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2023年05月16日

☆兄弟の中国初上陸記録A☆

せっかく時間かけて西安まで来たので、
チェックイン後はすぐホテル近辺の散策に出た。
国内外の観光客の多さに圧倒されながら、
地球の歩き方片手に何の史跡か確認しながら、ゆっくり歩いて回った。
ホテルは真ん前に鐘楼のある西安中心部だったので、
徒歩圏内でもいろんな史跡があって楽しめた。
また地下鉄の駅も近く、とても便利な立地だけど、
ホテルスタッフは日本語ができない。英語か中国語での対応だった。

この日はフライト時間の関係でまともな食事が出来なかったから、
初中国の兄弟のためにいいモノを食べさせようと、
有名な餃子店『コ發長』で少し早めの夕食を取ることにした。
あたしは過去ツアー旅行で来たことがあるので、
清潔でおいしい店だということも知っていた。
ウサギやアヒル、カエル肉の餃子が食べられると説明すると
食に対する好奇心が旺盛な兄弟は「ここで!」と即決だった。

店内に案内されると、日本語のができる若い女性店員が担当についてくれた。
兄弟がメニューについていろいろ質問すると、店員さんは丁寧に答えてくれる。
メニューの日本語は間違いだらけで意味不明だったけど、
彼女のお陰で兄弟も安心してオーダーし、食事を楽しむことができた。
このお店の特徴は、アヒル肉の餃子は鳥型に作られ、
カエル肉はカエルの形、ウサギ肉はウサギの形…とわかりやすいこと。
視覚と味覚、両方で楽しめるからあたしも好きになった。
ちなみにアヒルは少し臭みを感じたけど、カエルとウサギは食べやすい。
鶏肉だって言われたらそのまま信じてしまうほど淡泊だった。

そろそろ食事も終盤になってきたという頃に、
店員がいろんな名産品を持って再度あたしたちのテーブルに。
それらの名産品の対面販売を始めた。
前回の来店時もこの土産物販売オプションはあったけど、
時間の関係で食事中に始まったため、あたしはあまり聞いてなかった。
今回はテーブルにはあたしと兄弟しかいないし、
食事もほぼ終わって休憩しているタイミングだから、聞くしかない。

ひと通りセールストークを聞き、試食を終えた後、
あたしは店員さんにちょっと意地の悪い質問を投げかけてみた。
これが売れたらあなたは幾らか(マージンが)もらえるの?と。
彼女は「はい。私たちはこれが売れないとお給料もらえない」と答えた。
あたしは腹の中で『決まり文句出た!』と思いながら、
大変なアルバイトだねと相打ちを打った。
彼女は近くの大学の日本語専攻の学生さんで、
日本人の接客しながら日本語の練習をしているとは既に聞いていた。
当然給仕分のバイト代は支払われるだろうが、恐らく時給は高くない。
だからこうして物販もして多く稼ごうという魂胆なのは聞くまでもない。
わざわざ聞いたのは、彼女がどう答えてくれるか気になったからだった。

彼女は日本語も非常に流暢だったし、サービス態度も良かったので
あたしは気に入ったものを何点か購入することにした。
兄弟からは「気でも触れたか?」って後から心配されたけど、
苦学生を助けるのは大人の義務だとか言って、適当に流した。

この手の土産物セールスは外国では珍しくない。
もちろんあたしも毎回購入するわけじゃないし、品物と相手を見て決める。
相手を見極めるために、あたしは「ちょっと考えさせて」と言う。
その時に笑顔で引き下がるか、もしくはそれでも根性見せて売り付けてくるか、
或いはあからさまに不機嫌になるか、その人の本質がそこでわかる。
この店員さんは笑顔で引き下がったし、その後もお茶が足りてるか、
食事の量や味は問題なかったかなどの気配りがあったので、
あたしは彼女に少し協力しようという気持ちになった。
彼女の本音はわからない、でも真面目に仕事する人間であることは間違いない。
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