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身内の葬儀に参列

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。今朝は中途覚醒は1回あったものの今日は脱力感満載の「よそじSE」でございます。その理由はブログがリアルタイムに追いついた頃にお話したいと思います。

では続けますね。

8/9(木)に身内の葬儀のためリハビリを中断し飛行機に飛び乗り、急遽札幌に帰りました。色々考えることが一気に増えてしまったのですが、何とかこなして無事に斎場に家族を伴って駆けつける事が出来ました。私自身が闘病している事は妻と子供だけは知っていますが、両親はもちろん他の親族も知りません。バレないように最新の注意を払って「最近どうなの?忙しいの?」という質問攻撃ををテキトーに合わせながら交わしていきます。ちょっとだけ自分のテンションを高めにして振舞っていたので、うつ病で闘病中だと言うことは感付かれずに済んだようです。
通夜、葬儀の細かい描写は省きますが、困ったのが通夜のお線香を絶やさないように寝ずの番を頼まれてしまったことです。周りを見渡せば私が男手の中で若手の部類でしたので、まさか「うつ病の闘病中で早寝早起きしてるんで無理です。」とは言えず、引き受けてしまいました。

そして薬を飲むのもバレないようにと、斎場には持っていかずに、通夜が一通り終わった後に一旦妻と子供たちを家に帰すためにクルマで送り届け、自宅で本来は夕食後に飲むレンドルミンと、寝る前に飲むリフレックスを同時に飲むことにしました。そしてサイレースは飲むと耐えられなくなるぐらい眠くなってしまうので、今日は飲まない、と自分で判断しちゃいました。
一瞬、主治医にこんな緊急事態に薬をどうするか、飲むべきか飲まなくていいのか電話で相談しようかと思ったのですが、そんな時間もなく、自分の判断でサイレースだけ抜きました。(理論上はレンドルミンとリフレックスだけ飲んでいればうつ病の治療に支障はないはず・・・と思ったからです。)

そして親族と眠くなるまで色々と話し込み、(断りきれず)勧められて少しだけビールも飲み、最後のお線香を交換して夜中3時くらいにようやく斎場の布団に入りました。

眠れたのは3時間程度、翌日8/10(金)は6時過ぎに起き出して甲斐甲斐しく親族に世話を焼きます。そして再び妻と子供を迎えに行き、9時から葬儀、そして出棺、火葬場まで行って拾骨、再び斎場に戻って初七日法要をこなし、すべてが終わったのは15時でした。寝不足もあり疲労困憊。しかし、亡くなった身内に対してきちんと最後のお別れが言えたこと、それが一応人として正しい事が出来たということ、病気に関してもバレずに、寝不足以外は体調を崩すこともなく乗り切った事でホッとしました。そして、自分の子供たちに初めて葬儀というものを経験させてやる事ができて、亡くなった身内にある意味感謝でした。

そして子供たちは私が夏休み中に急遽帰ってきた事を喜び、「夏休みだから花火がしたい」と言い出し、仕方ない付き合うかと夜更けを待って近所の公園で花火しました。1時間ほどで帰宅し、疲れてた私はそのままソファーで寝入ってしまいました。

23:30頃一旦起き、ヤバイまだ薬を飲んでないと、遅くなりましたが薬を飲んで寝直しました。この薬をのむタイミングが遅くなってしまったのが、翌日影響が出るとは思ってもみませんでした。

こうして、濃密な8/9〜8/10が終わりました。急遽帰省したことで、もう一つ嬉しい出来ことがやってきます。

大事件発生、リハビリ中断

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。今朝は2回も中途覚醒してしまって、出勤時に乗る電車を間違えて反対方向に行ってしまった「よそじSE」でございます。中途覚醒してしまうような心当たりがないので原因不明です。寒かったからかなぁ?

では続けますね。

昨日の投稿が「大事件発生」と思わせぶりなフリで終わってすみません。実はこのブログを置いているfanblogs.jpの仕様で1記事10,000字以下という制限があるんですよ。しかもHTMLタグまで含めて10,000字という制限です。これが結構キツイ仕様で、私が書く文章が長っちりだという問題もあるのですが、ちょいちょいこの制限に引っかかってしまいます。昨日の記事も最初はもっと大作だったのですが、削りに削ってあんな終わり方になってしまいました。

という訳で日付は8/8(水)のまま。夜20時を過ぎた辺りでしょうか。自宅でまったりしていると妻から携帯に着信。出てみると明らかに声が上ずってます。

妻「あのね、○○さん、今日亡くなったんだって・・・。」
私「えーーーーー!!!?」

詳細は伏せますが、身内の一人が病気で亡くなったことを伝える電話でした。私には闘病していた事すら知らされておらず、まったく突然の訃報でした。

程なくして親父からも着信。

「おぉ、聞いたか?そういう事だから。お前、この前墓参りに帰れないぐらい忙しいって言ってたから通夜とか来るの無理だろ?無理するな。明日通夜で明後日葬儀だから、一応知らせておく。」

先日、お盆の墓参りを、「忙しいから無理」と断った事で親父も気を遣っているようです。確かに私はリハビリを優先したかった。しかし、この事態となれば話は別です。葬儀は札幌で行われますので移動時間も交通費もバカにはなりません。

・・・しばし悩みました。

タイミングも最悪でした。今は大事なリハビリ中、しかも今日、ついさっきカウンセラーさんと初面談を終えたばかり。その結果、何か心境の変化があってリハビリから逃げたと会社に疑われても仕方ない状況でした。

しかし、とてもお世話になっている身内だったので、どうしても最後のお別れをしたかった。ここで葬儀に行かずにいれば、きっと後になって後悔する、そんな思いが私にはありました。

やっぱ・・・行くしかない。リハビリ中断しよう。
そう決断しました。
まずは飛行機だ。足を手配しなきゃ。

飛行機はお盆時期のピークに入っており、今から明日の飛行機を・・・と思っても、そもそも空席がない。しかもお通夜に間に合わせる為の移動時間を考慮すると時間のかかる成田発は選択しにくく、羽田発しかありません。
こういう時は、伝家の宝刀「株主優待」しかないな、と結論付け、朝一番で金券ショップで株主優待券を買う事に確定。株主優待であれば事前予約も必要ないので当日空席待ちも可能です。これで行きの便は確定。
問題は帰り。8/9(木)、8/10(金)とリハビリを中止して葬儀のため札幌に戻るとなると、土日も札幌で過ごして8/13(月)からリハビリ再開するしかないので、8/12(日)に東京に戻る作戦となります。となるとなるべく最安で・・・と探し当てたのが就航したばかりのエアアジア成田行でした。お盆時期なので1万7千円ちょっとでしたが、これが一番安かったのでそれに決定。はからずもJetstarに続きエアアジアも初めて乗るか・・・という飛行機マニアとしては嬉しい理由も(後付で)付きました。

そして、会社に何て言おうかとしばし悩みました。もう夜も遅いので人事の担当者も捕まりません。明日朝一番で電話は入れつつも、とりあえずメールを打っておこうと思いました。

何度も何度も推敲を重ねた文章が、こんな感じでした。↓

「すみません身内に急な不幸がありました。どうしても葬儀に出席したいので、申し訳ないですがリハビリを中断させて頂き、8/9〜10と札幌に帰省させて下さい。
絶対に勘違いして頂きたくないのですが、リハビリがイヤになった訳でも、本日のカウンセラーさんとの面談で何か心境の変化があった訳でもありません。私は絶対にリハビリから逃げません。そして私はそんな卑屈な手を使う人間ではありません。8/13(月)から東京に戻り、またリハビリ再開させて頂きたいと思っています。すみませんが宜しくお願いします。念のため、明日朝一番で電話させて頂きます。」

とにかく変に誤解されたくない、の一心でした。それが文章に表れてますね。

メールを送信すると、程なくして別の人事担当者から返信が入りました。
「事情は分かりました。リハビリ中でなくともこういう事は起こりえるとですので仕方ありません。何も気にせず、どうぞ帰省して下さい。担当者には言っておきます。」とのお返事。

あーよかったー、とりあえず変な誤解を招く事は無さそうだ、と一安心。

その後は葬儀に関する手配やら何やらで家族に電話を掛けまくり、眠ったのは23時を過ぎていました。22:30には必ず眠っていた私としてはイレギュラーな事でした。

翌8/9(木)の朝、5:30に一旦目が覚めましたが寝不足な感覚があり、二度寝して7:30。気持ち的にジョギングやってる場合じゃありません。まずは9:00キッカリに会社に電話を入れて一応事情を話しておこう。という気持ちで、他のことが手につきません。シャワーを浴びただけで9:00までまんじりともせず時間を過ごしました。

9:00キッカリに早速会社に電話。担当者は出社したばかりのようで、「ごめんなさいまだメールも見てないんですけど・・・ちょっと話は聞きました。気にせず、大丈夫ですから行ってきて下さい。東京に戻ってきたらまた連絡下さいね。」と快諾を取り付け、ホッと一安心。

じゃあまず飯食っとくか、とジョナサンでいつものモーニングを食べながら、今日の時間の使い方をノートに書き出しながら組み立てます。金券ショップが10時開店であることを突き止め、開店後すぐに株主優待券を買って空港に向かえばギリギリ11時の飛行機に乗れる。そこから自宅に向かって14:30には着ける。そこから家族をピックアップして喪服に着替え、斎場には16時には入れそう・・・という計算がつきました。

よし、ちょっとタイトなスケジュールだけど、何とかなりそう。

10時少し前に金券ショップに行き、開店するや株主優待券をゲット。急いで電車に飛び乗り、携帯で飛行機を予約。この日は帰省ピークでしたが、幸運にも1席だけ11時の便の空席があり予約も確保。空港に着くなり手早くチェックインをして、何とか11時の飛行機に間に合いました。これでとりあえず安心。

あとは飛行機に乗って移動中の1時間半、どうやって葬儀をこなそうか、色々考えを巡らせていました。

自分の幼い子供たちにとっては初めての身内の通夜と葬儀の経験。葬儀とは何なのか、誰が亡くなったのかのかイチから教えなければなりません。そして自分の病気のことは身内には隠さなければならないですので、薬をのむタイミングも気を付けなきゃ、と不測の事態に次々に考えをまとめていく作業に頭をフル回転させていました。

カウンセラーさんと初面談

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。今日も雪残りの東京で出勤の際に足元悪くヨチヨチ歩く人ゴミの中、冬靴でズンズン人をかき分けて歩いた「よそじSE」でございます。こんなもん降ったうちに入りません。道民舐めんなよ。(笑)

では続けますね。

8/8(水)になりました。前日会社から「カウンセラーさんと面談するように」と言われていた私は初めて会う人に心なし緊張していたのか、中途覚醒してしまいました。しかしすぐ寝直していつものように5:30起床。起きてニュースを見るとロンドン五輪の関塚ジャパンは準決勝で負けてしまったようで残念無念。しかしリアルタイムで見ていた訳ではないので悔しさ半分でいつものようにジョギングに出掛けました。段々とタイムが上がってきて、この日は5kmを45分で走破。膝も痛くなくなりだいぶ調子がいいです。
シャワーを浴びた後、一応念入りにアイシングして、朝食はいつものジョナサンでと早めに自宅を出発しましたが、最寄りのジョナサンがなんと臨時休業。仕方ないので代わりのジョナサンは・・・とiPhoneで探すと、いつも行っている図書館の最寄り駅近くにジョナサンを発見、早速電車に乗って移動します。
で、iPhoneの地図を頼りにジョナサンを探すと・・・ない。どうもこの辺だよなというところには明らかに工事中のビルがある。どうやら移転したか撤退してしまったようです。ジョナサンに連敗。今日はツイてないかも、と予感。

仕方ないので朝食が食べられそうなところ・・・と探すと少し離れたところにマクドナルドを発見。朝マックでいいやと妥協しますが、入ってみるとその店舗は喫煙席がない。(私はコーヒーを飲みながら一服したい人なので、喫煙席があるかどうかはお店選びに重要なんです。)しょうがないのでサッサと朝マックして外で一服して図書館に向かいました。

そして図書館で早速読書開始。耳には昨日買ったクラシックのCDを取り込んだiPhoneで音楽を静かに流しながら持ってきた本を読書。うん、クラシック良い感じです。耳障りじゃないし少し心も落ち着いているかもしれない、と快調に読書を続けました。

12:30になり、ランチを摂ろうと一旦外へ。何を食べようかと迷いましたが、これまでリハビリ中にランチをマトモに食べることが出来なかった私は、重たいものより軽めのハンバーガーなら食べられそうだと再びマックへ。朝昼連チャンですが、胃が受け付けてくれないと話になりませんので背に腹は変えられません。ちょうどその頃限定発売していたル・グラン・トマトのセットをどうにか完食でき、ホッと一安心。図書館に戻る途中、小さな神社を見つけたので、お参りすることにしました。

手水舎で手を清め、お賽銭を入れて、
「こんな時だけお参りに来てすいません。今、リハビリ頑張ってるんで、ちょっと胃腸の調子とか良くないですけど、自分も頑張るんで、身体が良くなるように、少しだけお力を貸してください。」と参拝。

13:30に図書館に戻り、読書を続行しようとしますが、無理にランチを食べたせいか、胃のムカツキを感じました。やばい、吐くかも・・・としばしボーっとしましたが、何とか踏みとどまり、16時に本社に行かなければならないので、もういいやと少し早めに図書館を出ました。

そこから、電車で1時間掛けて移動。
とりあえず体調はそれ以上悪くならなく、無事に本社に着きました。

診療所に入ると、もうカウンセラーさんが待っていました。
「はじめまして、よそじSEです。宜しくお願いします。」
「はい。カウンセラーの○○です。宜しくお願いします。」
挨拶を交わし、良かった気さくそうな、何でも話せそうな人だなと一安心。

「じゃあさ〜、産業医の先生にも同じような事聞かれたかと思うけど、もう一回私にも何があったのか教えて」と言われ、聞かれるまま答えて行きました。

・入社してから今までやって来た仕事のこと
・自宅は札幌にあり、東京に単身赴任して5年近く経っていること
・現在のプロジェクトでの役割や仕事内容など
・病気になった時期、飲んでいる薬の内容など
・何が原因だったか、今はどうなのか
・自分はこの先どうしたいのか


カウンセラーさんはやっぱりプロ。話を聞き出すのが上手で、乗せられてペラペラと喋ってしまいました。「いや〜、上司に心療内科行って来いって言われちゃった時、自分号泣しちゃって〜」なんていう恥ずかしい過去もサラッと喋ってしまう有り様。そんな私の言葉に、いかにも親身になって聞いてますよ〜という「うん、うん、そっかー。」というリアクション。それが別に嫌味じゃなく、スーッと私の心に入ってくるような感覚でした。

そして話題はリハビリの内容へ。「いや〜今、図書館通って4日目ですけど、結構キツイっすねー、ランチ食えないぐらい体の調子がおかしくなっちゃって。」と言うと、意外な答えが。

「ふーん、そうなの?でもさぁ〜、なんで図書館に行くの辛いんだろうね?何がイヤなんだろうね?」
「いやほら、周りの目とかあるし、雰囲気もシーーンとしてるし。何か緊張します。」
「でもさぁ、図書館に来てる人って、自分で好き勝手な事やってるでしょう?あなたには関係ない人じゃない?何を気を遣う事があるんだろうね?」

言われて唖然。
友人にも「一日図書館はキツイよー。」と言われ、主治医にも「一箇所にず〜っといるのって意外とストレスなんだよ。」と言われ、すっかり「図書館通いは辛いもんだ」と意味のない自信を持っていた私には、唖然とする一言でした。

そうか・・・図書館の何が辛いんだろう・・・何で図書館ごときにキツイと思っているんだろう・・・。

頭の中で悩み始めた私に、カウンセラーさんは「何でもいいから、自分の好きなことやってごらん。自分の好きな本を読んでみるとか。図書館なんだから色んな本があるでしょ?山の写真を見るとかでもいいし・・・サッカー好きなの?じゃあサッカーの本を読んでみれば?」

そうか、サッカーの本とかか。最近ビジネス書ばっかり読んでるからなぁ・・・勉強しなきゃって知らず知らず無理してたのかな。

更に「あなたはね・・・自分の身体のサインに気付くのが鈍い人みたいね・・・だからお昼も食べられなくなってたりするし・・・、自分のことがよくわかってないみたい。だからそういう事とか、心のサインに早く気付いて、軌道修正していかないと、例え復職してもまたダメになっちゃうと思うの。だから、明日から、何でもいいから、自分の本当に好きなことをやってみて。それでね、自分の10の力のうち、8くらいの力で仕事をこなすことをしていかないときっと再発しちゃうよ。」
と言われました。

自分のサインに気付くことが出来てない・・・そうかもと考えこんでしまいました。
そして、なぜ図書館にいるのがつらいのか考えないといけないなぁと思いました。
10の力のうち、8くらいの力で仕事をこなすことをしていかないというのも、昨日ご紹介した酒井一太著『「うつ」とよりそう仕事術』にも書かれていた、「コップの中身を小さくする = 仕事量の圧縮(半分の時間、労力で終わらせることが出来ないか)と言うことを考える。」というのにも通じて思わず納得。

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そして帰り間際、「そうそう、明日から睡眠チャート付けてくれる?後でメールでExcelシート送っておくから。何時から何時まで何をしていたか書くやつだから。」と言われ、たっぷり1時間ほど話し込み、帰宅しました。

睡眠チャートというのは、30分単位で一日何をしていたか「睡眠」「食事」「風呂」「リハビリ」など記録していくというもの。そして気分と体調に対して○△×で表現し、一日の感想として2,3行の文章を毎日書くというもの。そして「1周間のまとめ」という事で、振り返りを5行ほど書くというものでした。Evernoteに毎日日記を書いていた私としては何てこと無いものでした。(今でも睡眠チャートは書き続けていて毎週カウンセラーさんにメールで送っています。)

今日でリハビリ4日目、色々あったな・・・カウンセラーさんに言われた言葉、何が図書館通勤を辛くしてるんだろう・・・そんな事をボーっと考えていると、珍しく妻から携帯に着信がありました。殆ど私から電話を掛けるのが通常なので、妻から電話が来るのは珍しいことです。

案の定、妻からの電話はある大事件の発生を知らせるものでした。

リハビリ3日目、クラシックを渇望

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。東京の大雪に巻き込まれ、午前中の便で辛うじて羽田に降り立ち、何とか今日中に東京に戻ってきた「よそじSE」でございます。結局自分の乗った便は一時間遅れで羽田に到着しましたが、その後は全便欠航という際どさで、ギリギリ助かりました。東京雪に弱すぎ。

では続けますね。

8/7(火)になりました。前日友人の食事をした時の気分の悪さはどこへやら、でしたが帰宅が遅くなってしまったので、そのまま薬を飲むタイミングが遅くなり、寝入ったのは23時過ぎで、朝7時に目が覚めました。5:30に掛けてあった目覚ましを止めた記憶がありません。

「あーあーあー、やっちゃったなー。」
と思ったものの、気分スッキリ起きられたので悪い気はしません。時間がないのでジョギングは中止。パンとコーヒーで朝食を摂りながらテレビのニュースを見ていると、ロンドンオリンピックでなでしこジャパンが決勝進出で沸き上がってます。

まぁこのブログを過去から読まれている方は分かると思うんですが、私、サッカーが大好きなんです。関塚ジャパンも気になりますし、このオリンピックはどうしても見たい試合が沢山ありました。しかし、開催地ロンドンとの時差は9時間、殆どの中継は日本の真夜中であり、これに付き合うほど心の余裕も体力もなかったです。それよりも、自分の睡眠時間と生活リズムを守ること、リハビリをしっかりやって復帰する事が自分の中の優先事項でした。

シャワーを浴びて身支度するといつも通りの時間となり、会社の人事部に「これから図書館行ってきます。」と出勤連絡メールを入れて図書館へ。今日で3日目、昨日あんなに「辛い辛い」と言っていた割りにはスンナリ来ることが出来ました。

というのも、今日は主治医の診察日。12:20の予約でしたので、図書館にいられるのは午前中のみ。診察受けた後どうしようか?という悩みもありましたが、とりあえずココは午前中だけいりゃいいんだと言う気楽さもあったのだと思います。そして耳にヘッドフォンを入れてiPhoneで好きな音楽を流しながら、読書を始めます。

すると、なんとなく違和感。

・・・なんか・・・この音楽うるさい・・・もっと静かな曲の方がいいかも。

私はアラフォーなんで80年代の洋楽辺りが大好きなんですが、この時、どのアーティストの曲にしてもうるさく感じてました。ロックでガンガンという訳でもない曲でも、ボーカルが入っている自体がうるさい。いまいち読書に集中出来ません。

・・・う〜〜ん、ダメだ頭がスッキリしない・・・。

そんな時フト「そうだ、クラシックとかならいいかもしれない。」と頭をよぎりました。私のかかりつけの病院では待合室に大画面TVでクラシックのDVDを静かに流していて、それをボーっと見ていると何となく気持ちが落ち着くような感覚がありました。それを潜在的に覚えていたのかもしれません。

断言しておきますが、私はこれまでクラシックは一切聴いてませんでした。だからショパンだベートーベンだモーツァルトだと名前は知っていても頭の中で曲とリンクしてません。中学の音楽の時間に聴いて以来、まっっったく興味がなかったのです。

しかしこの時の私の耳はクラシックを渇望していました。なぜか。不思議なもんです。

「よし、じゃあ今日はCDショップに寄ってクラシックのCDでも買ってみよう。」

11:30までそんな事を考えながら図書館で過ごし、図書館を出て病院に向かいました。
途中、CDショップを見つけて、15分ほど時間があったので早速クラシックのCDを探します。

・・・う〜〜〜ん、どれがいいのか、さっぱり分からない・・・。

ま、どれでもいいやと適当に手にとったのが、Peter llyich Tchaikovskyとジャケットに書いてって・・・なんて読むんだ・・・?あぁ何だチャイコフスキーかと、なんとか判読できた「くるみ割り人形」とHervert Von Karajan と Ludwig Van Beethovenと書いてあって、あぁカラヤンって聞いたことある。確か演奏家だよね、と記憶を手繰り寄せ、そのカラヤンが演奏したベートーベンって言うことね?と何とか理解出来た「交響曲第6番」でした。
※クラシックに対してもう恥ずかしいぐらいの知識レベルしか持ってないのがバレバレですね。(汗)

そして病院に向かい、ひとつ大事な事を聞かなければならないのを思い出しました。そうです、前回産業医に「なぜまだ復帰出来ないのか?というのを聞いて来い。」という宿題を出されていたので、それをクリアする必要があったのです。

先生はいつもの調子で「調子はどうですか?」から始まります。
「今リハビリで図書館通ってます。今日で3日目ってとこですね。」
「ふ〜〜ん、何時から何時まで?」
「一応、9時から17時半までって言われているので、頑張ってます。」
「あ、そう。で、どうなの?」
「結構辛いっす。一日中図書館にいるのって意外と大変なんだなぁって思いました。」
「そうでしょ?あのね、一箇所にずっと居るのって、意外とストレスになるんだよ。自分の家の中じゃなく外でね。ウチのリワークに来ている人たちも同じだよ。ま、だから、あんまり気にしないで。」

何か、慰められました。
私はホッとしたのが半分でしたが、立て続けに宿題を解決することにしました。

「あ、はい。あ、で、この前産業医の先生の診断受けたんですけど、一応主治医の先生に何でまだ復帰できないのか、どうなったら復帰できるのか聞いておいでって言われたんで、教えてもらえますか?」

「そうね、まずは自分の苦にならないようになること。今はまだ苦しそうだから、もっと楽な状態でいられるようになることだね。無理をせず、あまり欲張らないで、ひとつずつステップを上がっていくようにすること、かな。自分の事は自分しか分からないでしょ?だから、自分で苦にならないような状態になったら、っていうことかな。」
私はもっと具体的な回答をイメージしていたのですが、帰ってきた回答は要するに「自分で判断しろってことか」と解釈しました。

その時、口をついた言葉が、反射的に
「あ、はい。じゃあ、頑張ります。」と出てしまいました。
すると
「頑張らなくていいから。頑張ったらダメ。普通にやれるようにしないと。」と意外な回答が返って来ました。

頑張らなくていい・・・か。私は生まれてこの方、「頑張る」のが当たり前で、勉強も仕事も取り組んできたのに、初めて「頑張らなくていい」と言われてしまいました。ちょっとビックリ。そう言えば、あの本にもそういう事が書いてあったな・・・と一冊の本を思い出しました。

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これはもうタイトル買い。復帰を目前に控えた自分にとっては教科書のような一冊でした。

復職はゴールではありません。
うつ病でも健康な人と互角に戦える戦術が必要なのです。


という導入部から、なるほど!と思わせてくれます。
うつ病という病気は、もしかしたら完治しないのかもしれない。自分の中に横たわったまま、いつか見えなくなってもそこに眠っているだけかもしれない。今後、病気と付き合っていくために病気を出来るだけソっとしておくために、自分が普段から心掛けて少しずつ改善しないといけないのだなぁと思いました。その他にも「仕事を圧縮するという考え方を身につける」「小さなスタートを切っておく」「頑張れ!などの地雷ワードはモノに転嫁してしまう。」など、目から鱗が落ちるような教示が沢山ありました。

一番心に残っているのが、

あの日からの「成長」を信じよう
休職を余儀なくされたあの頃と比べて、必ず自分は成長しているんだと信じることです。

という部分です。

確かに今、リハビリはシンドい。しかし闘病初期の辛さから考えればすごく前進してるじゃないか。リハビリ出来るようになったぐらいなんだし。これが頑張らずに「普通に」やれるようになればいいんだ。

そんな風に思いました。

この本、復職を間近に控えたうつ病の方に最適の一冊です。私はジャストタイミングでこの本と出会いました。是非、お手にとってみて下さい。


さて私は病院を出て薬を受け取り、近所のファーストフードでランチ。この日、リハビリ開始して初めてしっかり食べることが出来ました。これは一歩前進したな、と。

さて一旦帰宅して、まだ14:00前です。もう一回午前中に行っていた図書館に行くのは面倒だし電車代ももったいない。どうしようかと最寄りの図書館を探すと、歩いて15分ほどのところに1軒あるではないですか。このままリハビリサボって家にいるのは良くないと自分自身を奮い立たせ、猛暑に汗を吹き出しながら歩いて別の図書館に行きました。

そして3時間ほど読書をして、帰宅しました。
「帰宅しました」メールを会社の人事に打つと、「カウンセラーさんと面談したいので明日本社に16時に来て下さい。」とのお達し。カウンセラーさんかぁ、どんな人何だろうなぁと想像しながら、まぁ明日もフルタイムリハビリしなくていいんだという気安さで、一日を終えました。

リハビリ2日目、不調

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。1月はもう札幌に帰省せず東京で仕事に打ち込もうと思っていたのに、運転免許の更新が必要な事に気付いて慌てて3連休に帰省した「よそじSE」でございます。無事に本日免許更新出来ました。あぁよかった、と一安心。

では続けましょう。

8/6(月)になりました。リハビリ2日目。5:30に目覚ましをかけた筈なんですが起きたら5:50、目覚ましを止めた記憶もなく奇妙な寝起きでした。
そしていつものようにジョギングから開始してみると膝がもう痛くない。5kmを50分ほどかけて走り、体重計に乗るとついに70kgを割って69kg台に突入。キターー!!という気分でした。

朝食にバナナ2本だけ食べて8:45に自宅を出発し、電車に乗って図書館へ。2回目なのでもう道には迷いませんし読書室の場所も雰囲気も分かってきたのですが、やっぱりどうにも落ち着かない。持ってきた本を読み始めますが、胃がよじれるような感覚が残っており朝食にバナナ2本だけだったのにも関わらず、満腹感がずっと残っていました。

そんな時に、友人から携帯にメール着信。私がリハビリを開始して東京にずっといる事をどこからか聞きつけ、「飯でも一緒に食いましょう」とのお誘い。「いいけど酒は飲めないよ。」と返すと、「ファミレスでいいんで話したいっす。」とのお返事。「じゃあリハビリ早めに切り上げて先にファミレス行って場所確保しとくわ。」と今晩18:00の約束確定。今日はリハビリ時間を短縮しなければならない後ろめたさはありましたが、それよりも友人との貴重な約束を優先させたかったです。

そして図書館で読書を続行しましたが、12時になってもまだランチをとれるような胃腸の状態でなく、何となく息苦しさがあります。思いっきり空腹にすれば良くなるかも?もうちょっと様子を見るか、と13:30まで様子を見ましたが、もういい加減にしないとと思い、一旦図書館を出ました。

図書館を出ると、外は雨。
雨ってイヤですね、やっぱり憂鬱になります。

トボトボ歩いていると、足は自然に駅の方に向かい、私は「もういいや。今日はリハビリやめて家に帰ろう。」と駅の改札をくぐりました。
自宅の最寄駅に着いてトボトボ歩いていると、途中にあったモスバーガーが目に入ったので、ホットドックのオニポテセットを購入。それを買って帰宅すると猛烈に空腹が襲って来ました

・・・外に出ていると食欲ないけど、家に帰ってくると食べられる・・・不思議だ・・・。

リハビリを始めてやっぱりストレス感じているのかぁ?と薄々考えていました。

その後は自宅でしばしネットしながら時間を過ごし、16:00頃再び自宅を出て友人と待ち合わせしているファミレスに行きました。17:00より前に行っておけばまだ混むことなくいい席が取れるだろうという判断です。案の定、17:00頃着いたファミレスはガラガラでした。

4人が座れる席を確保し、とりあえずドリンクバーでコーヒーを飲みながら読書をして友人を待ちます。が、だんだん自分が具合悪くなっていくのを感じていました。

おかしいな、何だろうこれ。何となく息苦しいし視野も狭くなってきている、胃腸も動いていない・・・。

悩んでもどうしようもありません。ほどなく18:00になり友人2人が到着。挨拶もそこそこに早速会話が始まります。

友「いや〜久しぶりだね。どうなのリハビリは?」
私「今ね〜図書館通ってんだけど、今日で2日目なんだけど、結構きっついわー」
友「え?図書館?一日中?」
私「そう、一応9:00から17:30まで。」
友「え〜〜〜、それはキツイわ。普通の人でもキツイでしょ〜一日中シーーーンとした図書館にいるのって。気遣うし、色んな人がいそうだし。」
私「そうそう、節電でエアコン求めて結構人いるよ。その中で一日中本読んでるんだけどさ〜まぁ本読むだけなら別にいいんだけど、やっぱ自由に飲み食い出来ないし、息も抜けないし、結構辛い。」
友「そうだよね〜辛いよね〜。」

と同情され、じゃあ注文しようかというタイミングになって、私は「今ダイエットしてるんだよね。」と言い訳して、サラダだけ注文しました。友人は「〇〇ステーキ御膳」などガッツリ系の定食を注文。話ししながら食べ始めますが、どうも私は気分が悪い、殆ど食べられません。友人はデザートにケーキも食べちゃおうか、という勢いでしたが私はサラダを二口ほど口に入れただけで、フォークが止まってしまいました。

別に気兼ねしない間柄の友人なのでストレスを感じない筈なのです。しかも空腹は感じているものの結局食べられず、気分も相変わらず悪いまま。それでも近況や楽しい話を3時間ほど話し込んで、早寝早起きをしている私に友人が気を遣ってくれて早めにお開きに。電車に乗って自宅最寄り駅に着きました。

駅につくと、やっぱり空腹を感じる。
ん〜〜〜何だろう?この症状。

とりあえずコンビニに立ち寄り、食べられそうなものはあるかな?と見回すとそばを発見。それを買って帰ると、やっぱり自宅では元気モリモリに食べられます。気分も少し落ち着いてきたような気がします。

これは、リハビリを始めて、自分としてはどうもストレスを感じているようだ。それが胃腸をおかしくしているに違いないと考え始めました。

どうしちゃったんだろう俺の身体・・・そのうち慣れるのかな?
会社の人事に「さっき帰宅しました。友人と食事をしたのでちょっと遅くなってスイマセン。」とメールを打って、疑心暗鬼のまま薬を飲んで、23:00に眠りました。

「仕事の真似事も出来てるし、一日PCの前に座っているのも苦じゃない。今すぐ復職しても大丈夫です。」と産業医に言い放った一言が、いかに愚かなものだったか私は身に沁みて感じていました。

友人にも同情された「図書館に一日中いることはキツイ」という一言で、私はやっぱり今キツイ事をやってるんだと確信しました。「会社に行った方が全然楽、早く戻りたい。」という思いを強くしました。

その為にも私にはやっぱりリハビリが必要だし、今はそのハードルを越えられるかどうかしっかり確認する事が必要なんだ、なんとか慣れるように何か工夫してみよう。

そんな事を考えていました。

リハビリ中の週末

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。すっかり風邪の症状が収まった「よそじSE」でございます。やっぱり風邪は市販薬より病院で処方される薬のほうが効きますね!分かっちゃいますが風邪くらいでなかなか病院に足を運ぶのが面倒ですけど、やっぱり行った方がいいですね。

では続けましょう。

初めての図書館通勤が終わり、すぐ土日となり図書館通勤はお休み。久しぶりに土日と二連続で東京の自宅に一人で過ごすのは何しようか?と期待が不安を少しだけ上回っていましたので、まずは8/4(土)の朝5:30に中途覚醒もなくすっきり起きられたのは、やっぱり大手を振って休んでいいんだーという安心感があったからなのでしょう。
しかし両足が酷く張っており、前日ランチで一時間以上彷徨っていた悪影響があったのかもしれませんが、とりあえずジョギングには出てみました。夏休み真っ最中で近所の公園ではお年寄りと子供たちが混じってラジオ体操をやっていました。

帰宅してからシャワーを浴びて膝をアイシングし、7:50に朝食を摂りにはファミレスへ。この日は休みですので、いつも以上にノンビリ食べて、食べ終わってもドリンクバーでコーヒーを何杯もおかわりしながら読書に勤しみました。

帰宅してからは掃除洗濯買い物と家事をして過ごし、夕方からテレビに張り付きJリーグをまず観戦。コンサドーレ札幌 vs セレッソ大阪は0-4で大敗。その後、ロンドン五輪サッカー男子準々決勝の日本 vs エジプトの試合を観て3-0での勝利を見届けることが出来ました。ロンドン五輪は放送が殆ど深夜帯だったので、自分の睡眠時間を確保するのが最優先でしたので、好きなサッカーを我慢してキチンと規則正しい生活をする事を心掛けていましたので、この試合が唯一ゴールデンタイムとなり私がロンドン五輪で見た唯一の試合でした。これまでfacebookで日本勝利に湧く友人のコメントを見ながら、「あー試合やってたんだー見れなかったー。」とつぶやくと「非国民!」と叱られ、テヘペロなのでしたがこの日はしっかり勝利を見届けて日本国民を取り戻しました。(笑)

翌8/5(日)は、夜中にTwitterのフォローが入りiPhoneのバイブで2回も中途覚醒させられました。お陰で5:30に目覚しで起きてみたもののすごく眠い。もうこりゃダメだと寝直して結局起きたのは7:00というダメダメな状態。脚も張っていたのでジョギングは中止し、シャワーを浴びて、朝食は外に出る元気がなく家にあるものでテキトーに済まします。その後は家事をこなして、家に引きこもって過ごしました。

そうすると親父から携帯に着信。「今年の墓参りどうすんだ?」と聞かれました。我が家の恒例ではお盆時期に家族揃って墓参りに行くのですが、今年に限っては自分のリハビリが最優先。気軽に札幌に帰ると言える状態じゃありません。「わりー仕事忙しくて無理だわ」と嘘の言い訳で切り抜けるしかありませんでした。親父スマン。

明日からはまた図書館通勤、金曜日の自分の体調の壊れっぷりを考えると憂鬱な気分で日曜日の夜を過ごしました。

舐めていた図書館通勤

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。昨日処方された風邪薬が聞いたのか、それともミカンを夕食後に3個食べるようになったからからなのか分かりませんが風邪の具合が良くなりつつある「よそじSE」でございます。冬にミカンを食べるようにしているというのは風邪予防に対する日本古来の知恵なんだなと先人達に感謝。

では続けましょう。今日からリハビリ期としてお届けします。
8/3(金)、前日の産業医診断で図書館通勤を命じられた私は、「もう一日自宅のPCの前に座って仕事っぽくやってたりしてるんで、図書館で一日読書なんて余裕だぜぇ〜」と完全に舐めてかかってましたが、心の底では少し緊張もあったようでバッコリと夜中に中途覚醒、しかも2回も。すぐ寝直しまして朝5:30起床とあまりスッキリしない目覚めでした。

そして軽く身体をストレッチして膝の痛みが無いことを確認しジョギングに出て、5kmを50分ほど掛けて走り、シャワーを浴びて膝を入念にアイシングしました。
そして朝食は外で摂ろうと、8:00に自宅から会社の人事部に出勤報告のメールを出して自宅を出発、近所のファミレスで朝食を摂りました。関係無いですが私は朝食にはご飯じゃなくトースト派です。ジョナサンのモーニング大好き。

そして私が行く図書館は9:00開館というのは事前に調べてあったので、早く行きすぎて玄関前で図書館が開くのを待つのはマヌケ過ぎる、と少し遅目に到着するように時間を逆算し、電車で2駅乗った先にある図書館にiPhoneのGoogleマップを片手に9:15に着きました。

・・・初めて来る図書館。これかぁ・・・意外と小さい建物。

初めて入る建物にちょっと緊張しますが、意を決して入ります。

まず私がしたことは、読書室を探すこと。一日図書館で過ごすので落ち着ける場所の確保が最優先です。ちょうど夏休みシーズンで、節電の為にエアコンの冷気を求めて図書館に来て新聞を読んでいるお年寄りや、勉強をしている学生らしき人が何人もいます。図書館を一回りした後、読書室が2階にある事を館内案内図で発見、早速2階に上がりますと20畳ぐらいの読書室を発見しました。椅子は窓際のテーブルに向かって6席。そして机を挟んで12席ぐらいあり、まだ2,3人しかいなかったので窓際の一席を確保。ここであれば、窓に向かっているので他の人は視界に入らず、気兼ねなく過ごせそうでした。

私は図書館においてある本には目もくれず、とりあえずiPhoneにヘッドフォンを指し耳に入れ、静か目の音楽を流して他の雑音をシャットアウトして、自分が持ってきた本を読み始めました。もともと、読みたい積み本は沢山あったので、図書館のに置いてある本なんて読んでいる場合じゃない、自分の本をどんどん読まなきゃ、と思っていまいた。

この日に読んでいたのがスティーブン・R.コヴィー著『7つの習慣―成功には原則があった! 』です。読み始めると、いつものようにドンドン読み進めよう・・・としますが、どうもいつもとペースが違う。何か違う、と感じ始めました。誰に見られている訳でもないのですが、どうも周りが気になります。鞄の中からゴソゴソ物を取り出すのも、ティッシュで鼻をかむのも周りに迷惑をかけてはいけないと控えめにそーっと行動します。そういう事が、実は目に見えないストレスに少しずつなってるんですね。そして耳に入れている音楽もどうも読書と咬み合わないし、却って五月蝿く感じてしまいます。飛行機や電車での移動中で読書している時はその状態で何ともなかったのですが、どうもこの日は勝手が違いました。

そして12:00が過ぎ、昼食でも摂ろうかと一旦片付けて外出し、近所でランチが取れそうな店を探します。が、どうも食欲が無い。なんか胃がよじれているような感覚で、これは沢山は食べられそうにないなと自覚しました。しかもその図書館の近辺には比較的大きな会社がいくつかあり、どの店も昼食を求めるサラリーマンのランチタイムでごった返しています。そんな中、Gジャンとポロシャツというラフなスタイルでウロウロしているうつ病患者一人は浮きまくってしまいますし、そんな中に堂々と一人飯出来るほど度胸は備わってませんでした。

何か適当な店はないかなーと小一時間徘徊し、結局決まったのはランチタイムが過ぎ去った後のマクドナルド。しかもハンバーガーと爽健美茶だけのセットを頼み、一人窓際の席で食べようとしますが、やっぱり食欲がない。おかしなーと思いつつ、無理に食べて吐き気を催してもイヤなので、半分だけ食べてランチは切り上げました。

完璧、ストレスですね。図書館に通う、というたったそれだけの事でしたが、私にとっては大きなストレスだったようです。

とりあえずランチ後は再び図書館に戻って読書続行。途中眠くなりますがミントのタブレットを口に放り込んで凌ぎます。しかし16:00頃には疲れがピークとなり、どうにもならない状態に。一回図書館の外に出て休憩しようかとも思いましたが、それだとリハビリから逃げているような気がしてそれも出来ませんでした。だんだんと辛くなり、視野が狭く、暗くなっていくのを感じていました。何とかせにゃならんと自分の小さいノートを取り出してこう書きました。

「今はリハビリ!とにかく耐えること!頑張れ!」

自分自身に向かってそう書き、気合を入れると少し元気を取り戻し、なんとか17:45まで図書館に留まり読書を続けました。その後はまっすぐ帰宅し、夕食をとって日記を書きました。ランチと違い、胃がよじれるような感じもなく夕食はしっかり食べられました。

「一日図書館にいるのはちょっと疲れたが、なんとなく仕事をしたような気分で悪くない」

という一言が、強がっていながら意外とストレスを抱えてしまっているという事実を表しているように思います。

完全に舐めていた図書館通勤でしたが、実際にやってみるとそのストレスたるや想像以上。しかし過程がどうであれ、とりあえずサボらず初日を終えられてホッとしました。この日が金曜日だったのも幸いし、土、日は休みでしたのでまたリセットが出来るという安心感もありました。

そんな訳でリハビリの記念すべき初日が終わりました。21:30には薬を飲んで22:30に就寝しました。


では、今日は上述で出てきた「7つの習慣」をご紹介しておきます。

●スティーブン・R.コヴィー著『7つの習慣―成功には原則があった! 』キングベアー出版

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これももう既に古典と言って差し支えない内容で、自己啓発書の祖とも言える一冊でしょう。発行から既に15年が経過していますが、未だに古本でも高額で取引されているのが人気を象徴しているように思われます。

「人格を見直して、幸せに、効果的に生きるには、以下の7つの習慣が欠かせない」というのが主な論点です。
1. 主体性を発揮する(自己責任)
2. 目的を持つ(自ら立つ)
3. 重要事項を優先する(自己管理)
4. Win-Winを考える(人間関係)
5. 理解してから理解される(感情移入)
6. 相乗効果を発揮する(創造的な協力)
7. 刃を研ぐ(常時向上システム)

指摘はごもっともなものばかり。しかし本として見た場合、翻訳が回りくどくて分かりにくい難書でした。ちょうどリハビリ期という重大なポイントで手にとってしまった私にとっては読み砕くのはちょっと高いハードルでしたが、やっぱり色褪せない良さがあります。ビジネス書というより「人生を幸福に生きるため」にとても重要な本ではないかと思います。オーディオブックや漫画版まで出版されているので、やっぱり必読の書でしょう。
発行から既に15年が経過していますが、未だに古本でも高額で取引されているのが人気を象徴しているように思われます。

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よくある質問と回答 FAQ - 2013/01/08版

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。相変わらず風邪気味で本日心療内科で「風邪気味なんですよー。」と言ったら風邪薬(PL配合顆粒)を処方してもらった「よそじSE」でございます。知ってました?心療内科でも風邪薬出してくれるんですよ。「2つも病院行くの面倒くさい。」と思っている方、思い切って心療内科の先生にまとめて相談してみてもいいかも?


さて今日からいよいよリハビリ期の執筆に入ろうか・・・と思いましたが、その前に、このブログを立ちあげて既に半年経過しました。未だにリアルタイムに追いつく気配がなくほぼ半年遅れです。そこで、比較的最近このブログに訪れられている方々で、最初の頃の記事を読まれていない方向けにFAQを作っておきます。ちょうど切れ目もいいので。

・・・・・・
●うつは薬じゃ治らない 〜闘う四十路エンジニア FAQ - 2013/01/08版 -


Q0)あなたは誰ですか?
A0)私は普通の40代のシステムエンジニア♂です。妻一人子二人持ち。病気になったことを除けばごくごく普通のサラリーマンです。


Q1)このブログは実話ですか?なんで毎週飛行機に乗ってるんですか?
A1)すべて、私こと「よそじSE」の身の上に起きたことです。実話です。家族は札幌の自宅におり、私は東京に単身赴任しています。その単身赴任先でうつ病を発症したため、主治医は東京の病院にかかっています。なので毎週札幌−東京を移動するハメになりました。今も単身赴任先で復職しています。


Q2)これはいつの出来事ですか?過去ですか?
A2)心療内科を訪ねて休職に入ったのが2012年1月です。ブログを立ち上げたのが2012年7月からであり、生い立ちから始まってうつ病を発症した背景やその経緯からなぞって闘病記を書いていくスタイルを採用しましたので、ほぼ半年遅れで執筆しています。現在は、2012年8月の内容を執筆しています。


Q3)なぜ、闘病の最初の時期はブログを書かなかったのですか?
A3)休職に入る際、一瞬「ブログでも立ち上げようか」と頭をかすめましたが、ブログを立ち上げる気力すらなかった。どのブログサイトにしようか、選ぶことすら面倒くさくて手を出しませんでした。結局、自分の症状が好転してきた2012年7月から、闘病初期の事を振り返りながら書き始める事となり、結果的に半年前をなぞっていくスタイルになりました。


Q4)よくそんな昔のことを覚えていますね?
A4)自分が送受信したPC、携帯のメールを読み返して記憶を手繰り寄せたり、自分の家計簿をきっちり付けているので、いつどこで何を買ったか、というのは完全に把握しています。なのでその頃の自分の消費行動を見つめていると、「この頃は全然コンビニすら行かずに閉じこもっているなー」とか「この頃はAmazonで本ばっかり買ってるなー。」とか「飛行機はいつの何便に乗ってるなー」とか、容易に思い出すことが出来ます。
そして闘病途中にEvernoteに出会い、これに日記を書き込むようになってからはより詳細に思い返す事が出来ています。
もちろん、自分の記憶で多少歪曲されている部分もあるかもしれませんが、大筋記憶通りだと思っています。


Q5)どうしてうつ病になったんですか?今はもう治ってるんですか?
A5)原因は最初の頃は分かりませんでした。しかし闘病中に本を沢山読んで「自分に原因がある」という所に気付きました。もちろんシステムエンジニアらしく仕事が忙しくて膨大になってしまった、というのもありますが、それは副次的な理由であり、根本原因は自分にあると思っています。その辺は過去の投稿で触れていますので、探してみて下さい。(笑)
今は復職こそしてますが、まだ投薬治療中です。減薬すら、してません。(2013/1/8現在)


Q6)いつから復職したんですか?
A6)4週間のリハビリを経て、2012年8月末日から元の職場に復帰しました。復職して丸4ヶ月以上経ちました。紆余曲折ありましたが何とか症状を悪化させる事なくこれまでやってきています。


Q7)薬は何を飲んでますか?
A7)抗うつ剤にリフレックスを就寝前に3錠、そして睡眠剤のサイレース1錠が基本です。それに抗不安剤のトレドミン1錠というのが基本です。睡眠剤はサイレースの前はレンドルミンでしたが、あまり効き目がなく変更されました。また、復職後にサイレースは1.5錠に増加され、今に至ります。


Q8)ブログで紹介されている本は本当に全部読んだのですか?
A8)ハイ、全部読んでます。ブログでご紹介しているのは自分の読んだ中から「これは他の人にオススメしてもいいな」と思える本を厳選してご紹介しています。闘病期間中は速い時で3冊/日のペースで200冊以上を読破しましたので、ブログに紹介されずに消えた本は私のオススメではないとご理解下さい。例えば、某・勝○和○さんの本とか。(笑)


Q9)うつ病は薬じゃ治らないんですか?(ブログのタイトルにもなってるし。)
A9)それがこのブログのメインテーマです。私の考えとしてうつ病はまず完治という状態がないということ。うつ病になった原因をハッキリ認識し、それを取り除く、あるいはそれを変化させる事が必要かなと思います。そして寛解しても油断はできないですし、これからも「病気付き合っていく」という姿勢を持つ事が、「治る」という重要なピースだと思います。ちょっと抽象度が高い答えですが、おいおいブログの中で明らかにしていきます。


Q10)このブログはいつまで続けるんですか?
A10)今のところ分かりません。(汗)とりあえず結論めいたところまで書き上げたら、とは思っていますが、このまま行くとあと半年先位になりそうです。そして、あるタイミングまで来たらまとめ記事を書き上げて、このブログはキッチリ更新停止にするつもりです。但し閉鎖はしません。この先同じ病気で苦しまれている方の少しでもお役に立てれば、と思っています。


・・・というところでまとめておきます。もし追加でご質問ある方は、その旨コメント頂ければFAQに追加してみようと思います。

産業医との決戦

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。相変わらず風邪気味でブルーマンデーの「よそじSE」でございます。今仕事が山場なんで、休んでる場合じゃないのが辛いですが、頑張ってます。

では続けますね。

8/2(木)になりました。いよいよ産業医診断の日、決戦の日です。朝5:40に起きてジョギングして気合を入れますが、左膝が痛くあまり走れず、5kmを60分掛けてゆっくり歩いて来ました。帰宅してシャワー、アイシングをして、さぁ朝食でも、と思いましたが、産業医診断というプレッシャーのせいか食欲があまり湧かず、バナナを1本だけ無理矢理胃袋に詰め込んで、久しぶりにスーツを身にまとい自宅を出発しました。
私の産業医は、会社の本社ビル内にある診療所に専属で勤務してらっしゃるので、必然と本社に向かうことになります。久しぶりの本社・・・しかも診察予約は9:30でしたので、移動時間帯は通勤ラッシュにモロに巻き込まれ、電車では身動き一つ出来ません。
「あぁ〜昔はよくもこんな電車に乗ってたなぁ」なんて懐古していると、無常にも電車がストップ。どうやら信号機故障で立ち往生となってしまったようです。
「ツイてないな〜」と思いながらiPhoneで迂回路をチェック。すると少し遠回りにはなりますが時間通り付けそうな迂回路を発見、途中下車して初めて乗る路線で迂回して本社に時間通りに辿り着きました。この時、比較的落ち着いて判断を下せた自分に少し自信が持てました。

本社の中に入り、建物の中の診療所へ。受付で看護師さんに名前を告げると、すぐに診察室に案内されました。

初めて会った心療内科の産業医の先生は、一見優しそうな、でも芯はしっかりしてそうな気丈な女性でした。私は「宜しくお願いします。」としっかり挨拶し、聞かれるままに色々答えて行きました。

・入社してから今までやって来た仕事のこと
・自宅は札幌にあり、東京に単身赴任して5年近く経っていること
・現在のプロジェクトでの役割や仕事内容など
・病気になった時期、飲んでいる薬の内容など
・何が原因だったか、今はどうなのか
・自分はこの先どうしたいのか


など聞かれ、
・毎日ジョギングして頑張っていること
・生活を早寝早起きにして改善していること
・本を沢山読んで勉強していること
・自分なりに仕事の真似事のようにしてみて、耐えられるか練習していること

などを伝え、
「とにかくここまで元気になったんです。8月中旬までに復帰しないと、(プロジェクトから)追い出されてしまうので、何とか早期復帰させて下さい。」と一生懸命アピールしました。

そんな中、産業医の先生から困った質問が2つ。
「奥さんは何て言ってるのかしら?」
「主治医の先生は何でまだ復帰は早いと思っているのかしら?」


これには困りました。

「妻は私には何も言いません・・・黙って見ているだけでそっとしておいてくれるので・・・良いも悪いも、一切言いません。」
そう答えるしかなかったです。「悩む頭と募るイライラ」で触れた通り、飛行機でアレコレ悩んでいる時に話しかけられ、つい「うるさいな!」と怒鳴ってしまってから、妻は何も詮索しないでいてくれたのです。一番近くでいつも見てくれている妻の客観的意見は重要だとは思いますが、その意見は私には入ってませんでした。

そして「主治医の先生は・・・何ででしょうね?何を基準に診断しているのかよく分からないですし・・・いつも1,2分しか診てくれないので、何がダメなのか分からないです。」と答えるしかありませんでした。

産業医の先生は「そうねぇ〜そんなもんよね。」と忙しい町医者に同情するような素振りを見せながら「じゃあ、次回の主治医の先生の診察の時に、一応理由を聞いてみて下さいね。」と宿題にされました。

「まぁ元気そうだし、思ったより調子はいいみたいだけど、何事もゆっくり行きましょうね。まずは近くの図書館に明日から2週間通ってみて。その後は2週間本社に通勤練習してみましょう。それから復帰の判断をするので・・・早くても4週間後ね。8月の末になるでしょう。だから8/29にまた私(産業医)と診察して、復帰を判断しましょうか。」と言われました。

30分ほどかけた診察で、一生懸命頑張りましたが、これで8月中旬の復帰は絶望・・・。

診断書を渡され、「これ持って人事部へ行って下さい。」と言われ、ガックリと肩を落として診療所を後にしました。

気持ちを切り替えて人事部のフロアへ。人事の担当者は私と顔見知りの先輩でした。

「久しぶりね!産業医診断どうだった?」と聞かれ、診察で言われた内容をそのまま伝えると、「じゃあ、自宅近くから電車で行ける○○図書館に明日から通ってみて。一応9:00〜17:30まで図書館にいて好きな本読んでていいから。一応家を出る前と帰宅する前に自宅から会社に”これから図書館行きます”と”戻りました”とメールを入れて下さい。で、それを2週間やってみて、8/17から本社に来てみて。席は私の席の向かいが空いているから、そこでIT関係の業界誌を読んでレポートを書くっていう事にチャレンジしてもらうから。8月中旬には復帰できないのは残念だけど、人事からも上司にお願いしてみるから。」と諭され、「8月中旬じゃないと追い出される〜」と渋る私は、結局従う他ありませんでした。


「分かりました。あ!すいません、8/15はサッカーの日本代表の試合があるんで、それどうしても子供たちを連れて行く約束をしてるんでそれだけは札幌に帰らせて下さい。8/15の午前中は図書館に行って、午後札幌に移動して、夜はサッカー観戦に行って、その日は泊まってその翌日午前中にまた東京に戻ってきて、午後からまた図書館行きますので。」と懇願。

「大丈夫なの?そんなに無茶なスケジュール組んで。」
「東京−札幌間の移動は毎週やって慣れてるんで、大丈夫っす。」
「そう、ならいいけど。あまり無理はしないでね。あと、会社専属のカウンセラさんがいるので、今週夏休みでいないんだけど、来週は来るから、産業医さんとは別に診察受けてみてね。何でも話していいから。ちょっと予定を確認して、来週都合の合う日が分かったら連絡するね。」

カウンセラさんってのがいるんだ・・・しかも会社専属って。
少々呆気に取られましたが、もう何でも来いです。

「じゃあ明日から図書館行ってきまーす。」と言い残して、会社を後にしました。

真夏の東京は35℃を越す猛暑で、汗ダクになって帰宅しました。帰宅してから、久しぶりに履いた革靴のせいでカカトに靴擦れが出来ている事に気が付きました。こんな所にもリハビリしなくちゃいけないところが・・・。

そして帰宅するなり、人事担当者にメールで報告。
「いま帰って来ました〜今日はありがとうございました。明日から図書館通勤してみますね。」

そして上司にメールで報告です。
「産業医診断の結果、明日から図書館に通って、その後2週間は本社に通勤練習して、そちらに復帰できるのは8月末になっちゃいそうです・・・8月中旬という約束が守れなくてスイマセン・・・でも、許されるならば、そこまで待って欲しいです。」とメールを打ちました。ちょうど入れ違いで人事担当者からも同じ内容で上司にメールが入り、その返信で
「小職としては問題ないと思いますが・・・一人では決められませんので、上に相談してみます。」
との一報がありました。とりあえず色良いお返事で一安心。

私のメールに対する返信もすぐに届き、
「一応8月中旬って俺は言ったけど、会社は2週間じゃ許さないだろうなぁというのは予想していたよ。復帰が8月下旬でも俺はいいと思うけど、一応上には相談しておくから。どうしても帰って来て欲しいからしっかり治せ。その為にここまで(半年も)待ったんだから。」
という何とも心強いお返事。

泣けました。


「やるしかない。図書館通勤2週間+通勤練習2週間の4週間で最短で復帰してやる。」

そう固く固く誓って、濃密な8/2(木)は終わりました。
明日からはいよいよ図書館通勤が始まります。私はそれに向けて、図書館周辺でランチが取れそうな場所、休憩のためのコーヒーショップなどをGoogleマップで探して書き出す事に没頭して日が暮れて行きました。


では、今日もその頃読んでいた中から一冊ご紹介しておきます。

●片瀬京子著『挑む力 世界一を獲った富士通の流儀』日経BP社

挑む力 世界一を獲った富士通の流儀

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ちなみに私の会社は富士通ではありませんが、同業他社としてこの本は面白かった。蓮舫議員に「2位じゃダメなんでしょうか?」と言われたスパコン「京」や、すばる望遠鏡、らくらくホン、農業クラウドなど富士通が手がけた難プロジェクトを例に上げ、挑戦することは誰でもできる。挑み、そして「成し遂げる」には何が必要なのか?挑戦し続ける富士通と、そこにいる技術者、リーダー達の情熱が垣間見れる一冊です。

富士通のかなり良い部分だけをフォーカスしているので「いい会社」に見えてしまう書き口ですが、同じエンジニアとして負けてられないと思わされました。IT技術用語を出来るだけ排除しているのでITのスキルがなくても読める一冊です。普通のビジネスパーソンにも受け入れられると思いますし、同じシステムエンジニアならば富士通というDNAを知るために一応読んでおくべき一冊だと思います。


では、次回から闘病○ヶ月目、というカテゴリでなく、リハビリ期としてその内容を執筆して行こうと思います。引き続きお付き合い下さい。

通勤練習可の診断書ゲット!

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。今日スターバックスで限定発売中の『チョコレート ブラウニー モカ』を飲んでみて意外にも美味しくて気分のいい「よそじSE」でございます。先月のクリスマス限定「ナッティープラリネラテ」はゲロ甘くて大失敗でしたが今度はアタリだったようです。皆さんも良ければどうぞ。

では続けましょう。

7/30(月)になりました。いよいよ東京移動日。産業医診断の後はリハビリに入ってそのまま職場復帰を目論んでいましたので、札幌の自宅を長く離れる事になります。闘病中は長くても3日しか家を空けなかったのが、「次に帰ってくるのは札幌でサッカー日本代表戦がある8/15だ」と決めてましたので、2週間以上家を空けることになります。妻も子供たちも言葉には出しませんが、何となく朝から名残惜しい雰囲気を醸しだしてました。

飛行機はいつもの様にスカイマーク成田行きでしたので、10:30には札幌の自宅を出発しなければなりません。いつもは玄関先で見送ってくれる家族は何かを感じていたのか、急に「途中まで着いて行く。」と言い出し、私が乗る空港連絡バスのバス停の近所の公園に遊びに行くという口実で私と一緒に自宅を出ました。

公園に着いて子供たちが無邪気に遊んでいる風景をしばらく眺め、時計を見て「じゃあそろそろ行くわ」と言うと、「いってらっしゃ〜い!」と元気なお返事。後の言葉は続きませんでしたが「頑張ってね!」と無言の声援を背に受け「そう、お父さんは絶対に仕事に復帰してやるからな。」という決意を胸に秘め、その公園を後にしました。

東京までの移動中はいつものように読書しながら、夕方に東京の自宅に着きました。

翌7/31(火)は主治医から「通勤練習可」の診断書を貰う日。朝起きてテレビを付けるとちょうどロンドン・オリンピックの真っ最中でしたが、殆ど目もくれずジョギング開始。左膝が痛いので少しスローペースでこなし、膝をしっかりアイシングして朝食。体重はもう少しで70kgを切れそうなぐらいまで絞れてきました。

そして午前中は読書をして過ごし、昼前に主治医の心療内科へ。毎週通っている病院ですが、最初の頃は行くのがイヤで面倒だなぁと思いながらも、絶対に予約時間は守ろうと誓って無理矢理行ってましたが、この日は不安な気持ちは全くありません。

「俺はもう治ったんだ、もうすぐ復職できるんだ。」

という気力で満ち溢れていました。

病院も空いていたのですぐ診察になり、
先生から「調子はどうなの?」と聞かれ、

「絶好調です!」と答えると、先生ドン引き。(苦笑)

早寝早起き出来てますし、
ジョギングもほぼ毎日続けてましたし、体重も減ってきた。
本も沢山読んで勉強した。
病気になった原因も自分なりにハッキリと分かった。
仕事の真似事で一日自分を拘束する事にもチャレンジ出来た。
ブログも立ち上げた。(それはあんまり関係ないけど。)

色んな事がプラスに好転し、それなりに自信を持っていました。

「いよいよリハビリだけど、あんまり飛ばし過ぎないでよ」と言われ、「ハイ、ハイ」と聞き流し、約束通り通勤練習可の診断書を頂けました。
その文面は、

「治療の結果、通勤練習が出来るまで回復したものと思われます。」

というたったの一言。しかし私には充分嬉しすぎる言葉でした。

すぐさま、会社の上司に「通勤練習可の診断書をゲットしました!8/2に産業医診断行ってきます!」と報告し、一安心。次の目標は産業医との対決です。

どんな先生なんだろうか?
何を聞かれるんだろうか?
絶対に8月中旬に復帰したいので、何とか
「ここまで治ってるんだ〜だから大丈夫!とっとと復帰させて下さーい」
というところをアピールしてポイント稼がなきゃ。

そんな風に考えていました。

午後は自宅に戻り、レンタルしたお笑いのDVDを一人で見ていると・・・笑えるんですよね。これまでうつ病になってから「笑う」という事をあまりしてなかったような記憶があるんですが、この日は一人でDVDを見ながらゲラゲラ笑っていました。

「すげー俺って笑えるようになってる〜、やっぱり治ってきてるんだ。」

とまたひとつ自信のタネが増えました。

そして夜はオリンピックのサッカー日本代表の試合がありましたが、キックオフが22:30からだったので、後ろ髪を引かれつつキックオフだけ見届けて就寝しました。サッカーより自分の身体の方が大事。とにかく早寝早起きの習慣だけは崩さないようにしよう、という意志の強さが優っていました。

翌8/1(水)は空き日。ジョギングした後は掃除洗濯など家事をこなし、しばらくは東京の自宅に留まるので足りなくなっている日用品などを買い出しに周り、後は読書をして過ごしました。

いよいよ明日は産業医診断、復帰に向けての山場がやってきます。


では、今日もこの頃読んでいた本の中から一冊ご紹介しておきます。

●G.キングスレイウォード著『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』新潮社

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫

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これも名著中の名著ですね。1994年発行ですから既に古典ですが、やっぱり良いです。まだ高校生の息子に将来の指南を与えるところから始まって、自らの会社の社長の座を息子に譲るところまでの要所要所のタイミングで、手紙という形で助言を与え続けるというものです。その息子がまたありがちな失敗ばかりを繰り返すのでそれをたしなめる父親の愛情が感じられます。同じく息子を持つ私としては父親目線で読んで感動しましたが、息子目線で読んでみると、もしかしたら「押し付けがましい」と感じるかもしれませんが、それがいつかきっと自分自身の糧になるという事に気付いてくれると思います。いや、そうであって欲しいと思います。

私自身はまだ経営者ではなくタダの平社員ですが、子供たちがもう少し大きくなったらこんな粋な手紙が書ける立派な父親でありたい、と思わせてくれた一冊でした。
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