胆振でトラウトフィッシング (2): ホラー好きのフライマン
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2019年07月01日

ヤマメ求めて白老3本流と1渓流に



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  やはり厳しかった週末の釣行

 7月1日から日高や道東、オホーツクなどの地域のヤマメが解禁された。今週中には日高への釣行を考えているが、果たしてどのような釣果があるだろうか。

 今年の渓流釣行は、渇水の影響からどうしても本流が中心となっている。
 今年も、昨年のように白老や浜益、日高方面まで釣行したいと考えているが、ここまでの釣行先は、尻別川と余市川それに千歳川といった定番河川だけ。
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 まだ太平洋方面は手つかずだったが、6月29日にようやく白老の河川へ釣行した。いつもは週末を避けていたが、今回は土曜日の釣行。釣り銀座と化すのは目に見えており、初めから不安な立ち上がりとなった。

 せっかく白老に行くのだからと、釣行先を4カ所にした。1日で回るには大変だが、この4カ所の河川は隣り合っており、移動にも時間がかからない。それに、これまでの乏しい釣果を考えると、それほど厳しくはないだろう。
 
 最初に向かったのは敷生川中流域。別に勝算があったからではない。逆に、これまでの釣行で良いことが全くなかった川だ。
 それなのにこの川を最初に選んだのは、ウェットフライを行うのに必要な太い川筋と、強い流れを有しているから。そして、今回こそは釣果を得たいとの期待を込めた。
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 中流部に架かる、いつもの橋の下流から釣り下がる。川は渇水状況なのでいつもよりも流れは細く、セメントを流したような濁りが入っていて、思わず「失敗した」とつぶやいた。
 それでも、何とか太い流れを見つけてウェットフライを流す。が、400メートルほど下ってもアタリはない。そのくせ、河岸には多くの足跡が残されている。賞味1時間半ほどで移動することにした。
 
 2番目の川は、敷生川のすぐ隣を流れる毛敷生川。移動時間はたったの5分。
 こんなに近くを流れているのに、水質は大きく異なる。濁りのない透き通った流れが魅力の川だが、ここも渇水の影響が現れていた。
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 この川での釣行はアタリハズレが大きい。20センチ平均のヤマメが釣れると思えば、新子ヤマメや5センチほどの岩魚しか釣れなかったことなど、直近の入渓者の存在が大きく影響を及ぼす。

 川に沿った林道を走り様子を窺うと、幸いにまだ誰の姿もない。ザラ瀬から流れ出しに変わる、いつものポイントにドライフライを流して様子を見る。早瀬の中からフライに飛びかかる魚は見えるが、ヒットしない。それが何度も続いたが、最後は見切られる。
 ようやく一匹目をキャッチしたのは、100メートルほど釣り上がった流れ出しから平瀬に変わるポイントで、12〜3センチのヤマメだった。
 
 その後も、#10のカディスに10センチ足らずのヤマメがヒットして空を飛んだり、ここぞという大渕では小さな魚の反応しかない。
 その先には、山岳渓流らしい荒々しい岩々が行く手を邪魔する。ここまでの釣果は15センチ未満のヤマメが5匹。いくら釣り上がっても釣果は期待できないと、今度はウェットフライで釣り下がり、深場や平瀬に打ち込むことに。
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 すると、先ほどの淵から一匹、最初に入った流れ出しポイントでは連続して3匹のヤマメがヒットした。ドライではなく、水面直下のウェットフライの方が良かったらしい。ここも1時間半で次の場所に向かう。

 今度は、さらに水質の良い飛生川の中流。滝が迫る上流域では、透き通った流れにいつも感心していたが、中流部にはその面影が少ない。
 ただ、上流域と比べると、敷生川の合流点からの流れは大物の予感がするために、今回の釣行のメインとして考えていた。

 この三河川の中では、川筋が一番細く、本流というよりは渓流といった方がピッタリくる。ここでもウェットフライを打ち込みながら釣り下ることに。ザラ瀬から曲りの入った平瀬から、頻繁にアタリがくるが、針がかりしない。
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 それも当然で、新子ばかりがフライを追いかけてる。曲りや倒木、大渕小渕とポイントが現れるが、反応するのは新子のヤマメばかり。そして、河岸には多くの足跡が残されている。

 ここは川が小さい分、確実に入渓者の影響を受けていると感じた。自分の入渓したすぐ後にも、新たに釣人が追うように入ってきた。それでも、小さな流れだしからようやく17センチほどのヤマメがヒット。それを最後に、再び場所を移動した。

 この日最後の河川はウヨロ川で、その上流域に入った。前回の釣行で見つけた、やぶ道をなぞって目的ポイントに到着。それまでの区間には、3〜4人の釣人の姿が見えた。
 さすがにここまでは来ないだろうと、藪を漕いで河岸に降りる。大岩や小岩、小滝と大渕や釜で形成する渓観が目の前に迫ってくる。前回は、ここでヤマメの型ものと尺越えの岩魚を釣り上げた。
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 ところが、流した大型化ディスに反応はない。さらに釣り上がって上流を見ると、本流竿を手にした餌釣りの釣人の姿が。どおりで反応がない訳だと、仕方なく脱渓。

 諦めきれず、毛敷生川に流れ出る名も無き支流に入渓することした。
 この川は、地図にも名前が記されていない小さな渓流だが、25センチほどのヤマメを釣り上げたことがあった。その上流がどうなっているのか、ということが前から気になっていた。

 川に沿った林道を走り、入り易い場所を見つけて入渓。川幅は最大でも3メートルと、かなり小さい渓流だ。渇水のせいか、流れは遅く浅瀬が続く。少し深い落ち込みにドライフライを流すと、すぐに反応が。しかし、小さすぎてヒットしない。ここも新子だけしかいないのが解って脱渓した。

 今回の白老河川への釣行は、週末ということもあり散々な結果に終わった。次回予定している日高河川は、できるだけタイミングを見計らって釣行したいと考えている。

写真@白老河川の釣行で最初に入った敷生川中流部Aその隣の毛敷生川中流部。水質が敷生川とは全く違っていたB飛生川の中流域。渇水の影響はそれほど見られなかったが釣果は・・・Cウヨロ川の上流部。素晴らしい渓観が続くが、すでに先行者がD毛敷生川でヒットしたヤマメE飛生川で唯一20センチ近くのヤマメ

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2018年10月12日

白老渓流に型ものヤマメを求めて



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 鮭の遡上で下流域は釣りにならず

 秋の深まりとともに釣行頻度が減少してきた。いつもながらこの時期の渓流釣行は難しく、狙いとするヤマメは型ものは抜かれて激減、新子や1歳魚しか相手をしてくれない。
 ヤマメにこだわらずに大物を狙うには、どうしても虹鱒や岩魚、アメマスの河川となってしまう。その大物を求めて、これまで浜益川や余市川、尻別川、敷生川などに赴いてきた。
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 例えそこで返り討ちにあったとしても、それに懲りることはなかったはず。ところが、今年は胆振東部地震もあり、9月中は全く釣行することはなかった。そして今は、残りわずかな渓流シーズンなのにモチベーションが高まらない。

 それでも何とか気力を振り絞って10月9日に赴いたのは、ヤマメの多く棲む白老の小渓流。
 この時期の白老河川は、鮭の遡上シーズンにあたり、下流や中流域では必ずと言ってよいほど鮭と遭遇する。密漁と間違われるのも嫌なので、下流や中流には目もくれず、鮭の昇りきれない上流域に足を向けた。
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 この渓流では、何年か前の盛夏に黄金色に輝く25センチほどのヤマメを手にしたことがある。それ以来の釣行となるが、果たして今回はどうだろうか。

 入渓したのは午前5時半。以前入った場所には鮭が群れていて、とても竿を出せる状況にない。しばらく行った上流に堰堤が設けられていた。鮭の遡上はここで終わっているようだ。

 ただ、この堰堤から上流は一度も足を踏み入れたことがない。岩と倒木が作る山岳渓流の様相が強く、目的のヤマメはいなくても型ものの岩魚は棲息しているのかもしれない。
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 上流といっても、渓流と平行して林道が走っている。その分入渓は楽なはずで、必然的に魚影は薄いのではないだろうか。そうした先入観があったせいか、倒木の下の流れ込みや淵、平瀬に振り込んだ#10のカディスはピクリともしない。これだけ渓相が見事なのにと頭をひねるが、来ないものはこない。

 あまりにもアタリがないために、カディスから#14のメイフライにチェンジ、川筋から外れたとろ場に落としてみると、ようやく川底から10センチ余りのヤマメが浮上して、フライに食いついた。

 その後もヒットしたりバラしたりして、ヤマメの手ごたえは良くなったが、サイズは一向に大きくはならない。川には幾つもの支流が流れ込み、夏場ならばそこそこ大きな魚も期待できると思われるが、やはりこの時期は厳しいようだ。
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 結局、3時間ほどこの渓流に留まったが、釣り上げたヤマメは10匹ほど。15センチを超えるヤマメは1匹しかヒットしなかった。

 まだ時間があるので、この近くを流れる飛生川の中流域に移動。今度はウェットフライで下流域に釣り下がることにした。
 幸いなことに、この川への鮭の遡上は少なく、釣りを邪魔されることはなかったが、どう手を尽くしてもヒットするのは10センチ未満のヤマメばかり。この様子では、人気ポイントの連続する上流でもヒットするサイズは変わらないだろう、と早々に撤退した。

 帰りしなに、鮭の遡上ぶりを見たくてウヨロ川に立ち寄った。橋の上から見る鮭は、昨年の今時期と比べると遡上数は多いものの、1昨年のような川を埋め尽す圧倒的なシーンは見ることができなかった。

写真@遡上する鮭の群れる渓流の下流域AB上流は里川と山岳渓流の混じりあった様相だが、釣れるのは小さなヤマメだかりCD

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2018年08月14日

お盆の白老渓流で尺岩魚がヒット



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上流の砂防ダム目指して遡行したが・・・

 お盆の期間中は、どこの釣場も釣人で一杯。そのため、13日の休日は場所選びに迷った。
 この時期の新規ポイントは無謀すぎるために、これまで釣行した中で余り混むことのない、そしてウェットフライに適した場所に行くことにした。

 選んだのは、白老に幾つもある広い河原を持つ渓流のひとつ。ここも人気河川に違いないが、朝早い釣行なので先行者はいないだろう、と見込んだ。
 他にも日高の渓流や、余市川支流を考えたが、いずれも釣人の集中する可能性があり、何よりも帰りの交通事情を懸念して決定。
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 ただ、この川でのこれまで釣果は、新子ヤマメや児ヤマメぐらいのもので、その点についての期待は全くなかった。ただただ、広い河原で思いっきりフライを飛ばせることに魅力を感じてのこと。

 それと、これまでこの川では上流部まで登り詰めたことがなく、今回はできるだけ距離を稼ぎたい、との考えもあった。
 入渓地点から、上流にある砂防ダムまでは5キロ近い。これまでは、1キロ程度しか遡行したことがないが、それでも片道で2時間は潰れた。普通に砂防ダムまで釣り上がれば、丸1日潰れるほどの時間が必要となる。

 また、ここは熊の出没多発地帯。遠くまで見通しの利く広がった河原は、熊に発見されやすい、あるいは熊を見つけやすい場所ともいえる。その、いざという時に、冷静に対応できる自信は持ち合わせていない。精々、熊鈴や爆竹を鳴らすことぐらいか。

 いつも入渓する、橋のたもとで釣りの準備をしていると、軽自動車が近づき「なにを釣るの?」と、60歳代の釣人らしき人が声をかけてきた。
 これまで、この川の釣行で何度か見かけた車なので、多分地元の釣人だと思う。「ここは小さなヤマメしか釣ったことがない」と話すと、「鉄砲撃ち(猟師)が、釣人が車で上流まで行くものだから、獲物が警戒して逃げていくと言っていた。だから、自分は橋の下に車を置いて釣りをする」という。
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 結局、車で上流には入らないほうが良い、ということを言いたかったのだろう。彼は、その通り橋の下流に車を止めた。
 地図の上には、上流にいく道路は記載されていない。自分には見つけることが出来なかったが、どこかに知られていない道があるのだろうか。

 今回の釣行は距離を稼いで、できるだけ上流の砂防ダムに近づくこと。そうすれば、自ずと釣果も高まってくるはず。なので、入渓場所は何時とは違う上流に入り、未知のポイントを目指した。

 初めて見る上流域は、川幅が狭まり河原も小さい、山岳渓流の趣が強く表れていた。平瀬と淵や段差のある流れ出し、小滝の下の釜などのポイントが現れては、またザラ瀬が続くという、変化に富んだ流れにモチベーションが高まる。
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 気味が悪いのは、笹薮や河畔林の密集した場所に点在する、ポッカリと開いた獣道。鹿の足跡が多数だが、熊も通り道として使っているはず。そういう場所は出来るだけ早く通り過ぎるようにした。

 その上流の段差のある岩影の淵から、本日初の15センチほどのヤマメがヒット。ここまで釣り上がってくる間にも、アタリは何度もあった。しかし、#10のカディスに食いつくほどの型は皆無。なので、入渓から30分掛けてのようやくの1匹に、上流への期待が募る。

 初ヒットが15センチと、他の河川ではアベレージサイズ。しかし、この川ではいつもピンコや、児ヤマメした釣ったことがないので、これでも型もの。ようやく#10のカディスの働き場所が出てきた。

 続いて、そのすぐ上の平瀬から落ち込みに続くカタから、強烈なアタリが。3番手のロッドをしならせて上がったのは、尺前後の岩魚だった。てっきり、型もののヤマメとばかり思っていたので、少し気落ちする。この先には、さらにポイントが続いている、と気持ちを入れ替えて遡行を継続。
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 少し行くと、大岩を囲む淵と流れ出しの交互するポイントが姿を現した。上流から流し込んだカディスにヒットしたのは、先ほどと同じサイズの、少し錆の入ったヤマメ。続いてその上流からも型の同じヤマメが。
 それから先の上流は、さらに段差を増して両岸に崖の迫ったザラ瀬の続く流れ。

 入渓からここまで3時間ほど経過、時計を見ると午前9時を指していた。まだ距離は2キロも来ていないはず。このままのペースで釣り上がると、上流の砂防ダムまでは、あと3時間はかかる。

 ここからウェットフライで釣り下がるほうが懸命か、とフライをチェンジして川を下った。1時間半ほどで入渓地点まで戻ったが、この間ウェットフライには、15センチ前後のヤマメを3匹追加。

 この日の釣果は、ピンコや児ヤマメを除いたヤマメが7匹に尺前後の岩魚1匹。他の河川ではどうという釣果ではないが、人気河川のこの川ではこれでも恵まれた方。次回訪れる時には、なんとか砂防ダムまで目指したいが。

 10時半に脱渓して車に戻ると、入渓には遅い時間にも関わらず、そこには3人の釣人とさらに上流に向う車が2台。早い時間に入渓して正解だったと思う。
 お盆期間中は、さらに多くの釣人がはいるのだろう。

写真@上流は広い河原から山岳渓流の趣にA魅力的な淵が平瀬が次々に現れるBCこの場所でのアベレージサイズのヤマメD尺前後の岩魚もヒットした

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2018年07月22日

新冠川を諦めて白老3河川に釣行



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 増水は解消したが、魚影の薄さを痛感

 大雨による河川の増水がようやく治まった7月20日、これまでの雨の影響で実現できなかった、日高本流でのウェットフライ釣行のために、午前3時に札幌を出発して新冠川に向かった。

 ウェットフライへの取り組みは、釣りの可能性を広げるひとつの手段として考えていた。中でも、本流でのウェットフライは、渓流でドライフライだけを行なってきたものとしては、未知の釣りに等しい。
 残り少ない、これからの釣り人生を謳歌する上で、何としてもマスターしたいと考えてきた。
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 ところが、またもや計画を妨害する動きが。当日は、高規格日高道路の鵡川から終点の日高厚賀まで、工事のために通行止めだという。それを知ったのは、千歳インター近くの高速道路上に架かる電光掲示板から。

 時間的に到着が大幅に遅れるだけで、なにも高速道路を走らなくても行ける。ただ万が一、前回の7月13日のようにダムの放水があった場合、次のポイント探しに時間を取られるのは嫌だ、との思いで釣行先を白老河川に変更した。つくづく日高の河川には嫌われてしまったようだ。

 今年の白老河川への釣行は、ウヨロ川とそれよりも規模の小さな某渓流に6月、7月と釣行、釣果は今のところ五分五分という内容だ。今回は、本流でのウェットフライを念頭に、敷生川と毛敷生川、それにウヨロ川の3河川の中流域に赴くことにした。
 中でも、敷生川と毛敷生川は今年初めての釣行で、狙いをヤマメに絞っての入川。
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 これまでの釣行で、毛敷生川は下流での釣果がゼロに等しく、竿を出す自信がなかったことから、中流域に架かる鉄の橋からドライフライで釣り上がることに。
 ところが、いつもは流れ込みや小淵でそれなりの反応のあるのに、今回はいくら釣り上がっても大型カディスに食いつく魚が出てこない。

 川岸の乾き具合から、水が引いたのは4〜5日前と思われ、その砂の上には多くの足跡が残されていた。ヤマメの解禁からある程度時間が経過したことで、フライに反応するサイズが抜かれてしまったのだろう。

 結局毛敷生川では、鉄の橋から1キロほど登った2つ目の堰堤まで遡行したが、1匹もヒットしないまま脱渓した。もしかして、この川での坊主は初めてではなかったか。
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 次に向かったのは、毛敷生川の隣を流れる敷生川。もともとこの川は毛敷生川の本流だが、残念ながら、敷生川中流域での過去の釣果は悲惨な内容。今回もほとんど期待はしていなかった。
 
 それに追い討ちをかけるように、入ろうとしたポイントにはすでに先行者が。仕方なく、そこから500メートルほど下った場所で竿を出した。

 川の流れにはまだ濁りが入っており、ウェットフライでも厳しそうな状況。まずは、水深のある平瀬に派手な色のウェットフライを打ち込んで様子を見る。が、何度流しても反応はない。フライサイズを下げて逆引きすると、ようやくアタリはきたが、フッキングしない。
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 さらに下流に下って、川幅が広がった地点にソフトハックルを打ち込んでスィングさせる。それにようやくヒット。ただ、上がって来たのは12〜3センチの小ヤマメ。やはり、この川もこんなサイズしか残っていないようだ。

 上流にいた先行者の姿が見えなくなったので、今度は砂防ダム近くまで釣り上がった。水深のある平瀬や落ち込みといった、良い川筋なのに、フライに反応しない。それも当然で、川岸には数多くの釣人の足跡が残っていた。

 白老河川の最後は、前々回の釣行で惨敗したウヨロ川中流。もっとも、ウヨロ川で過去に釣った最大のものは、15〜6センチのヤマメと20センチ余りの岩魚。それほど型物がいるわけではない。

 ただ、上流の砂防ダムまで登り詰めたことがないので、決め付けることはできない。そして今回は、ウェットフライだけで通すことに。上流に現れた落ち込みや淵、流れ出しにソフトハックルを打ち込んで様子を探るが、小さなアタリばかり。
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 たまに、新子よりも少し大きいヤマメが食いつくが、竿をゆらすサイズは出てこない。
ここにも多数の足跡が残されていた。当然、雨の後に入渓したのだろうが、遡行しやすい分だけ釣人も入り込んでいるのだろう、
 それにしても、餌の入っていた箱ぐらい、なぜ持ち帰らないのか。これは、今回入った3つの河川に共通することだ。

写真@毛敷生川の早朝の様子。この川では、初めて坊主に終わったA堰堤が設けられている敷生川中流の流れ。少し濁りが入っていて、釣りづらかったが、Bソフト八クルに小さなヤマメがヒットC入渓しやすい事から人気のウヨロ川中流域D今回も小ヤマメしかヒットしなかった

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2018年07月11日

雨の合間の白老河川へリベンジ釣行



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20センチ越えのヤマメはヒットしたが・・・

 今回の西日本豪雨は、平成に入って最悪の被害をもたらしたという。土地や家屋ばかりではなく、多くの方が亡くなられ、行方不明者も後をたたない。集中豪雨の怖さをまざまざと見せつけられたような気がする。

 北海道もこの1週間は雨が続いた。当然河川は増水しており、そのために今回の休日の釣りは中止したはずだった。例え水位が平常に戻っていたとしても、釣行することへの後ろめたさを消すことはできないと思ったからだ。

 これが人間の持つ道徳感、倫理感というものだが、頭の中に巣食う「釣り馬鹿」という病気は言うことを聞かない。「とにかく行って見よう。川が氾濫しているのならば諦めもつく」という、悪魔の囁きに負けて白老渓流へ向かった。
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 7月9日の白老の各河川は、前回釣行したウヨロ川を始め、あれだけの豪雨にも関わらず、水位や濁りは思いのほか落ち着いていた。
 今回は、そのウヨロ川のリベンジ。ウヨロ川では中流域から入渓、上流の砂防ダムを目指して釣り上がったが、昇っても昇っても一向に魚の型は大きくならず、途中で遡行を断念した。

 今回入渓した河川は、流域が短かく規模も小さいが、ウヨロ川以上に透明度が高く、清冽な流れが特徴のヤマメ河川。これまで、最下流と上流の2箇所から入川したことはあるが、今回初めて中流域に入った。
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 上流と比べると平坦な流れが続いているものの、開けた河岸が気持ち良い。所々に淵が形られて、フライを行なうには絶好の景観。そこにカディスを投じると、ヒットするのは12〜14センチのヤマメ。淵以外では、なかなかアタリはこない。
 
 釣人が入りやすいせいなのか、魚影は上流と比べて薄いように感じた。しばらく釣り上がったが、型は大きくならないために、ここから1キロメートルほど上がった、慣れ親しんだ上流に移動。

 ここまで来ると、大岩小岩の山岳渓流の様相が強まり、流れも速い。岩陰に現れた落ち込みや肩、流れ出し、流れ込みとポイントは広がって、一気に期待が高まる。が、アタリはそこそこくるのに、#10のカディスにはヒットしない。たまに掛かるのはスレで、中流でヒットしたものと型は変わらない。

 これから先には大淵が待ち構えていて、そのすぐ下流の流れ出しでも20センチ越えのヤマメがよくヒットした。ところが、ここでも小さなヤマメしか反応しない。増水の影響かと、さらに釣り上がって見てその原因が分かった。

 ついさっき歩いたような釣人の足跡が水際にクッキリと残っていた。中流域に入ったのは午前6時半、そしてここに移動したのは8時半。今現在、その釣人はさらに上流を遡行している可能性がある。
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 折角の釣行だというのに、今日はついていないようだ。それでも釣り残したポイントはあるだろうと、小さな落ち込みや平瀬にフライを丹念に打ち込むと、そこそこアタリが。
 途中で現れた、小さな枝川の流れに打ち込んだカディスに、ようやく20センチ余りのヤマメがヒット。この枝川は、上流で本流から分かれて流れているが、50メートルほどの短い区間ながら、ヤマメのヒットが相次ぐ。

 本流との合流地点の小淵からも、同じような型のヤマメがヒットしたが、姿を現した大渕では小さなヤマメしか飛び出さない。どうも先行者は、大場所でしか竿を出さないようだ。
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 と、そこで突然の雨。勢いは弱いものの、この川も山岳渓流に変わりない。透き通った流れにも次第に濁りが入ってきた。残念ながら、ここで終わりだと宣告されたような気がして、あたふたと川を下る。

 それが正解だったようで、車に戻った頃には本降りとなっていた。上流で釣りを行なっていると思われる先行者は、どうしているだろうか。

 リベンジにはほど遠い釣果だったが、相手をしてくれたヤマメに感謝してこの日の釣りを終えた。
 さて、次はどこへ行こうか。

写真@今回入川した中流域の平坦な流れAここでは14センチのヤマメが最高だったB山岳渓流の景観を見せる上流域Cようやく20センチ越えのヤマメがヒット。同じようなサイズが何匹かあがった
 

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2017年10月03日

やまめを求めて秋の白老河川へ



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毛敷生川と別々川に釣行したが・・・

 お気づきではないと思うが、最近の釣行先はやまめの棲息する河川や渓流が増えてきた。これまでの釣行先は、好奇心と想像力の高まりに任せた、渓流の源流や河川上流が多かった。
そうなると、釣果の対象は岩魚やアメマスなどが中心となる。もっとも、放流魚が主体のサーモン系の河川の釣行を、敢えて行ってこなかったこともあるのだが。
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 渓流釣りを行う釣人の中には、釣行を重ねる内にやまめに傾斜される方が多いようだ。なぜだろうと考えてみた。自分は、釣った魚を手にした時に、型の大小はともかくとして他のトラウトとやまめでは感動が異なる。
やまめの、凛とした姿に魅了されることもしばしば。

 フライのできない晩秋から春先まで、自分の釣りの対象はショアトラウトに向かう。そこでの最終目的は、銀毛のまばゆいサクラマス。そのサクラマスの子どもがやまめだ。
だから河川でも、何れはやまめに惹かれる運命だったのだろう。

 今回の釣行先は、白老河川のひとつの毛敷生川。目的は、いま記したようにやまめに絞り込んだ。やまめは、白老ならばどの河川でも釣れるが、敢えてこの川を選んだ。というのも、7月中旬の飛生川の釣行の後に訪ねた毛敷生川での出来事から。
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 はっきり言って、毛敷生川では碌な釣果はない。入った場所や季節もあるのだろうが、これまでは一釣行で小型のやまめがせいぜい5〜6匹。
ところが、7月中旬の飛生川の釣行の後に入ったときには、20センチに欠けるやまめが何匹も流れ出しや平瀬、小淵から飛び出た。途中から振り出した雨のために遡行を止めたが、あのまま釣りあがっていたら・・・。
それが、今回の釣行のきっかけだ。

 毛敷生川は、流域が短い割りに堰堤が何基も構築されている。流れ出るフジ川も含めると、両手で数え切れないほど。まだ中流部には、魚道が設けられているが、上流の堰堤には魚道がない。

そのため、やまめの生息域は敷生川の出会いから、魚道のない堰堤の区間に限定される。それは、距離にして僅か4キロほど。多くの釣人がいっぺんに入ると、魚影は枯渇する。

 前回の釣行は解禁からまだ日が浅く、なおかつ週の後半だった。今回は月曜日で、多くの釣人の入った後の秋の釣行。普通に考えれば、厳しい釣りが予想されるのだが、そこまで頭は回らなかった。

 中流域から遡行を開始して、迎える堰堤を2基クリアーした。ティペットに結んだカディスが#10ということもあるが、そこまでの釣果はゼロ。途中で小さなアタリは何回もあったが、フライが大きすぎて銜えることができない。
 川岸の砂の上には、真新しい靴の跡がいくつも残されている。どの道、釣行するには厳しい条件だったのだろう。

 そして、遡行から1キロほどして3基目の魚道のない堰堤が姿を現した。ここから先の上流にも、堰堤が連続して構築されている。だから、高巻きしてまでいく価値はない、と判断した。
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 さて、時間は10時を回り、これからどうしょうと考えた末、鮭釣りの様子を見るために白老漁港へ。防波堤の上には7、8人がウキルアーを投じていたが、誰にもヒットした様子はない。砂浜の投げ釣りも、波が時化気味で釣人の姿も疎ら。
 国道を経由して苫小牧に向かう道すがら、左手に別々川が見えてきた。この先はインクラの滝に続く。

 そして、いつの間にかハンドルを左に切り、その別々川に向かう。頭を過ぎったのはやはりやまめのこと。この川もやまめが生息する。以前に一度、中流部の魚道のある堰堤の下に入ったことがあるが、小さなやまめしか釣れなかった。
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 今回は、堰堤と堰堤の間だけに絞って釣り上がる。ただ、直線化した流れでポイントを見極めるのは難しい。川岸のボサの下や、倒木の周りに打ち込んだカディスにアタリがくるが、やはり小さい。手にしたのは、10センチ足らずのやまめ。
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現れた堰堤の下でも、それを越えるサイズのやまめは出てこない。それでも、手にしたやまめは凛としていて、「綺麗だな」という口癖のもと、川に戻す。この時期、型ものを目的とするのは難しいのかも知れない。
 秋本番を迎えた。さて次はどこに行こうか。

写真は@前日までの雨の影響か、少し濁りの入った毛敷生川の流れ。A遡行から3基目の堰堤。魚道を設置する工事が進めらていたが、途中の道路は崩落して使えなくなっていたB別々川中流の直線化した流れC堰堤の下から小さなやまめがヒットした

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2017年08月28日

雨後の飛生川でやまめ釣り



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型物はいないが、安定した釣果

 後先が逆になったが、23日に訪れた白老・飛生川の釣行の模様を載せる。
飛生川への釣行は、上流下流を合わせて今年2回目。前回は、飛生川のランドマークとも言える小滝を高巻きして、上流部に遡行した。
 滝の上流では、岩魚やアメマスを期待したが、結果は予想外の坊主。入渓したタイミングが悪かったのか、それとも事前に得た情報が間違っていたのか、今となっては定かではない。
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 今回の釣行は、中流域からその小滝を目指そうというもの。距離にして3キロほどか。前日降り続いた雨の影響からか、白い濁りが入りいつのも透明感はない。ただ、増水は収まったようで、水量や川幅、流れの強さはこれまでと大きな違いは見られない。

 段差のある流れのあちこちに、岩で作られたカタや落ち込み、平瀬などのポイントが次々と現れる。そこへ、#10のカディスを流すと、すぐに1才魚のやまめが反応。

 だが、フライが大きすぎて銜えることができない。カタでようやくヒットしたの、15センチほどのやまめ。このあとも、同じようなサイズのヒットが続いた。
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 入渓地点から500メートルほど釣り上がったときに、大淵が姿を見せた。ここは、昨年20センチ越えが連続ヒットした場所。ところが、今回はどうフライを打ち込もうとも、アタリはこない。
 辛うじて、流れ出しで13〜14センチのヒットしただけ。やはり、入ったタイミングが影響しているのか。

 ここから上流は今回初めて釣り上がる。初めの淵からしばらく行くと、先ほどよりも大きな淵が現れた。淵の幅が広く、春先などの増水時は遡行が難しそうだが、渇水気味の夏場は問題なく渡り切ることができる。
 幾分流れのある淵の真ん中にフライを落としたところ、小さなアタリが頻発。ようやく針がかりしたのは、10センチにも満たない幼児クラス。ここにも型物はいなかった。
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 その後も大淵が。淵の連続する区間では、小さなアタリしかでない。ルアーで攻略するのがいいのかもしれないが、水深が浅く、大物の居付いている感じはしない。
 この淵を越えた先に、何度か利用したことのある林道に架かる橋が見えてきた。ここまで来れば、ポイントは大体分かる。前回フライを投じたポイントからは、この日一番となる18センチほどのやまめがヒット。
 橋を越えた水深のある平瀬や、大岩の作る流れ出しからも15〜16センチのやまめが飛び出した。さらに上流には、飛生川のランドマークの小滝が見え隠れする。
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 ここまでの遡行時間は2時間半。帰りの時間を考えて、ここから釣り下ることにした。もう、この時間になると陽は頂上付近に達し、立ち込めていた霧も消し飛んで、気温が一気に上昇。汗だくで入渓地点まで戻った。

 そして感心したのは、入渓した時点で、あれほど濁りのはいっていた流れが、今は底まで見通せるほどに透明感を回復したこと。さすが飛生川と、言わずにおれない。

 なお、今回の釣行の模様と、小滝を越えて上流に釣り上がった8月13日の釣行を合わせて動画を編集、「2017 飛生川への釣行」としてyoutubeに投稿する予定。よかったら見てください。

写真は@前日の雨のせいか、濁りのつよい流れの飛生川中流域A連続して大淵が現れるが、反応は薄いBやまめの魚影は濃いが、時期的に小型ばかりで型物は皆無Cようやく現れた林道に架かる橋


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2017年08月25日

アヨロ川河口で浮きルアー



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 いよいよ鮭釣りの本番を迎える

 8月22日未明から降り出した強い雨は、22日の午前中には全道に広がった。地域によっては集中豪雨となったところもあり、道央圏でも増水した河川が多かったようだ。
 翌23日には天気は回復したが、増水が解消された河川は少なく、せっかくの休日なのに釣行できないおそれがでてきた。
そこで、過去の例から雨に強いやまめ河川をピックアップして、地元の河川情報をネットから仕入れた。
 
 なぜ「やまめ河川」なのかというと、ここ数ヶ月の釣行先が岩魚やアメマス河川が中心だった。そこで、久しぶりにやまめの姿が見たい、ということから絞り込んだもの。
 候補に上がったのは、千歳川と白老のウヨロ川、飛生川。この三河川は、めったなことでは濁流が起きない。特に千歳川は、これまでの雨後の釣行で、水の濁りは入っていても、釣りのできない状況になったことはない。
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 近場の千歳川に心が傾きかけたときに、「そういえば鮭の遡上が始まった。アヨロ川河口やアヨロ海岸はどのような状況なのか」と、鮭の様子が気になった。結局は、その思いからアヨロ川河口に近い飛生川に行くことにした。
 飛生川の釣行では、中流域から入渓して上流の小滝まで釣り上がった。この様子は次回のブログに掲載することにして、今回はアヨロ川河口の鮭釣りの模様を載せた。

 昼までに飛生川の釣行を終え、海岸を横目にアヨロ川河口へ。アヨロ海岸では、海岸一帯に何十本という釣竿が林立。9月1日の河口規制に向けて、すでに場所取りが始まっていた。
 これまでは、ビニールテープで自分の縄張りを囲っていたが、何かの指導が入ったのだろう。ビニールテープの代わりに、持ち主の姿が見えない釣竿が立ち並んでいた。それはまるで、”自分の縄張り”を主張しているかのようだった。
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 アヨロ川は、中流に鮭鱒孵化場が設けられている関係から、秋には河口の導流提を通って大量の鮭が遡上する。それを狙った釣人が休日、平日を問わず集まってくる。

 23日も平日の正午だというのに、河口の両サイドに合わせて6〜7人の釣人が浮きルアーを投じていた。まだこれでも少ない方で、日曜日ともなれば狭い先端に10数人が陣取るという。
 先端でルアーを投じていた人に話を聞くと、「朝の3時頃に、河口前に大量の鮭が押し寄せてきたが、ルアーには見向きもしなかった。上げた人も少なかった」という。また、「陽が昇った後にも何度かナブラが立ったが、この場ではスレがかりで1本上がっただけだ」とも。魚影は濃いらしいが、ルアーを追わないようだ。
KC4A0043.JPG
 アヨロ川も、9月1日から12月10日まで河口規制が設定され、左海岸、右海岸ともに150メートルの区間の釣りは禁止となる。それまでの間、アヨロ海岸よりも熾烈な場所取り争いが繰り広げられるのだろう。


写真は@アヨロ川河口にある導流提。河口の右左は、どう見ても3〜4人が限界だと思うのだが。A先端から浮きルアーを飛ばしてアタリを待つ釣人B竿が立ち並ぶアヨロ海岸。持ち主の姿は見られない
 
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2017年07月25日

白老河川の上流を新規開拓



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 尺近い岩魚が連続ヒット

 今年の海でのトラウト釣行が終了したのに伴い、6月から渓流フィッシングに切り替えた。これまで訪ねた先は、余市川水系や尻別川水系、長流川上流、豊平川水系と小樽内川、それに白老地区の各河川など。約2ヶ月間に釣行した河川や湖は20箇所を越えた。
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 しかし、今年は新規に開拓した河川はまだない。その候補として考えていたのが、白老地区の河川。白老には、白老川や敷生川の2級河川や飛生川、ウヨロ川、毛敷生川などの流域の長い河川、それにブウベツ川、アヨロ川、メップ川、ポンベツ川などの小河川があるが、これまで釣行していないのはアヨロ川ぐらい。

 ただ、釣行した河川でも、中流域と上流とでは川相や渓相が異なり、全く別の河川として見たほうがよい。そこで、少し古い話だが、先週の休日に、これまで気にかかっていた白老の某河川上流に赴いた。
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 目的の河川上流は、迷い込んで行方不明になった人が何人もいるという、白老に何ヶ所もある入り組んだ林道を経由しなければたどり着けない場所。当日は、熊にこそ出会わなかったが、糞はあちらこちらに点在。林道にたむろする鹿は何匹も見つけた。前方の見えない曲がり角から、突然飛び出してぶつかりそうにもなった。

 そこまでして、釣行する必要があったわけではないが、「この川の上流はどうなっているのか」「どんな魚がいるのか」という、火のついた好奇心を満足させる術は、まず行くことしかない。
 
 現地には5時半に到着。入渓ポイントは小さな橋のたもとで、橋の横の藪の中に僅かに古い踏み跡が残っていた。川は、橋の底からすぐに大岩が連なっている、本格的な山岳渓流の様相。大岩の作る落ち込みや淵、釜という絶好の岩魚ポイントが次々に現れる。
 
 まず、釣り下ることにして、最初に目に付いた大きな流れ込みに#10のカディスを流し込む。しかし、ピクリともしない。反応のないまま、100メートルほど下流の落差のある淵でカディスを流すと、初めてアタリが。
 ネットを用いて慎重に引き上げると、ヒットしたのは15〜6センチほどの小ぶりの岩魚。想像していたサイズよりも小さい。
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 この場所からアタリが連発。流れ出しや流れ込み、小淵、釜などのポイントから1匹づつ飛び出てくる。サイズも20センチ越えが多くなってきた。現金なもので、ここまでアタリがあると、さらに上のサイズを手にしたくなった。

 入渓地点から500メートルは下ったろうか、それまで下流に見えていたガスの塊が、すぐ目の前まで押し寄せてきた。しばらくすると、ガスに取り囲まれて周りが見えなくなった。こんな時に突然熊が現れたら逃げ場がない、と本気でビビッる。仕方なく、今来た経路を逆戻りして釣り上がることに。

 先ほど、ドライフライを打ち込んだ場所なのに、ガスが魚の警戒心を薄めたのか再び岩魚がヒットする。そして、アタリのなかったポイントからも、尺に近い岩魚が飛び出した。

 結局、5時半に入渓して8時半までの3時間の行程だったが、山奥の渓流らしい天気に助けられて、久しぶりに充実した釣りができた。再び来る日まで、このままの姿であり続けてもらいたい。

 なお、前回更新したブログ、「目に余るブログ情報の悪用」にコメントを寄せていただきました皆様にお礼いを申し上げます。今後、有名河川や湖を除いて固有名詞は使いません。その分、臨場感のある記事を発信していこうと考えています。どうか、これからもよろしくお願い申し上げます。
                                 bukki


写真は@本格的な山岳渓流の様相の某川上流Aガスに覆われて幻想的な雰囲気にBフライにヒットした岩魚。中には尺に近いサイズも、

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2017年07月15日

飛生川の小滝から上流を遡行



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毛敷生川も含め、猛暑の中で釣行

 札幌は、7月3日以降14日までの10日間、連日夏日となったという。これは、7月としては20年ぶりの記録で、15日も更新する可能性が高い。
 その記録の途中の13日に、白老の飛生川と毛敷生川に釣行した。後で分かったことだが、当日の札幌の気温は今年最高の33度、白老も26度を越えた。さらに直射日光下では、体感的に30度を越えたように思う。
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 河岸を覆う樹木に少しは遮られたとはいえ、夏の渓流釣りとしては非常に高い気温での釣行となった。事実、2つめの毛敷生川では、あまりの暑さで熱中症の兆候が現れ、遡行を断念する結果となった。

 13日は、目的地の飛生川上流に午前4時半に到着。上流に架かる橋を下って、ランドマークともいえる小滝を目指した。時間的には、背中から陽が当たることから、フライを打ち込みながら遡行するには、絶好の条件だった。

 この場所は、昨年8月14日以来の釣行。その時は、ドライフライやニンフでやまめを何匹か釣り上げたが、すべて小型で型ものは皆無。しかし、冷たく透き通った流れに癒されて、再度の釣行を誓った。
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 また、橋から300メートルほど上流にある小滝を登り、上流の様子を確認することも、今回の目的のひとつ。橋を降りて川岸を見渡すと、釣人らしい多くの足跡が残されていた。「こんなに上流なのにさすが人気河川」と思ったのは、まだ竿を出していなかったから。

 次々に現れる、これはという淵や流れ出しにフライを投じるが、魚はいるのに針がかりがしない。魚がフライを叩いて沈めようとするが、銜えようとはしないのだ。

 特に小滝の下の釜では、川底からフライに何度もアタックするのに食いつかない。これは、典型的なスレからきた行動で、あまりの魚のスレ具合にため息がでた。そこで、川岸に残された多くの足跡がだてではなかったと気づいた。

 それでも、流芯や浅い早瀬に流し込んだメイフライに、10センチほどのやまめがヒットする。飛生川は、基本的に魚影の豊富な川なのに間違いはない。

 今回の大きな目的は、小滝の上の渓相を確認することと魚影を探ること。なので、滝から下流での釣果は二の次にして、滝を登った。足場のない滝の上を這いずって登り切ると、目の前は水がサラサラと流れる、開けた滑床(なめとこ)。歩きやすいが、どこにもポイントらしきものが見えない。
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 そしてしばらく行くと、流れ込みや淵、倒木で築かれた落ち込みなどのポイントが現れた。下流とは随分と異なる流れで、これが下流ならば間違いなくやまめが群れを作っているはず。

 ところが、いくらフライを打ち込んでも全く反応はない。その後も大淵や、流れの遅い水深のある平瀬、落ち込みといった有力ポイントが現れるが、魚の姿は見えない。
 ようやくアタリがあったのは、瀬脇にある大岩の裏。フライに食いついたが、すぐにバレて魚種を確認するまでに至らなかった。型もそれほど大きくは無かったように感じる。

 1匹もヒットしないまま、滝から500メートルほど釣り上がると、目の前に大きな淵が出現。その50メートルほど先には、小滝が連なっていた。その滝に行くためには、高巻をしなければ無理のようだ。それよりも、手前の大淵に魚はいるのか。何度もフライを投じてみたが、やはり反応がなかった。
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 ある渓流釣りのポイントを掲載した刊行本には、「下流にある小滝から上は、やまめから岩魚に変わる魚影の濃いポイント」と記されていた。だが、ここまで反応がなく、記事の内容に疑問を感じた。ただ、目の前の連続する小滝の上流には、型ものの岩魚が棲息しているのかもしれない。

 更なる高巻きを諦めて、飛生川上流にある小滝の上の釣行を終えた。残念ながら、上流でのヒットシーンを映すことはできなかったが、渓相は美しく一見の価値はある。下流のやまめのヒットシーンや、この後に訪れた毛敷生川の釣行の模様も含めてビデオ撮影したので、近いうちに更新する予定。よかったらご覧になってください。
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 毛敷生川では、川に架かる鉄橋の下から入釣、500メートルほど釣り上がった。釣果はやまめが5匹ほどだったが、直射日光を遮るもののない遡行で熱中症寸前までいき、慌てて車に戻った。くれぐれも、夏の釣行では熱中症対策を忘れずに!!



写真は@やまめが限界の下流の小滝A滑床が続く小滝から上の渓相B500メートルほどして現れた大淵と小滝の連続C小滝の下流で釣れたやまめD毛敷生川の流れ




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