2015年04月23日
「星置の滝」に真言宗祈祷道場
昨年8月18日付ブログに掲載した『「星置の滝」で不思議な光』の続編。
今年の雪解けを待って、4月15日に再び星置の滝を訪ねた。雪代により、いつもの神々しさ、清々さとは異なる「野生的で豪快な滝の落ち込みをみることができる」との思いから。
滝へと続く下り坂の石畳の通路は、雪は残っていないが、折からの雨で濡れて滑りやすそう。また、通路の入口には「真言宗単位祈祷道場 札幌手稲山 如意輪寺入口」の看板。
昨年8月にブログに掲載した内容は、『谷底に下り着いた先の木造の橋の向こうに、金子教会の建物があった。建物の入口が破られ、玄関から奥は土足で歩いた後が数多く残る廃墟状態となっていた。教会の由緒が記されたものは見当たらなかったが、建物の入口の横に要石と延命地蔵尊、そして大香炉なのか養成シートで覆われた器物が並んでいた』
『星置の滝は、上下二段に分かれた美しい形相が有名で、全国の名瀑のひとつに数えられている。この景観の評価とは別に興味を抱いたのが、星置の滝を修験道と同じく「瀧場」という修行の場所とした「星置の瀧 金子教会」の存在。
建物や、入口横に並んだ延命地蔵尊等の写真を撮って後で確認すると、3基並んで写した写真の中に、明るく輝く不思議な光の帯が差し込んでいたカットがあった。それは大香炉と思われる物の上だけに写っており、ほかのカットでは見られない。
3基の中で要石や延命地蔵尊は信者からの寄進で、大香炉は教会の持ち物と思われる。なぜ、このような光が写り込んだのかは深く考えないが、信仰心と星置の滝の霊力のなせる業なのかも知れない』――と記した。
今回、通路をたどって橋の袂までいくと「真言宗単位祈祷道場 札幌手稲山 如意輪寺」の真新しい看板。所々足場の抜け落ちた木造の橋も、修理して穴が塞がれていた。 建物入口の破られた扉は、ベニア板などで囲い修復されていたが、ここを玄関として使った形跡がない。多分、後ろの勝手口から出入りしているのだろう。
玄関の横には、例の「星置の瀧 金子教会」の看板がそっと置かれていた。入口横の要石と延命地蔵尊、シートに隠れた大香炉は、昨年来た時と変わらない姿で並んでいた。
目的の星置の滝は、予想通り豪快な落ち込み姿を見ることができたが、気になるのは「真言宗単位祈祷道場 如意輪寺」のこと。金子教会との関係がどうなっているのか、またこの場所でどのような祈祷が行われていたのか等々。
ネットで検索すると、次々に如意輪寺を紹介するHPが現れた。そこでの自己紹介では「当山は、札幌で2番目に有名な『星置の滝』の麓にあります。
一時期、心霊スポットとして、安易なる輩が踏み荒らした形跡もありますが、心霊スポットだなんて、失敬なこと極まりない。むしろ『神気』があふれんばかりに宿っている場所です。
当寺は、とりわけお祓いや厄払い、邪気払い(『除霊』という言葉はなじまない、というか嫌い)に定評があります。
この『神気』を浴び、ついでに当寺へお立ち寄りになり、玄関前の大延命地蔵菩薩様や、堂内のご本尊をご参詣くだされば、気持ちに『清浄観』が得られることでしょう。
何か、そういうことでお困りの方は、事前予約にて密教秘法を修します。
人生に行き詰まった方や、原因不明の体調不良の方など、まずはここの空気を吸ってみてください。
立派な滝に、あるいは当寺の護摩火の中に、きっと何かを見いだすことができるはずです。管長・住職 柏木聡慧」――と記されていた。
ただ、如意輪寺本体のHPは文字化けして読むことができなかった。また、「なび北海道」や「納骨堂info」HPの「手稲山 如意輪寺」の紹介ページに載せられていた「延命地蔵尊」は、私が撮影して昨年8月18日付ブログに掲載した、明るく輝く不思議な光の帯が差し込んでいた写真と全く同じ。所在を明記してもらえれば、使用しても一向にかまわないが、この写真は住職から見ても神気のこもった画像だったのだろうか、気にかかる。
追記
掲載した写真は、動画(MP4)をスナップショットソフトで画像化(JPEG)したもの。動画の切り取りは簡単に行えるが、今回に限って画像化ができなかった。そのため、動画をMP4からAVIに一度変換した上で、スナップショットソフトで切り取り(GIF)、ペイントでJPEG化と、通常の手順の3倍以上の時間がかかった。これは今まで経験したことがなかったこと。やはり、神聖な場所を撮影するには、前もってお参りをしなければならない、と思うようになった。
写真上左:雪代で轟音をたてて流れ出す星置の滝、同右:橋の袂に立てられた「真言宗単位祈祷道場 札幌手稲山 如意輪寺」の看板、同下左:今回撮影した延命地蔵尊と要石と大香炉、同右:昨年8月18日付ブログに掲載した不思議な光の帯。如意輪寺のHPにこの写真が使われていた
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今年の雪解けを待って、4月15日に再び星置の滝を訪ねた。雪代により、いつもの神々しさ、清々さとは異なる「野生的で豪快な滝の落ち込みをみることができる」との思いから。
滝へと続く下り坂の石畳の通路は、雪は残っていないが、折からの雨で濡れて滑りやすそう。また、通路の入口には「真言宗単位祈祷道場 札幌手稲山 如意輪寺入口」の看板。
昨年8月にブログに掲載した内容は、『谷底に下り着いた先の木造の橋の向こうに、金子教会の建物があった。建物の入口が破られ、玄関から奥は土足で歩いた後が数多く残る廃墟状態となっていた。教会の由緒が記されたものは見当たらなかったが、建物の入口の横に要石と延命地蔵尊、そして大香炉なのか養成シートで覆われた器物が並んでいた』
『星置の滝は、上下二段に分かれた美しい形相が有名で、全国の名瀑のひとつに数えられている。この景観の評価とは別に興味を抱いたのが、星置の滝を修験道と同じく「瀧場」という修行の場所とした「星置の瀧 金子教会」の存在。
建物や、入口横に並んだ延命地蔵尊等の写真を撮って後で確認すると、3基並んで写した写真の中に、明るく輝く不思議な光の帯が差し込んでいたカットがあった。それは大香炉と思われる物の上だけに写っており、ほかのカットでは見られない。
3基の中で要石や延命地蔵尊は信者からの寄進で、大香炉は教会の持ち物と思われる。なぜ、このような光が写り込んだのかは深く考えないが、信仰心と星置の滝の霊力のなせる業なのかも知れない』――と記した。
今回、通路をたどって橋の袂までいくと「真言宗単位祈祷道場 札幌手稲山 如意輪寺」の真新しい看板。所々足場の抜け落ちた木造の橋も、修理して穴が塞がれていた。 建物入口の破られた扉は、ベニア板などで囲い修復されていたが、ここを玄関として使った形跡がない。多分、後ろの勝手口から出入りしているのだろう。
玄関の横には、例の「星置の瀧 金子教会」の看板がそっと置かれていた。入口横の要石と延命地蔵尊、シートに隠れた大香炉は、昨年来た時と変わらない姿で並んでいた。
目的の星置の滝は、予想通り豪快な落ち込み姿を見ることができたが、気になるのは「真言宗単位祈祷道場 如意輪寺」のこと。金子教会との関係がどうなっているのか、またこの場所でどのような祈祷が行われていたのか等々。
ネットで検索すると、次々に如意輪寺を紹介するHPが現れた。そこでの自己紹介では「当山は、札幌で2番目に有名な『星置の滝』の麓にあります。
一時期、心霊スポットとして、安易なる輩が踏み荒らした形跡もありますが、心霊スポットだなんて、失敬なこと極まりない。むしろ『神気』があふれんばかりに宿っている場所です。
当寺は、とりわけお祓いや厄払い、邪気払い(『除霊』という言葉はなじまない、というか嫌い)に定評があります。
この『神気』を浴び、ついでに当寺へお立ち寄りになり、玄関前の大延命地蔵菩薩様や、堂内のご本尊をご参詣くだされば、気持ちに『清浄観』が得られることでしょう。
何か、そういうことでお困りの方は、事前予約にて密教秘法を修します。
人生に行き詰まった方や、原因不明の体調不良の方など、まずはここの空気を吸ってみてください。
立派な滝に、あるいは当寺の護摩火の中に、きっと何かを見いだすことができるはずです。管長・住職 柏木聡慧」――と記されていた。
ただ、如意輪寺本体のHPは文字化けして読むことができなかった。また、「なび北海道」や「納骨堂info」HPの「手稲山 如意輪寺」の紹介ページに載せられていた「延命地蔵尊」は、私が撮影して昨年8月18日付ブログに掲載した、明るく輝く不思議な光の帯が差し込んでいた写真と全く同じ。所在を明記してもらえれば、使用しても一向にかまわないが、この写真は住職から見ても神気のこもった画像だったのだろうか、気にかかる。
追記
掲載した写真は、動画(MP4)をスナップショットソフトで画像化(JPEG)したもの。動画の切り取りは簡単に行えるが、今回に限って画像化ができなかった。そのため、動画をMP4からAVIに一度変換した上で、スナップショットソフトで切り取り(GIF)、ペイントでJPEG化と、通常の手順の3倍以上の時間がかかった。これは今まで経験したことがなかったこと。やはり、神聖な場所を撮影するには、前もってお参りをしなければならない、と思うようになった。
写真上左:雪代で轟音をたてて流れ出す星置の滝、同右:橋の袂に立てられた「真言宗単位祈祷道場 札幌手稲山 如意輪寺」の看板、同下左:今回撮影した延命地蔵尊と要石と大香炉、同右:昨年8月18日付ブログに掲載した不思議な光の帯。如意輪寺のHPにこの写真が使われていた
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星置の滝は、修験道の瀧場とされていただけに
神聖な雰囲気を醸し出しています。私もこの滝は好きです。
乙女の滝も一度行きましたが、途中の防空壕跡や
鉱山の住居跡など、往事を偲ばせる産業遺跡に
興味が湧きました。
また、水車町さんのお話をお寄せてください。
ご訪問ありがとうございました。
上流の乙女の滝はいくつかホラーめいた話も聞いたんですが。
なら平和の滝はもっとありそう。
私は霊感は無に等しいので、駐車場でキタキツネとたわむれていましたw。