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posted by fanblog

2016年06月11日

鈍感に見えて敏感な一面もあるアスペルガー症候群受動型。ストレスキャパが極端に狭い。

私自身アスペルガー受動型の嫁と長年暮らしてきて思ってきたことは、
定型発達の人から見るともの凄くどんくさいというか動きが鈍いということです。

これは実際の行動力の面もありますが、結果的に周りの状況から先読みして
気の利いたことをするということが難しいですから、特性を理解しない表面的な
面だけで見るとそう感じてしまうのだと思います。

ですから、先入観として鈍感という風に受け止めていることがありました。
もちろん発達障害という言葉を知らない時期でしたが、なぜこんなに鈍いのだろう?
さらに、こちらがストレスを感じてしまいそうな作業などは嫌な顔せずやっていたりと
いうこともあり、より一層鈍いという風な感覚が私の中で定着していきます。

そうかと思えば、私からすれば、ストレスに感じないようなことをやらなければ
ならないような状況のときは、もう一生分頭を使ってしまったといわんばかりの
疲労感たっぷりアピールで、夜8時には寝てしまうという不思議な感じ^^

■鈍感と思っていたけど、実は敏感だけど表現力が稚拙なだけ。

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何をやるにも要領がいいとはお世辞にもいえず、本人は気を利かせてやってくれた
ことが、2度手間、3度手間になってしまうなんてことは日常茶飯事です。

そう、4歳、5歳ぐらいの子どもが家のお手伝いをしてくれるという感覚に似ています。
本人はもちろん一生懸命やっているのですが、このぐらいの年齢では細かいところまで
目が行き届くということはありませんね。食器洗いをしてくれてもすっきり綺麗にはできませんし、
掃除にしても大人と同じようなレベルの出来映えを期待すれば、落胆して逆にしかりつけてしまうなんてこと
もあるでしょう。

私の場合は、いかに効率的にできるかということが重要な価値観を占めていた人間なので、
この2度手間、3度手間になることがイライラして仕方ありませんでした^^

イライラしているときは、「なんて気が利かないんだ。余計な仕事増やしてくれて…」
こんな気持ちが脳裏によぎってしまい、憤りとして表現することが多かった気がします。
気が利かない⇒鈍感な奴

というレッテルを貼ってしまっている自分になかなか気づくことができません。
しかし、どちらかというと子どもにしても、アスペルガー受動型の嫁にしても鈍感というより、
むしろ敏感で良くいえば純真無垢というか良い面もあるんですね。

ただ、アスペルガー受動型の嫁は失感情症(アレキシサイミア)的な面もあったりするので、
うまく自分の気持ちを表現できず、相手に誤解を招いてしまうということは、発達障害の人のよくあるはなしでしょう。

■ちょっとした周りの肯定的なサポートがあれば、従順に仕事をこなせる。

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正直、アスペルガー受動型の嫁には家事は天敵に近いと思います。いわゆる主婦の仕事は、
世間では誰でもできるとか低い評価をする人もいますが、実際はかなり頭の回転が速くかつ、
行動的な人間でないと、てきぱきとこなすことは難しいです。そのぐらい重労働でもあり、
知恵も使うということです。

掃除、洗濯、炊事など、アスペルガー受動型という特性の割には良くやっていると思います。
しかしこの均衡を保っているのは、私はもちろん、周りの人のサポートがあってこそ。これは
別に自画自賛したくていっているのではなく、家族内だけでなく周りとの力がうまく融合したとき
発達障害者の生活の質は上がるのだと思います。

うちの嫁を見ていて思うのは、やっていることは基本的には家族のためになることを
一生懸命やろうとしてくれます。しかし、ちょっとしたことが必ずといって良いほど抜けているんですね。
そのおかげで、雰囲気を台無しにしてしまうことも多くなるわけですが、発達障害の人と生活を
ともにするということは、こういう抜けているポイントをどう支援者が気がついてフォローできるかという
ことが大切になってきます。

しかし、現実は毎日余計なことを増やしてくれるパートナーや子どもに対して、
それをそのまま等身大で受け止めるということは容易にできるものではありません。
私たちがイライラしてしまうのは、「自分だったらこうする」「普通はこうするでしょ」という感覚
以外の答えは選択肢にないからでもあります。

自分の想定外のことばかりが起こってしまう家庭内は本当にこの思考のままでいると、
毎日が怒りと落胆そして孤独感で押しつぶされそうになります。しかしこう思っているとき、
当事者であるパートナーや子どもも孤独感を感じていることは忘れてはいけません。

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気がつけない特性を持っているわけですから、気がつく人がフォローをすることが
自然にできる関係がベストです。そして、なんでもかんでも気がつかなくてもいい!という
ぐらいの良い意味での諦めも必要です。

想定外のことを想定内に納めようと頭を使ってもより疲労困憊するだけ。
会計でいえば、ある程度は損金として計上しておくことが大切なのです。

「なんどもいってるのにどうしてやってくれないの?」
「いい加減にしてよ!」


感情的にこんな言葉が出てきてしまうのですが、全くもって不毛の言葉です。
失敗を恐れまくるアダルトチルドレンの夫と、失敗しまくるアスペルガー受動型の嫁という
組み合わせの家族で、失敗をしない家庭を目指してもまず船は前に進みません。

あきらめとか、投げやりな気持ちでの失敗というのではなく、想定外のことがいつでも
起こるということを自然なこととして受け止められるような心に自分自身を育成するという
ことが最も気楽に生活できる近道だと思います。

身内でも子どもでも相手を変えるのは至難の業。自分の視点を変える努力をした方が100倍良いです。
これを自分が我慢をしてやるか、自分のためだと思ってやるかという受け止め方で雲泥の差になります。


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この記事へのコメント
くふら様

いつも勉強になるご意見ありがとうございます!

優先順位って自分でもいつ学んだというわけでもなく自然に身についていますが、
自閉症スペクトラムの人たちからすると、それが自分の脳で処理できないわけですから、
非常に難しいことなのでしょうね。

以前、テレビで自閉症の赤ちゃんの特集をやっていて、私たちからすると視野が鈍感に
おもえることでも、実は、敏感すぎて情報が多すぎるため自分でシャットアウトしている
ようなことをいっていました。

感覚がお互い異なっていたとしても、その特性がお互い手に取るようにわかり、
本人にも自覚があれば生活の質はいくらでも向上できそうですが、なかなかこちらの
理想通りというのは難しいですね。

パソコンでいえば、CPUは人並み以上の物を持っていても、メモリが極端にすくない
ような感覚だと私は思っています。メモリが少ないためどんなにCPUがすばらしくても
上限を超えると固まってしまう^^

そのメモリ量がパッと見て私たちが判断できれば、対応しやすいのですが、
なかなかこればかりは一緒に生活してみないと分かりませんので、模索していくしか
ないということになりそうです。

発達障害の研究はもっとすすんでもらいたいですね!
Posted by 管理人 at 2016年06月14日 14:16
うちの嫁は、感覚ということでは普通だと思いますが、結果的に敏感であり、鈍感でもあります。
・・・これじゃ何を書いているのかわかりませんね。

まず、感度ということでは、特別目がいいわけでも悪いわけでもないですし、同様に聴覚・嗅覚等ほかの感覚もいたって普通だと思います。
ただ、脳の働きの問題だと思うのですが、何事にも優先順位を付けてフィルタリングすることができないんですね。
これは、意識的にも無意識レベルでもそうです。

ですから、普通では、無意識に無視してしまうレベルの情報でも取り込んでしまうんです。
たとえば、一日中テレビをつけていないと気が休まらないといっていますが、これは一般的にも経験があると思いますが、静まり返ったところでは、ちょっとしたひそひそ話程度の声や音でもドキッとすることってありますよね。
普通は、ある程度のノイズがある場所では、その程度の音は(静まり返っていれば聞こえるので実際聞こえているはずですが)、無意識的に無視しています。
でも、うちの嫁の場合には、そういう音まで拾ってしまうので、それが聞こえなくなるレベルのノイズを求めてテレビをつけているんですね。
そういう意味では、非常に敏感です。

おそらく、いわゆる発達障害で天才といわれる人たちは、その普通の人には気が付かないことに気が付けるから天才といわれるようになったのだと思います。

で、そんな風に、外部からのあらゆる情報、または、自分の中で浮かんだあらゆる思考を取り込んでしまい、それを優先順位を付けて整理することができないがゆえに、処理能力の限界を超えてしまって、パニック状態になっているのではないかと。
いわば、処理能力が低いのではなく、情報の入力が多すぎるということですね。
そのため、結果的に、本来重要視しなくてはいけない情報、コミュニケーションであれば、いわゆるその場の「空気」を構成する要素である相手の様子などに対しても、ほかの情報にうずもれてしまい上位に持ってくることができないので、結果的に気づいていないのと同じ状態になってしまうのではないでしょうか。
理由はどうあれ、気づいていない状態が多いというのは、周囲から見れば鈍感ということですね。

ということで、うちの嫁の場合、サポートの手段としては、その優先順位を教えてあげるということなんですが、そんな私の話すら、嫁にとっては、渦巻く情報の一つとなってしまい、結局、聞こえていないのと同じになってしまうんですね。

そういった、情報の優先順位の判断は、脳のどの部分で行われているのか、そこを鍛える方法はあるのかなんて、知り合いに脳科学者がいれば、いっぺん聞いてみたいところではあります。
Posted by くふら at 2016年06月13日 10:21
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