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2020年07月28日

☆宗教☆




実家は信仰心が限りなく無なので、自動的に近所のお寺の檀家となっている。
家に仏壇も神棚も、何もない。
敢えて挙げれば、家内安全だか何かのお札が1枚、和室に貼ってあるくらいである。
それも今はあるかどうか…

義実家は信仰に厚く、リビングにとてつもない大きさの祭壇がある。
ウチの両親が義実家を初訪問したとき、あまりの存在感に委縮していた…
でも旦那は無関心なようで、(祭壇は)もっと小ぶりでいいものを…とブツブツ言っている。
だから、宗教に関しての立ち位置はあたしと同じなんだと思う。
また面白いのが、義両親は熱心な仏教信者でありながら、義妹はキリスト教徒である。
もちろん信仰の有無は個人の自由なので、熱心であるのは構わない。
あたしの生活に影響と被害が無ければ、ね。

あたしは信仰には無関心だが、教会やお寺を巡ることは好きである。
芸術作品を楽しむ感覚で巡るのだが、これは信仰があったらできないことなので、
無信仰も悪くないなと思っている。

あたしの日本の親戚に、創価学会の学会員家族がいる。
祖父母も他親戚も、そこには一切関与していないし、この家族も勧誘はしてこない。
唯一記憶しているのが、あるおばさんが学会員のおばさんに
「子どもには神社の掃除参加させた方がいいよ」と言っていたことだけ。
地域柄なのか、子供会の月例行事でお宮掃除というものが盛り込まれていたのだが、
宗教上の都合で…と参加させないでいたら、子どものイジメにつながりかねないからと、
親戚中で一番権力を持つおばさんが、これだけはガマンして参加させるよう説得していた。
意外にも学会員のおばさんは、すんなり納得し、学会員の子は掃除に参加していたという。
あたしの弟がこの子と年が近く仲良しなので、いつも一緒に参加していたようだった。

移住後、旦那の知り合いの日本人夫婦とお会いする機会があった。
旦那とこの夫妻は、あたしたちが結婚する前からの長い知り合いだという。
ただ、旦那はあまりこの人たちと積極的に仲良くしようとしていなくて、
理由を聞いたらとある宗教に従事する方々なので、
会うたびに座禅のようなことをさせられ、旦那にとっては地獄でしかないという…(笑)
このご夫婦にお会いしたときに、あたしが日本人だということもあって、
この宗教を信じていてこんな奇跡が起こった!ととにかく熱心に話してくれたが、
無信仰のあたしには、どうにも非科学的で信じられない。
また、死を迎えるときも奇跡が!というが、やっぱり胡散臭くて仕方がない。
信じる者は救われるというが、たまたま運が重なったことを、
無理やり宗教に結び付けているだけなのでは…としか思えなかった。
そもそも、必死で生きているときに、どうして死を考えて、死後の極楽を考えるのか。
とは言え、実際には死と宗教のつながりはかなり太い。

葬式は各宗教によって執り行い方が異なるが、いつも不思議に思うことがある。
例えばあたしのように、一番の希望は宇宙葬だけどたぶん難しいので、適当でOK、
遺骨は海にでも流してください、という遺言状を用意する人は少数派だろうが、
義実家のように義妹のみ宗教が異なる場合、どのように葬式を執り行うのだろうか。
義妹は既婚だが、嫁ぎ先もどうも仏教らしいし、彼女の旦那がキリスト教徒か定かでない。
故人を尊重するのか、あるいは遺族を尊重するのか。
もしくはあたしのように、あらかじめ遺言状でも用意しておくべきなのか。

縁起でもない!と反感を買いそうだが、人には寿命がある。
その時が来たら、否応なしにこの世から離れなければいけない。
ただ、それがいつなのか、誰もが自分のことなのに予測できない。
宗教に身を任せるのも一つの方法であると思うし、
あたしのように我流を貫くのも間違ってはいないはずである、変人扱いはされるが…
信仰の自由は、無信仰でも良いということなんだから。


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