の景観と産卵のために遡上したウグイの大群

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2016年02月16日

苫小牧川上流でも惨敗



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真冬のドライフライは甘くない

 ようやく釣行の時間ができたと思ったら、風邪気味で体はだるく喉が痛い。追い打ちをかけるように、週末には気温が高まり春を感じさせたが、今日は再び零度を下回る厳寒状態。釣りに関しては、最近とみにマーフィの法則が当てはまるようになってきた

 嘆いてばかりもいられず、悪い条件の中でも最善手を探す。そしてこの寒さの中で選んだのは、苫小牧川上流でのドライフライ釣行。苫小牧川にはもっと早い時期に入渓する計画だったが、いつも参考にさせていただいている「運送屋さん」のブログに「苫小牧中流域で穴持たずの親子熊が出没」という怖い記事。少し様子を見ようと考えて今日まできた。
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 渓流のドライフライ釣行は、今年すでに錦多峰川と小糸魚川で入渓済み。この後の釣行先として、苫小牧川と千歳のママチ川、そして勇払川も検討していた。苫小牧川については、もっと気温の高い日に入渓を考えていたのだが、致し方ない。

 ここに記した川は全てが湧水河川。水温が年間を通して一定しているところから、真冬でも水温が下がらずドライに反応するのは実証済み。中でも苫小牧川は、棲息する魚のほとんどが寒さに強い虹鱒。昨年1月30日のこの川での釣行では、小さいながらも虹鱒がドライにヒットした。真冬でも、タイミングさえ合えば40センチクラスもヒットする可能性がある・・・はず。

 入渓地点は、通称鉄塔下と言われる道々支笏湖通り沿い。陽が時々射す天気だが、気温は零度を大きく下回る。道々横の野原を横切り、その先の急な崖をたどって川に降りる。崖のあぜ道は凍りついており、少しでも気を許すとそのまま足を滑らせて、30m下の川に転げ落ちることも考えられる。
 灌木を伝いながら、なんとか谷底を流れる苫小牧川に到着。水温は5・8℃と、予想していたよりもかなり低い。川岸の雪の上には、動物や釣人の足跡がいくつも残されている。釣人は先週末に入ったのだろう、足跡が凍りついていた。
A.jpg
 #10のラメ入りカディスを、入渓地点横の流れの緩い淵に打ち込む。昨年冬にこの場所で虹鱒がヒットしたが、今回は現れなかった。ここから本格的に遡行を始める。通称「お祭り広場」といわれる、倒木や淵で構成された多くのポイントが現われた。
 このどこかに虹鱒は定位しているのだろう、と期待を込めてカディスを流すが、どの淵や倒木の下からも反応はない。「ここでアタリがないのならば、今日の釣果は難しい」と思いつつも、さらに上流へ。
 時折陽が射して、谷底の川から崖の上の景観がはっきりと見える。心配なのは熊の存在だが、遠くまで見通せるためにその心配も和らいだ。
B.jpg 

 入渓地点から1キロほど釣り上がっても、アタリひとつない。今度はビーズヘッドニンフに付け直して、川を釣り下る。先ほどドライで反応がなかった大淵を中心にニンフを流してみた。しかし、これにも反応しなかった。
 水温は低いが、この時期の入渓が早いということはない。多分、気温が上昇した先週末は、ドライにも結構な反応があったと思われる。一転した真冬の気候により、魚の活性が鈍ったのだろう。やはり、ここでもマーフィの法則が当たったようだ。この悪循環を、どこかで断ち切らないとズルズル行きそうな気がする。

写真@:鉄塔下のルートをたどり、ようやく谷底に見えた苫小牧川、同A:通称「お祭り広場」なのに、魚の姿は見当たらない、同B:水温計は5・8°Cを指していた


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2016年02月02日

錦多峰川と小糸魚川でドライフライ



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真冬でも水温10℃の湧水河川
 
 今年初めてのドライフライ釣行として、苫小牧の錦多峰川と小糸魚川を訪ねた。いずれも湧水河川として知られており、特に錦多峰川はこの時期でも水温が10・5°C。ドライフライに十分反応できる温度だ。さすがに小糸魚川は、6・9°Cとドライフライではぎりぎりの水温だったが、昨年の春先には同じような水温でやまめがヒットした。今回も期待を持って入渓した。

 初めに入った錦多峰川は、年間を通じて水温が10〜13°Cと安定しているために、真冬でも餌釣りのほかルアーやフライを楽しむことができる。そのためか、釣人の姿が絶えることはない。当日も、平日にもかかわらず、釣人二人がかんじきを片手に上流に向かって行った。
 水温が高いことから、川岸に雪が積もることはなく、ところどころで土が顔を出すなど、春の河原の雰囲気が漂っていた。

 このように、錦多峰川では寒さを感じるもことなく、気持の良い釣行ができたが、肝心の魚が見当たらない。1年を通して釣りができるために、真冬でも釣人が頻繁に訪れていることで、魚影の慢性的な枯渇状態に陥っていると考えられる。特に貯水池から1キロほど上流までは、多数の釣人の踏み跡が残されており、よほど上流まで遡行しなければ、釣果は得られないようだ。
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A.jpg










 それを分かっていたはずなのに、気持ちばかりが焦り上流ではなく貯水池から遡行を開始した。早春や晩秋のドライフライのヒットポイントは、流れの穏やかなトロ場や淵で、フライを早瀬に乗せることはない。しかしこの川は、冬でも瀬でヒットするために早瀬にもドライを流したが、全く反応がない。淵やカタ、ヒラキでも魚の姿は確認できなかった。
B.jpg
 ようやくアタリが出たのは、入渓地点から500メートルほどいった、川が二筋に分かれトロ場。#8のラメ入りカディスに、10センチ足らずの虹鱒が食いついたが、銜えることができなくオートリリース。それが3回ほど続いて「何とか姿だけは」と、#10のカディスに変更、そしてヒットしたのは、まだパーマークの残る10センチほどの虹鱒。
 ここまで2時間ほどが経過、さらに上流を目指せば釣果が高まるはずだが、今日の予定は錦多峰川と小糸魚川の二カ所。ここで脱渓して小糸魚川に向かった。

 澄川町の高速道路高架橋を通り過ぎて、しばらく林道を走ると左手に「熊出没注意」に、不法投棄防止のための「監視カメラ設置」の看板が見えてきた。ここに車を置いて、30センチほど積った雪を掻き分けて川に向かう。
 ここにも1〜2人ほどの釣人らしい足跡が残されているが、錦多峰川のような多くの釣人で固められた踏み跡ではない。水温は6.9°C、錦多峰川と比べるとかなり低いが、この時期の山岳渓流が2〜3℃で比べようもないほど温かい。この時期の小糸魚川は昨年経験しており、棲息するやまめがこの水温でもドライフライに反応して、何匹かヒットした。
C.jpg
 そのため、「今回も」と期待したが、昨年釣れたポイントを始め、ここぞという淵やトロ場でも反応はなかった。原因が分からず遡行を続けたが、目的地の林道を貫く暗渠まで2時間、一度もアタリもなくうなだれて岐路についた。

 ちなみに、当初は苫小牧川上流への釣行を計画していたが、苫小牧川中流域で「穴持たずの親子熊が出没している」との「運送屋さん」のブログからの情報。また、錦多峰川の上流域も熊の棲息数が多い場所だという。こうした川に入渓する場合は、十分な熊対策を講じてからにした方がいいだろう。

写真@:水温が10℃を越える錦多峰川。1年中ドライフライができる、同A:貯水池にある鉄橋。これから上流が釣場となる、同B:遡行から500m付近でヒットしたちび虹鱒、同C:小糸魚川に向かう林道に掛けられた看板

 
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2015年09月26日

白老河川釣行「ブウベツ川」



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エッグフライは不発
 今週初めての釣行先は、白老のウヨロ川とブウベツ川。連休中に多くの釣人が入ったことで、連休明けはどの河川も厳しい釣果となりそう。ならば、昨年惨敗したこの二つ川に釣果の期待はしないで、と向かった。
 昨年10月中旬にこの二つの川に釣行したときは、鮭の遡上でやまめや岩魚が全くフライに反応しなかった。後から気がつけば、岩魚ややまめは鮭の後ろに付いて、産卵するイクラを狙っていたようだ。そのため、今回は赤とオレンジのエッグフライを用意、鮭の後ろに付く魚を狙い撃ちしようという考え。
1.JPG
 初めに向かったのはウヨロ川の中流域。ここには大渕やトロ場があり、鮭の産卵に適したポイントが続く。当然その鮭の後ろには、岩魚ややまめが付いているはず。ところが、鮭の遡上数が余りにも多すぎて、小さなエッグフライを流すと鮭にスレがかりするのは間違いない。ウヨロ川ではフライは無理と、今度はブウベツ川に。

 昨年のブウベツ川での釣行では、上流でも河口とは変わらない濁りが気にかかった。そして、蛇行する流れは多いものの、いずれも水深は浅く魚の居付きそうなポイントは見当たらない。
  それなのに、鮭が遡上していたことに驚いた。平均すると10センチほどしかない水深を、背びれを出し水柱を立てて泳ぐ姿があちこちに見られる。その鮭の後ろには、産卵する卵を狙って20センチほどの岩魚の姿も見えたが、上流から流したドライフライには見向きもしなかった。
 さらに遡行を続けたが、浅瀬から上流下流に向かって勢いよく水柱を立てて泳ぐ魚が見えるものの、やはりフライには反応しなかった。
2.JPG
 今回の釣行では、前回の失敗を糧にドライフライをエッグフライに代えた。中流にある、放牧地手前に車を止めて河原に降りたが、昨年と変わらない浅い水深と濁りの入った流れ。 
 ただ、昨年はあれほど多かった遡上する鮭の姿が見当たらない。それでも、上流に構築されている砂防ダムまでを、と遡行を始める。
 #12のエッグフライに、2Bのシンカーを20センチほど上にかませた。しかし、水深は深いところでも30センチはないために、ポイントは限られる。

 入渓ポイントから100メートルほど行った、水深20センチほどのザラ瀬で、2匹の鮭が背びれを出して体を休めていた。その後ろには数匹の小魚が見える。ようやくエッグフライを使える状況となったが、フライを流しても後ろの魚は食いつかない。そして、人の気配を感じた鮭は下流へと逃げる。その後も何度かエッグフライを流す機会はあったが、サイズが大きいのか反応はなかった。
 以前のテレビの釣り番組で、白糠・茶路川での鮭の後ろに付く魚を狙ったエッグフライ釣りを取り上げたことがある。その時は大型のアメマスが対象だった。このブウベツ川にはそうした大型の魚はいない。初めからエッグフライの使用は無理だったのかもしれない。
3.JPG

 砂防ダムまで、一度のヒットもなく着いた。今度は入渓地点まで釣り下がることにしたが、フライはカディスの#14に代えた。この際釣果はどうでもよく、一度でもヒットさせることが目的となった。
  そして、先ほどエッグフライを流して無反応だった小さな流れ出しで、10センチほどのやまめがヒット。しばらくして、同じような流れ出しの作る早瀬でもヒットした。今度は20センチ余りの、この場にはふさわしくないサイズだった。
 結局、またもこの二つの川では良いとこなしで終わった。季節的な関係もあるのだろうが、悔しさを通り越してあきらめの心境となった。
4.JPG


 写真@:ウヨロ川に架かる橋の上から見た鮭の遡上。周りには産卵を終えた亡がらが大量に溜まっていた、同A:ブウベツ川で鮭の後ろに付く魚を狙ったエッグフライ。全く反応してくれなかった、同B:ブウベツ川上流に構築されている砂防ダム。この下流にも魚の反応はなかった、同C:この川で釣ったやまめ。いつも濁りがあるせいか、黒みがかった色をしている

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2015年09月18日

魚影薄くなる勇払川



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入渓のしやすさが原因か

 支笏湖から苫小牧に向かう、道々を挟んで苫小牧川と対峙する勇払川は、サクラマスの産卵河川として知られているらしい。そして、以前は下流部でやまめ、上流部では大型虹鱒がよく釣れたという。ただ、林道を経由して簡単に入渓できたことから、魚影は年々減少を続けているようだ。
 さすがに、数年前から上流に向かう林道ゲートが閉じられて、入渓者は減ったというものの、むしろ魚影はさらに減ってきているようにさえ感じる。
@.JPG
 勇払川上流に入渓するには、浄水場のあるあっぺない橋からとなるが、車での入渓は林道ゲートの鍵が開けられていない限り不可能となった。そのため、あっぺない橋から川を遡行するか、徒歩で林道を行くかの方法しかない。ただ実際には、今回の釣行もそうだったが、あっぺない橋の林道ゲートは閉じられているものの、鍵は開けられたままとなっており、自由に林道を行き来できた。

 勇払川には、これまで3度ほど入渓したことがある。その時の釣果は、あっぺない橋近辺で20センチクラスのやまめと、水道源流地上流で同サイズの虹鱒数匹で、かなりの貧果だったと記憶している。ママチ川や紋別川、苫小牧川に渓相が似ているのも、同じ森を流れていることからだろう。しかし、ママチ川ほど豊かな魚影ではない。

 そうした、釣果の期待できない勇払川への入渓目的は、先日入渓した苫小牧川上流部との比較のため。同じ丸山の森の中を流れ、同じ涌水河川という兄弟のような川だが、魚影は苫小牧川とどう違うのか、ということを確かめたかったから。というのも、苫小牧川は魚の数が減少しており、この原因が特定できない。その答えを勇払川から導き出そう、という狙い。

 勇払川は、あっぺない橋から1キロほどで苫小牧市の水道源流地に着く。この上流から、やまめが中心だった魚影が虹鱒に変わる。鍵の開いた林道ゲートを通り抜けて、車で2キロほど先にある勇振橋まで直行、橋の下から遡行を始める。川の流れは夏よりも早く、少し濁りが入っているが、ドライフライには支障がなさそう。水深のある平瀬や、蛇行でえぐれた深み、ぼさ下のよどみなど、虹鱒の好むポイントが次々に現れる。
A.JPG
 そうしたポイントに丹念にドライを打ち込むが、全く反応がない。当然河原には多くの釣人の足跡が残されている。そうした状況が300メートル上流まで続いて、曲がり角の淵でこの日初めてヒットしたのは、10センチにも満たないやまめ。ここから魚影が回復するのではと、さらに遡行を続けるが、泳いでいる影さえ見えない。

 遡行をあきらめて、今度は魚がいれば溜まっているはずの、下流の堰堤まで移動した。堰堤の上からドライを打ち込むと、端の落ち込みから20センチに満たない虹鱒がヒット、続いてさらに小さな虹鱒がドライに食いつく。魚がいたことを確認できたが、それ以降アタリはこない。この下流部にも竿を出すが、上流部と同じ無機質の川を相手にしているような反応。さらに、超競争地帯のあっぺない橋まで戻りフライを投じるが、釣れるはずもなくここで脱渓した。
B.JPG
 感想からいうと、まだ苫小牧川のほうが魚影は濃い。いずれの川も、昨年9月の大雨の影響が一部に残っているにしても、それほど大きなダメージにはならなかったはず。では、魚影の薄くなった原因はというと、やはり多くの釣人が入ったことによるプレッシャーだろう。
 特に勇払川は持ち帰りの釣人が多く入っており、その歴史の積み重ねがこうした魚影の薄さにつながったと思われる。その点、苫小牧川は入渓条件が厳しく、そしてリリースする釣人が多いことで、魚影が保たれているのではないだろうか。

写真説明@:勇払川上流に架かる勇振橋下から上流を見る、同A:途中に構築されている堰堤、同B:この堰堤でヒットした小さな虹鱒


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2015年09月14日

苫小牧川上流部に今年初入渓



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 空缶を木々に刺し込む悪ふざけが

 先週末、昨年11月以来10ヶ月ぶりに苫小牧川上流に釣行した。札幌圏の各河川は、先日までの雨の影響が残り、濁りや増水など難しい釣りが予想された。その中で苫小牧川は、雨には弱いが涌水河川ということで、水温が低く安定した釣果が得られるのでは、と入渓を決めた。
 今回は、支笏湖から苫小牧に向かう道々の脇から、口無沼方面に延びる丸山林道を経由して直接上流に車を着けた。
時折、この林道ゲートは閉じられることがあり、そうなると入渓は林道を黙々と歩いて行かなければならない。徒歩では、現地に着くまでは熊への恐怖感が高まるために、林道ゲートが開いていない限り、この川に入渓することはない。
 ただ、熊が冬眠する冬と早春は別。苫小牧川は、涌水が集まって流れを作っているために、冬でも水温が8度前後とドライフライが可能。その季節には、鉄塔下ポイントから何度か徒歩で入ったことがある。
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 今回の入渓場所は、苫小牧川上流に架かる最後の橋(暗渠)。その下流にも橋があるが、そこは通常鉄塔下ポイントから遡行して脱渓する地点。苫小牧川の好ポイントは下流域に集中しており、そのため暗渠から上流に向かうアングラーは多くはないようだ。
 しかし今回は、川岸に新しい足跡が多数残されている。上流の川幅は精々3メートルほどで、遡行するには支障はないが、川が小さい分2〜3日前の入渓でも釣果は激減する。水温は12℃、今回はどうだろうか。
A.JPG
 入渓地点から、少しいったところから川の蛇行が始まり、カーブの流れ出しが作る淵でいつもアタリがくる。しかし今回は、ドライフライがただ流れ過ぎるだけで、全く反応しない。倒木で作られたその次の淵でも反応がない。ようやくアタリが出たのは、入渓地点から300メートルほどの、入り組んだ倒木が作る淵。その倒木の小さなスペースに落とし込んだカディスに20センチほどの虹鱒がヒットした。
 苫小牧川上流は大淵などのポイントが少なく、小淵や流れ込みなどに丹念にフライを打ち込まなければ、釣果は上がらない。次にヒットしたのも小さな淵の下流から。型は20センチに満たない。その後も同じサイズの虹鱒を追加するが、あまりにもアタリが少なく、暗渠から1キロほどいった地点で遡行を断念した。
B.JPG
 途中の、倒木が入り組んだ淵の周りで、酒盛りをした人間がいたのか、缶ビールの空缶が木々に刺し込まれるという異様な光景が見られた。以前にも、鉄塔下のポイントを遡行して、同じ光景を見たことがある。多分、同じ人間か同じグループのものだろう。また、ここまで遡行してくる間にも、空缶が何缶も無造作に棄てられていた。とても、熊の出現が激しい奥深い森の中とは思えず、釣り以前の問題としてブログに写真を載せた。

写真@:暗渠から下流域を見る、同A:倒木の底から飛び出した虹鱒、同B:空缶を木々に刺し込むという、悪ふざけをした者がいる


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