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「ツレうつ」を観た/読んだ

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。札幌から新千歳空港に向かうJRがこの時期心配された吹雪などでもなく、車両故障ではなく、人身事故でもなく、なんと「エゾシカと衝突したから」という理由で飛行機に乗り遅れそうになった「よそじSE」でございます。
エゾシカさん、エサが足りないのは分かりますが、線路には入らないでね。(汗)

では続けますね。

通勤練習初日を無事に終え、8/18(土)を迎えました。私の会社は週休二日制の土日が休みだったのが幸いし、通勤練習が金曜日から開始した事が「一日頑張れば、取り敢えず次の日は休みに入れる」というセーフティーネットの役割を果たしてくれましたので大正解だったと思います。※色々事情もあるかと思いますが、「休前日からリハビリ開始する」というのは、出来れば真似してもらった方がよさそうです。

そして休職に入る前は、土日の休みは基本的に朝寝坊、というのが私のお約束でしたが、この日はこれまでの闘病中のいつもより更に早く、アラームが鳴る前の5:00少し前に目がパッチリ覚めました。一瞬、寝直そうか、と思いましたが、眠くないのでそのまま起きました。通勤練習後の疲れが心配でしたが、とりあえず目立った変調は感じません。

とりあえずPCを立ち上げネットなどを見ていると、天気予報は生憎の雨予報。しかし外を見ると辛うじてまだ降ってないようです。天気予報はこれからどんどん雨が強くなる予報でしたので、降り出す前に走っちゃうかとジョギングに出ました。

趣味でジョギングしてる人って、結構多いですよね。私が5km走っている間に、いつも5,6人は思い思いの格好で同じようなジョガーを多く見かけます。このブログを読まれている方でも、ジョギングしてるよっていう方も多いと思います。

ところでみなさんはジョギングしている間って、何を考えていますか?

私の場合は、身体はもちろん走ることに集中してますが、実は頭の中は全然違うことを考えてまして、いつも「ブログに何を書こうか。あの日の事だから、○○して××って感じたから、こんな風に文章まとめて。あ、こういう印象的な言葉を入れよう。」とブログに書く文章を頭の中で整理する時間として有効活用しています。走っている時が、一番頭が冴えるというか、余計なことが頭に浮かばないので、創作活動にはピッタリだったりします。不思議ですね。まさにこの日、8/18(土)は「希死念慮」という、うつ病の中でもっともディープな内容について書いていたので、どんな風に書くのが一番伝わるのかなぁ?と走りながら頭の中を整理していました。

ジョギングが終わり、朝食を摂ってダラダラしていると、やがて外は大雨に。更に雷がバンバン鳴る雷雨に変わっていきまいした。これはもう今日は自宅に篭って籠城決定、ブログの文章をまとめ始めます。いつもは一記事まとめるのに1時間程度あれば書けるのですが、さすがに希死念慮という重いテーマを扱う以上、書いては消しを繰り返して慎重にならざるを得ませんでした。
お昼をはさんで休み休み執筆を続行、途中Jリーグをテレビ観戦(試合は2-4で負けたので割愛)して、夕方ようやくブログをアップしました。

そして、この日はあのDVD「ツレがうつになりまして。」との出会いから3ヶ月が経ち、(この経緯は過去ログ「ツレうつとの出会い」をご参照下さい。)ようやくその映画を観る決心がつきましたので、東京の自宅で一人ノンビリとコーヒー片手に観ました。

ツレがうつになりまして。 スタンダード・エディション [DVD]




堺雅人さん演じる、ある会社の苦情受付係を勤める「ツレ(崎幹夫さん) 」が、 うつ病になってしまった、その経緯や闘病の様子などを、宮アあおいさんが演じる、そのツレの奥さんである 「ハルさん(崎晴子さん) 」の視点から描く夫婦のホンワカしたハッピーでホロッと泣ける映画です。

私は患者視点で見てましたが、うつ病になった「ツレ」に対して
・毎日、曜日よって締めていくネクタイまでキチッと決めていたり、毎日お弁当を作ったりという几帳面さを持っているという点について
→「自分はここまで几帳面じゃないな〜」

・映画だからでしょうが、会社側のうつ病に対する理解がなく、結局退職に追い込まれてしまった経緯
→「なんて無慈悲な会社なんだろう。可哀想だなぁ」

・うつ病になったツレに対して「何で?どうして?どうなっちゃったの?」と問い詰めるハルさん
→「それはちょっとやっちゃいけないよなぁ」

と感じながら観ていました。

結果、映画としてはある程度まとまっていて、夫婦愛をライトにまとめた風合いでしたが、患者視点としてはある程度共感出来るものの、これと言った得られるものはなし。

しかし、3ヶ月前には身体が拒絶していたこの映画を、きちんと受け止めて冷静に観ることが出来たのは、自分が病気に対してしっかり向き合えているなという確認できました。それだけでも、この映画を復職直前のタイミングで観ておくのは良い選択肢だったと思います。

そして、続けざまに漫画版も読書。「ツレがうつになりまして。」とその続編である「その後のツレがうつになりまして。」を続けて読破。内容は薄いので1時間で2冊読めました。漫画版の方がうつ病をもう少し深く掘り下げて書いてありますし、治っていく経緯にも触れられているので同じうつ病患者にも参考になりそうです。この「ツレうつ」の「ツレ」も希死念慮にさいなまれていた、という事に後で日記を読ませてもらってショックを受けたハルさん・・・というのが印象に残っています、「やっぱり家族にとってはショックな事だよなー。」と、自分は妻にはその事を一切話してなかったので正解だったなと思いました。↓

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この映画も本も、うつ病という病気が自分の中で受け止められる、という自信がついたら見て/読んでみて欲しいと思います。受け入れられるようになったとしたら、きっと回復しつつある、という事が確認できるのではと思います。それと、うつ病である身内を持つ家族(奥様など)にも読んでみて欲しいと思います。

こうして、ブログで希死念慮というハードルをクリアし、ツレうつも観て/読んで、で8/18(土)の夜は更けて行きました。

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