2013年12月13日
なぜ猫は一緒にトイレや風呂に入ろうとするのか
トイレに行くと、必ずスタタタと後からついてくる。お風呂でゆっくり湯船につかっていると、お風呂の扉を開けろと催促してくる。猫のこんな行動、不思議に思ったことはありませんか?猫は一体、何の用事があってトイレやお風呂に入ってこようとするのでしょうか。
■トイレやお風呂についてきて、壁にスリスリ体をこすりつけるのはマーキング
構ってほしくてトイレやお風呂についてきたのかなと思いきや、トイレやお風呂の扉や壁にスリスリし、しれっと猫が出ていってしまうことがあります。このような場合は、猫がマーキングをしについてきたことが考えられます。
猫は自分のテリトリーを確認して回る習性があります。トイレやお風呂の扉を閉めっぱなしにすることが多い家では、飼い主さんが出入りする時だけが、テリトリーが安全かどうかを確認できる時間。扉や壁など一通りマーキングしたら、満足して出ていってしまいます。
■トイレやお風呂についてきて、自分にマーキングしてくる
またトイレやお風呂を使っている時は、飼い主さんにも猫はよくスリスリしてきます。これもマーキング行為です。これがトイレやお風呂付近で一番顕著にあらわれるのは、飼い主さんがお風呂から上った時です。お風呂に入った飼い主さんから、自分の匂いがしなくなってしまったため、再びスリスリとマーキングして自分の匂いをつけようとしているのです。
■トイレやお風呂についてきて、何をするでもなくそばにいる
一方で、トイレやお風呂についてきて、特に何をするでもなく飼い主さんの側に寄り添っている猫もいます。この行動は、甘えん坊な猫によく見られます。母親のように飼い主さんのことを慕っていて、どこに行くのにも一緒にいたいのでしょう。飼い主冥利(みょうり)につきる、かわいらしい行動です。
■トイレやお風呂の扉の前で「ニャア」と鳴くのは、「開けろ」という意味
トイレやお風呂の扉の前にやってきて、猫が「ニャア」と鳴くのは「開けろ」という意味です。ゆっくり湯船につかっていたのに、ガラス戸越しに猫がお座りして「ニャア」と鳴くと、何の用があるんだろうと不思議に思いますが、何か猫なりの用事(マーキングや甘えたいなど)があるのでしょう。猫を入れても問題がない場所なのであれば、開けてあげると猫は満足してくれます。
(ファナティック)