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通勤練習3日目、慣れ始める&色々な事が起こる

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。ここ最近前枠で一ネタ打つのが恒例となっていますが今日は何も浮かばない「よそじSE」でございます。せっかくの日曜日だったのに、ダラダラ過ごしちゃったなー、もったいないです。

では続けますね。

8/21(火)、通勤練習3日目の朝を迎えました。前日会社の先輩方と夕食を共にしたせいで帰宅が遅くなり、それに伴って薬を飲むタイミングも遅くなり、いつもより1時間遅く寝たせいでしょうか。6:30に目が覚めました。5:30にアラームをかけていたはずなのですが、止めた記憶がありません。1時間きっちり寝坊してしまいました。時間的にジョギングはもう無理と決め、2日連続でサボりです。

朝食を摂ってシャワーを浴びて、7:50に自宅を出発しました。段々と出発時間が遅くなってきたのは、「もう少し遅くでも充分間に合うや」という気持ちの表れであり、本社通勤に慣れ始めた証拠でしょう。

電車に乗ってiPhoneでPower Songを聴きながら気持ちを高め、8:55に本社に着きました。もう慣れたものでいつものようにミネラルウォーターとコーヒーを買い、IT業界雑誌を片手に席に座って読み始めました。

そしてこの日は11:00からカウンセラーさんとの面談でした。読書に一旦区切りを付け、11時に別室に向かいました。カウンセラーさんとの面談は2回目でしたので、お互い少し打ち解けた雰囲気で気楽に話し始めました。

「図書館通勤どうだった?」
「えぇ、最初は辛かったですけど、サッカーの本とか読んで気楽に過ごすようになったら、何とかなりました。昼ご飯もちゃんと食べれるようになりましたし。」
「そっかー、サッカー好きなんだね?」

と、しばしサッカー談義。カウンセラーさんは関東の某チームのサポーターさんでした。言わば私の敵チームですが、意外な共通点を発見し、弱くて負けが混んでいる札幌の自虐ネタで盛り上がってました。

「こっち(本社)に来て3日目だけど、どう?図書館と、どっちがいい?」
「うーーん、通勤考えたら図書館の方が近くて楽ですけど、こっち(本社)の方が、飲み食い自由に出来るし、気楽さはありますね。どっちがいいと言われれば・・・うーーん、どっちもどっちだけど、こっち(本社)の方がいいかなぁ?」

何ていうことを話しているうちに、話は普段の生活態度へ。睡眠チャートを見ながら、カウンセラーさんの表情がみるみる曇っていきます。

「毎朝ジョギングしてるんだ・・・すごいね。何でそんなに頑張ってるの?」
「休んでるうちにすごい太ったんで、痩せたいんですよ〜。朝走るのが一番いいって聞いたんで、頑張ってます。」

私は早朝のジョギングとリハビリ(や仕事)を両立させる気満々でした。が、意外なところからストップが掛かりました。

「そうか〜うーんでもね、毎朝走るってのは・・・ちょっと頑張りすぎかなぁ?ジョギングがメインじゃなくてリハビリとか仕事がメインだからさ・・・とりあえず朝はのんびり過ごして、ちゃんとリハビリして、それでも走りたいっていうなら・・・夕方とかじゃない?」

「・・・そうですか・・・。」

主治医には「どんどん運動しろ」と言われていたし、血液検査の結果も悪かった。それを改善するのにジョギングを取り入れて早2ヶ月、体重もしっかり落ちたし体調もいい。会社にも(今のところ)遅れずちゃんと来れている。(とは言え2日連続サボっていたのですが。)それなのにジョギングにストップを掛けた私は頭の中が混乱してました。

「うーん、まぁ考えてみます。」と曖昧に返事をし、30分ほどでカウンセリングが終わりました。

そして昼休み、タバコを吸いながらボーっとジョギングをどうしようと考えていると、バッタリと会社の先輩に遭遇しました。「え?何でいるの!?」という会話から始まり、リハビリしてることなど近況を話しているうちに、「そう言えば日曜日空いてる?国立行くか?」と急に振られました。一瞬何のことか分かりませんでしたが、言われてみればサッカー女子U-20ワールドカップ、いわゆる「ヤングなでしこ」がちょうど開催されていたのでした。

特に予定もないので、まぁいいかと二つ返事で快諾。家族以外の誰か他人と二人で行動するなんて久しぶりなんで、急に体調悪くなったりしないか心配ではありましたが、「まだ薬飲んでるんで酒はNGですからね。」と釘を差すと「別にいいよ俺だけ飲むから。」と了解を得たので、まぁひとつ試してみようという思いもあって約束してみました。

そして午後は日報書きです。3日目なので手書きにもだいぶ慣れました。この日も読んでいた雑誌の中のメイン特集記事について自分の意見をささっとまとめ、一記事分で用紙は満タン。残りの時間は自分の本を読んで過ごしながら、私は時間を気にしていました。

と言うのは、この日は主治医の診察日。通勤練習を始めてから初めての事でしたから、電車の時間をやりくりするとギリギリでしたので、乗るべき電車の時間をアレコレとシミュレーション。ちょっとした緊張感でソワソワしていました。

17:30になり急いで退社。予定通りの電車に乗ってギリギリ病院の診察時間に間に合いました。
主治医の先生は、通勤練習を始めた事を報告し、とりあえず今のとこり問題なく過ごしている事を報告すると、主治医は満足気な様子。私は通勤練習も始めて、そろそろ復職も近づいてきたので「薬(リフレックス)はまだ減らさないんですか?」と聞いたこところ、「まだ飲み始めて半年でしょー。まだまだ先だね。」という素っ気ないお返事。私は復職してきた=治り始めているという事で、このタイミングで薬を減らしていくものだと思い込んでいたのでしたが、実際は違うようでした。まーどうにでもなれという気分で、診察を終えました。

とりあえず帰宅して夜にジョギングする気合はまだなく、カウンセラーさん、会社の先輩、主治医とそれぞれ色々な話をして、通勤練習3日目が過ぎて行きました。

Power Songに支えられる

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。ちょっと身の回りが急転直下でバタバタと忙しくなりブログまで手が回らなくなりつつある「よそじSE」でございます。インフルエンザではありませんのでご心配をおかけしました。

では続けますね。

8/20(月)、通勤練習2日目の朝を迎えました。アラームより早く5:15に目が覚めました。土日と2連休でノンビリ過ごして月曜日に備えていたものの、やはりブルーマンデーが襲ってきて気合抜け気味です。脚にハリを感じてジョギングをどうしようかと悩みます。何でもかんでも欲張るのはいけないと思い、それよりも優先すべきは通勤練習から逃げ出さない事だと考え、ジョギングをいったん捨てました。

しばらくボーっと過ごしてシャワーを浴びて朝食を摂り、7:40に自宅を出発して電車に乗って会社へ直行。この日はお盆休み明けで通勤ラッシュが酷く、電車の中では身動きひとつ出来ません。この辺りでもう朝からストレス度アップ。会社の最寄り駅に着いた時は、すでに少しくたびれました。

そんな時にフト思ったのが、何か元気の出る音楽を聞きたいなという考えが浮かびました。図書館通勤の時には耳障りじゃない穏やかな音楽を渇望してクラシックのCDを買った私でしたが、この日はもっと元気の出る曲を耳にいれて自分にカツを入れたい気分でした。

自分のiPhoneの中から、なんかいい曲はないかなぁ〜と探していると、目に止まったのはCyndi Lauperのベストアルバム「Twelve Deadly Cyns...And Then Some」に収録されてた「Girls Just Want to Have Fun」でした。1983年に発表されたCyndi Lauperの事実上のデビューシングルで、当時は「ハイスクールはダンステリア」という、まったく意味不明な邦題が付けられてましたが、現在では「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」と原題そのままカタカナ表記にした1曲です。

グレイテスト・ヒッツ




「True Colors」などしっとりとしたバラードも上手なシンディ・ローパーですが、やはり「Girls Just Want to Have Fun」のように弾けた曲で、シンディの伸びやかで元気なボーカルを聞いていると、自分も元気が出る。駅から会社まで歩きながら、この曲を聞いて元気を取り戻していました。

こういう自分にとってお気に入りの「元気が出る」曲をPower Songと言うそうですが、この頃の私を支えてくれたPower Songは「Girls Just Want to Have Fun」でした。

お陰で会社には無事に9時前に到着し、周りの人々に元気よく挨拶をして一日をスタート。午前中からIT業界雑誌を1冊手にとって読み始め、午後イチからもう日報書きをスタート。15:00少し前には大方まとめ終わり、残った時間は自分が持ってきた「イノベーションのジレンマ」を読んでいました。この本が面白くてあっという間に時間が過ぎ、17:30になって退社しました。

この日は、リハビリしている私のことを聞きつけた数人の先輩方と、久しぶりの再会を祝して食事会に出掛けました。お酒を禁止されている私に気を遣って頂き、酒ナシの食事だけで自分の病気のこと、病気になった背景、その原因、闘病中の様子や今の状態のことなど、事細かに話ししました。本をたくさん読んだりジョギングしたりして、「昔の自分とは全然違いますよ〜」と明るく報告して、病気のことも怖じけずきちんと話ししている自分がそこにいて、「あ、やっぱり俺って治ってきてるんだな」という自信を深めました。

そのうち一人の先輩から「やっぱツレうつ見た?」と聞かれ、「一昨日観ましたよ〜本も読みましたし。」と返しながら、うつ病とは無関係な人でもツレうつは知られているし、関心があるんだなと実感。それぐらい、ネガティブイメージなうつ病を少しでも明るくしてくれているツレうつの存在は大きいと感じました。

うつ病は数年前、十数年前なら「精神病」と一口に括られ、差別や偏見の対象になっていたと思いますが、私の場合はそんな偏見もなく、どの人も優しく変わらず接してくれたのは有難かったです。

食事会は3時間ほどで終了。まっすぐ帰宅して22時に家に着き、すぐ薬を飲んで眠りました。
こんな感じで月曜日からやや飛ばし気味ではありましたが、無事に通勤練習2日目が終わりました。「Girls Just Want to Have Fun」というPower Songのお陰で、支えられました。

みなさんも、ちょっと疲れた時、少し気持ちをリセットしたい時に自分を元気にしてくれるPower Song、何でも良いと思うんで、探してみてはどうでしょう?


では、今日はこの頃読んでいた「イノベーションのジレンマ」をご紹介しておきます。

●クレイトン・クリステンセン著「イノベーションのジレンマ」翔泳社

「企業活動=イノベーションの創造性」などというように一般的に浸透するようになって久しい「イノベーション」というビジネス用語。イノベーションの代表格と言えばアップルのiPodやiPhoneなどがパッと思いつきますが、実はイノベーションという用語が登場するよりとっくの昔にイノベーションは行われており、そのイノベーションの歴史と実例、そこに至る間違った経営プロセスについて言及しているいます。

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まずこの「イノベーションのジレンマ」の発刊は2001年であり、既に古典化しつつある上に、紙の本で買うと2,100円と非常にお高いです。しかし、決して古臭い訳ではなく色褪せてないですし、その価値は充分にある一冊だと思います。

その上で、この本は副題が「技術革新が巨大企業を滅ぼすとき」という恐ろしいキーワードが付いており、技術革新に成功し続ける企業が実は市場を小さくし、利益を失い、のた打ち回る姿を半導体や、ハードディスクドライブ、電気自動車などの実例をとって説明しています。

ある企業によって破壊的イノベーションが登場した際に、それに直面したマネジャーが取るべき戦略、経営陣が下すべき決断も説明しており、大概にして破壊的イノベーションの前には、経営陣は「自身を守りたいが故に」成果が見込める事業に集中することで結果的に間違った判断をしてしまう、という客観的視点が実に恐ろしく、実は「誰も間違ったことはしていない。しかし結果的には間違っている。」のだという事が理解できます。

大企業に勤められている方ならば、「こんな風通しの悪い会社ってウチの会社の事ですか?」と言いたくなる事間違いなしな本であると思います。ウチの会社ではイノベーティブな事はやってません、という方でも、実は身の回りにイノベーティブな事業は存在し、それが如何にイノベーティブでありながら、経営陣によって叩き潰されているのだという事実に気付けるのはと思います。

現在のジョブズ亡きアップルもiPhoneの迷走やiPadの乱立など「イノベーションのジレンマ」に陥っているのかもしれません。なぜジレンマが起きてしまうのか、その理由は歴史でしっかりと語られています。それを知るためには最高の一冊だと思います。

読書も新たなステージへ

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。身の回りの人々がインフルエンザでバタバタ倒れつつあり、自分もすでに感染っているかもしれないと本日ビビリ気味な「よそじSE」でございます。2ヶ月前に予防接種してはいるんですが、何となく不安で夕食後にせめて免疫力アップにと「R-1ヨーグルト」を食べてみました。(笑)

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では続けますね。

8/19(日)、この日はアラームをかけないで寝たので6:10と少し朝寝坊。8時間超寝てましたので起き抜け少し眠く、少しボーっとして7:00頃からジョギングに出掛けました。いつもは6時台を走っていて真夏といえど比較的涼しかったですが、7時台はさすがに暑く、走り終えると滝汗。お陰で体重が瞬間風速とは言え66kg台に突入しました。成果出てるな〜。

そして滝のように汗をかいたら、きっちりと水分補給です。こういう時には朝食をファミレスで摂るのが正解。ファミレスの朝食はドリンクバーで好きなジュースをいくらでも飲めますから。グレープフルーツジュースや野菜ジュースなどをゴクゴク3杯はおかわりして、更にアイスコーヒーも2杯飲んでと、完全にモーニング朝食代の元は取ってます。

そして朝食を摂った後はそのままエアコンの効いた涼しいファミレスに居座り、読書をして過ごします。ファミレスは7〜8時台は朝食を摂るお客さんで比較的混み合っていますが、9時を過ぎると11時くらいまではガラッと空きます。日曜日はそれでもポツポツとお客さんはいますが、4人掛けのテーブルを一人で占領できるぐらいの状態なので、のびのびと気兼ねなく11時まで居座って読書していました。

この時読んでいた本が、今考えても笑っちゃうぐらい自分の復帰に対する前傾姿勢が垣間見れる特徴的な本ので、取り上げておきます。

●中嶋聡著『「新型うつ病」のデタラメ』新潮社

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この本は、最近うつ病というのが一般化し、ちょっとした事で「うつ病かも?」と思ってしまう状態を「新型うつ病」だとし、本来のうつ病を新型うつ病に対して「従来うつ病」と呼んで、その違いを明らかにするというものです。

新型うつ病とは、
・彼女にフラれたからうつ病になった
・上司に叱られたからうつ病になった
・心療内科を訪ね、しつこく「うつ病」の診断書をくれと自分でねだる

という、なんとも呆れ果てた状態の患者を指し、それらは「デタラメ」であるとバッサリ斬っています。

私もこの頃、新型うつと従来うつ、という言葉は知っていたものの、自分がそのどちらかなのかよく分かってませんでした。もしかして俺って新型うつかも?と思って怖くてこの本をかなり前に買ってはいたもののなかなか読めずに積み本にしていました。

しかしこの通勤練習を始めた頃、前日に「ツレうつ」を観た勢いもあって読んでみましたが、読み進めるうちに「自分は新型うつではない」という確信を得ました。そしてこういう本をファミレスで空いているとは言え、公共の場で堂々と読んでいる自分のメンタリティの強さにある意味感動。「病気を治す」というステップから、「病気を受け入れ、自覚して症状を抑えこむ」というステップに登っていった重要な一冊だと思っています。

この本は、自分が新型か従来型か、そのどちらなのか確認するという意味でも価値ある一冊だと思います。

●税所弘著『うつ病の再発を防ぐ方法―朝型人間のススメ』三五館

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これもタイトル買いの一冊です。こういう本を手に取ろうと思えた自分の精神状態が、やっぱり病気が治りつつあるという事を如実に証明しているのかなと思います。「朝型人間のススメ」という副題の通り、規則正しく朝型の生活を送ることを是としている内容なのですが、すでに朝型に切り替わっていた自分にとっては、極端に言うと「釈迦に説法」状態。しかし、いくつか心に残る言葉がありました。

●再発予防として、平常心、不動心、動じない心を養っていくこと。また何度でも挑戦する心を持ち続けること。

●健康を保つことの1つが早起きであり、早起きを意志の力で行うこと。
週7日のうち半分くらい(週のうち3日)は夜11時に寝て朝5時に起きることを実行する。
これを続けると、
・三ヶ月で剛毅(ごうき)・・・意志が強くて挫けない人間になり、
・六ヶ月で豪気(ごうき)・・・心が大きくこだわらない人間となり、
・一年で豪儀(ごうぎ)・・・することすべてうまくいき、成功する。
となれる。

●1年のうちどんな人間でも、100日は健康、100日は不調、あとの160日くらいはふつうの状態だと言われている。うつ病など心にストレスを抱えやすい人は、悪い日でも良い状態にしなければと思い、必要以上に頑張ってしまい、結果不調を長引かせる。人間、調子の良い日も悪い日もあるということを、受け入れることも大事。

●常日頃から感謝・感激・感動の3Kを味わうトレーニングをする。(散歩などで感じる朝の清々しさ、咲く花を見るなど)

と、言われてみて「なるほどな。」と思える内容でした。
それ以外に、この本は著者が運営している研究所の宣伝臭い部分が胡散臭い感じは否めませんが、上記の3つのフレーズを読めただけでも価値があったと思います。そして何より、自分が「再発を防ぐ」つまり「治す」というステップから一段上がったんだという事を確信できた一冊でした。

こんな感じで通勤練習を始めて、気持ちはとっとと通勤練習を終わらせて復職するぞ、という決意を固めつつ、午後は真夏の酷暑を避けて家で涼しく過ごし、残りの通気練習で一日も休まず、遅刻もせず、ひとつも隙を見せないで復帰OKの診断を出してもらえるように全力投球するんだという気合で、ブログも一生懸命に書き、日曜日が過ぎて行きました。

そしてある本で「ブルーマンデーを避けるためには日曜日の夜から仕事を始めてみる」というのが書かれていたのが気になっており、それを実践してみようと夕方から小さいなノートに明日月曜日にやりたい事をリストアップする作業に没頭してみました。

明日月曜日からはついに連続5日間、しかも早朝のジョギングを欠かすことなく、そして通勤時時間も考慮して遅刻する事なくキッチリ通勤練習をやりこなせるのか、不安がなかったと言えばウソになりますが、これを乗り越えさえすれば元通り復職できる、それだけをモチベーションに頑張ろうと思った一日でした。

自分を厳しく律する事が出来るか、それが今まで全然できてなかった事で、それを確認するハードルとして目の前に立ちはだかっていたのです。

「ツレうつ」を観た/読んだ

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。札幌から新千歳空港に向かうJRがこの時期心配された吹雪などでもなく、車両故障ではなく、人身事故でもなく、なんと「エゾシカと衝突したから」という理由で飛行機に乗り遅れそうになった「よそじSE」でございます。
エゾシカさん、エサが足りないのは分かりますが、線路には入らないでね。(汗)

では続けますね。

通勤練習初日を無事に終え、8/18(土)を迎えました。私の会社は週休二日制の土日が休みだったのが幸いし、通勤練習が金曜日から開始した事が「一日頑張れば、取り敢えず次の日は休みに入れる」というセーフティーネットの役割を果たしてくれましたので大正解だったと思います。※色々事情もあるかと思いますが、「休前日からリハビリ開始する」というのは、出来れば真似してもらった方がよさそうです。

そして休職に入る前は、土日の休みは基本的に朝寝坊、というのが私のお約束でしたが、この日はこれまでの闘病中のいつもより更に早く、アラームが鳴る前の5:00少し前に目がパッチリ覚めました。一瞬、寝直そうか、と思いましたが、眠くないのでそのまま起きました。通勤練習後の疲れが心配でしたが、とりあえず目立った変調は感じません。

とりあえずPCを立ち上げネットなどを見ていると、天気予報は生憎の雨予報。しかし外を見ると辛うじてまだ降ってないようです。天気予報はこれからどんどん雨が強くなる予報でしたので、降り出す前に走っちゃうかとジョギングに出ました。

趣味でジョギングしてる人って、結構多いですよね。私が5km走っている間に、いつも5,6人は思い思いの格好で同じようなジョガーを多く見かけます。このブログを読まれている方でも、ジョギングしてるよっていう方も多いと思います。

ところでみなさんはジョギングしている間って、何を考えていますか?

私の場合は、身体はもちろん走ることに集中してますが、実は頭の中は全然違うことを考えてまして、いつも「ブログに何を書こうか。あの日の事だから、○○して××って感じたから、こんな風に文章まとめて。あ、こういう印象的な言葉を入れよう。」とブログに書く文章を頭の中で整理する時間として有効活用しています。走っている時が、一番頭が冴えるというか、余計なことが頭に浮かばないので、創作活動にはピッタリだったりします。不思議ですね。まさにこの日、8/18(土)は「希死念慮」という、うつ病の中でもっともディープな内容について書いていたので、どんな風に書くのが一番伝わるのかなぁ?と走りながら頭の中を整理していました。

ジョギングが終わり、朝食を摂ってダラダラしていると、やがて外は大雨に。更に雷がバンバン鳴る雷雨に変わっていきまいした。これはもう今日は自宅に篭って籠城決定、ブログの文章をまとめ始めます。いつもは一記事まとめるのに1時間程度あれば書けるのですが、さすがに希死念慮という重いテーマを扱う以上、書いては消しを繰り返して慎重にならざるを得ませんでした。
お昼をはさんで休み休み執筆を続行、途中Jリーグをテレビ観戦(試合は2-4で負けたので割愛)して、夕方ようやくブログをアップしました。

そして、この日はあのDVD「ツレがうつになりまして。」との出会いから3ヶ月が経ち、(この経緯は過去ログ「ツレうつとの出会い」をご参照下さい。)ようやくその映画を観る決心がつきましたので、東京の自宅で一人ノンビリとコーヒー片手に観ました。

ツレがうつになりまして。 スタンダード・エディション [DVD]




堺雅人さん演じる、ある会社の苦情受付係を勤める「ツレ(崎幹夫さん) 」が、 うつ病になってしまった、その経緯や闘病の様子などを、宮アあおいさんが演じる、そのツレの奥さんである 「ハルさん(崎晴子さん) 」の視点から描く夫婦のホンワカしたハッピーでホロッと泣ける映画です。

私は患者視点で見てましたが、うつ病になった「ツレ」に対して
・毎日、曜日よって締めていくネクタイまでキチッと決めていたり、毎日お弁当を作ったりという几帳面さを持っているという点について
→「自分はここまで几帳面じゃないな〜」

・映画だからでしょうが、会社側のうつ病に対する理解がなく、結局退職に追い込まれてしまった経緯
→「なんて無慈悲な会社なんだろう。可哀想だなぁ」

・うつ病になったツレに対して「何で?どうして?どうなっちゃったの?」と問い詰めるハルさん
→「それはちょっとやっちゃいけないよなぁ」

と感じながら観ていました。

結果、映画としてはある程度まとまっていて、夫婦愛をライトにまとめた風合いでしたが、患者視点としてはある程度共感出来るものの、これと言った得られるものはなし。

しかし、3ヶ月前には身体が拒絶していたこの映画を、きちんと受け止めて冷静に観ることが出来たのは、自分が病気に対してしっかり向き合えているなという確認できました。それだけでも、この映画を復職直前のタイミングで観ておくのは良い選択肢だったと思います。

そして、続けざまに漫画版も読書。「ツレがうつになりまして。」とその続編である「その後のツレがうつになりまして。」を続けて読破。内容は薄いので1時間で2冊読めました。漫画版の方がうつ病をもう少し深く掘り下げて書いてありますし、治っていく経緯にも触れられているので同じうつ病患者にも参考になりそうです。この「ツレうつ」の「ツレ」も希死念慮にさいなまれていた、という事に後で日記を読ませてもらってショックを受けたハルさん・・・というのが印象に残っています、「やっぱり家族にとってはショックな事だよなー。」と、自分は妻にはその事を一切話してなかったので正解だったなと思いました。↓

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この映画も本も、うつ病という病気が自分の中で受け止められる、という自信がついたら見て/読んでみて欲しいと思います。受け入れられるようになったとしたら、きっと回復しつつある、という事が確認できるのではと思います。それと、うつ病である身内を持つ家族(奥様など)にも読んでみて欲しいと思います。

こうして、ブログで希死念慮というハードルをクリアし、ツレうつも観て/読んで、で8/18(土)の夜は更けて行きました。

通勤練習初日、順調

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。4連休何もすることなくボーっと過ごしてもはや最終日、ややテンパリ気味の「よそじSE」でございます。だって毎日吹雪いているんだもん。

では続けますね。

8/17(金)、2週間の図書館通勤を終え、いよいよ本社への通勤練習の初日です。本社への通勤時間は電車で1時間ちょっと掛かりますので、もう少し早めに起床しければと思い、目覚ましを5:15にセット。アラームで叩き起こされ、何とか身体を起こすものの椅子の上に座ってうたた寝をしてしまいました。

ハッと気付けば時計は6:05、ヤバイ!と慌ててジョギングに出ました。この日もいつものコース5kmを45分かけてジョギングし、シャワーを浴びて、いつもより少し軽めに朝食を済ませました。朝食を軽めにしたのは、あまり食べ過ぎて気持ち悪くなってもイヤなので自衛の為でした。

そしてちょっと早めながら、久しぶりにスーツ(と言ってもネクタイなしのワイシャツとスラックスだけなのですが)に着替え、鞄には昨日ピックアップした自分のノートPCと、暇があったら読んでみようと念の為に積み本から一冊放り込んで、7:30に自宅を出発、普段とは乗りなれない電車に乗って本社に向かいます。その電車は、東京都内でも有数の通勤混雑路線なのですが、この日はバカに空いている。吊革に掴まりながら、流れる車窓を眺めて「あぁそうかまだ世間ではお盆で夏休みなんだなぁ〜。」と考えていました。

オフィスには8:40にスンナリ到着。本社には私は殆ど行ったことがないので顔見知りはそれほど多くはないのですが、それでも何人か知っている顔があったので探してみると一人の先輩I氏発見。何を話したか覚えてませんが、他愛もない事で雑談し「今日からリハビリでこっち(本社)来るんで、宜しくお願いします。」という旨のご挨拶だけして、自分に充てがわれた空席に座りました。人事の担当者はまだ出社してないようでしたので、取り敢えず自分のノートPCを鞄から取り出してセットアップを始めました。

久しぶりに立ち上げたノートPCは、起動にものすごい時間が掛かります。
溜まっていたWindowsUpdateやウィルス対策ソフトのパターンファイルのアップデートなどなど、更新するものが沢山。その様子をジッと眺めながら待っていると人事の担当者が出社してきました。

「色々(身内の葬儀とか)あったみたいねー、大丈夫だった?」と言われ、一瞬ポカンとしてしまいました。あぁ、そう言えば身内の葬儀でリハビリ休んだんだった、先週の話だけどもうだいぶ前の出来事のような気がして、記憶から忘れられつつありました。それぐらい、毎日色んな事が起きて必死に過ごしていたんですね。「すいませんご迷惑をお掛けしました。もう大丈夫です。今日から宜しくお願いします。」と伝え、聞いていたリハビリメニューの内容の確認を始めました。

ウチの会社でやっている通勤練習のリハビリメニューは、
・9:00〜17:30まで基本的に自席に座って、IT業界雑誌を読むこと。
・日報を毎日書くこと。
・余った時間は自分の持ってきた本を読んだり何をしてもいい。但し良識の範囲でね。
という事でした。

この「日報」について詳しく触れておきます。

その日報はA3用紙1枚で、左右見開きの定型フォーマットになっていました。
●左側半分
・社員番号、名前
・今日の日付
・作業実績(何時から何時まで○○をやった、とか)
・連絡事項(自分の体調とか、主治医や産業医から何か言われたことなど)
●右側半分
・読んだIT業界雑誌の中から好きな記事を選び出して、それについて自分の意見を書くこと。記事の内容をまとめるではなく、自分自身の見解・意見を言うという事です。)

A3の左側半分は30行ぐらいの罫線が引かれており、つまりA4ビッシリに文章を書くとなると、1000字は軽く超えそうな結構な分量になります。
(本当にこんなに毎日書けるの?と第一印象で思いましたが、それは杞憂に終わりました。)

これを「手書き」で書くのです。PCで書くのは許されませんでした。

なぜ手書きかと言うと、筆圧や字の雰囲気で体調が分かるそうです。そして、記事をまとめるでなく、自分の意見を書くという事で、物事が筋道立って理路整然と述べられているかという点を見ているそうです。
また、IT業界雑誌限定というのも、システムエンジニアという仕事に近いものに触れる事で拒絶反応が出ないか、という点を見ているそうです。

それなりに、リハビリには意味がある事なんですね。

という訳で、私は会社の書籍棚から一冊の雑誌を取り出しました。IT業界雑誌はいくつも種類がありますが、取り出したのは日経SYSTEMという月刊誌でした。

図書館と会社で決定的に違うのは、自席で好きなものを飲みながら気楽に読書が出来るという点です。私はブラックコーヒーとミネラルウォーターの2つを買って、自席に戻りました。

買ってきた飲み物と雑誌を机の上に置き、とりあえずノートPCのセットアップを継続しました。何度かWindowsを再起動して、溜まっていたメールを全部読み込み、ようやく落ち着いたのは11:00を過ぎていました。とりあえず無事報告しておこう上司に「今日から本社で通勤練習開始しました〜。」という旨のメールを送信して、いよいよ雑誌に取り掛かります。

表紙をめくって、一記事一記事、丁寧に読み進めます。読書慣れしていた私にとっては造作も無い事でした。むしろ「こんな新しい技術あったの?」とか「あの会社はこんな事になってるんだ〜。」と新しい発見が沢山。ワクワクしながら読み進めました。

程なくしてお昼休み。あまり多くは食べられないなと判断して社員食堂はパスすることに。会社に併設されているコンビニでサンドイッチとサラダだけ買って自席に戻って食べました。残りの時間はネットのニュースなどを見て過ごしていました。

お昼休み明けも雑誌の読書を続行、特集記事を読んで、更に雑誌の後半へ。どんどん進んでいくと、やがて広告だらけになっていきます。もういいかな、と思って時計を見ると15:00でしたので、いよいよ意を決して日報に取り掛かります。

手書きなんて久しぶり・・・。

社員番号と名前を書き、作業実績の途中まで書いて、いよいよ右側半分の「自分の意見」に取り掛かります。どの記事について書こう・・・これだけ量があったら2,3記事を対象にしないと足りないかも・・・と思いながら雑誌を最初からパラパラめくっていきます。ま、これでいいやと、とりあえずその号のメインの特集記事について書き始めました。

書き始めると、意外とスラスラ文章が出てくる・・・、あら、結構俺って文章書けるじゃん。普段ブログを書いている効果が出ているのかなと感じました。ただ、持ちなれないシャーペンで手で書いているので腕や手首が疲れる。硬直した筋肉をほぐそうと何度か右手をブラブラと振りながら、どんどん書き進めます。ただ、漢字が書けないですね〜、書きたい漢字がパッと出てこないので、ノートPCにエディタを立ち上げて、分からない漢字を打ち込んで調べながら書いていました。お恥ずかしい限りです。

結局、メインの特集記事について自分の意見を書いただけで右半分はもう一杯、字数が多すぎて欄外にはみ出す勢いで、2,3記事も必要なく1記事で充分でした。時計は16:00を過ぎていました。

・・・これぐらいの文章を書くのに、1時間あれば出来るんだ・・・。意外と早いんだな俺。
この自分の生産性を考えて、この次からも時間管理してみよっと。


日報がほぼ完成したので気分良く、残った時間は自分の持ってきた本を読み始めました。あんまり砕けた内容の本だと会社ではマズイだろうと、持ってきたのはクレイトン・クリステンセン著「イノベーションのジレンマ」というビジネス書でした。これならば会社で読んでいても気兼ねせず大丈夫でした。

程なくして17:30になり、日報を仕上げて人事の担当者に提出。「お疲れ様〜、取り敢えず土日はゆっくり休んで、また来週ね。」と優しく声を掛けられ、退社しました。

帰宅ラッシュの電車に揉まれながら、
意外と一日早かったな〜、そんなに疲れてもない。通勤が大変だけど図書館よりずっといいかも。このまま普通にやれていれば、きっと復職出来るんだろうな、と感じながら帰宅しました。

こんな感じで、通勤練習初日は無事に終わりました。

図書館通勤、ラストはどんでん返し

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。突然降って湧いた急な休みを札幌の自宅で過ごしている「よそじSE」でございます。昨日乗ったエアアジアの乗客は外国人だらけで「どこ行きの飛行機ですか?ちゃんと札幌向かいますよね?」と疑いたくなる機内でした。札幌は吹雪いてますが体感は東京より暖かいと感じます。比較的マジで。

では続けますね。

8/16(木)札幌の自宅で6時に目を覚ましました。前日サッカー観戦で就寝が遅くなってしまい、そのまま起床時間スライドして5:30には起きれず、でした。私にとってサイレースの効き目は7〜8時間寝ないと絶対に目覚めず、無理には起きれない感じです。
あいにく天気は小雨だったのでジョギングを中止して、時間まで読書をして過ごしました。本を読みながらソファーでウトウトしてしまったのは、やはり前日の疲れが残っていたのかもしれません。

8:30に自宅を出発し、空港連絡バスに乗ろう・・・としますが、バスが来ません。

おかしいなー?

と思いながら20分ほど待ってみましたが来る気配がない。しかも他に並んでる人もいない。どうもお盆で休日ダイヤとなっていて、私が乗りたかったバスは運休のようでした。

ヤバイ!飛行機間に間に合わない!

急遽地下鉄とJRに切り替えて新千歳空港に向かいます。乗り換え時間の接続が良ければ何とか間に合う・・・とiPhoneの乗換案内で調べていたものの、首都圏の交通機関と違い札幌の交通機関は2〜3分の遅れは日常茶飯事。ひとつ乗り遅れればアウトとなります。ハラハラしながら空港に向かいましたがなんとか出発20分前に着き、ギリギリ11:30の飛行機に間に合いました。あっぶねー。(汗)

羽田空港に着いて、会社に置きっ放しだった自分のノートPCをピックアップしにそのまままっすぐ会社に向かいました。

会社に着くと、いつものように同僚が忙しそうにしていますが、夏休み時期でしたのでポツポツと空席も目立ちます。私の直属上司は不在でしたが、もう一人の上司がいたので挨拶がてら近況報告を簡単にしておきました。

「今日まで図書館通勤やってるんですけよ〜。」
「図書館!?一日中ずーっと!?そりゃ辛いわ〜、大丈夫か?」

やっぱり返ってくる反応は「一日中図書館にいるは辛い」とみな同じですね。内心「やっぱりな」という感じで受け止めましたが、カウンセラーさんに「何が辛いの?」と言われ、自分の本当にしたいことをするようにしてから、あまり苦ではなくなってきていた自分としては苦笑いするしかありませんでした。

「で、明日から本社に通勤して、そこで通勤練習ってのをやって、産業医診断で復帰OKが出れば戻って来れそうなので、宜しくお願いします。」

「そっか、うん、分かった。頑張れよ。待ってるからな。」

と、一応挨拶を済まし、棚の中にしまわれていた私のノートPCをピックアップ。ちょっとだけ同僚や先輩と近況を話し込み、

「いや〜闘病中太っちゃって酷かったんですけど、最近ジョギングとかして休職前の体重に戻りましたよ〜ハハハ。順調に行けば、あと2週間で戻ってこれますよ〜。もうちょっとなんで、待ってて下さいね。」

と言い残し、絶対ここに戻ってくるぞと決意を固めて会社を後にしました。

そして前日の午前中にいたいつもの図書館へ。途中マクドナルドに寄って遅いランチを摂り、この日は胃がよじれるような事もなくしっかり食べられたのでまた一歩前進した事を確かめ、図書館の前に着きました・・・が、何か様子がおかしい。自動ドアが開かない・・・中も真っ暗です。

・・・ん?・・・図書館が・・・
・・・開いてない・・・。(顔に縦線)


なんと休館日でした。

ぬかりました・・・調べてなかった・・・。どんでん返しにあった気分です。

図書館に休館日ってあったんですね。よく考えれば当たり前の事なんですが、これまで二週間、一日も休館日に当たってなかったので休館日というもの自体ある事に気付いてませんでした。

・・・しばしボー然。

どうしよ、リハビリ出来ない・・・。

明日からは本社に通勤練習。今日は図書館通勤最後の日。

図書館通勤をサボるという手も考えられました。しかし(札幌に帰省するなどの)明確な理由もなくサボる事はしたくなかった。嘘も付きたくなかった。

近所のファミレスなどで読書をする、という手も考えられました。しかし、それだと図書館より気楽さが高いので、あまりリハビリに適しているとは思えません。最後数時間でも、図書館にいたぞ、という自信を自分の中に持っていたかった。

そういう心境でした。


・・・やっぱり図書館に行こう。


iPhoneで調べると、図書館の休館日はその図書館によってバラバラで、別な図書館は今日は開いている事を突き止めました。よし、この別な図書館に行こう。

電車に乗って移動し、酷暑の東京を15分歩いて図書館に着きました。着いた時はすでに15:30で読書室は満タン。座る席がありません。しょうがないので何か読みたい本でもないかなとブラブラ本棚の間を歩きまわり、適当な本を手にとって本棚の横の小さい椅子に腰掛けました。

1冊の本を読み終わると、時計はすでに18:00。その本を本棚に戻して、私は図書館を後にしました。

帰り道、どうであれ図書館通勤を2週間やったこと。しかしこの10日間の中でのリハビリ実施状況は、

8/3(金):フルタイム
8/6(月):友人との約束のため15:00早アガリ
8/7(火):通院のためお昼に中抜け
8/8(水):カウンセラーさん面談のため14:00早アガリ
8/9(木):中断(身内の葬儀のため)
8/10(金):中断(身内の葬儀のため)
8/13(月):フルタイム
8/14(火):通院のためお昼に中抜け
8/15(水):午前中のみ(サッカー観戦のために午後は札幌移動)
8/16(木):夕方のみ(午前中は東京へ移動+会社に立ち寄り)

という結果で、結果だけ見るとあまりマジメにやったとは言えない状況でした。(個人的には精一杯やった結果なのですが。)

しかし、リハビリ当初に感じていた図書館の息苦しさも薄れ、無かった食欲も復活しつつあり、なんとなく手応えのようなものを感じていました。

明日からはいよいよ本社に通勤練習、通勤時間を考慮するといつもよりちょっと早めに行動する事が必要になります。これがキチンとこなせるかどうか、が復職までの最後の山だな、と感じていました。

という事で、次回から通勤練習の日々を執筆していきます。

リハビリ再開3日目、サッカー観戦

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。仕事の都合で急遽明日から4連休となった「よそじSE」でございます。急に明日札幌に帰ることになったのでバタバタしています。今晩雪降るのかなーーー?

では続けますね。

8/15(水)リハビリ再開3日目、この日も目覚ましを5:30にかけていたものの5:20に目が覚め、中途覚醒もなく寝起きも悪くなくスッキリ起きられました。早速ジョギングに出掛けて5kmを45分かけてランニングし、今日は午後から札幌に移動しサッカー日本代表の試合を見るという忙しい一日の幕開けです。

ジョギングの後はシャワー浴びて朝食を摂り、会社に出勤メールを入れて、8:40にいざ出発。いつもと同じ図書館に9:00に着きました。飛行機は13:15羽田発のAIRDOを予約してましたので、今日のリハビリは12時まで、と決めて読書室でいつものように読書に勤しみます。

今日のリハビリは午前中だけで終わりだ〜という気楽さから、手にとった本もちょっとダークなものでも受け付けるようになりました。ちょっとビックリするタイトルですが、これです。↓

●吉田典史著『あの日、「負け組社員」になった…―他人事ではない“会社の落とし穴”の避け方・埋め方・逃れ方』

あの日、「負け組社員」になった…―他人事ではない“会社の落とし穴”の避け方・埋め方・逃れ方

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タイトルからして怖い本ですね〜ホラーですね、ある意味で。
内容は暴露本的で、「負け組社員」となってしまった会社員の具体的な事例を元に、なぜ「負け組」になってしまったのか、その理由を分析し、「負け組」にならずに職場・組織で生き抜く技術を例示するというものです。

著者はこの本で流行のビジネス書にあるような自己啓発、勉強法なり仕事術なりを実践する事を是とする事に対してアンチテーゼを唱えたい意図がありそうです。いくらスキルを磨いて「できる社員」になっても、周囲を見渡す能力が無ければ「会社」という組織では生きていけないし、最悪はドロップアウトしてしまうという事を示唆してます。

ま、この論調が当たりか外れかは、実際にこの本を読んだ方に判断を委ねるとして、病気で休職している自分もある意味「負け組」だし、いくら技術があってもダメだなぁと再認識しました。とにかく、今はリハビリをしっかりやって、復帰を目指して全力を尽くすこと。その決意を固めるキッカケとしては面白い本だったと思います。

この日はこの一冊だけ読んで12時になり時間切れでした。図書館を出ると耳に入れていたiPhoneのradiko.jpから高校球児の黙祷のサイレンが聞こえて来ました。

「そうか・・・今日はもう終戦記念日なんだ。」

ジリジリとした暑さで照らされたアスファルトの上を歩きながら、闘病を始めたのは真冬でしたが、この半年短かったなぁと季節の流れの速さを実感していました。

そして電車に乗り羽田空港に到着。昼食をどうしようか悩みましたが、孤独のグルメにも登場する「万世かつサンド」に決定。羽田空港で軽めにしておきたい時は万世かつサンドをいつも選んでいます。

後は飛行機に乗って、自宅にまっすぐ帰って家族と合流して、それから札幌ドームに向かって試合を観て、だなと頭の中で思いを巡らせていると、かつサンドが胃にもたれたのか、胃の中がムカムカしてきました。あら?何か変だな?と思いながらも、とりあえず吐くことはなさそうだと飛行機に搭乗しました。いつもなら手持ちの本を読むのですが、イマイチ体調が良くないので眠ることにしました。14:45定刻に新千歳空港に着き、15時発の空港連絡バスに乗ってもまだ胃がムカついているので、バスの中でも更に眠ると、着く頃には少し良くなっていました。

自宅に帰り着いたのは16:30。家族はもうサッカー観戦に準備万端で、初めて代表の試合が見れると興奮気味に「昨日ね、本田(圭佑)が(新千歳空港に)来たんだよ!」と喜んでいる長男の前傾姿勢が微笑ましかったですが、私は既にいっぱいいっぱいでやや疲れ気味。

そこから30分だけ休憩し、17:00に自宅を出発して札幌ドームに向かいました。目まぐるしく忙しいですが、ここは踏ん張りどころです。

この日の来場者数はほぼ満員の4万人弱。どうも普段のサッカー観戦とは違う客層の人たちがやたら目について地下鉄も満員。この人達なんで普段はJリーグを観に来ないんだろう?と思うぐらい代表のレプリカユニを着込んだ人たちで青一色で染まってます。札幌ドームへの道路も渋滞していて、コンサドーレ札幌の試合とはまったく違う様子に戸惑いました。

札幌ドームに着くと、長男にレプリカユニを買ってあげようと売店に連れて行き、「何番がいい?」と聞くと、てっきり香川真司の10番かと思っていましたが、本田圭佑の4番がいいとのこと。小学校4年生でも本田圭佑の凄さはしっかり理解しているようでした。やっぱりカッコイイんでしょうね。

そして普段のJリーグなら私が絶対に座ることのないアウェイB席と言われた、ファミリーシートに家族4人で座り、お弁当を食べながら試合を待ちます。試合開始直前、日の丸とビッグユニフォームフラッグが出ました。↓

さて試合の方はベネズエラ代表を迎えてのテストマッチでしたが、遠藤保仁のゴールがあったものの1-1の引き分け。日本代表のちょっと低調なパフォーマンスにやや不満の内容でしたが、とりあえず負けではないし、1ゴール見られたので子供たちは満足な様子。試合後に場内を一周した選手たちに力いっぱい手を振っていました。↓

そして入場記念にもらった小さいポーチに子供たちはご満悦。これに何を入れようか、学校に持っていっていいか?と盛り上がってました。中途半端な大きさで私にはちょっと使い道がなさそうですが、子供たちのNintendo3DSならピッタリ入りそうです。でも学校に持って行ってはダメよ。↓


試合が終わってまっすぐ帰宅しましたが、すでに時計は23時を回っていました。

子供たちは明日もまだ夏休みですが、私は明日はまた午前中の飛行機で東京に戻ってリハビリ続行です。そしてその前に会社に寄ってノートPCをピックアップしなければなりません。

色々忙しいですが、とりあえず、子供たちに夏休みの最後のイベントを無事にこなして親としての面目が経ちましたし、昼に感じた胃のムカツキがそれ以上悪くなることなく持ちこたえたのでホッとしました。すぐ薬を飲んで23:30頃眠りました。12時間後にはまた飛行機に乗ってなきゃならない、という忙しさでした。

リハビリ再開2日目、比較的問題なし

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。自分の力ではどうにもならない事でただいま仕事が上手く行ってない「よそじSE」でございます。今週いっぱい宙ぶらりんですが、こういう事態にとりあえず落ち着いていられるという事に自分の病気する前との成長を感じています。

では続けますね。

8/14(火)リハビリ再開2日目、東京の自宅で目を覚ましました。目覚ましを5:30にかけていたものの5:20に目が覚め、寝起きも悪くなくスッキリ起きられました。早速ジョギングに出掛けて5kmを45分かけてランニングできました。よくよく気が付くと、ジョギング始めた最初の頃は、たったの200mも走ればゼーゼーと息が上がっていましたが、この頃は息が上がることもなく余裕で5kmを走りこなせるようになってきました。(と言っても、タイムは9分/kmペースですから、本当にジョギングが好きな人から見たらまだ全然遅いペースなんでしょうけど。)学生以来、20年近くロクに運動して来なかった自分としては大きな進歩でした。

ジョギングの後はシャワー浴びて朝食を摂り、会社に出勤メールを入れて、いざ出発。昨日と同じ図書館に着きました。しかしこの日は火曜日、私の週一回の通院デーなので12:00に病院に行かなくてはなりません。ですので午前中からハイペースに読書を始めます、耳にクラシック音楽を流しながら。

11:30まで読書を続けましたが、ここに来てようやく図書館に自分も慣れたようで周りの事が気にならなくなり、嫌な気分にはなりませんでした。これまでなぜ図書館通勤がイヤだったか自己分析すると、

図書館にいると飲み食いも自由に出来ない。(読書室は飲食厳禁でした。)
・タバコも自由に吸えない。(館内禁煙。外のコンビニの前に灰皿が置いてあったのでそこが唯一の喫煙スペースでした。)
・読書に飽きた時、(テレビやネットなどの)他のものに気軽に移ることが出来ない。(気軽に気分転換できない息苦しさがありました。)
・自分が持ってきたビジネス書を読んで勉強しなきゃ、という意気込みで自分自身を縛っていた。(本当に自分が気楽に読みたいものではなかった。)

などの理由で、図書館通勤に対して、ネガティブな感情を持っていたようです。
ここに来てそれが分かり、サッカーなど好きな本を読んでいると、ふとビジネス書も読んでみるかというプラスの感情も湧き上がり、「別の本で、読書の息抜きをする」という、大袈裟に言えば「スキル」とも言うべき術を身に付けたように思います。

さて、午前中で一旦図書館を後にし、病院に行きました。

私の心に引っ掛かっていたのは、先週お通夜の為にサイレースを1回分飲まないでスキップしてしまったこと。それを自分自身の判断でやってしまった事を正直に主治医に伝える事でした。

先生はいつもの調子で「調子はどうですか?」から始まります。
「いまのところリハビリで図書館通ってます。これを明後日まで続けて、その後は通勤練習に入るってところですね。」
「ふ〜〜ん、何時から何時まで?」
「一応、9時から17時半までですね。」
「あ、そう。で、どうなの?」
「だいぶ慣れてきたような感じです。図書館にいるのもそんなに苦じゃなくなってきました。」
「そう、良かったね。運動はしてる?」
「ハイ、ジョギング続けています。」
「体重変わってない?」
「減ってきてますよ〜だいぶ痩せて来ました。(この時点でマイナス10kg)」
「お、いいねー、この調子でどんどん減らしていってね。」
・・・
という感じで淡々と診察は進んで行きました。

私は先生の質問を遮り、心に引っ掛かっていたものを解かずにはいられませんでした。

「あのー、先週ちょっと身内に不幸があったんですけど、それでお通夜とかに出て、夜起きてなきゃいけないって事で、トレドミンとリフレックスはちゃんと飲んだんですけど、サイレースは(眠たくなるので)一回飲みませんでした、すいません。」

私は正直、「何で相談しないんだ!」と先生に叱られるかと思ってましたが、先生は意外にも「ふーん」と言われただけで、別にいいんじゃね?という雰囲気。まったく意に介してないようでした。

そうか・・・睡眠薬は、状況によっては飲まなくても良い。

私がこの経験から学んだのは、睡眠薬は自分の状態と周りの状況を踏まえて加減するものだと言うことでした。

「あんまり無理をしないようにね〜。」と最後に言われ、無事に診察が終わりました。
薬は変わらず7日分が処方されました。従って、私の手元には1回分のサイレースが余ることに。
だからどう、という訳ではありませんが、実は未だ(2013/1/23現在)に1回分のサイレースが手元に余っています。いつか治療を終えた後にもし眠れない夜があったら、飲んでみようかなとお守り代わりに大事に取ってあります。

病院の後は、一旦帰宅しサラダとパンでの簡単な昼食を摂りました。この日はちゃんと食べられたので、再び図書館へ。午前中とは別な図書館に行き、読書を続行しました。何の問題もなく、17:30まで読書をして帰宅しました。

この日に読んだのはこの5冊でした。

川島永嗣 著「準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント」
西芳照著「サムライブルーの料理人 ─ サッカー日本代表専属シェフの戦い」
イビチャ・オシム著「日本人よ!」
安田佳生著「千円札は拾うな。」
山崎将志著「残念な人の仕事の習慣」


この日読んだ中で一番印象に残っているのは「サムライブルーの料理人」ですね。そのタイトル通り、サッカー日本代表の専属シェフである西芳照氏が書いた、サッカーをまた別な視点から描いた一冊です。ジーコJAPAN、オシムJAPAN、岡田JAPAN、そしてザックJAPANまで長きに渡り専属シェフを務められ、チームの海外遠征には必ず帯同し選手やスタッフ達に料理を振る舞うという苦労話や裏話が満載でした。海外遠征では現地の料理を食べているのかと思いきや、実は選手達にストレスを与えないよう、食べ慣れた日本食を提供するというご苦労は凄まじいもので、その食材の調達が実は大きな悩みで、かつ試合ごとに滞在するホテルも変わるという状況は、確かによく考えれば滅茶苦茶大変だろうなぁと気付かされました。

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この日も帰宅後は夕食をとってブログを更新し、21:30に薬を飲んで早めに眠りました。
フルタイムで図書館通勤のリハビリが出来るのは今日でおしまい。明日はサッカー日本代表の試合を観に札幌まで戻らなくてはなりません。これは1泊2日の札幌滞在時間は僅か18時間程度の弾丸ツアー、そしてその次の日8/16は会社に寄って自分の仕事用ノートPCをピックアップしに行こうと考えていました。久しぶりに会社に行って、その後は本社に行っていよいよ通勤練習だ、リハビリも5合目が見えて来ました。とにかく食事すると具合が悪くなる、という状況は好転しつつあるもまだ油断なりません。なんとか体調を崩さないようにと祈るばかりでした。

リハビリ再開。大きな手応え

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。今日はジョギング初めの後に心配された下半身より上半身の方が筋肉痛だった「よそじSE」でございます。足より背中が痛いっす。(泣)

では続けますね。

8/13(月)。東京の自宅で目を覚ましました。今日からリハビリ再開というプレッシャーもあったのか、夜中に1回中途覚醒あったものの、とりあえず5:30起床し体を起こします。少し眠たい気もしましたが、身体をストレッチして強引に眠気を飛ばし、5日ぶりのジョギングに出ました。身内の葬儀でバタバタして4日間ジョギングを休んだせいでしょうか、痛んでいた膝がすっかり良くなり、まったく痛くなく快調に走れました。ジョギングを初めてちょうど2ヶ月が経とうとしてましたが、膝にとっては良い休養となったようです。5kmを45分かけてランニングしてきました。

ジョギングの後はシャワー浴びて朝食、膝が痛くないのでアイシングする必要もなしで気分よく、リハビリ再開に向けて弾みが付きました。会社に出勤メールを入れて、いざ出発。5日ぶりの図書館。

さて、カウンセラーさんに「なんで図書館そんなに辛いの?何でもいいから、自分の好きなことやってごらん。」と言われ、確かに何でそんなに辛いのか分からず、いつもは自分で持ち込んだビジネス書を読んでいましたが、気分を変えて図書館の中の本を探してみることにしました。

パッと目についたのがやっぱりサッカーの本。

長友佑都著「日本男児」
矢内由美子著「Jリーグ15年物語 カズ&ゴンたちの時代」
忠鉢信一著「進化する日本サッカー」
西部謙司著「サッカー戦術クロニクル」


など立て続けに読破。ちなみに忠鉢信一さんは朝日新聞の記者さんで、私の友達の友達。一度飲みに行ったことがあったのですが、著書が出ているとは知らずに図書館で偶然の出会い。2000年刊行とちょっと古かったですが興味深く読ませて頂きました。

13時になり昼食を摂ってみるかと外出。先週のリハビリではまったく食べられなかったですが、この日は体調も良さそうで何とか食べられそうだなと思いつつ、それでも軽めにしておこうとマクドナルドでチーズバーガーと爽健美茶だけで軽く済ませました。とりあえずちゃんと食べれたので一歩前進です。

14時にまた図書館に戻り読書続行。サッカーの本で目ぼしいものがなかったので、今度は野球にしようと、

木村由美子著「一生懸命―木村拓也 決してあなたを忘れない」
落合博満著「采配」

を読んでみました。

最後にちょっと時間が余ったので薄めのビジネス書にしようかと、

田口智隆著「お金が貯まらない人の悪い習慣39」

を読んで、18時になり終了。この日だけで7冊を読破し帰宅の途につきました。

とりあえずフルタイムのリハビリは初日の8/3以来、10日ぶり。しかし何とかこなすことができ、読んでいた本も比較的軽めの内容ばかりだったので特別図書館が辛いという気持ちもなく、ランチも普通に取ることができて、一歩前進を実感した一日でした。

この日読んだ本の中で一番心に残っているのは、落合博満著「采配」でしたので一応ご紹介しておきます。
内容を一部引用しますと、

・前向きにもがき苦しむ経験は、すぐに結果に結びつかなくても必ず自分の生きる力になっていく。
・不安もなく生きていたり、絶対的な自信を持っている人間などいない。
・数字との闘いに勝つ唯一の方法は、「達成するのは不可能ではないか」という目標を設定する事だ。
・一流には自力でなれるが、超一流には協力者が必要。
・すべてに完璧な人間などいない。長所が欠点を補い、次第に成長していくことに期待すればいいのだ。
・チームリーダーという存在によって、競争心や自立心が奪われていくことは、組織においてリスク以外の何物でもない。
・自分の腹の中を読まれてはいけない。それがプロフェッショナルの仕事なのである。

という、もちろん野球のことについて書かれているのですが、うつ病で闘病している私の琴線に触れる内容がありました。特に「不安もなく生きていたり、絶対的な自信を持っている人間などいない。」というのは、あぁこんな一流の選手・監督でも不安に思ってたりするんだ、じゃあ自分が不安に思っている事があっても当たり前だよな、と勇気付けられたような気がします。野球に興味がなくてもリーダーシップ論として、この一冊は面白かったと思います。

采配

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帰宅後は夕食をとってブログを更新し、21:30に薬を飲んで早めに眠りました。
フルタイムで図書館通勤のリハビリが出来るのはあと1日だけ。しかし今日はしっかりフルタイム出来た、昼食もちゃんと食べられた、と大きな手応えを感じた一日でした。

予定外のサッカーとエアアジア

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。昨日やっと今年初めてジョギングしてみた「よそじSE」でございます。ジョギング初めってところでしょうか、ほぼ3週間ぶりでしたので明日の筋肉痛が心配です。

では続けますね。

8/11(土)に札幌の自宅で目を覚ましました。身内の葬儀が終わり、前日薬を飲むタイミングが遅かったせいか、疲れもあったのか6時に一応体を起こしましたが眠くて眠くて。葬儀のために2日サボったジョギングする気力もなく、ソファーに座ってボーっと過ごしていました。

気が付いたら8時。サイレースの効果が切れるまでまったく動けず、うたた寝してしまいました。

この日は、身内の葬儀の為に急遽帰省したため、8/12(日)にまた東京に戻る予定でしたから、ポッカリ空いた休日。何をしようかと思いましたが気力が湧かず、長男に「今日サッカー行ける?」という一言でハッとしました。そうです、今日は札幌ドームでコンサドーレ札幌の試合があったのです。この試合はハナから自分のリハビリに全力投球し、帰省するのは無理、よって現地観戦は無理だなと諦めていた試合でしたが、急な帰省のため観に行ける事になりました。身内にこっそり感謝。

チケットも余っている事だし、じゃあ行くかとイソイソ支度をして、「ヤッター!」と喜ぶ長男を連れ立って11:30に出掛けました。札幌ドームに13:00少し前に到着。

この日は首位ベガルタ仙台が相手です。ここまで僅か2勝のブッチギリ最下位の我らがコンサドーレ札幌が勝てる確率は僅かと誰もが思っていました。しかし札幌ドームに着くと、大勢のサポーターが出迎えてました。やっぱりこの雰囲気いいなぁと感慨。


さて試合の方は、前半早々に1点を失います。あぁやっぱり首位仙台は強いな・・・と思われた後半に日高選手のヘディングが決まり同点に。この時点で私は大熱狂。更に後半ロスタイム、良くて引き分けか・・・と思われた最後のワンプレーで岡本選手が上げたクロスが相手DFの足先に当たりコースが変わってオウンゴール、劇的な逆転勝利でした。私は大熱狂!

居ても立ってもいられない状態で「ウォォォーーーーー!!!」と大絶叫!!

まさに狂喜乱舞大発狂でした。首位仙台を撃破。その劇的勝利に酔いしれます。

こんな試合を見せてくれた札幌に感謝、いや私を札幌に舞い戻してくれた身内に大感謝。「○○さんありがとう!!」と何か運命めいたものを感じながらそっと心の中で呟きました。

勝利の記念にパチリと一枚。iPhoneでズームで撮ったのでブレブレですが。(苦笑)オーロラビジョンに映るのはヒーローインタビューを受ける日高選手です。↓

さて熱狂冷めやらぬまま帰宅し、18時に夕食を摂りながら録画してあった試合を再び見直してまた熱狂。気分がいい私は子供たちの「(昨日に続いて)今日ももう一回花火がしたい」という無茶なリクエスト、普段なら「勘弁してよ」と言うところですが、この無茶ぶりを快諾。しかも普段より花火増量の大盤振る舞いで1時間以上公園で花火をしました。子供たちは大満足だったようです。

そしてこの日は葬儀のために崩れた生活リズムを立て直そうと考え、21時に薬を飲んで22時は眠りました。


翌8/12(日)は朝6時に目を覚ましたものの眠たく、30分ほどソファーでうたた寝。昨日騒ぎすぎた疲れが残っていたようです。3日サボったジョギングをしようかと思いましたがこの日は移動日ですし、新千歳空港9:45発エアアジア成田行きでに乗る必要があったので時間がないのでやめておきました。身支度して7:30に自宅を出発、空港連絡バスで新千歳空港に向かいました。

初めて乗るエアアジア、搭乗券は自宅のプリンターで印刷しておいたのでそれを持参して空港に向かうと、手荷物検査場でまずストップが掛かりました。いきなりLCCの洗礼を浴びます。あっちで搭乗券の確認をして来いとのこと。少し離れたところに保安検査員が一人待機しており、手元の紙で搭乗者をチェックしているようです。持ってきたA4用紙に印刷した搭乗券の下半分を切り取られ、再び手荷物検査場に行くとやっと通してくれました。
そして手荷物検査場を過ぎると「エアアジア」の案内がひとつも出ていません。搭乗口がどこなのかまったく分かりませんでした。ヤマカンでこっちかな?と左側に向かって歩いて行くと、一番奥のゲートにやっとエアアジアの文字を見つけました。周りを見るといかにも飛行機に乗りなれてない家族連れで待合室はごった返しています。そしてシップは定刻よりやや遅れて到着。乗ったシップはこれでした。スポットインしていたため機体全体の写真が撮れなくて残念↓

就航したてのエアアジアは明らかにスタッフのグランドハンドリングが慣れておらず、定刻から遅れている事に焦っているせいもあってか、降機客がまだいるのにも関わらず搭乗客を案内し始める始末。結果、降機客と搭乗客がボーディングブリッジでクロスするという他の航空会社ではあり得ないような状態になりました。ま、それでも何とか搭乗。機内は先月乗ったJetStarに負けず劣らず座席の背が目の前に迫ってくるように狭いです。本を読んでなるべく気にしないようにと何とか紛らわせようとしますが、狭い機内と、その後成田に着いてから電車で自宅まで2時間移動した事でグッタリと疲れてしまいました。

家に着いたら、とにかく明日からリハビリ再開、しっかりやらなきゃとひたすら体を休ませることに専念します。こういう時、私はひたすら水を飲みます。体の調子が整う事を祈って軟水のミネラルウォーターを2リットルぐらい飲んでました。暑いのもあったんですけどね。

そして夜は5日ぶりにブログを更新し、「至って元気です」と書いたのはリハビリに向けて空元気を出そうとした事の表れでした。
図書館通勤は残り3日。8/15(水)は日本代表の試合を観に札幌にまた戻らなくてはなりません。忙しい一週間になりそうだ、でもしっかりリハビリしなきゃ復帰は見えてこないぞ、と悲壮な覚悟でした。
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