フィクションなノンフィクション

昨日はiPhone15の発売初日だった。
日本同様に台湾でもiPhoneユーザーは多く、
昨日は帰宅のバスの中で女子高生がiPhone15を操作していて
その早さにちょっとびっくりしてしまった。

台湾のネットニュースを見ていて、
iPhone15をめぐるとある中学生のSNSの書き込みが話題に。
その中学生はSNS上に
『友達とiPhone15に買い替える約束をしたのに
　両親がそれを許してくれない。
　自分で買えって言われたけど、学生の自分にどうやって買えと？！』
という幼稚で身勝手な投稿をしたところ、
『とんでもない子供だ』なんてコメントが相次いだという内容。

全文中国語なので記事の転記は省略するけど、
この記事読んであたしの率直な感想は
『小遣い貯めて自分で買え！』だった。
オマエは贅沢だ！まだ使えるのになぜ買い替えなきゃならんのだ！
と親から言われて、胸糞悪いぜみたいなことも書かれていた。
胸糞悪いのはアンタよりも両親だから…

ちなみにこの中学生とその両親はiPhone11を使用しており、
自分だけ古い機種を使っていて恥かしい！ということだったらしい。
贅沢な要求だね。
iPhoneは決して安価じゃないので、大人だって買い替えを躊躇する。
毎年買い替えるような人はよっぽどiPhoneが好きなアップル信者か、
デジタル機器を趣味にしている人か、お金に余裕がある人だろう。

これは日本の子どもでも起こり得ることで、
中高生は最新のiPhoneを持ちたい願望が強いのは事実。
バイトして買う子もいれば、親に買ってもらえる子もいるし、
諦めて与えられた機種を使う子もいる。
スマホ持たせてもらえるだけ幸せだよ、と親目線では思うんだけど、
自分がもし子どもの立場なら…たぶんバイトして買ってただろうな。

十何万もするようなものを簡単に『一緒に買い替えよう』と約束して、
親に反対されたからネットで文句を書き連ねるってことが
まさに現代っ子だな…と思わずにはいられない。
十何万を稼ぐのにどれだけ苦労して仕事しなきゃいけないのか、
理解した時に自分の軽はずみな行動を恥じてほしいね。
古い機種使うことよりよっぽど恥だな〜って思う時が来てほしい。

友達の結婚前提にお付き合いしていた相手が強烈だった。
一言で言えば『モラハラ』で、結婚に向けて！と
一方的に友達へ自分の要求を押し付けて来たという。
内容を聞くにあれは要求じゃなくて、強要に近く、
思わず「考え直した方がいいよ」と言ってしまった。
友達も相手の要求に対して違和感を感じたらしく、
相手を擁護するような言葉を口に出すことはなかった。

知り合って間もない頃から、まだ正式に婚約もしていないのに、
友達の行動を制限するようなことをネチネチ言うらしい。
誰かとどこかに出かけた、とか買い物に行ったことを告げると
何に幾らお金を使ったか一つずつ聞かれて『使いすぎ』と言われたそう。
更に腹立つのは、そうやって余計にお金を使う時間があるなら
運動して痩せる努力するべきでしょなんて失礼な発言もあって、
また聞きの第三者でさえうんざりするような話だった。

確かに結婚後には子どもや将来のために節約は必須だし、
健康維持のために運動したほうがいいことも分かる。
とはいえ、言い方ってものがあるだろうが！とも思ってしまった。
太ってるんだから運動しろよ、なんてノンデリカシーな言い方するらしく、
今後ずっとこんなもの言いに耐えられる？と突っ込まずにいられなかった。

実は節約とダイエット以外にも、友達はもっと過酷な要求を叩きつけられていた。
端的に言えば『俺の家政婦になれ』って捉えらえるような要求で、
絶対にあり得ないだろ…とあたしは呆れるしかなかった。
将来何よりも友達を苦しめる原因になるとあたしは指摘したけど、
友達はその要求をそこまで深く捉えていなかったみたいで、
あたしがそこをピンポイントで追及しても、あまりピンと来ていなかった。

友達はあたしと話している間に「もう別れ一択だね」と言っていたけど、
最終的に相手とどのように折り合いを付けるかはわからない。
年齢的に結婚を焦ってしまう気持ちがあるのも十分に理解できるけど、
こんなアホの欲求を満たすために友達が犠牲になるのはおかしい。
世の中にはもっと素敵な方がたくさんいるんだから、
焦らず友達に相応しい素晴らしい方とのご縁を願うばかり。