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Power Songに支えられる

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。ちょっと身の回りが急転直下でバタバタと忙しくなりブログまで手が回らなくなりつつある「よそじSE」でございます。インフルエンザではありませんのでご心配をおかけしました。

では続けますね。

8/20(月)、通勤練習2日目の朝を迎えました。アラームより早く5:15に目が覚めました。土日と2連休でノンビリ過ごして月曜日に備えていたものの、やはりブルーマンデーが襲ってきて気合抜け気味です。脚にハリを感じてジョギングをどうしようかと悩みます。何でもかんでも欲張るのはいけないと思い、それよりも優先すべきは通勤練習から逃げ出さない事だと考え、ジョギングをいったん捨てました。

しばらくボーっと過ごしてシャワーを浴びて朝食を摂り、7:40に自宅を出発して電車に乗って会社へ直行。この日はお盆休み明けで通勤ラッシュが酷く、電車の中では身動きひとつ出来ません。この辺りでもう朝からストレス度アップ。会社の最寄り駅に着いた時は、すでに少しくたびれました。

そんな時にフト思ったのが、何か元気の出る音楽を聞きたいなという考えが浮かびました。図書館通勤の時には耳障りじゃない穏やかな音楽を渇望してクラシックのCDを買った私でしたが、この日はもっと元気の出る曲を耳にいれて自分にカツを入れたい気分でした。

自分のiPhoneの中から、なんかいい曲はないかなぁ〜と探していると、目に止まったのはCyndi Lauperのベストアルバム「Twelve Deadly Cyns...And Then Some」に収録されてた「Girls Just Want to Have Fun」でした。1983年に発表されたCyndi Lauperの事実上のデビューシングルで、当時は「ハイスクールはダンステリア」という、まったく意味不明な邦題が付けられてましたが、現在では「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」と原題そのままカタカナ表記にした1曲です。

グレイテスト・ヒッツ




「True Colors」などしっとりとしたバラードも上手なシンディ・ローパーですが、やはり「Girls Just Want to Have Fun」のように弾けた曲で、シンディの伸びやかで元気なボーカルを聞いていると、自分も元気が出る。駅から会社まで歩きながら、この曲を聞いて元気を取り戻していました。

こういう自分にとってお気に入りの「元気が出る」曲をPower Songと言うそうですが、この頃の私を支えてくれたPower Songは「Girls Just Want to Have Fun」でした。

お陰で会社には無事に9時前に到着し、周りの人々に元気よく挨拶をして一日をスタート。午前中からIT業界雑誌を1冊手にとって読み始め、午後イチからもう日報書きをスタート。15:00少し前には大方まとめ終わり、残った時間は自分が持ってきた「イノベーションのジレンマ」を読んでいました。この本が面白くてあっという間に時間が過ぎ、17:30になって退社しました。

この日は、リハビリしている私のことを聞きつけた数人の先輩方と、久しぶりの再会を祝して食事会に出掛けました。お酒を禁止されている私に気を遣って頂き、酒ナシの食事だけで自分の病気のこと、病気になった背景、その原因、闘病中の様子や今の状態のことなど、事細かに話ししました。本をたくさん読んだりジョギングしたりして、「昔の自分とは全然違いますよ〜」と明るく報告して、病気のことも怖じけずきちんと話ししている自分がそこにいて、「あ、やっぱり俺って治ってきてるんだな」という自信を深めました。

そのうち一人の先輩から「やっぱツレうつ見た?」と聞かれ、「一昨日観ましたよ〜本も読みましたし。」と返しながら、うつ病とは無関係な人でもツレうつは知られているし、関心があるんだなと実感。それぐらい、ネガティブイメージなうつ病を少しでも明るくしてくれているツレうつの存在は大きいと感じました。

うつ病は数年前、十数年前なら「精神病」と一口に括られ、差別や偏見の対象になっていたと思いますが、私の場合はそんな偏見もなく、どの人も優しく変わらず接してくれたのは有難かったです。

食事会は3時間ほどで終了。まっすぐ帰宅して22時に家に着き、すぐ薬を飲んで眠りました。
こんな感じで月曜日からやや飛ばし気味ではありましたが、無事に通勤練習2日目が終わりました。「Girls Just Want to Have Fun」というPower Songのお陰で、支えられました。

みなさんも、ちょっと疲れた時、少し気持ちをリセットしたい時に自分を元気にしてくれるPower Song、何でも良いと思うんで、探してみてはどうでしょう?


では、今日はこの頃読んでいた「イノベーションのジレンマ」をご紹介しておきます。

●クレイトン・クリステンセン著「イノベーションのジレンマ」翔泳社

「企業活動=イノベーションの創造性」などというように一般的に浸透するようになって久しい「イノベーション」というビジネス用語。イノベーションの代表格と言えばアップルのiPodやiPhoneなどがパッと思いつきますが、実はイノベーションという用語が登場するよりとっくの昔にイノベーションは行われており、そのイノベーションの歴史と実例、そこに至る間違った経営プロセスについて言及しているいます。

↓紙本版

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)

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イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard business school press)




まずこの「イノベーションのジレンマ」の発刊は2001年であり、既に古典化しつつある上に、紙の本で買うと2,100円と非常にお高いです。しかし、決して古臭い訳ではなく色褪せてないですし、その価値は充分にある一冊だと思います。

その上で、この本は副題が「技術革新が巨大企業を滅ぼすとき」という恐ろしいキーワードが付いており、技術革新に成功し続ける企業が実は市場を小さくし、利益を失い、のた打ち回る姿を半導体や、ハードディスクドライブ、電気自動車などの実例をとって説明しています。

ある企業によって破壊的イノベーションが登場した際に、それに直面したマネジャーが取るべき戦略、経営陣が下すべき決断も説明しており、大概にして破壊的イノベーションの前には、経営陣は「自身を守りたいが故に」成果が見込める事業に集中することで結果的に間違った判断をしてしまう、という客観的視点が実に恐ろしく、実は「誰も間違ったことはしていない。しかし結果的には間違っている。」のだという事が理解できます。

大企業に勤められている方ならば、「こんな風通しの悪い会社ってウチの会社の事ですか?」と言いたくなる事間違いなしな本であると思います。ウチの会社ではイノベーティブな事はやってません、という方でも、実は身の回りにイノベーティブな事業は存在し、それが如何にイノベーティブでありながら、経営陣によって叩き潰されているのだという事実に気付けるのはと思います。

現在のジョブズ亡きアップルもiPhoneの迷走やiPadの乱立など「イノベーションのジレンマ」に陥っているのかもしれません。なぜジレンマが起きてしまうのか、その理由は歴史でしっかりと語られています。それを知るためには最高の一冊だと思います。
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