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2021年11月18日

☆財布を忘れる人☆

巷でよく聞く『金銭トラブル』について、あたしはありがたいことに未経験。
1,誰と食事に行っても基本は別会計
2,○○円貸して、と言われた時はあげたことにして催促しない
この2点を気を付けてきた結果だと思う。

実は過去に、まとまったお金を貸してほしいという依頼はあったのだが、
当時のあたしにとっては割と大金だったので、勇気を出して断った。
高校の後輩だったが、数年間連絡を取っていなかったことや、
トラブルに巻き込まれた、という理由から、あたしは保身を選んだ。
もし懇意にしていればもう少し対応は違ったかもしれないが、
お金のトラブルの時にだけ連絡をよこしてくることが、妙に引っ掛かった。
あたしの親友はこの後輩と割とマメに連絡を取り合っていたから、
後輩からこの連絡があったときはすぐにお金は貸したそうだ。
結果、お金はちゃんと戻って来たそうだが、
あたしは自分のとっさの判断は正しかったと思っている。
世の中には、後輩のようにしっかり返金できる輩ばかりではないから。

わざと財布を忘れる、わざとお金を用意しない−−
ネットに度々書かれている記事を見て、こんな人が居るのかと呆れてしまう。
これらの行為は人としてどうかしているとしか思えない。
もちろんあたしも旅行前にバタバタして、うっかりお金を用意するのを忘れた経験はあるが、
コンビニに行ってすぐ引き出したし、クレカで対応もできる。
この世の中、本当にお金を忘れて申し訳ない!と思うならば、
どうにでも解決できる方法があるわけだから、
お財布忘れた〜お金下してなかった〜なんて平気で言える奴なんて、
他人のお金を狙ってるに違いない!とすぐわかる。

本当に信用のある友達ががうっかり忘れた場合だったら、
あたしだって『今日はご馳走するから次回よろしく!』と機転はきかせる。
あたしには必ず次回支払ってくれるか、すぐに返金してくれる友達しかいないから。
ママ友や大して面識のない相手、しかも財布忘れた、お金足りないなんて平気で言う奴には、
『ここで待ってるから、取りに行っておいで。スマホ置いておいてね』と返せばいい。
逃げられたら困るから、スマホが人質ってことで(笑)
一度払ったなら、それからずっとカモにされることが、見え見えだから。

ちなみにあたしは恥かしいことに財布を忘れて外出した経験は何度もあるが、
事情を話して取りに帰るか、誰かが家に居れば持って来てもらうようにお願いした。
財布持っていないのに平気でいられる神経は、もはや人間ではないのでは?
ケチとか言う可愛いレベルではない。
財布って色々大切なものをまとめているわけだから、
持ち歩いていなかったら不安で仕方ないと思うんだけど、ねぇ。スマホよりも財布だよ。

とにかく毅然と『貸さない借りない』を貫けば、相手もアテにはしないだろう。
金の切れ目は縁の切れ目、とは本当によく出来た言葉で、
お金にだらしのない人や汚い人に対しては、遠慮しなくてもいいとあたしは読み取っている。
断り続けたとしても、勝手に相手から離れて行って、路頭に迷うのは相手なんだから。
身近にそんな困った人が居る人は、ぜひ『毅然な対応』で貫いてください!
変な噂とか、そんなもの一時的なものだから、とにかく気にしないに限る。



2021年11月17日

☆婚活について考える☆

晩婚で高齢出産したあたしが、結婚や出産を語れる立場ではないかもしれないが、
晩婚で高齢出産したからこそ話せることもあると思うので、ちょっと一筆。

まだ就職して間もない頃、当時は彼氏との関係が良好だったこともあり、
1-2年したらこの人と結婚して主婦になるんだ、なんて考えていた。
ところが相手はそんなことは考えてはいなくて、結婚する気はないと言われて、
ショックを受けたあたしはあっさりとその彼氏との別れを選んだ。
あたしが別れを切り出した時に初めて相手は『マズイ!』と焦ったようで、
結婚考えているからと説得されたが、もう冷め切ったあたしには何も響かなかった。

その後はウソみたいに結婚願望は枯渇し、仕事と趣味に生きた。
恋愛はいいかな~と思いつつも、ありがたいことに出会いはあり、
その後も何人かとお付き合いすることはあったが、結婚までは至らなかった。
選り好みしていたわけではなく、前述の通り自分の時間を優先した結果だった。
最終的に30代半ばに今の旦那と結婚することになった。
同年代の婚活している女性とは違った恋愛遍歴をたどっており、
結婚を目標としていなかったことが、却っていろんな出会いに繋がったと思っている。

結婚したいから、相手を探すために積極的に自ら出会いを求める。
この行動『婚活』自体は、あたしは非常に素晴らしいことだと思う。
待っていたところで、出会いなんてあるわけがないんだから。
ただ、現在の『婚活』については不審な点が目について仕方がない。
結婚は後の人生が関連するわけだから、相手に条件を求めることは当然のことで、
だから男女互いに自分の理想を掲げて、折り合いを付けながら相手を見つける。
一見合理的であるかのように思えるけど、果たして成婚率は高いのだろうか?

あたしは婚活すべき年齢に趣味に生きたことで、思いもよらぬ相手と結婚した。
条件とかそんなことを飛び越えたが故、毎日言い争いしながらの生活。
とても理想的とは言えないが、かわいい子供もいて、不幸だとは思っていない。
恋愛結婚って、条件ではなく相手有りきだから、理想も何もない。
一方現在のお見合い結婚は、条件有りきになっているから、前に進めないのだと考えている。
男性側は女性側の理想が有り得ないと言い、女性側も男性側の理想に有り得ないという。
年収600万程度でいい、と簡単に言う女性と、30歳までの女性であれば、と簡単に言う男性。
婚活利用の背景をわかっていない男女が、己の条件ばかり押し付けていては、
結婚したいという本来難しくないことを、自分で難易度をあげているとしか思えない。

多くの婚活アドバイザーはYoutubeやSNSで『条件緩和』を勧めているが、
あたしは条件緩和したとて……とちょっと批判的な意見を持っている。
婚活している多くの方は。過去に恋愛経験があると思うから、
条件だけで事務的に相手とマッチングして結婚、ということが有り得ないのだ。
人間である以上、間違いなく感情が付いてくることがほとんどで、
条件と感情とを織り交ぜて考えてみると、ものすごい確率でのマッチングになる。
どれだけ努力しても、このとんでもない確率を考えれば、
もっと違う方法を検討したほうがいいのでは?と第三者としてアドバイスしたくなる。

前述の通り、あたしは特別結婚を意識しなかったことで、いろいろな出会いがあった。
これは男女としての出会いではなく、あくまでも友人や新しい見解を広げるということ。
そこからまた新しい出会いを繋ぎ、そうしていく中でたまたま結婚に繋がった。
婚活に夢中になる一方で、もう少し柔軟に、出会いを考えてみるのも、
実は新しい婚活なのかもしれないと、自分の経験から考えている。
もし婚活に疲れた方は、違う出会いを探してみるのもアリ。かもです!

2021年11月16日

☆社会勉強☆

あたしは高校に進学するとまもなく、バイトを始めた。
それは家が貧しいとかそういうことではなく、単純に好奇心だった。
田舎でバイトできるところは限られる中で、高校生だから安全面を最優先し、
なじみの喫茶店で早朝から昼過ぎまで、週末のみ働いていた。
両親は特に反対せず、自分で稼いで社会勉強したらいいと前向きだった。

さて国境を越えて、あたしの旦那サイドのお話。
学歴至上主義思想が根強く、また子どもにバイトさせるのは恥と言わんばかりの空気感。
子どもにはとにかく勉強をさせて、いい学校に進学させることが最優先、
旦那も義妹もバイト経験は皆無に等しいそうで、それを自慢げに話す姑。
まぁあのドヤ顔から察するに、ウチは子どもに不自由させていない!とでも言いたげで、
あたしの学生時代はひもじいとでも勘違いしていたのかもしれない。

あたしは今、悪条件が揃った人材であるにもかかわらず、この地で就職できている。
子どもはまだ幼稚園児、現地語の能力が心配な外国人、アラフォー。
こんなあたしが採用に至った背景は、100%職歴にある。
義家族の中で唯一まともに働いていた旦那だけ、あたしの日本での職がどんなものかを知り、
出来るだけ早く働きに出るように促してくれたのだが、
その他の3人はこんな不況に外国人なんてどこの会社が雇用するか……とバカにしていた。
しかしあたしはあっさりと数社の内定をもらい、さっさと今の会社に就職した。

何も知らない旦那以外の3人は、やっぱり学歴がものをいうとか言っていたらしいが、
アラフォー相手に学歴を以て判断するって、どんなアホな社長だよ……と呆れてしまった。
あたしは結婚が遅かったことで仕事ばかりしてきたし、
零細企業ならではのマルチ型として、専門職プラスアルファでそれなりの経験値もある。
同年代の義妹(あたしより年上)がいかにまともに仕事してこなかったのか、
義両親と一緒になって『どうせ外人に仕事は見つからないでしょ』って言っていたこの人を、
本当に世間を知らないのだなァと別の意味でかわいそうに思えてしまった。

別にあたしはこの人たちに自慢したいのではなく、自分たちを見直せと言いたいのだ。
ウチの親はあたしを親の考えを押し付けることはせず、あたしの意志を尊重しれくれた。
そのおかげで今、日本を離れた土地でも逞しく生きていられると思っている。
一方あたしと同年代である旦那と義妹は、いつまでも職を転々として、
義妹に至ってはまとまった貯蓄もないと来ている。
旦那は守銭奴気質なので貯蓄はしっかりあるものの、職は定まらない。
現時点では外国人でありながらもあたしの方が仕事は安定しているのだから、
人を見下す前に、いいかげん自分の足元を見て状況を理解しろ、と思うわけだ。

世の中をわかっていない甘い人間がどちら側なのか−−
自分の子どもには、あたしは自分の親がしてくれたようにしたいと、心底思っている。


2021年11月15日

☆デジタル依存☆

バッテリーがアホになったので、数年使用したリンゴ製スマホを新しくした。
これまで使用していたスマホは、免税できることもあり一時帰国した日本で購入した。
実は移住先でリンゴ製スマホを購入するのは、少し割高だったので、
ギリギリまで帰国できるタイミングを待っていたのだが、当分出国は難しいと思い、
今回コロナの補助金(日本円換算で18000円)を受け取ったことで、買い替えを決めた。

移住先では欧米製品や日本製品は、関税やレートの問題から非常に割高である。
そのため旦那からは、お値打ちな国内ブランドのアンドロイドをゴリ押しされたが、
日本の家族もみんなリンゴ製で、あたしのスマホが親機状態なので、
どうしてもリンゴ製でないと、いろいろ面倒なことになりかねない。
だから無理無理無理と、自分の意見を押し通した。
たかがスマホにそんな大金叩いて……とブツブツ文句を言われたが、
こればかりはどうしても譲れないと拒否し、右から左へひたすら聞き流した。
そしてとうとう旦那が折れた(笑)
日頃から贅沢していないし、散財もしていないので大目に見てくれた。

それにしても、現在のスマホはどんどん高額になっている。
タブレットやパソコンがとても安価に感じてしまうほどだが、
スマホの機能性はそれらをしのぐほどのすごいものではあるのは否めない。
そしてこれほどまでに普及し、人々を依存させてしまうのは非常に恐ろしくもある。
自分が学生の時、スマホが無くてよかったと心底思う。
絶対勉強せずに遊んでしまっただろうな、と自分の甘ったれ加減がわかっているから。
ウチの子どもも僅か4歳にしてYOUTUBEみたい!なんて言ってしまうし、
長距離移動中にiPadでひらがな学習ゲームをさせたら、見事にはまってしまって、
ヒマができるとすぐにやりたい!としつこくせがまれる。
今からこういう機器との上手い付き合い方を教えなければならないと感じている。

外出中、よその子が食事中や電車内などで動画見たり、ゲームしている姿をよく見かける。
自分の子どもには出来るだけ習慣づけないようにと、
一緒に出掛ける時は極力スマホはカバンにしまっているのだが、
『どうしてあのお家は良くて、ウチはダメなの?』と聞くようになった。
これは親としては非常に困るので、
ウチでは外食中に子どもが先に食べ終わったら見てもいいよ、ということにしている。
あたしたちも食事中だと、子どもの相手まではなかなか難しいからだ。
しっかりお腹いっぱい食事ができたことを確認して、
パパママがごちそうさまするまで、と決めておけば、子どももいうことを聞く。
本当は見せないのが一番なことはわかってはいるが、
時代的にも『ダメ』でのコントロールは不可能に限りなく近いのだ。

あたしたちの子どもの頃は、スマホに代わるものはファミコンだった。
あたしはあまりファミコンに魅力を感じず、兄弟とたまに遊ぶ程度だったが、
兄弟はどっぷりファミコン依存、時間さえあれば遊んでいたい人だった。
そのために何度も両親から叱られて、ファミコンを隠されたこともあった。
そんなの叱られてまでやりたいものかね……と傍観していたが、
スマホが普及しだすと、この兄弟は自身の子ども時代の経験からか、
『依存する可能性がある』としばらくガラケーを貫き、壊れたためにスマホに変えた。
中年に差しかかる現在、おそらくうまくコントロールできているのであろう。
現在までこの兄弟から、スマホが無いと生きていけない!!という言葉は聞いていない(笑)

子どもゆえに、コントロールができないことは仕方がない。
両親のように隠してしまうのは、その場しのぎで解決にはなっていなかった。
与えつつも『我慢』することも覚えさせなければいけないと考えているから、
あたしの方針に異議を唱える人もいるだろうが、そこはウチはウチ、ということで。
子どもの依存や目の健康のことを最優先に、これからも模索していかなければいけない。

☆成功☆

あたしにはとても尊敬している大好きな中国人の友人Sがいる。
Sさんは日本語能力と専門知識を買われ、中国出張中だったある日本の重役にスカウトされ、
『外国人実習生制度』を利用して日本で働くことになった。
あたしが後に転職する会社で彼女と出会い、そこから付き合いは始まり、今に至る。

独身時代はSさんに会いに、何度も訪中していた。
毎回彼女の家族や親戚、友人知人を紹介され、片言の中国語で必死に会話した。
そのおかげであたしは、徐々に中国語が話せるようになっていった(笑)
Sさんが妊娠中に、あたしは日本の粉ミルクやおむつを重量制限ギリギリまで用意し、
持って行ったことがあった。
その際に絶対安静を言われているSさんに変わり、Sさんの姪っ子があたしの相手をしれくれた。
この姪っ子ちゃんは、この時日本語どころか英語も話せない、中学を卒業したばかりの子。
でも、何とかあたしが乏しい中国語を駆使して、数日間楽しく過ごす事ができた。

数か月後、この姪っ子ちゃんが日本へ働きに来ることになった。
Sさんの口利きで、好条件で以前私たちが一緒に働いた会社の世話にるという。
日本語ができないのに、Sさんと同じポジションが務まるのだろうか……と
当時はあたしもSさんと同じように姪っ子ちゃんを心配した。
Sさんに頼まれ、休日には若いが好みそうなファッションビルや雑貨店、
カフェなんかに姪っ子ちゃんを連れまわしたことがあった。
その時は本当にまだ日本語が全くダメで、中国語と簡単な日本語で会話した。

その後、あたしは激務となり姪っ子ちゃんと合うことがめっきり減った。
彼女も会社の規則で外部の人間との接触は禁じられていたし、
周りの中国人同僚の目も気になっていたようで、連絡は少なくなった。
あたしがたまに用事で上海に渡航する時には、日本のモノを届けたり、
また中国のモノを持って帰ったりといったことがメインのやり取りに変わっていった。

やがてあたしも日本を離れてしまい、自分のことで手一杯になると、
隙間時間で見る中国のSNSで彼女やSさんの近況を知ることになる。
Sさんはフルタイムで働く上、家庭もあるのでそれほど頻繁に更新しないが、
姪っ子ちゃんは若いだけあって、更新頻度は多い。
あたしには日本語でメッセージを送ってくれるようになり、
徐々に日本語の文章も読めるように上達していた。

中国に戻った後も日本語通訳の仕事をしているようで、
かなりいい給料をもらっていることはその生活ぶりから見て取れる。
日本で言うところのの港区女子という感じだろうか。
キラキラした内容のSNSを見ると、彼女は成長したし、成功したなとわかる。
おぼこかった10年前からは、想像もできない変貌を遂げた。

これはSさんのコネと叱咤激励が根底にあるものの、
最終自分の努力が一番大きいことは明らかだ。
日本に来てまだ数か月、当時は日本語が全然できずに、
あたしの目の前で、日本に出張に来ていたSさんに大目玉を食らったあの日、
涙目になりながら彼女は何を思っただろう。
まだ10代で日本に来て、遊びたい盛りで解放感を味わった直後のお咎めは、
若い姪っ子ちゃんにとってはある意味喝になったかもしれない。

中国の若い子は、一人っ子政策により甘やかされて育った小皇帝だなんて言われているが、
姪っ子ちゃんを見ていると確かにそういうフシは否めないなとは思った。
でも、若くしてひとり異国で努力した経験が、結果自分の生活を格段に良くしたことは、
今後の彼女の人生には間違いなく良い影響を与え続けると思う。

今でも彼女の豪華な生活は、連日SNSで更新されている。
あたしもSさんと同じような目線で、彼女の成功を悦ぶ一人なのだ。

2021年11月10日

☆比較☆

あたしは誰かと自分を比較する、という行為があまり好きではない。
一方旦那は、常に何かと何かを比較してものをいう性格なので、
この点だけはあたしはどうしても鬱陶しく思うことがある。
その中でよく出てくる会話は、互いの両親を比較するということ。
国籍も生活背景も全く違う両者を比較して優劣を付けることは無意味なのだが、
どう比較しても自分の親への劣等感が募る……と旦那が寂しくボヤき続ける。
そんなことなら考えなきゃいいのに、と何度も言うのだが、やめられないそうだ。

あたしはもはや義家族を家族とは思ってはおらず、旦那だけが家族だと思っているので、
優劣も何もないのだが、そもそもマウント取りたがりな血筋だから、
必ずしも自分たちが優位でなければ気が済まない、という点に於いては、
旦那はしっかり義家族の血を引き継いでいる。
あたしは第三者としてこの家でこの家族を観察してきたが、
何故旦那が自分の親の劣等な部分しか見えないのか、
そんなものを同居開始前からあたしはしっかりわかっていた。

それはウチの両親は、互いへの感謝の気持ちや配慮があるということ。
『お父さんが毎日お仕事頑張ってくれるから、毎日不自由なく暮らせるんだよ』
母は毎日のようにあたしや兄弟に言って聞かせてくれた。
『お母さんが毎日家のことを全部してくれるから、安心して暮らせるんだ』
父はことある度にあたしと兄弟にそう言って聞かせた。
一見簡単に言えそうな言葉だが、実際多くの家庭ではこういうやり取りはないそうだ。
専業主婦も大変だと父は母をねぎらい、母は無駄にお金は使わないと、
自分のことは後回しにして、うまく節約し家計をやりくりしていた。

一方、旦那家族の会話を聞けば、ウチとは真逆で互いを蹴落とし合う内容ばかり。
舅は『嫁は奴隷』と言わんばかりに女を見下し、姑を家政婦扱い。
そんな舅へは給料が少ないと恨み言しか言わず、無駄にお金を使う姑。
連日互いを大声で罵り合ってケンカするのが日常で、聞かされる方はうんざりする。
ウチの子どもはそんな舅と姑の態度を見事に学び取り、義両親への態度は悲惨なものだ。
二人揃って必死に子どもを叱りつけているが、見本が直らないのでは意味がない。
こんな正反対の2つの家庭を比較することが間違いなのだ。

ウチの両親は、自分たちが幸せなので義両親のことなんて全く気にも留めないが、
義両親は何かに付けて、ウチの両親を下に見たがる。
まだ夫婦そろって働かなければならないとか、田舎にしか住めないとか……
本当にくだらないので無視しているものの、いい気分ではない。

比較することは好きではない、と冒頭に記載しておきながらなんだが、
こうして書き出してみると本当に笑えてしまう。
自分たちに問題があるのに『アンタのせいでウチは問題だらけだよ』と周りに言い放ち、
そのくせ毎日祭壇に頭を下げ、幸せを祈り続けている旦那家族と、
神には頼らず、毎日互いへの感謝を忘れずつつましく過ごすウチの家族。
日頃の生活態度はそのまま幸福度に繋がることを、あたしはこうして学んでいる。
反面教師が常にやかましくて疲れるが、いつか訪れる静かな日常のために、
あたしはこれからも自分の両親から受け継いだ生き方をしたいと、思う。




タグ:感謝は大切

2021年11月03日

☆基準☆

嫁姑問題に悩まされる多くのパターンは嫁いびりだろうが、ウチもなかなかなもの。
自分がされてきたから、わたしは絶対そんなことしないわ〜なんて言っていた矢先、
非常に卑劣な方法であたしや日本の家族を馬鹿にするようなことをしてくれた。
表向きは良い姑、誰からも羨ましがられる嫁姑の関係、を見せつけたいがため、
あんな手を使って自分優位に見せるこの人を、心底憎いと思っている。

ウチはもう完全に関係は破綻しており、家庭内別居状態。
あたしもさっさと引っ越ししたいのだが、旦那が家賃出費を気にして渋っている。
おめでたいこの旦那両親たちは、あたしがどうしてもここに留まりたいと思っているらしい。
だからこそ、何かあるたび「さっさと出ていけ!この不孝者」と毎回言われてうんざり。
そんな関係を、どうして外面良く見せようというのか?

あたしが出勤する道中で、ご近所さんと散歩する姑とすれ違ったらしいが、
バス停までまっしぐらなあたしは、いちいち誰とすれ違うとか気にしていないので、
本当に気付かなかった。
それを家族全員に『嫁に無視されるなんて、ご近所さんの前で恥をかいた!』と泣きの演説、
その日帰宅すると、それを鵜呑みにした舅から散々こき下ろされて、ムカついた。
そんなことが積み重なれば、あたしの我慢も精神状態もいいかげん限界になる。
あたしに小さな嫌がらせを重ねてきたため、あたしもDQN返しとして同じことをやり返す。
そうすると鬼の首を取ったかのように、この人たちは揃ってあたしを存分に罵倒してくれる。
もう完全にこの人たちのサンドバック状態。
更に罵倒する声も大音量なので、ご近所さんにはしっかり行き届いているだろう。

こんなレベルの低い人とは話にならないので、もうひたすら無視を決めている。
精神衛生上良くないから、子どもと二人別居に踏み切ろうと水面下で計画している。
連日自分のパパママの悪口を聞かされる子どもと、サンドバック扱いのあたし。
こんな環境でも尚、自分たちが正しい、どうしてアイツはいつまでもココにいるんだと
真剣な顔して話し合いしているこの二人は、あたしとの常識基準がまるで違う。

旦那は『家庭が壊れた』と、あたしに問題がある言い方をしてきたことで、
この人も若干自分の両親寄りの思想であることが明確になった。
そもそも家庭を壊したのは、てめえのクソババアのせいだよ!と言ってやりたかったが、
そんなこと言ったとて旦那の考えは変わらないだろうから、もう何も言わない。
旦那は常々、もし俺が日本の両親に同じことしたら?と見当違いの質問をしてくるが、
ウチの両親は孫に悪口聞かせたり、娘の旦那を貶めるようなことはしない。

関係が良くないことは前々から話はしていたが、核心はまだ実両親に話してはいない。
流石に『死ね!』と言われた時は、やり場のない怒りの気持ちを話したが、
それを聞いた両親はそこまで!?と絶句していた。
あの人たちにとって、あたしはごみのような存在であっても、
両親にとっては一応大切な娘であることに違いはないのだ。

あの人たちは、嫁ぎ先の自分の娘への仕打ちにはいちいち抗議していたのに、
その嫁ぎ先の人たちよりももっと最悪なことを、嫁にしているのだ。
あたしのDQN返しは、あたしのせめてもの抵抗なのだが、
このアホたちはそれすらも都合よく『親不孝』にすり替えて、自分の正義を強調する。
毎日祭壇に頭を下げて平穏な生活を願っているこの人たちだが、
そもそもの原因を作った人間が、神に頭を下げたとて聞き入れられるはずがない。
熱心に手を合わせる姿は本当に滑稽で、コントを見ている気分になる。

ウチの両親は、二度とこの人たちと顔を合すことはないだろう。
そして核心を話したら、あたしを嫁に出したことを、後悔するだろう。

☆打ち出の小づち☆

この国の道徳観に対する疑問が、日に日に増していく。
それは「目上の人や親を敬うことにとにかく重きを置く思想」なのだが、
この考え自体日本にも年功序列などがあるわけだから、さほど珍しいわけではない。
息子や嫁のあたしには『老いた私たちを最優先に!常に敬え!』と強制するわりに、
自分の娘にはとにかく激アマなのだ。

確かに旦那の妹、つまりあたしの義妹は親に対する忠誠心はすごい。
上手く洗脳されたものだと第三者のあたしは義妹をよく観察していたが、
この人は40歳にもなって親に金の無心をし、何かある度に親へ判断を仰ぐという、
何とも残念な感じのおばさんになってしまっている。
記念日などには盛大に両親や親戚をもてなす姿は素晴らしいとは思う。
その時はこの義妹がほぼ全額負担するのだが、ご自身の所得を理解できていないらしく、
結局その後両親にお金を無心することになる……
その繰り返しをあたしはずっと見てきて、道徳観に疑問を持つようになった。

あたしは旦那に「金の無心は親不孝にならないのかね〜」とわざと言ったことがある。
妹がかわいい旦那は何も言えないようだったが、あたしはお構いなしに
嫁のおつむが足りないと、旦那は恥かくね〜と続けた。
よその家計管理のことは知ったことではないし、両親にお金無心することも、
あたしにはどうでもいい。
ただ、嫁がお金に困っていても援助せず、無心させることについては、
この旦那も散財癖があるのか、よっぽどのケチなのかどちらかなんだろうなと思うだけ。
だから、旦那が恥をかく、という結論にたどり着いた。
という話をもう少し詳しくしたら、ウチの旦那は青ざめていた。
大丈夫、あたしはそんなアホなことはしていないからさ〜と、その時は話を終わらせた。

さて、旦那やあたしを散々親不孝扱いしてくれる旦那両親はと言えば、
あたしたちはこの両親に毎月お金渡せと言わんばかりに、ご自分の友人の話を聞かせてくる。
そのご友人は息子から毎月20万円(※日本円換算)のお金を受け取っているそうだが、
あたしたちはそんなことはしていないため、何かしらもとめてはいるようだ。
あたしが一度、あたしの所得3割程度を旦那母へ渡したことがあったが、
要らないと突き返されたのであっさりそれを承諾し、その後二度と渡さなかった。
おそらくこの人は、受け取ってください、要らない、受け取って、要らない……の
押し問答的なものを求めていたのだろう。
いとも簡単に引き下がったあたしの態度が、親不孝に相当したのだそうだ。

あたしが毎月お金を渡していたとすれば、それは間接的に義妹に流れるかもしれない。
義妹にもプライドはあるようで、あたしたちの家計管理には口を出したがる。
ウチは順調に貯蓄を増やしているので、口を出される筋合いはないのだが、
あたしの使える金額があまりにも少ない!となぜか彼女が憤っていた。
言っておくが、あたしは旦那と子供のために働いており、自分一人のためではない。
根本から考えが違うから、この人には金銭管理は到底無理だろう。
子どもが生まれても、子どもや自分の服飾品や自己投資だとデパコスを大量に買い込む。
彼女の月給額は知らないが、間違いなくあたしより多いとは思えないから、
あんな風に散財できる勇気は、ある意味すごい。
実家という打ち出の小づちがあるから、とでも捉えているのだろうか。

お金を渡そうとしたあたしは親不孝と影で言われ、
お金を無心する娘は軽いお咎めのみで人格否定もされず、見下されもしない。

嫁という立場が弱いのは、日本だけではないんです−−あー腹立つ。



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