フィクションなノンフィクション

天皇を伯父に持つ、日本のプリンセスが明日結婚されるということで、
外国に住むいち日本人の感想でも。

ぶっちゃけ、どうでもいい。

もう、この一言以外何もない。
あたしにとって全く無関係の人間を悪く言うのは気が引けるが、
金銭問題を抱える人間なんて、まともであるはずがないことは、断言できる。
その点で親子そろって胡散臭くて仕方がないのだが、
世間知らずなプリンセスは、プリンスの近くにいすぎてお気づきでないらしい。
何より恋は盲目で周りが見えていないから、聞く耳なんて持っていなくて、
目の前のプリンスのあまーい言葉だけがよりどころ、なんて残念な状態。
この日本の残念なプリンセスは、こんな事故物件にわざわざ一生を捧げるそうだ。
一生懸命お国のためにお勉強されただろうに、人を見る目は養われなかったと見える。
このまま結婚して、苦労なさった時に、なぜ国民がこぞって反対していたかがわかるのだろう。
その時に、一般人となり外国へ渡航した元プリンセスの身の回りに、
自分を助けてくれる人はいるのだろうか……

日本の一般人であるあたしが(米国ではないが)海外で生活していて思うことは、
『おひとり様』が苦でなくて、自分ひとりで何でも解決してやる！という気概がなければ、
生きていけないだろうな、ということ。
誰かに依存するように生きて来た人にとっては、
友人や家族など頼れる人が居ない環境は、苦痛以外何物でもないだろう。
プリンセスのような精神的にもろいお方が海外移住されて、大丈夫だろうか。
プリンスは自分のことしか念頭にない人だから、
この人を頼りにして一緒に海外生活するのは、とっても大変だろう。
「もう君は日本のプリンセスではなくて俺の嫁なんだから、しっかりしてくれよ」
とか言って、家を空けることが多くなることが、なんとなく予想できてしまう。
だって婚約会見後に大きな問題と婚約者を残して、
逃げるように海外に行ってしまう人なんだから。

結婚に夢見るプリンセスに残酷なことを突き付けるようで申し訳ないが、
結婚は決して夢ではなくて、すべてが現実に、生活になるということ。
いつまでも二人一緒に、なんて思っているところに水を差すようだけど、
いつまでも一緒だからケンカばっかりするし、厭な部分もどんどん出てくる。
それは、お互い様だとみんなそれぞれに譲歩して生活しているのだけど、
それができなくなり、許せなくなったら簡単に破綻する。

お金の汚い人間と24時間365日一緒に居ることは、
どれだけ自分にとって苦痛で大変なことか、身をもって知ることになるだろう。
お金だけでなく、自分のことしか考えない利己的な人間だとも予想できるから、
プリンセスの夢はあっという間に醒めて、泣き暮らすのが簡単に思い浮かぶ。

でも、もしかしたらうまくいくかもしれないので、
どうぞ末永くお幸せに！
あたしは他人の不幸を望んではいません。