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中年太りのぽっこりおなかどうしたらいいの?原因から迫る、運動と胴回りの関係

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30代前半までは食べてもそう太ることもなかったし、ちょっと運動をすれば簡単におなかが引っ込んだ。しかし、どうしてか30代後半からそれがうまくいかなったと感じている。最も気になるのが下腹部のいわゆる“ぽっこりおなか”だ。同い年の夫も全く同じ悩みを抱えている。このおなか、一体どうしたらいいのだろうか。

□「中年太り」なぜ起こる?
「中年太り」が言葉として存在しているように、筆者ら夫婦だけでなく世の中の40代より上の年齢の人たちは「太りやすくなった」「痩せにくくなった」と同じ悩みを抱えている。なぜこうなってしまうのか。

原因は悲しいことに「老化」にある。加齢によって筋肉量がどんどん減ってしまうのだ。筋肉量が減れば、エネルギー代謝量が減る。従って、20代や30代の頃と同じ量を食べていたらどんどん太ってしまうし、若い頃と同じ程度の運動をしても痩せにくいというわけだ。


□中年のぽっこりおなかに効果の高い運動は何か?
中年太りのおなかをスリムにするにはどの運動が最も効果が高いのか。アメリカのハーバード大学とマサチューセッツ薬科大学の研究チームは、40歳以上の健康な男性1万人あまりを対象に12年間にわたり調査した。ウエートトレーニングと有酸素運動、その他の運動という3つの種類のエクササイズをしてもらい、胴回りにどのように影響するのかを調べた。


□ウエートトレーニングが最も効果アリ
調査の結果、1日20分間のエクササイズが増えれば増えるほど、胴回りの減少に効果があることが分かった。最も効果的だったのがウエートトレーニングでエクササイズ1回あたりの平均がマイナス0.67センチ。次に有酸素運動でマイナス0.33センチ。庭仕事や階段上りはマイナス0.16センチだった。ちなみに、エクササイズをせずにテレビを見ていた人はプラス0.08センチだ。

増えるにせよ減るにせよ、ちりも積もれば山となるである。エクササイズを継続した人はぽっこりおなかとお別れができるだろうし、テレビを見続けた人はぽっこりおなかが成長することだろう。


□ウエートトレーニングと有酸素運動を組み合わせるのが理想的
研究チームの調査で、体重を減らすことに関しては有酸素運動が最も効果があることが分かった。研究チームは健康的な体重とウエストラインを維持するためには、ウエートトレーニングと有酸素運動を両方行うことが理想だとしている。

ウエートトレーニングはウエストだけでなく、体全体の筋力アップにつながり、結果的に基礎代謝を上げることが可能だ。ぽっこりおなかのそもそもの原因を撃退できるのだ。そのテレビの時間をぜひエクササイズに使って、おなかのプラスをマイナスに変えていただきたいと思う。




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