2014年10月01日
手稲山の事故多発現場
北海道を代表するノンフィクション作家の合田一道氏をご存知の方は多いと思う。北海道各地の歴史や文化、風俗などを様々な角度から検証した作品とともに、歴史の裏に潜む怪異事件をノンフィクション作品として数多くの刊行本を世に送り出している。
作品のひとつ『定山坊行方不明の謎』は、第1回北海道ノンフィクション賞(月刊クオリティ主催)大賞を受賞。また、怪談やホラーの分野では「北海道こわいこわい物語」( 幻洋社 1988)、「北海道幽霊の住所録 HBCへ寄せられた情報から 霊体験ドキュメント集」( 幻洋社 1991)、「北海道おどろおどろ物語」(幻洋社 1995)、「北の幽霊、南の怨霊」( 友成純一共著 同朋舎 2001)などを上梓している。
その合田氏の“怖い”本を大量購入した。ほとんどがリアル書店に置いていないために、ネットで購入した。中には初版が1988年と、25年以上も前に発刊したものもあるが、現在先端を行くホラー作家の「実話本」と比べて、取材に裏付けられた緻密な舞台背景と、驚かすのではなく、淡々と事実を纏め上げた落ち着いた筆の運びに引き込まれた。
合田氏のノンフィクション”怪談”の中には、札幌を舞台とした話が数多く発表されている。そして、未だ現役の怪談の舞台として存在している話も少なくない。例えば東雁木の幽霊屋敷や八条中学校の怪異、9条橋にたたずむ幽霊ほか。その中で最近、「北海道こわいこわい物語」に載せられている「交通事故死誘う怪奇ゾーン」の現場を訪ねる機会があった。
これは、手稲山の山頂に向かう道路で起きる怪異を取り上げたもの。第1版が1989年となっていることから、25年以上も前の話となる。その話は「手稲山の中腹にある、ゴルフ場に行く手前の最後のカーブでは交通事故が相次ぐ。その原因のひとつと思われるのが、カーブに立つ水銀灯の存在。水銀灯は、車が通ると故障もしていないのに、一瞬消えて真暗闇となる。そして、車が通過して数分たつと再び明かりを放つ。
知人もこの現象を体験したが、それとともに水銀灯が消えた瞬間、前を走っていた車がカーブの先の崖下に消えた。しかし、いくら調べても事故の様子が見当たらなかったという。どうやら、ここは怪奇ゾーンで目に見えない何物かがカーブの付近で徘徊しているのではないか」という内容。
山頂に向かう現在の道路は、新しく修復されたのだろう。しかし、ゴルフ場付近は旧道からそのまま引き継がれた道路だと思われる。国道5号線から手稲山のゴルフ場に登っていくと、街路灯は山道に入る高速道路下の住宅地までしか設置されていない。それから先は、ゴルフ場の看板と道路を照らす照明が中腹のカーブの先に設けられているだけ。水銀灯とは、この照明のことを言っているのだろうか。
確かに他に街路灯がなくて真暗闇の中、カーブが多発するために夜の走行は危険だと思う。昼間の走行では違和感はなかったが、「真夜中にこの場所を通って、道路を照らす照明が一瞬で消えたりすると、運転感覚が麻痺する可能性もあるのでは」と思った。
一度、真夜中に走りたいと思うが、何物かが現れそうなので他の人に任せたい。
写真上左:手稲山の麓にある札幌テイネゴルフクラブ。同上右:照明灯のあるカーブに続く道路(下り車線)。ここが問題の事故多発現場なのかは確認できなかった。同下:カーブの先にある照明灯
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作品のひとつ『定山坊行方不明の謎』は、第1回北海道ノンフィクション賞(月刊クオリティ主催)大賞を受賞。また、怪談やホラーの分野では「北海道こわいこわい物語」( 幻洋社 1988)、「北海道幽霊の住所録 HBCへ寄せられた情報から 霊体験ドキュメント集」( 幻洋社 1991)、「北海道おどろおどろ物語」(幻洋社 1995)、「北の幽霊、南の怨霊」( 友成純一共著 同朋舎 2001)などを上梓している。
その合田氏の“怖い”本を大量購入した。ほとんどがリアル書店に置いていないために、ネットで購入した。中には初版が1988年と、25年以上も前に発刊したものもあるが、現在先端を行くホラー作家の「実話本」と比べて、取材に裏付けられた緻密な舞台背景と、驚かすのではなく、淡々と事実を纏め上げた落ち着いた筆の運びに引き込まれた。
合田氏のノンフィクション”怪談”の中には、札幌を舞台とした話が数多く発表されている。そして、未だ現役の怪談の舞台として存在している話も少なくない。例えば東雁木の幽霊屋敷や八条中学校の怪異、9条橋にたたずむ幽霊ほか。その中で最近、「北海道こわいこわい物語」に載せられている「交通事故死誘う怪奇ゾーン」の現場を訪ねる機会があった。
これは、手稲山の山頂に向かう道路で起きる怪異を取り上げたもの。第1版が1989年となっていることから、25年以上も前の話となる。その話は「手稲山の中腹にある、ゴルフ場に行く手前の最後のカーブでは交通事故が相次ぐ。その原因のひとつと思われるのが、カーブに立つ水銀灯の存在。水銀灯は、車が通ると故障もしていないのに、一瞬消えて真暗闇となる。そして、車が通過して数分たつと再び明かりを放つ。
知人もこの現象を体験したが、それとともに水銀灯が消えた瞬間、前を走っていた車がカーブの先の崖下に消えた。しかし、いくら調べても事故の様子が見当たらなかったという。どうやら、ここは怪奇ゾーンで目に見えない何物かがカーブの付近で徘徊しているのではないか」という内容。
山頂に向かう現在の道路は、新しく修復されたのだろう。しかし、ゴルフ場付近は旧道からそのまま引き継がれた道路だと思われる。国道5号線から手稲山のゴルフ場に登っていくと、街路灯は山道に入る高速道路下の住宅地までしか設置されていない。それから先は、ゴルフ場の看板と道路を照らす照明が中腹のカーブの先に設けられているだけ。水銀灯とは、この照明のことを言っているのだろうか。
確かに他に街路灯がなくて真暗闇の中、カーブが多発するために夜の走行は危険だと思う。昼間の走行では違和感はなかったが、「真夜中にこの場所を通って、道路を照らす照明が一瞬で消えたりすると、運転感覚が麻痺する可能性もあるのでは」と思った。
一度、真夜中に走りたいと思うが、何物かが現れそうなので他の人に任せたい。
写真上左:手稲山の麓にある札幌テイネゴルフクラブ。同上右:照明灯のあるカーブに続く道路(下り車線)。ここが問題の事故多発現場なのかは確認できなかった。同下:カーブの先にある照明灯
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この場所に事故を注意を促す
車が設置されてました
それが凄く怖くて
“一瞬ギョッ”としました
カーブを曲がると
赤灯が廻ってて
車が裏返しに置かれてて
看板には”地獄からの招待有り“
と書いてました。